山梨フルーツ街道でさくらんぼ食べ放題!子供も喜ぶフルーツ狩り

2017.06.30

東京都心から車で約90分。山梨県笛吹市御坂(みさか)町は国道137号線沿いの12km圏内に約50の農園があり、「フルーツ街道」と呼ばれるほどフルーツ農園が集まったエリア。ぶどうや桃をメインで育てる農園が多い中で、「岩田フルーツ農園」では「さくらんぼ狩り」も楽しめます。おいしいさくらんぼが食べられるのはもちろん、子連れでも安心して楽しむことができる観光農園です。

人気観光地・河口湖までも車で30分!「岩田フルーツ農園」

中央自動車道の一宮御坂(いちのみやみさか)ICを降りて車で5分。河口湖からだと御坂山を越えて車で約30分で、御坂フルーツ街道の中腹にある「岩田フルーツ農園」に到着します。都心から日帰りでも無理なく来られるアクセスの良さから、ぶどうや桃など山梨名産のフルーツを求めるお客さんで大人気。毎年この時期は、さくらんぼ狩りと河口湖方面の観光を楽しむお客さんで賑わうそうです。
▲「みさかフルーツ街道」の看板。ここから岩田フルーツ農園までは車で5分ほど
▲「岩田フルーツ農園」の看板。ぶどう棚の下が駐車場になっており、左奥にさくらんぼ園が広がる

駐車場から離れた場所に果樹園がある農園も多いのですが、「岩田フルーツ農園」は駐車場の目の前がさくらんぼ畑。これほど駐車場が近いと、車に荷物をすぐに取りに行けて子連れにはとても便利。ちなみに、さくらんぼ畑の中には屋根付きスペースもあり、雨の場合でもさくらんぼ狩りが楽しめます。
▲受付スペース。果物の発送もここで可能。昔懐かしい八百屋さんのような雰囲気
▲さくらんぼ狩りの時間は45分。入場時に退出時間を書いた紙コップを手渡してくれる。紙コップには食べた後の種を入れる

5月下旬からたわわに実る、さくらんぼ

鳥除けのネットをくぐってさくらんぼ畑に入ると、たわわに実ったさくらんぼが!大きく赤い粒がおひさまの光を浴びて輝いています。
今回取材で訪れた6月上旬には、「紅ゆたか」を収穫することができました。岩田フルーツ農園で栽培している品種の中でも、一番早く実り、5月下旬~6月上旬頃から収穫できる品種です。
▲早生品種の「紅ゆたか」。さくらんぼの枝(軸)を傷つけないように、実だけをくるっとまわしてとります

その後山梨オリジナル品種「富士あかね」、100年もの間ブランドとして君臨する「佐藤錦」、実がしまって美味しく日持ちが良い「紅秀峰」、さくらんぼの王様とも呼ばれる大粒の「紅てまり」が続々と旬を迎え、「岩田フルーツ農園」のさくらんぼの収穫は7月中旬まで続きます(天候によって変動あり)。

全部で5種類、時期によって食べられる品種は違いますが、どの品種も食べ放題だというから嬉しい限りです。

子供も手が届く!垣根仕立てのさくらんぼ園

「岩田フルーツ農園」は子供でも手が届きやすいように、さくらんぼが垣根仕立てで栽培されているのも特徴です。間隔の開いた垣根仕立てにすることで満遍なく日があたり、さくらんぼが大きく甘くなるそうです。さらに、傾斜地になっている果樹園も多い中、平地で露地栽培を行っています。そのため脚立が安定し、子供でも安心して脚立に上ってさくらんぼを取る事ができます。
▲平地で垣根の間も広いのでベビーカーでも入りやすい

ちなみに今回は11ヵ月の赤ちゃんも一緒にさくらんぼ狩りへ行きました。まだよちよち歩きでベビーカーが必須なので、ベビーカーが入れる平地は本当に有難い!抱っこしなくて良いのでお母さんもさくらんぼ狩りを楽しむことができました。
▲手助けしてあげれば、0歳児もさくらんぼに手が届く

いくつも収穫して食べる中で、子供も「葉の陰に隠れず日がよくあたっている赤いさくらんぼがおいしい」と気づいた様子です。そうなったら狙うは脚立の上の一番日当たりの良い場所!
▲「ここらへん、良さそうだよ!赤いやつがたくさん。甘くておいしそう!」
▲「一番甘いやつとるんだ!」と脚立に挑戦。初めは怖々、へっぴり腰
▲「とれたーー!」下が平地なので脚立が安定し、見ている方も安心
▲脚立に乗ると空が近い。開放的なロケーションにますますおいしく感じる

とってそのまま口に運べる大きさのさくらんぼ。口に入れると甘い中に程よい酸味が爽やかでいくらでも食べられそうですが、自分でとったさくらんぼは持ち帰り不可(買い取りは可能)なので、お腹の空き具合と相談して収穫します。くるっと回して穫るのもうまくなり、収穫自体がとても楽しい作業でした。
▲「全部食べるよ!」自分で穫ったさくらんぼに大満足

開園以来52年間、除草剤不使用!手間暇かけて作るおいしいさくらんぼ

「岩田フルーツ農園」は、2017年で52年続く果樹園です。現在のご主人、2代目の岩田弘司さんが受け継いだ時には桃とぶどうの農園でしたが、お客さんからさくらんぼ狩りをやっている農園は無いかと聞かれることが多く、さくらんぼの栽培もはじめたそうです。
▲岩田弘司さんと奥さんの千鶴さん。研究熱心でさくらんぼ栽培を始める時も良い品種を厳選したそう

除草剤は使わず、肥料は有機質。化学肥料は「自分が嫌いだから使わない」。農薬も必要最小限しか使用せず、ご夫婦で草刈りから受粉まで手間暇かけてさくらんぼを作っています。最近では海外からの観光客も多く、必要に迫られて「中国語も習いにいっただよ」(弘司さん)と中国語でも対応可能になりました。

収穫だけじゃない!?大充実のおみやげ

▲おみやげの佐藤錦。パック(小)600円、(大)1,200円

たくさん食べてお腹がいっぱいになったら、おみやげタイム。「佐藤錦」などのさくらんぼの他、手作りジャムやコンポートなどの加工品も購入できます。さくらんぼは、全国に発送も可能。希望の品種を送ってくれますが、希望がなければ、大粒で日持ちが良い「紅秀峰」を選別して送ってくれるそうです(600g・3,700円~)。
▲手作りの加工品もあります。左から、黄金桃コンポート(850円)、巨峰ジャム(600円)、黄金桃ジャム(500円)

晴れた青空に風が気持ちよく、お買い物もすっかり満喫して満足していたところ、千鶴さんから「これ、どうぞ。梅って食べる?よかったらとっていって」と白い袋を手渡されました。なんと、さくらんぼ狩りシーズンのはじめに来た方には梅の収穫を無料サービスしているとのこと!
▲サービスの梅。「梅酒」「梅ジュース」はもちろん、塩をふって一晩置いた「梅の一夜漬け」が岩田さんのおすすめ。「最高にうまいよ!」

更に、農園にヘビイチゴがあるのを見つけてとってもいいか伺うと快諾してくれました。山梨の人はよく常備薬として「ヘビイチゴの焼酎漬け」を作ります。ぶよや蚊に刺された時の腫れ止め、かゆみ止めとして重宝します。欲しい人は、農園の敷地内に自生しているヘビイチゴを無料で分けてもらえるそうですよ。(梅とヘビイチゴは自然のものなので、年や時期によってある時とない時があります)
▲農園のヘビイチゴは大きい!瓶に入っているのが常備薬「ヘビイチゴの焼酎漬け」
▲受付スペースの前に休憩用のテーブルと椅子がある。食べ物も持ち込み可能なので、お腹がすいておにぎりをパクリ

気持ちのいい新緑の季節。「岩田フルーツ農園」のアットホームなおもてなしとおいしいさくらんぼ、さらにはおみやげにもさくらんぼを購入し、心から満足して帰路に着きました。

「さくらんぼがどんな木になっていて、どんなさくらんぼがおいしいか」「自分で脚立に乗ってさくらんぼがとれた!」という子どもの経験と自信、帰りに見た南アルプスと果樹園の美しい景色も、この日のおみやげになりました。冬寒く、日照時間が長いというさくらんぼ栽培に適した山梨県。都心から一番近いさくらんぼ狩りスポット、フルーツ街道へさくらんぼ狩りに行ってみませんか?
▲「岩田フルーツ農園」から車で1分ほどの距離にある「みさか桃源郷公園」から見た南アルプスの山々

※価格は全て税込です
大橋真生

大橋真生

富士五湖在住のフリーグラフィックデザイナー、編集者。女性や子どもに関わるデザインを中心に仕事をしています。webとフリーペーパーで『fujigoko手帖』として、子連れで楽しめる富士五湖地域の情報発信中。(編集/株式会社くらしさ)

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