「阿蘇ミルク牧場」を1日遊び尽くす。子どもも大人も、まきば遊びに熱中!

2017.07.30 更新

熊本県南阿蘇エリアの高原にある「らくのうマザーズ 阿蘇ミルク牧場」。動物とのふれあいやいろんな体験、レストランなど、酪農にまつわる楽しさが詰まったスポットで、子どもはもちろん大人も1日中楽しめると大人気。家族の休日に、めいっぱい遊んできました!

▲場内では、まきばの動物との出会いも待っています

熊本市一望の草原に広がる、広大な牧場

熊本市街地から車で1時間弱、南阿蘇エリア・西原村の高原にある「らくのうマザーズ 阿蘇ミルク牧場」。標高約450mの草原に、約33万平方メートルの広大な敷地が広がります。熊本で牛乳などの乳製品の製造販売を行う総合酪農組織「らくのうマザーズ」が営んでおり、場内には酪農を身近に感じ、楽しむための体験やスポットが詰まっています。
▲パパ、ママ、姉5歳、妹3歳の仲良し4人ファミリーで、牧場を遊び尽くします!

場内に入ると、まずは売店やレストラン、体験施設エリアが広がります。その奥へと足を運ぶと、広~い敷地と抜群の景色が出迎えてくれました。丘の上にあり、熊本市方面が開けて遠くまで見渡せます。広い芝生広場もあるので、ピクニック気分で自然と景色を楽しむこともできます。
▲熊本市一望の景色!気分爽快です
▲気持ちのいい芝生の広場。ピクニックシートを広げて休憩するのもよいかも

「わあ、景色がきれーい!」とママが感激の声。子ども達は「早く遊びたい!」と早速、坂を駆け下りていきます。なお、広い場内は少し傾斜があるので、歩きやすい靴・服装で来るのがベターです。
▲敷地内を、ウシ柄のトラクターバスが周遊しています(1人1周・税込200円、3歳未満無料)

かわいい動物の赤ちゃんから、大きな牛さんまで。まきばの動物とふれあおう!

「阿蘇ミルク牧場」で、まず親子で体験したいのは、まきばの動物とのふれあいです。というわけで、早速「動物ふれあい広場」へと向かいました。広場の中では、ヤギやワンちゃん、モルモットにマウスなど、昔から人と関わりが深い動物たちが自由に歩き回っていました。これらの動物たちと、自由にふれあうことができます。

かわいい動物たちに「早くさわりに行こう!」とママがお姉ちゃんに声を掛けますが、動物との距離の近さにお姉ちゃんがタジタジ…。ドキドキしながら動物たちを見ていたら、子ヤギやワンちゃん達から、お姉ちゃんに近づいてきてくれました。
▲かわいいヤギの赤ちゃん。人なつっこい子ヤギに安心して、ふれることができました!
▲スタッフさんの号令で整列したワンちゃん達との記念写真も。お見事!

子ども達が動物に慣れてきたら、広場の中にあるモルモットやマウスのタッチングコーナーへ。自分と同じ大きさのワンちゃん達を怖がっていた妹ちゃんも、「さわりたい」とここでは興味津々!膝や手に乗せた小さな生き物の鼓動や息づかいを肌で感じられて、子ども達はドキドキ。パパママも夢中になってしまいました。
▲モルモットや世界最小のネズミ「パンダマウス」とふれあいます。パパママの方がテンション上がっているかも!?
▲ヤギさん達へのエサやりも楽しめます(1カップ・税込100円)。エサを食べる勢いのすごさに、ちょっと腰が引いているお姉ちゃん

「動物ふれあい広場」以外にも、牧場内の至るところにいろんな動物がいます。柵のすぐ向こう側にいたり、黒ブタや羊が気ままに敷地内を散歩していたり…。とにかく動物との距離の近さが一番の魅力。場内をお散歩しながら、いろんな出会いを楽しみました!
▲ヒツジさんがごあいさつ。近づいたものの、アグレッシブなヒツジさんの自己アピールに少し引き気味…(笑)
▲ミニチュアホースの空ちゃん(右)と海くん(左)。「エサくれる?くれる?」と言わんばかりに近づいてきます
▲乳牛を間近に見られるのも、「阿蘇ミルク牧場」の魅力。エアシャー牛・ブラウンスイス牛・ガンジー牛・ホルスタイン牛・ジャージー牛の五大品種が1つの牧場にそろうのは珍しいのだそう
▲道端に普通にいる、ロバのデニーロくん。背中をなでてあげましょう

「お馬さんに乗りたい!」というお姉ちゃんに引っ張られて、「乗馬体験広場」へ。引き馬によるポニー乗馬を楽しめるのです(税込500円~)。場内でも抜群に景色の良い丘でポニーに乗ることができる、贅沢な体験です。景色をバックに写真撮影させてもらえるポイントもあるので、パパママはカメラ持参でスタンバイ!
▲妹ちゃん、人生初の乗馬!しっかり訓練されたやさしいポニーなので、小さい子どもも大丈夫です
▲「きれーい!」。乗馬した人だけが見ることができる抜群の景色!忘れられない思い出になりそう

2大人気イベント、乳しぼりと「動物ワクワクレース」を楽しむ!

「阿蘇ミルク牧場」に訪れる人の多くがお目当てにしているのが、牛の乳しぼり体験です。毎日12時45分~12時55分に参加チケットが販売され、13時に体験がスタートします(1人税込300円、4歳以上~)。会場となる「らくのう体験ステージ」へ向かうと、すでに長蛇の列。列に並びながら、乳しぼりの方法を練習します。
▲スタッフさんがマイクで、搾り方のレクチャーをしてくれます。それにしても大人気!

実は、前の日の晩から楽しみでたまらず、乳搾りのイメージトレーニングを繰り返していたというお姉ちゃん。スタッフさんのレクチャー通りに「人差し指から、1、2、3…と閉じて」と練習して、順番が来るのを待ちます。
そうこうしているうちに、お姉ちゃんの順番がやってきました!
▲近くで見ると大きく感じる牛さんに少し緊張。さて、上手に搾れるでしょうか…?

牛さんのお乳に触れると、なんだか温かい…。先ほど教えてもらったとおりに、人差し指から順番に閉じて搾っていきます。すると…真っ白なミルクが出ました!いつも飲んでいる牛乳がこのように出てくるんですね。子ども達にとって、貴重な食育にもなる時間です。
▲自分の手で搾って出てくる牛乳に、くぎづけ
▲乳しぼり体験参加者は、瓶牛乳もしくは瓶コーヒー牛乳(いずれも200ml)がもらえます

「阿蘇ミルク牧場」のもう一つの名物イベントが、「動物わくわくレース」です(1日2レース)。レース場でレースを行う動物の1・2着を当てるというもの。日にちや時間によって、ヤギ・ブタ・ヒツジなどの動物が走ります。レース予想の参加チケットは入場時に受付でもらえ、誰でも無料で参加できます。
▲わくわくレースが行われる「パークスタジアム」。ここで熱戦が繰り広げられます…!

今日はブタさんのレース!まずは広場中央のパドックへ行き、ブタさんたちの様子を見て1-2着のブタさんを予想します。落ち着きなく歩き回っているブタさん、のんびり座っているブタさん…。スタッフさんによる各ブタさんのプロフィール紹介も参考にしながら、予想を固めましょう。
▲5頭のブタさんたちを厳しい目でチェック。ちなみに1・2着を着順通りに当てる連勝単式なので、なかなか難しい予想です
▲3-1を予想!ちょっぴりギャンブラーの表情に!?

さあ、予想が決まったらついにレーススタートです!ゲートから一気に走り出す5頭のブタさんたち。「3番、1番、がんばれー!」応援にも熱が入ります。
▲一斉にスタート。パドックでののんびり具合がウソのように、皆スピーディーに駆け抜けていきます
▲皆、おのおの予想したブタさんの応援に熱が入ります

さて、結果は…。残念!今回は予想が外れてしまいました。この「わくわくレース」、見事予想が的中したら、ちょっと嬉しいプレゼントがあるのだそうです。次は絶対、的中させたい!

不思議で楽しい手づくり体験。バターづくりに挑戦!

場内には、乳製品を使ってさまざまな手づくり体験が楽しめる「手づくり体験館」があります。バター、チーズ、ウィンナーづくりなどの定番体験をはじめ、ケーキやパン、アイスなど月替わりで楽しめる体験もいっぱいです(詳細は公式ホームページの体験スケジュールを参照)。
▲牧場の入り口近くにある「手づくり体験館」

今日は、事前に予約していた「ふりふりバターづくり教室」に参加します(1人税込550円・要事前予約・所要時間約50分・1名から受付可)。小学生未満の子どもは保護者と一緒の参加になるので、今回はパパ&お姉ちゃん、ママ&妹ちゃんの2組に分かれてバターづくりに臨みます!
▲材料はいたってシンプル。道具も簡単なものばかりなので、子どもでも手軽に楽しめそうです

集合時間に合わせて体験館に行くと、すでに材料が準備されていました。台の上にあるのは、生クリームとお塩。これだけでバターができるのでしょうか…?そんな疑問を抱きつつも、体験がスタート。
▲スタッフさんがバターづくりの流れをパネルで分かりやすく教えてくれます。とにかく振るのが大変なようです

まずは生クリームが入った瓶を振ります。とにかく振ります。飽きても振ります!チャプチャプという音が消えて固まってくるまで、振りまくります!!「まかせて!」と姉妹がちゃぷちゃぷ。さあ、何分振れるかな?
▲瓶を振ります。最初は子どもたちが挑戦!

「もう疲れた−…」、「早っ!」。
1分も経たないうちに、子ども達は休憩。ふりふり係は大人達に交代です。この作業、かなり根気と体力が必要です。パパとママが頑張ります。
▲瓶の中の音に耳を澄ませながら振りまくります

振ること10分近く…。チャプチャプ音が消え、中身が固まってきました。さらに振り続けると、個体と液体が分かれて、バターらしき姿が中に見えて来ました!
▲振り続けた甲斐あって、固形のものが姿を現しました
▲瓶の中の液体をボウルに出したら、塩を入れて味の調整をし、容器に移します

約50分でマイバターの完成!普通のバターよりもミルクの風味が豊かな一品です。スタッフさんによると、オススメは茹でたジャガイモにつけて食べることだそう。手づくりのバターは、絶対に美味しいに違いありません。
▲完成!親子合作で頑張りました。小学生以上は子ども1人でも参加できます
▲作ったバターは冷蔵保管してもらえ、帰るときに受け取ることができます。体験後は心置きなく牧場で遊びましょう

他にも、割けるチーズがつくれる「不思議なチーズづくり」など、魅力的な体験がたくさんです。体験によって料金、所要時間、対象年齢、受付人数などが異なるので、ホームページでチェックしてくださいね!(基本的に前日までの電話予約。空席状況などにより当日受付できる場合もあり)
▲「不思議なチーズづくり」は1人税込1,100円・2名からの受付・所要時間約50分+冷蔵15分(写真提供:阿蘇ミルク牧場)

ちなみに体験館の近くには、場内の乳牛から搾乳した生乳の加工場「ミルク工場」があり、窓越しにいつでも見学できます。牛乳の瓶詰め、チーズやバタ−、アイスなどの製造・加工・パッキングまで、手づくりの味にこだわりながら行われる作業風景は圧巻です。
▲ガラス越しにほとんどの工程を見ることができます
▲チーズ熟成の様子も、日光が当たらないよう閉じられた扉の奥にあるのぞき窓からこっそり見学できます。フランスで修行を重ねた工場長による自慢の逸品です

まきばの美味しいものを、お腹いっぱい堪能!

「阿蘇ミルク牧場」は美味スポットとしても人気です。なかでも場内の「牧場レストラン マザーズキッチン」は、ここ目当てに来場する人も多いほどの人気ぶり。牧場で生産された乳製品やミート製品、牧場内の畑で採れた野菜、さらには自然豊かな阿蘇エリアの旬野菜をふんだんに使った料理の数々を、バイキングスタイルで楽しむことができます。料金は大人1,600円、中高大生1,300円、小学生900円、3歳~小学生未満400円、2歳以下無料(すべて税込)。
▲安心安全の食材を使用した、季節の料理が約50種そろいます
▲美味しそうな料理の数々に、目移りしちゃいます

早速一家も、各々好きな食材探しに歩き回ります。チーズやバター、牛乳など、ここならではの味覚を生かしたオリジナルの料理もたくさん。阿蘇の湧水で育った新鮮な野菜の料理も気になります…。ぐるぐる周っている内に、取り皿があっという間にいっぱいに!
▲「阿蘇ミルク牧場」ならではの「乳和食」コーナーも
▲名物の割けるチーズやリコッタチーズもしっかりセレクト!

大きな牛乳タンクを見つけた子ども達。「あの蛇口を開きたい!」とおねだりすると…。なんと、蛇口からコーヒー牛乳が!その隣には牛乳が出る蛇口もあります。子ども達、大興奮です。
▲蛇口をひねると牛乳やコーヒー牛乳が…!夢のような蛇口に、なんだかワクワクします
▲「いただきます!」。広い座席空間はたっぷり200人以上収容!

美味しい食材が豊富な阿蘇ならではの贅沢なバイキングランチ。チーズや牛乳も、お野菜もお肉も、何もかもが美味しくて子ども達もパクパク。みんな満腹になりました。大満足!

乳製品にミート製品…。外せないお土産もいっぱい!

心ゆくまで遊んだら、最後に「ミルク市場」でお土産を買って帰りましょう。「ミルク工場」でつくられたオリジナルの乳製品やミート製品をはじめ、お菓子や加工品、阿蘇の味覚など、たくさんの魅力的なお土産がそろいます。
▲広い物産館にお土産がぎっしり

選びきれないほどにたくさんのお土産の中で、スタッフさんにオススメの逸品を教えてもらいました。まずは「牧場のPIZZA」。自家製のゴーダチーズとモッツァレラチーズがたっぷり乗ったコク深い一枚は、食事にも、お酒のおつまみにも魅力的です。冷凍なので、お土産にも自宅用にも選びやすい一品です。
▲「牧場のPIZZA」800円(右)、ミニサイズ600円(左)。このチーズの量、たまりません!

次は「ぐるぐるソーセージ」。熊本県産豚を手づくりでぐるぐるに詰めた粗挽きの風味が魅力。見た目もカワイイソーセージで、お土産に喜ばれると人気だそう。
▲「ぐるぐるソーセージ」(税込730円・200g)

そして、やっぱり外せないのがチーズ製品です。割けるチーズ「ミルクの樹」は、ミルクの風味も豊かで割くのが楽しい!熟成した風味が人気の真ん丸チーズ「カチョカヴァロ」は、薄切りにして焼き目をつけて食べるのがオススメ。
さらに、ヨーグルトのようなクリームチーズ「フロマージュブラン・リス」は、ジャムと合わせるとデザート風に、もろみと合わせるとおつまみにもなる変幻自在な一品。レストランの料理長監修のジャムもオススメです。
▲右上より「ミルクの樹」(税込580円)、「カチョカヴァロ」(税込900円)、「フロマージュブラン・リス」(税込580円)、「オリジナルジャム・ブルーベリー」(税込420円)
▲2017年新登場の「オリジナルマグカップ」(各税込760円)も人気。右はホルスタイン柄、左は場内にいる5種の乳牛をデザイン

場内にある遊具コーナーや「ハイジのブランコ」でも最後に思いっきり遊んで、「阿蘇ミルク牧場」での1日を締めくくりました。
▲景色の良い丘の上にある「ハイジのブランコ」。あのアニメのように爽快感あふれるブランコ遊びができます

動物におそるおそる近づいていたお姉ちゃん、そしてこれまでは動物が苦手で近づくこともできなかった妹ちゃん、2人ともこの1日で、動物にふれられるようになりました!きっと今晩は熟睡して、翌朝には自分たちでつくったバターをパンに塗って、いつもよりも楽しい朝ご飯を楽しむことでしょう。
▲大型アスレチックがある遊具コーナーで、遊び納め
▲もちろん「牧場のソフトクリーム」(税込300円)もいただきました!搾りたて生乳からつくられた、コクのある濃厚な風味は、牧場ならではの美味しさ!

体験・イベント・動物盛りだくさんで、お腹も心も満たされたあっという間の1日。大自然の中で牧場の景色に癒され、子どもはもちろん大人も童心に戻って楽しめる充実の「まきば遊び」、ぜひ体感してみませんか?
中川千代美

中川千代美

長崎生まれ、熊本在住。地方出版社に勤めたのち、「チヨミ編集事務所」として独立。地域の子育て情報誌や生活情報紙をはじめ、幅広いジャンルの編集・ライティング・企画を手がける。食欲・物欲・お出かけ欲・温泉欲・ビール欲が赴くままに熊本・九州を駆け回る日々。趣味は二胡。(編集/株式会社くらしさ)

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