釣ってその場でBBQ!一石二鳥な愛知「釣りべキュー」体験レポ

2019.01.16 更新

BBQの経験が豊富でいつもとは違うBBQにチャレンジしたい人。そしてBBQは好きだけど準備が面倒という人。そんな人たちに今回ご紹介したいのが「釣りべキュー」です。船に乗って行う「釣り」+「BBQ」の釣りべキューを、船の苦手な筆者が体験してきました!

「釣りべキュー」って何?

そもそも釣りべキューとは、「体験フィッシング(船釣り)」と「BBQ(バーベキュー)」を船の上で一度に楽しめる一石二鳥なアクティビィティのことで、愛知県・南知多町にある船宿「松新」が平成7(1995)年にスタートさせた、意外に歴史のあるアクティビィティです。
▲釣りべキューのできる船は2隻あり、手前が「第5松新丸」(定員45名)、奥が「第3松新丸」(定員50名)。今回は「第5松新丸」に乗り込みました

今回申し込んだプランはこちら!
釣りべキューができるのは、9:00~と14:00~の1日2回(各30分前に集合)。体験時間は釣り3時間+BBQ1時間の計4~5時間ほどです。筆者は午後の回を事前に予約し、午前中の仕事を終えてから車で向かいました。名古屋からは名古屋高速~知多半島道路~南知多道路を使って車で約1時間です。
▲入口のいけすには新鮮な魚やエビがうごめいてました!

到着して早々、釣りべキューについて社長の松下さんに聞きました。

「うちは釣り船と民宿をやっているんですが、釣りをしたお客さんから“船の上でバーベキューはできないの?”と言われたのがキッカケで始めました。釣り船をやってるから竿や餌などの釣り道具や救命胴衣もあるし、民宿で料理を出してるから食材も揃えられるので、お客さんは手ぶらで大丈夫なところも喜んでもらってます」(松下さん)

なるほど!ということで、早速船に向かいます。
▲全く釣り人らしくない筆者のようなカジュアルな服装でもOKだそうです

社長の言葉通り、釣りべキューに行く際の必須アイテムは特にないですが、クーラーBOXや発泡スチロール性の箱などがあると釣った魚の鮮度を保ったまま持ち帰れます。筆者は何も持たずに行ったため「松新」さんにお借りしました。

気になる人は、海風や波しぶきによる寒さ対策としてレインウェアを持っていくのがおすすめ。他にもお茶やお水などのドリンクや、女性なら日焼け対策としての帽子やサングラス、濡れた時のためのタオルなどもあるといいかも。
▲船長の牛田さんは南知多出身。15年以上のキャリアを持つ海の男です!

スタート30分前に船長から簡単なレクチャーを受けいよいよ出発。小学生の時に釣り堀で鯉を釣った経験しかない釣り素人の筆者は、まずどんな魚が釣れるのかを聞きました。

「5月~7月はキスやメコチ、カレイ、アイナメ、8月末~11月はアジやイワシ、タチウオかな。12月~4月はカサゴやメバルが釣れるよ。今日はキスを釣りましょう」(牛田さん)

キスの天ぷらは筆者の好物です!ということでテンションが上がります。釣竿の使い方、エサの付け方などは釣り場まで移動してから教わることになりました。
▲海の男らしくないチャラ男感……。港内では波も風も静かで大丈夫ですが……
▲外洋にでるとこの日は少し肌寒かったので早速持参したレインウェアを着ます
▲船の屋根にあたるサンデッキにも上がれます。気分爽快!

釣りべキュー前半は「体験フィッシング」です

▲釣り方をレクチャーしてくれたのは船長のアシスタントの綿木さん。サラリーマンから漁師に転職した海の男!

まずはエサの付け方から教わります。
▲エサのアオイソメ。ミミズを可愛いと思う筆者的には、見慣れると意外に平気でした

「口から釣り針を刺して、針の先だけ胴体の外側に出します。口に歯があるので噛みつきますが、大して痛くないので大丈夫ですよー」と綿木さん。

「いやいや綿木さん、大丈夫じゃないですよー!」と心の中でツッコミつつ、初心者がいきなりトライするのは勇気が必要だなと思っていると、最初のエサは綿木さんが付けてくれて、ホッとひと安心。
さらに「最初は自分でエサを付けられない女性のお客さんも多いですが、釣り始めるとみなさんすぐ慣れますね。どうしてもという方はお付けしますよ」と、筆者の心を読んだかのような綿木さんのお言葉!
▲その後、餌の付いた糸の延ばし方、糸を巻き上げるリールの使い方などを教わり、いよいよ実践タイム!
▲まずは餌と重りの付いた糸の先を持って、海の中へ落として……
▲重りが海底に着いたのを釣竿から感じたら……
▲少しだけ持ち上げ、海底付近にいるであろう獲物(今回はキス)の目線にエサをユラユラ漂わせるイメージです
しばらくすると早速釣竿に引きがあり、リールを巻くと、なんと魚が引っかかっているではないですか!

これぞまさに、ビギナーズラック!
ベラという魚です。今回はキス釣りなので、キス以外の魚のことを外道というそうです。外道とはいえ、初心者には嬉しい!
▲ベラにエサを食べられてしまったので、新しく付けることに!
筆者的には釣りの一つ目のハードルだったエサ付けにチャレンジしてみました。アオイソメを掴むのに少し勇気が必要でしたが、一度手に取ることができれば大丈夫でした。思ったほど感触も悪くなく、噛まれることもなく、意外に簡単に釣り針を刺し込むことができました。慣れればスピーディにできそうです。
▲エサを海中へと送り込み、キスがエサに食いつくの待ちますが……

全く反応がありません……。しばらくすると船長から「場所を変えます!」とアナウンスがあり、釣り場の移動です。
移動後に釣りを再開すると、すぐに海底の岩に釣り針が引っかかってしまったようで、綿木さんにヘルプしてもらいました。

うーん、難しい……。
▲と思ってしばらくすると、強い引きがあり……
▲船長が網を持ってきてくれました
なんと、なんと、カレイです!

またまた外道ですが、結構大きめのサイズだそうで、筆者も船内も盛り上がります!
▲そしてまたしばらくして、何かがエサに食いつきました!
▲遠目にはカレイよりも小さいですが……
ようやくお目当てのキスが釣りあがりました!

やったー!と喜ぶ筆者を、船長と綿木さんが褒めてくれました。

残念ながらその後は何も釣れず3時間ほどの体験フィッシングは終了しましたが、筆者的には初めての海釣りをかなり満喫しました!釣りを終えると港近くの波が穏やかな場所まで移動です。
▲移動中、筆者は船底の部屋で爆睡してしまいました……

ちなみに船に弱い筆者は事前に乗物酔いの薬を服用。もし釣りべキュー中に気分が悪くなっても船内に薬の用意もあるそうです。
▲酔わないコツのひとつは遠くの景色を眺めること。写真は日間賀島(ひまかじま)!

釣りべキュー後半は「船上BBQ」です!

▲バーベキュー台のある船内は冷暖房完備。窓を開ければ大海原の眺めと風も楽しめます!ちなみに水洗トイレも水道水も電源もあります

さて、釣りべキュー後半は、BBQタイムです。BBQ用の食材は、船宿のいけすから新鮮な魚介類を持ってきてくれます。だから一匹も魚が釣れなかった時でも大丈夫なのでご安心を!
▲船宿のいけすで見かけた新鮮な魚介が網の上に並びます!
▲この日は船長が焼いてくれました。もちろん自分でも焼けます
▲せっかくなので釣ったキスも焼いてもらうことに!
▲綿木さんに下準備をしてもらって……
▲網の上に。塩を軽く振って……
▲ほかの食材とともに焼き上がり!おにぎりやみそ汁も付きます
▲早速キスから実食。焼きたてで頭から尻尾までフワフワ!骨まで全部食べられました
▲アジもエビも、柔らかくて塩加減も抜群!
▲カニの入った味噌汁は疲れた体に染みました

ということで、船上BBQの感想は「魚は旨いし、景色も最高!ただ旨い魚があったらやっぱりビールがほしい!持って来ればよかった……」という点につきます。
飲物は何でも持込OKとのことなので、次回は行きのクーラーBOXにビールを詰め込み、帰りには釣った魚を詰め込めるよう決意した筆者でした。
▲伊勢湾に沈む夕日を眺めながらの優雅なBBQでした

今回、筆者はひとりでの釣りべキュー体験でしたが、グループで行けば釣果を競ったりできて楽しいだろうなと思いました。船長によると、大学生や女性だけのグループ、ファミリー、会社の仲間など様々なお客さんが利用しているようです。
ちなみに筆者のキスの釣果は1匹でしたが、多い人は20匹以上釣るそうです。次回は夏のアジを狙って、目指せアジフライ三昧!

※本記事は2017年取材記事を一部更新したものです
澤井敏夫

澤井敏夫

愛知県・清須市在住のライター。情報誌の編集制作、音楽事務所でのマネジメント業務を経て独立。読書と落語鑑賞とヨガが趣味。

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