空中庭園から望む大阪の絶景!梅田スカイビルの見どころ10選

2017.07.02

JR大阪駅、私鉄・地下鉄梅田駅の集まる大阪キタエリアに、凱旋門のような巨大な建造物があるのを知っていますか?これが大阪のランドマーク「梅田スカイビル」です。その独特の造形と、高さ173mにありながら屋外にも出られる「空中庭園」からの眺めが最高と、国内はもちろん海外からの観光客にも大人気。そんな梅田スカイビルの楽しみ方をご紹介します。

▲空中を横切るように上っていく「空中エスカレーター」

見どころ1:下から見上げて圧巻!メタリックな近代的凱旋門

まるで「未来の凱旋門」だと、2008年に英国の有名情報誌が選ぶ「世界の建築トップ20」に日本で唯一ランクインした梅田スカイビル(以下、スカイビル)。地上40階・地下2階建て、東棟と西棟の2棟をつないだ高さ173mの連結高層ビルで、オフィスをはじめショールームやイベントホール、また展望台やレストラン、ショップに映画館など、エンタテインメント的な要素も兼ね備えた複合施設です。

最寄駅は大阪駅と梅田駅。ここからからスカイビルへは、駅直結の複合施設「グランフロント大阪」の西側から地下道をくぐって向かいます。
▲スカイビルへは、この地下道入口から。ここから見えるスカイビル(写真左)は、ちょうど横向きなので普通の高層ビルに見えます

地下道を抜けた途端、目の前にそびえ立つスカイビルに圧倒されます。見上げると、その独特の姿はまさに「未来の凱旋門」!真下からビルを写真に収めるのもオススメです。
▲2棟のビルのあいだをまたぐ、てっぺんの建造物全体が「空中庭園」。丸い穴の中を横切る2本の構造物は「空中エスカレーター」。空中庭園へは、あのエスカレーターで上がります

見どころ2:都会の真ん中に出現した3つの豊かな森

スカイビルの中へ入る前にまず、ビルの周辺を散策してみましょう。スカイビルへ向かう地下道を抜けると見えるのは、道路に面して立つ「希望の壁」。建築家の安藤忠雄さんの発案で、都会に緑のオアシスをと、高さ9m、横78m、奥行き3mの巨大な壁に、緑の草木や色とりどりの花々が植えられています。
▲一般道に沿って立つ「希望の壁」。四季に応じて表情が変わる巨大緑化モニュメントです

また、スカイビルの南側、ウェスティンホテルとの間にある直径70mの円形空間には、約50種類・2,100本の樹木が育つ「中自然の森」があります。森の中には渓流や小さな滝が流れ、小道が通っていて、マイナスイオンをたっぷり浴びながら散歩をすることができます。毎年6月初旬にあるホタルの放流は、カップルや親子連れに人気です。
▲木々の間から吹いてくる風と、心地よい渓流のせせらぎ。まさに都会のオアシス
▲森の中は、不思議な石のモニュメントがそこかしこに
▲中自然の森では、1994(平成6)年から蛍の放流を実施。淡い光が宙を舞う、幻想的な光景が広がります

さらに、スカイビルの北側には、なんと雑木林と、作物が実る畑や田んぼがあるエリアが!「新・里山」と呼ばれるこのエリアは、田舎の里山を再現していて、ここが大阪のど真ん中だと感じさせない爽やかな風景が広がっています。
▲地元の小学生が6月に田植え、11月に稲刈りを行う田んぼ
▲突然バシャバシャと水音が!振り返ったら野鳥が舞い降りてきたところでした

オアシスのような空間に、身も心も癒されそうですね。

見どころ3:昭和レトロな町並みが広がる「滝見小路」

スカイビルの地下1階は、昭和レトロな路地が広がる「滝見小路」。大阪の人気お好み焼き店「お好み焼き きじ」、安くておいしいと評判の「串の坊」など、地元民にも愛される飲食店20店以上が軒を連ねる食堂街になっています。
▲レトロな小路に、レトロな風情の店が並ぶ

小路内には稲荷神社や交番、水の出る手押しポンプ式の井戸のセット、また昭和の高度成長期を支えた企業にちなんだ展示などもあって、昭和レトロな雰囲気を楽しみに訪れる観光客も多いそう。滝見小路でとことん面白がってもらおうという遊び心が伝わりますね。
▲交番の隣にちょこんと座る日本ビクター社のトレードマーク・ニッパー君は、滝見小路の人気者!
▲ダイハツ社の三輪自動車「ミゼット」は、古い映画などでも見かけますね

見どころ4:展望台へと続くシースルーの「空中エスカレーター」

そしていよいよ、3階にある空中庭園の入場口から、視界360度のエレベーターで一気に35階へ!
▲35階へ上がるエレベーターから見えるのは、先ほどの「中自然の森」

上がった目の前にあるのは……39階の空中庭園エントランスへと続くチューブ型シースルーの「空中エスカレーター」!
▲2本のうち1本が上り、もう1本が下りのエスカレーター
▲眼下には大阪の街。まさに空中を横切るように上っていきます
▲空中エスカレーターを上る途中は足もとが見えないので、高いところが苦手な人も大丈夫!

35階から上るにつれ景色がどんどん広がっていき、空中庭園から見られる景色への期待に胸がふくらみます。空中エスカレーターで39階に着いたら、チケットカウンターで空中庭園のチケットを買って、いざ40階へ向かいましょう。

見どころ5:空中庭園の人気シート「エスカルゴ・キャビン」

そしてやって来ました、空中庭園!地上約170mにある40階の屋内展望フロアは、南北方面の壁が天井から足元までガラス張り。たとえ強風で屋上に出にくい時でも、椅子に座ってゆっくりと景色を楽しめます。

ここでは、南側に置かれたカップルに大人気の椅子「エスカルゴ・キャビン」に座ってみましょう。梅田のビル群が目の前に広がります!
▲窓の外へ向かって並ぶエスカルゴ・キャビン。フロアから数段高いところにシートがあり、2人でより一層遠くの風景を楽しめます
▲エスカルゴ・キャビンから望むJR大阪駅南側のビル群
▲日本でも珍しい、建物を高速道路が突き抜ける「TKPゲートタワービル」もバッチリ見えます

一方、スカイビルの北側は高層ビルが少なく、遠くまで広がる雄大な景色を楽しめます。
▲北側のカウンター席からは、淀川や宝塚にかけての街、そして六甲山系の山並みが見える
▲淀川を渡る、ミニチュアサイズの車や阪急電車。天気が良ければ、万博記念公園の日本一高い大観覧車も見えますよ
▲時々、大阪国際空港(伊丹空港)へ着陸する飛行機が横切っていくのも楽しい

遠いと思っていた場所が意外に近くに見えたり、見慣れたはずの街が違った表情に見えたりするから、とっても面白いですよ。

見どころ6:地上40階で恋愛成就を祈願!?「空中庭園大明神」

続いて、空中庭園の隠れた人気スポットをご紹介。地上40階には、恋愛成就にご利益があるという「空中庭園大明神」を祀る社があるんです!
▲格子におみくじ(100円)を結んで、願いが叶いますように

社の隣では、ハート型の南京錠「Heart Lock」を販売しています。カップルで訪れたなら、ぜひ2人の名前と日付を刻印してもらった「Heart Lock」を持って屋上展望台に上がってみましょう。
▲ハート型の南京錠「Heart Lock」(税込1,000円)。日付・名前は無料で刻印してもらえます。どのように使うかは、後のお楽しみ!

見どころ7:ぐるり360度の絶景!屋上回廊「スカイ・ウォーク」へ

40階の展望フロアで眺望を楽しんだ後は、さらに上階・地上173mの屋上回廊「スカイ・ウォーク」へ。

スカイ・ウォークは、空中庭園の真ん中の丸い穴をぐるっと囲む回廊。屋外に出られる展望台としては、大阪一の高さを誇ります。地上173mの天空の風を感じながら、360度の景色を眺められるチャンスはめったにない!ちなみに「空中エスカレーター」同様に足もとの地上は見えないので、高い場所が苦手な人も安心ですよ。
▲回廊の幅は2mほどなので、人とすれ違っても快適に歩くことができます

なお、ここから見える夕陽が美しいと評判。夕陽が沈んだあとは、まるで宝石を散りばめたような夜景もお見逃しなく。ライトアップされた大阪城など、昼と夜で全く表情の違う風景はいつまでも見飽きることがありません。
▲思い思いの場所から風景を楽しめるスカイ・ウォーク。夕陽の時刻には、西側に大勢の人が集まります
▲西の空に沈む夕陽。手前の淀川に映り込む夕陽が幻想的です
▲東側のグランフロント大阪方面。梅田の「HEP FIVE」屋上にある観覧車の赤が映えますね
▲こちらは東側。ライトアップされた大阪城は、存在感あります!
▲そして北側の淀川方面。動いていく車や電車の明かりを眺めるだけでも楽しい
▲東西南北、遙か向こうまで広がる街の明かりを、いつまでも眺めていたい

見どころ8:足もとに夜空の星々が出現!「ルミ・スカイ・ウォーク」

スカイ・ウォークを夜に訪れたなら、夜景だけでなく足元にも注目してみましょう。暗くなるにつれてスカイ・ウォークの床に埋め込まれた石が自然と光り始め、「ルミ・スカイ・ウォーク」が出現するのです。控えめでほのかな光が、とても幻想的。
▲発光石で再現された「天の川」は、ルミ・スカイ・ウォークの南西方面に
▲足下の、繊細で淡い光。大阪の街の夜景と対照的で面白い

見どころ9:永遠の愛を誓うことができる「誓いのフェンス」

また、ルミ・スカイ・ウォークの西側にある階段を数段ほど下ったところにあるのが「ルミ・デッキ」です。赤・白・青などさまざまな色に変わるパネル状の床に置かれたベンチに座って、自由に写真を撮ることができます。
▲展望台から数段下にあるルミ・デッキ。手前にある台にカメラを置いて、自動シャッターで撮影できます。二人掛けシートに座って1枚いかが?

そんなルミ・デッキには、先ほど紹介した「Heart Lock」を使った楽しい仕掛けが。ルミ・デッキを囲う「誓いのフェンス」という壁に、空中庭園大明神の隣で購入したハート型の鍵「Heart Lock 」をつけられるのです。2人の名前と日付を刻印した鍵をここにつけて、愛を誓いましょう。デートの記念にぜひ!
▲「Heart Lock」で、2人の愛もしっかりロックしちゃいましょう。かわいい鍵は、記念に持ち帰ってもOK

見どころ10:空中庭園にある「穴」は、宇宙船が飛び立った跡だった?!

最後に、スカイビルにまつわる豆知識をご紹介。
夜のスカイビルを下から見上げると、空中庭園の穴の周りの光りがとっても印象的です。ビルの設計者いわく「この穴は宇宙船が飛び立った跡をイメージした」そう。昼間とはまた違った迫力があります。ちなみに、ショップ・レストランのある39階には、空中庭園の穴の周りを1周できる通路もありますよ。
▲本当に宇宙船が飛び立った跡のような穴がくっきり!

スカイビルが出来たのは1993(平成5)年。2018年で25周年を迎えます。建設当時、最上部の3フロアで2棟のビルをつないだ「凱旋門」の形の建物は、世界初でした。40階の展望フロアでは、建設当時の、地上から空中庭園部分を上までリフトアップする様子を記録したVTRを見ることができます。
▲建設当時の様子。空中庭園は半日かけて、最上階まで引き上げられました

大阪広しといえど、風や光を感じながら、高さ173mから大阪市内や神戸まで一望できるスポットは、なかなかありません。昼の大阪の街や六甲山に沈む夕陽、光かがやく夜景を、大切な人と梅田スカイビルの空中庭園展望台で楽しんでみませんか?
國松珠実

國松珠実

大阪エリアの女性ライターズオフィス「おふぃす・ともとも」所属。人と話すのが好きで店舗や企業取材を得意とする。また旅行好きが高じて世界遺産検定1級を持っている。 編集/株式会社くらしさ

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