超大粒ブルーベリー食べ放題!生産量1位の長野で“森のサファイア”を収穫

2017.07.22

健康食品としても注目を集めているブルーベリー。日本一の生産地はどこかご存知ですか?正解は長野県。国産ブルーベリーの2割近くが長野県産だともいわれています(平成28年長野県農政部園芸畜産課調べ)。今回は、長野県須坂市にある観光農園「森の畑」で、おなかいっぱいブルーベリーを堪能。そこには、見たこともないほど超大粒のブルーベリーがたわわに実っていました。

1.5haもの広大な敷地で36品種ものブルーベリーを栽培

向かったのは長野市のお隣に位置する須坂市。ブドウやリンゴなど、フルーツ栽培が盛んな町ではありますが、まさかこんな平地でブルーベリー狩りを体験できるとは思いもよりませんでした。ブルーベリー農園は県内各地に数多くありますが、そのほとんどが、標高の高い立地だからです。

しかも、今回訪ねた「森の畑」があるのは、上信越道須坂長野東ICから車でわずか2分ほどという好立地。信州を代表する観光名所「善光寺」へは車で約30分、「戸隠神社」へは約1時間でアクセスすることができるんです。こんな便利な場所に、ブルーベリー農園があるなんてびっくり!
▲国道403号線沿いにあり、抜群のアクセスを誇る「森の畑」。この建物の向かい側に農園がある

ブルーベリー狩りは毎年6月中旬~8月中旬頃まで開催されています。料金は、中学生以上1,000円、小学生600円、幼児300円、3歳未満無料(すべて税込)。時間無制限で、好きなだけブルーベリーを楽しむことができます(持ち帰りは100gにつき税込300円)。

当日は、まず売店で受付を。案内係の“ゲルさん”に連れられ、隣接するブルーベリーの摘み取り園へいざ!
▲ゆったりとした通路の両脇にずらりと並んだブルーベリーのポット

農園に足を踏み入れて、またまたびっくり。ブルーベリーの樹木が植えられたポットが、敷地のはるか向こう側までずらりと並んでいるではありませんか!しかも何列も、何列も。売店側から見えていたよりも、ずっと広い印象を受けました。
▲上から見た摘み取り園の様子。とにかく広い!鳥に食べられないよう頭上にはネットがかけられている

ゲルさん「ほかの場所にも販売用のブルーベリーを栽培する4haの畑がありますが、摘み取り体験ができるこの農園だけでも1.5haの広さがあります。植えられているブルーベリーは約4,000本。列ごとに品種が違っているんですよ。園内には、早生から晩生のものまで、全部で36品種のブルーベリーを植えているので、2カ月近くの間、摘み取りを楽しむことができます」
▲たわわに実るブルーベリー(品種はアーリーブルー)。洗わずにそのまま食べられる

訪れる時期にもよりますが、完熟のタイミングが同じ品種のブルーベリーを一度に2、3種類食べ比べることができるのだとか。ゲルさん曰く「熟してしまえば、全部甘い(笑)」のですが、この日は濃厚な甘みが特徴の「アーリーブルー」と、甘みと酸味のバランスがよい「パトリオット」が収穫期を迎えていました。

まるで森のサファイア!2cm以上もある大粒のブルーベリーに感動

たわわに実るブルーベリーを前に、はやる気持ちが抑えられません。早く私にブルーベリーの上手な摘み方をレクチャーしてください!
ゲルさん「コツもなにも、実を軽くつまむだけで簡単に摘み取れますよ(笑)」
試しに、紫色に色づいた果実をそっと指でつまむと、ポロリと簡単に採ることができました。これならば、小さな子どもでも簡単に収穫できそうです!
▲楽しいトークで人気のゲルさん。接客時以外はブルーベリーの世話をしている

「はい!食べてみてよ」と渡されたブルーベリーを見て、この日3度目のびっくり。1粒の大きさがなんと2cm近くもあるのです!こんなに大きなブルーベリー、生まれて初めて見ました!!

ゲルさん「当園のブルーベリーの平均サイズは直径1.5cm。全体の約5%は、直径2.5cmを超えるビッグサイズに育ちます。大粒のブルーベリーを青い宝石に見立て、うちでは“森のサファイア”と呼んでいます」
▲同じ品種(アーリーブルー)でもこんなに大きさの違いが!手前が、よく見かける一般的なサイズのブルーベリー。いかに粒が大きいかがよく分かる

聞けば、1つ1つの実に集中して栄養がいくよう余分な花を摘み取ったり、まんべんなく日の光が当たるようこまめに剪定をしたり……。並々ならぬ手間をかけて育てているのだとか。機械ではできない作業なので、すべて手作業。大事に、大事に育てられて、ここまで大きくなるんですね。気の遠くなるような生産者のご苦労に思わず頭が下がります。
▲甘くてジューシーな大粒のブルーベリー。採れたてを早速パクリ!

今度は自分で収穫してみます。ゲルさん曰く、「食べ頃の見極めは、房全体が紫色になっているもの。お尻が赤いものはまだ酸っぱいので、果実全体が濃い紫に色づいているものを選ぶといい」そうです。ブルーベリーと聞くと、酸っぱいイメージがあるかもしれませんが、同園のブルーベリーはとても甘みが強くジューシーなので、酸っぱいものが苦手な人も多い男性にも評判なんだとか。
▲黄緑からピンク、紫へと色が変わっていくブルーベリーの実
▲食べ頃になると、おしりの“星”が開いてくる。果実のまわりにある白い粉は“ブルーム”と呼ばれるもので、食べ頃の印
▲皮までやわらかい自慢のブルーベリー。実は、紫色なのは皮だけで、中は薄い黄色をしている

ちなみに、ゲルさんおすすめの食べ方は、「手のひらいっぱいの果実をいっぺんにほおばること」。早速試してみると、なるほど、1粒ずつ食べるよりも、ブルーベリーの味わいがしっかり分かります。先ほど感じた果実の甘みはより濃厚に、そこにほのかな酸味も加わって、いやはや、これはおいしい!食べ放題ならではの贅沢な楽しみ方といえるでしょう。
▲目線と同じ高さに実がなっているので、とても採りやすい

その後、黙々とブルーベリー狩りに集中すること1時間強。ブルーベリーでおなかがいっぱいになるなんて、人生初の体験です(笑)。

ハイヒールでもOK!普段着で行けるうれしい配慮がいっぱい

ブルーベリー狩りを体験したことがある方はお気づきかもしれませんが……実はここの農園、女性にうれしいさまざまな工夫が凝らされているのです。

1つ目は、しゃがむことなくブルーベリーの収穫ができること。ブルーベリーの樹木は比較的低いため、樹木を地植えしている農園では、収穫時にしゃがんだり、かがんだりしなければいけないことも多いそうです。目線と同じ高さで楽に収穫できる当園の魅力は、“鉢植え”という配慮があるからなんですね。
▲足元がシート張りされているため、歩きやすい

2つ目は、園内の通路すべてシート張りになっていること。ブルーベリーの旬の時期は梅雨の真っただ中のため、雨で足元がぬかるんでしまうことも多いのですが、こちらの農園はシートが施されているため、長靴を準備する必要がありません。段差もないので、ハイヒールで出かけてもOK。雑草もないので蚊に刺される心配もありません。

普段着でさくっと立ち寄れるところも同園の大きな魅力なのですね。
▲日陰に置かれたテーブル席。休憩がてら利用できる

摘み取りに疲れたらちょっと休憩。園内の各所にはテーブルやイスが置かれていて、自由に休んだり、採ったブルーベリーを座りながら食べることもできます。
▲子どもに人気のブランコも、あちこちに置かれている

ジェラートにソフトクリーム……ひんやりブルーベリースイーツも充実!

汗をかいてきたので、涼みがてら売店へ。冷房の効いた店内にもテーブル席が用意されていて、同園のブルーベリーを使ったソフトクリームやジェラートなどを楽しむことができます。
▲木のぬくもりあふれる店内。テラス席もある
▲色鮮やかな「手作りジェラート」。手前から濃厚な甘みのマンゴー、深い味わいのブラックベリー、甘酸っぱいブルーベリー、酸味の強いラズベリー(税込各350円)
▲ソフトクリームはコクのあるオブセ牛乳とブルーベリー、ミックスの3種類が楽しめる(税込各350円)

せっかくなので、お土産も物色することに。店内にはブルーベリーを使ったジャムやコンポートなどがずらりと並んでいました。
▲お土産用の商品が並ぶ物販コーナーは、ブルーベリーの収穫期以外も通年営業している

ジャムやコンポートは試食できるので、スタッフにひと声かけてみてくださいね。

イチオシは手作りの無添加ブルーベリージャム。同園で採れるブルーベリーは、果実そのものの甘みが強いため、無糖や微糖でもおいしく食べられるのだとか。一般的なジャムには、40%程度の砂糖が使われているそうですが、こちらのジャムは20%でも十分甘く感じられます。

一方、高級ブランデー「ヘネシーXO」で香りづけをしたコンポートは大人の味。炭酸水や牛乳で割ったり、アイスクリームにかけて食べてもおいしいそうですよ。
▲手前から時計回りに「手作りブルーベリーコンフィチュール無糖プレミアム」、「微糖」、「手作りブルーベリーコンポート」(各100g・594円、各300g・1,296円 ※すべて税込)

直径2cm以上もある、選りすぐりの超大粒ブルーベリーはお中元の贈答品としても人気が高いといいます。こんなに大きなブルーベリーが届いたら、さぞや驚かれることでしょうね!
▲手前が特に粒が大きいものだけを選りすぐった贈答用「超大粒プレミアムブルーベリー(2Lサイズ) スチロールパック入り」(500g・4,104円)。後方はスチロールパック入りの持ち帰り用(1kg・4,320g、500g・2,268円)※すべて税込

もちろん、一生懸命摘んだブルーベリーは、自宅にお持ち帰りもできます。カゴいっぱいのブルーベリー、一体おいくら?
▲1時間以上かけて、せっせと摘んだ大粒のブルーベリー
▲全部で782g!100g・税込300円なので、税込2,346円也

持ち帰ったブルーベリーは冷蔵庫で冷やして食べるのがおすすめだそうです。“ブルーム”がある新鮮なうちに食べきりましょう。洗わずに冷凍すれば、実と実がくっつくこともなく、アイス感覚でおいしく楽しむこともできますよ。
▲袋に入れるとこんなにいっぱいに!

見たこともないほど大粒でジューシーなブルーベリーがおなかいっぱい味わえる長野県須坂市の「森の畑」。普段着のまま気軽にブルーベリー狩り体験が楽しめるので、旅の行程にぜひ加えてみてくださいね。
松井さおり

松井さおり

出版社勤務を経て、フリーランスのライター&編集者に。雑誌や書籍を中心に、主に、食・旅・くらしなどにまつわる記事を執筆している。現在は、東京から長野県長野市に拠点を移し、県内外を奔走する日々。(編集/株式会社くらしさ)

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