ネコ好き悩殺!尾道で路地裏から商店街までネコめぐり散歩

2017.07.10 更新

ネコってかわいいですよね~。筆者もネコ大好きです。そんなネコ好きに人気の観光スポットが広島県の尾道。瀬戸内海に面した坂の町として有名ですが、ネコがたくさん暮らしていて、ネコにちなんだショップやアイテムもいっぱい。今回は尾道ネコめぐりのおすすめルートを紹介します。

坂の路地ではネコがのほほ~ん♪

まずは観光名所の「千光寺(せんこうじ)」などがある坂の町を散策。国道2号線と並行するJR山陽本線の北側にあるこのエリアは、千光寺参道の他にもたくさんの小路があり、車が入れない坂と石段が迷路のように張り巡らされています。
すると、いました!さっそくネコ発見です!
▲ネコが遠巻きにこちらに視線を送っていた

ネコの視線を感じて民家の間に目をやると、バッチリ目が合いました。明らかに友好の意志を感じたので、近づいてみると兄弟と思えるネコまで登場。
▲のっけからの歓迎ムードで警戒心ゼロ!

あまりにかわいいので、つい、ちょっとだけ撫でてしまいました。でも、本当はNGですよ。特にエサやりは控えてください。中にはイカ天やチョコレートなどを与える観光客もいるようで、ネコの生態への影響も懸念されているようです。
ネコはそっとしておいて、遊びたいときは猫じゃらしを使ってくださいね。
▲古い一軒家を改装した「ネコノテパン工場」

ネコとお別れして坂をのぼっていくと、小さなお店を見つけました。その名もネコノテパン工場。
▲中ではスタッフがパンづくりの最中

決してネコがパンを焼いているわけではありません。厳選した小麦粉で保存料を使わず、常時10種類以上のパンを焼いています。
▲畳半帖分ほどの小さな売場

食パンをはじめクロワッサンやシナモンロール、カンパーニュ、バターロール、カヌレなど、どれも美味しそうで目移りします。
▲選んだのはこちらの3品

メロンパン(税込160円)は外のクッキー生地がサクサクで中の生地はズッシリ。フレンチトーストは税込60円という手軽さでバターの風味もしっかり。お好みでシナモンをかけてもらえます。6種類あるビスコッティから選んだのはクランベリー(税込660円)で、カリッカリの生地とフルーティな甘酸っぱさが絶妙です。
▲「猫の細道」は尾道を訪れるネコ好きの聖地

5分ほど歩くとひときわ細く、うねった石段の道が続く「猫の細道」に。ここは「ネコのパワースポット」とも呼ばれて、不思議な空気感が漂うネコ好きの聖地です。
▲あちらこちらに「福石猫」が

尾道在住のアーティスト・園山春二(そのやましゅんじ)さんが約20年前から「福石猫」を置きはじめ、ネコの通り道とも重なっていることから次第に観光客が増えてきました。
▲石段の補修もネコのデザインに

足下には補修したセメントで描かれたネコの姿も。この2次元ネコはあちらこちらにいるので、探しながら歩くのも楽しいですよ。
▲約3,000体もの招き猫が展示された「招き猫美術館 in 尾道」

猫の細道にある「招き猫美術館 in 尾道」には、園山さんがコレクションしている招き猫の一部が展示されています。
▲青い目の招き猫が「come here」

これは輸出用に作られた招き猫。西洋の風習に合わせて手(前足)の向きが逆になっているのが特徴で、目の色もブルーです。
▲オリジナリティあふれる園山さんの作品も展示

板絵や耳が横についたユニークな招き猫など、園山さんの作品もたくさん展示されています。
▲「ねこグッズの店 Le chat(ル シャ)」お土産選びにぴったり

招き猫美術館 in 尾道のすぐ横には、約500種類のネコグッズが並ぶショップもあります。
▲看板ネコのノアール

おとなしくて人なつこい看板ネコもいました。
▲イラストデザインのオリジナルブローチ(各税込1,400円)

ブローチやポストカード、シールなどのオリジナルグッズをはじめ、国内外からセレクトした商品がいっぱいで、ネコ好きにはたまりません。
▲道の真ん中で日向ぼっこ?

坂道を散策していると、堂々と道の真ん中で昼寝しているネコに遭遇。人の気配を感じたのか、起き上がって逃げるのかと思ったら……
▲「昼寝の邪魔すんなよ」by黒猫

どうやら、お気に入りの昼寝場所だったようで、道の脇にそれて、こちらを窺っています。「ごめんね」と謝って坂道を下り、JR尾道駅に続く商店街へと向かいます。

お土産におすすめ!商店街で見つけたオススメのネコたち

まず向かったのは、本通商店街の東側から小路を入ったところにある「向(むかい)酒店」。
▲手描きネコラベルの「招き猫のお酒」(500ml税込2,000円)を発見!

ラベルは「福石猫」を制作する園山さんの作品で、1枚ずつ図案が異なります。ラベルには名前やメッセージを入れる枠も描かれているので、贈答にも喜ばれそうです。
▲1本ずつ見比べてお気に入りのラベルを探してみては

中は広島の地酒「酔心(すいしん)」の純米酒で、サラリとしたやや辛口の味わいです。販売は店頭のみで、すべて手描きのためラベルがなくなることも。お出かけ前には在庫の確認を。
▲3種の地酒の飲み比べができる(Bコース)

地酒の飲み比べで角打の気分も愉しめます。AコースとBコース(各税込500円)でそれぞれ3種類のお酒を飲め、観光客には大好評とのこと。
▲ゼンマイ式の柱時計も現役でチックタック

向酒店は明治42(1909)年の創業。店内には年代物の看板や国産ウイスキーの黎明期に製造されたレアな品々も展示してあり、まるで小さな博物館のようです。
▲店頭には酒樽をディスプレイ

小路の中ほどにあるひっそりとした場所ですが、尾道市役所から徒歩1分ほどなので、探してでも行く価値のある店です。
▲ノスタルジックな黒猫パッケージの「尾道紅茶」

スリランカから輸入した本格紅茶のパッケージが「かわいすぎる!」と評判なのが、隣りのブロックにある「今川玉香園茶舗(いまがわぎょくこうえんちゃほ)」で販売されている尾道紅茶。
▲キャンディ、ディンブラ、ウバ、ヌワラエリヤ、アールグレイの5種

100g入りの缶が税込1,080円(アールグレイのみ税込1,296円)で、詰め替用やティーバッグもあります。
▲「本物の味と香りにこだわりました」と五代目店主の今川智弘さん

今川玉香園茶舗では明治時代から紅茶を輸入していたそうですが、第二次世界大戦を境に販売ができなくなり、再開されたのは2005年。ネコのパッケージは当時の尾道大学芸術文化学部の学生さんたちがデザインしたそうです。
▲ご当地紅茶にも黒猫デザイン

瀬戸田レモンを使ったレモンティーや因島産の八朔(はっさく)を使った紅茶(各税込756円)もありました。
▲お昼寝ですか〜
▲ニッコリ笑った張り子の招き猫(税込900円〜30,000円)

アーケードのある本通商店街を歩いていると、ユニークな招き猫に「おいで、おいで」と呼び止められました。
▲この表情にメロメロです

サイズは大小さまざまで「尾道 幸せよくばり猫」と名付けられています。
▲付属の紙に願い事を書いて招き猫の中に

置いておくだけで福がある招き猫ですが、さらに願い事まで叶えてくれるとのこと。なるほど、これは欲張りです。
▲「ギャラリー 都(みやこ)」の店頭で販売

制作しているのは絵手紙作家の円福寺都(えんぷくじみやこ)さん。すべて手づくりで、自身のギャラリーの店頭で販売しています。
▲ネコがトレードマークの「尾道帆布鞄 彩工房(さいこうぼう)」

商店街の中ほどでネコの看板を発見。ここでは船の帆にも使われていた帆布の丈夫さと柔らかさを活かし、さまざまなバッグが製造販売されていました。
▲帆布を使ったカラフルな「三つ編みバッグ」税込4,860円

ネコのタグがあしらわれ、持ち手は帆布を三つ折りにした3本の紐で三つ編みになっています。
▲金具にもネコのマーク

カラーはローズピンクやイエロー、グリーンなど全16色で、キーホルダーのリベットにもネコが刻印されています。
▲ネコの形の「帆布チャーム」税込1,080円

裏面が反射板になっているチャームは交通事故防止に役立ちそうです。左右非対称なので、ぶら下げたときにバランスが取れるようチェーンの位置にもこだわっています。

尾道のネコ愛が止まらない!和菓子や陶芸体験にも

▲創作和菓子の「尾道ゆるネコ」各税込250円

これは反則でしょ、もうかわいすぎて食べるのをためらいます。
この子たちはすべて和菓子職人の手づくりで、販売しているのは「御菓子司 松愛堂(しょうあいどう)」。本通商店街と交差する渡し場通りにある尾道本店と、国道184号沿いの尾道栗原店(尾道市栗原西2-7-17)の2店舗のみでの取り扱いです。
▲この日はこし餡の「みけ」がお休みのよう……

キャラメル餡の「トラ」、イチゴ餡の「まねきねこ」、こし餡の「たま」の3匹に、もう1匹「みけ」もいて、どれも個別のケース入り。生菓子なので店頭でしか購入できません。
▲御菓子司 松愛堂 尾道本店

松愛堂は大正10(1921)年の創業で、和菓子だけでなく洋菓子の品揃えも豊富です。代表銘菓の「島そだち」はざらめが入った生地にこし餡が入った焼き饅頭で、人気の尾道土産になっています。
▲警戒されてます……
▲思い思いのネコをつくる「そらねこ作り体験」税込700円

いろんなネコに出会った尾道の旅の締めくくりは、体験工房の「sora studio&gallery」で陶芸体験。ここでは手軽にオリジナルのネコがつくれる「そらねこ作り体験」が人気です。
▲使用するのは初心者にも扱いやすい信楽の赤土

約100gの土で、1匹のネコをつくります。置物でも箸置きでも形は自由。
▲陶芸作家の藤本善史(よしふみ)さんが指導してくれる

藤本さんは尾道市の出身。虹や夕焼けなど「空」を題材にした作品が多く、工房の名前の由来にもなっています。
▲藤本さんの作品も展示販売

手前は「夕焼け一輪差」税込2,900円、奥は「虹茶碗(小)」税込2,800円と「パステルフリーカップ」税込2,500円。
▲色付けまで体験できるのが特徴

形成が終わったら、8色の化粧土を使って色付けをします。油絵の具を塗る感覚に近く、筆の使い方で毛並みの凹凸なども表現することができます。
▲ネコの置物が完成

所要時間は約1時間。受付は16時までで、予約なしでも体験できますが、休日には混み合うこともあるので予約をしておいたほうが安心です。
▲焼成を待つ乾燥中のネコたち

でき上がった作品は乾燥、焼成して1~2カ月後に工房で受け取るか、遠方の場合は発送(送料実費)してもらえます。
▲手前に見える電動ろくろを使った体験(税込2,600円〜)もできる

もっと本格的な陶芸を体験したい場合は、電動ろくろを使った作品づくりもできます。30分で湯飲みや茶碗、皿など好きな作品がつくれ、もちろん焼成までしてもらえて後日受け取れます。
▲オバQのオブジェ(?)が目印

工房は電気店だった建物を改装したもので、入口には以前からあったオバQのコイン式電動遊具(現在は不動)があります。場所が分からないときは、地元の人に「オバQのあるところ」と聞けば、かなりの確率で教えてもらえます。
町歩きで見つけたいろんなネコたち。お気に入りのネコはいましたか?え、ネコ好きならどれもかわいいに決まってるって?そりゃそうですよね。この他にも、尾道にはネコがたくさんいます。皆さんも尾道に出かけて、癒されてはいかがですか。
廣段武

廣段武

企画から取材、撮影、製作、編集までこなすフリーランス集団「エディトリアルワークス」主宰。グルメレポートの翌日に大学病院の最先端治療を取材する振り幅の大きさと「NO!」と言わ(え?)ないフレキシブルな対応力に定評。広島を拠点に山陽・山陰・四国をフィールドとして東奔西走。クラシックカメラを語ると熱い。

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