北海道ときどき東北~女子大生2人のゆらゆら鈍行列車旅~後編

2017.04.29 更新

こんにちは。都内学生のみゆうです。ひとり旅する女の子を応援するフリーペーパー『たびぃじょ』を制作する「学生団体mof.」に所属しており、暇さえあれば国内をうろちょろ旅しています。前半は友人のおくんとふたりで東京を出発して、のったりゆったり鈍行列車に揺られながら、札幌まで到着して大自然を満喫しました。5日目からの後半戦はこの旅の大目玉である流氷クルーズが!果たして見ることができるのか。ドキドキ。

▲キンキンに冷えた指で一生懸命書いた文字

ここでいったんルート確認。
(札幌までの前半はこちらをチェックしてくださいね。)
▲5日目は札幌から紋別日帰り、6日目は札幌から函館、最終日7日目は青森から一気に南下予定です

5日目。いざ、オホーツク海で流氷とご対面?!

流氷クルーズができる紋別には、電車でももちろん行くことができます。が、天候による遅延でも万が一起きたら、流氷船の出港に間に合わないかもしれない!そんなリスキーなことはできません。ということで、札幌から日帰り流氷バスツアーに申し込みました!
▲「ガリンコ号2」という、いかにも強そうな流氷砕氷船に乗ります

札幌から紋別までは片道約5時間、往復10時間の移動。そこまでかけて行くか?ともしかしたら思うかもしれませんが、流氷クルーズは今回の旅で私たちが大本命の観光としたメインイベントなんです。(と同時に、鈍行旅で長時間移動に慣れてしまった私たちには、片道5時間など痛くもかゆくもないのです。)

朝7時に札幌駅に集合しバスに乗り込み、紋別へ向かいます。しかし序盤で、バスガイドさんから悲しいお知らせが。本日のツアー、流氷を見られる可能性が非常に低いということ。……?!悲しいな?!見られないと分かっていて5時間かけて行って……青い海原クルーズして帰ってくるの悲しいな……?!

唯一の私たちの救いは、このツアーに組み込まれている、あざらしが見られるオホーツクとっかりセンターへの入館も楽しみにしていたということ。アザラシのために、ここは黙って向かおうということにしました。

途中道の駅での休憩も挟みながら、正午ごろ、紋別のガリンコ号乗船ステーションに到着しました!
▲青い空に映える真っ赤な「ガリンコ号2」
▲青い海原クルーズ!行って参ります!(左が私、右がおくんです)
▲これが乗船チケットの代わりとなるシール。かわいいですね

では、いざ出港!!
▲少し寒いですが、日差しがあって気持ちいいクルーズです!
▲カモメもいっしょに

とここで!!!
▲お?

なんだなんだ!とざわつく船上。

残念ながら、これは流氷ではないそう。海氷というもので、文字通り海面が凍ってできた氷の塊。流氷は、ロシア沖で出来たロシア産の氷が流れてきたもので、海氷は紋別産の氷ということです。


しかし、青い海原クルーズと聞いていた私たちからすれば、海氷ですらテンションがあがります。なんせ氷が浮いてるクルーズなんて経験ありません!
▲どんどん進んでいくと海氷いっぱいのエリアに。感動

▲動画でもお楽しみください
▲足跡の残る海氷。きつねの足跡と言われました

ごくまれに、動物が乗った流氷や海氷を見ることができるそうです。惜しい~~でも足跡だけでもかなり興奮しました。約45分の海氷クルーズでした。

▲海氷を砕いて進む様子も少しだけお届け

最初に下げられた分、海氷の登場によりテンションがガンガンあがり、結果とても楽しいクルーズとなりました。来てよかった~~~!
▲おくんも満足げ~~

癒しのアザラシタイム

クルーズが終わった後、待ってましたと言わんばかりに向かったのは、日本で唯一の海獣専門保護施設であり、現在20頭以上ものアザラシを保護している「オホーツクとっかりセンター」。とっかりとは、“アザラシ”を意味するアイヌ語“トゥカラ”に由来した北海道の方言だそう。
▲大きなアザラシが目印

入ってすぐ、大きなプールが3つあります。
▲日向ぼっこをするアザラシたち

ここからはアザラシフォト連発になります。
プールに近寄ってみると、手前の角に爆睡中の子が。
▲口が若干あいてます。おじさんみたいな顔~
▲お目目ぱっちりの子も。かわいい~と見ていたら、
▲一瞬目を離した隙に爆睡。さっきまでの可愛いお顔どこーー
▲浮き輪を枕にして(?)寝ている子も
▲親切に近くまで寄ってきてくれ、
▲またしても爆睡。顔だけ出して寝るのがアザラシの定番スタイルなんでしょうか

寝ている子をずーっと見ているのも癒されて幸せですが、エサやりショーも気になりました。
▲トレーナーさんの指示をしっかり聞くアザラシたち
▲フォルムが最強にかわいいなあ
▲一番の若アザラシ・かいくん
▲優しい表情がカワイイのだけど名前はまがおくん

えさやりショーの最後には、アザラシおさわりタイムがあるんです!
▲タッチ。思っていたよりも硬い皮膚。だけど弾力があってずっと触っていたくなる感じ

いやあ貴重な経験。今日のツアーは私たち的にはとっても大成功!初オホーツク海ご対面に、海氷クルーズ、あざらし初タッチもできて大満足です。
▲「海氷最高!」の図
▲影で遊びがち~

さ、またここから5時間かけて札幌へ帰りますよ~!

道民・大泉洋おすすめ、絶品スープカレーをいただきます

お腹もペコペコになった20時頃、札幌駅に無事到着!今日の晩ごはんもやっぱり北海道グルメがいいね~ということで、スープカレーに決定!調べてみると、すすきのに大泉洋さんおすすめのスープカレー屋さんが。行ってみることに。

向かったのは「soup curry yellow」。お腹が空いたので、手っ取り早く人気ナンバーワンの「チキン野菜カリー」(1,100円)に、大泉さんおすすめのトッピングの「ベーコンステーキ」(350円)を注文。カレーの辛さも選べます。お子ちゃまな私は1辛です。
▲どん。美味しそ~。食欲そそる彩りです

骨付きチキン・じゃがいも・レンコン・おくら・ブロッコリー・ナス・にんじん・ピーマン・南瓜・うずらの卵とたくさん入っていて嬉しい~!どれも大きくてごろごろしていて食べごたえ抜群。
▲ベーコンステーキこんなに大きかったの?!というサイズ感

スープは1辛ではあるけれど、ほどよくスパイスが効いていて、かつコクもあって、チキンライスが進む進む。ほろほろほどけるチキンもとっても美味しくて幸せでした。
あー今日で札幌も最後の日。3日間だけだったけど、もう名残惜しい。また来ようね~と話しながら、泊めていただいているおくんの親戚宅に帰宅。
明日からまた2日間かけての帰路が始まるため荷造りをします。

6日目。午前中におうちを出発、函館へ向かいます

毎晩おうちに帰ると温かく迎えたご親戚に別れを告げ、札幌駅を11時に出発し、帰りは少し違うルートで帰ります。

JR千歳線で北広島へ向かい、室蘭線に乗り換え苫小牧まで。乗り換え時間が少しあったので特に何をするでもないけれど、苫小牧駅に降りてみることにします。
▲名産品をモチーフにした看板がかわいい
▲苫小牧の名産品でもあるハスカップ味のいろはす。初ハスカップ!ベリー系だけど、さっぱりとした好きな味でした

苫小牧から室蘭線で東室蘭、長万部まで行き、ここからは行きと同じルートになります。
行きと同じようなトラップ発生。乗り継ぎの接続が悪く45分程度、森駅で停車です。
▲座ってばかりでお尻が痛くなるので体操(?)

函館駅に着いたのは19時すぎ。本当は、100万ドルの夜景としても知られている函館山の夜景を見に行こうとしたのですが、あいにくの天気であきらめることに。くーっ。

お腹も空いていたので、近くのハンバーガーショップに向かいます。
お店の名前は「ラッキーピエロ」。函館エリアでのハンバーガーショップチェーン店で、愛称は“ラッピ”。リーズナブルな価格でボリューム満点なメニューが揃う、コスパ最強なお店だそうで、函館に来たらスルーはできないと言われるほど。絶対に行こう!と狙っていました。
▲レトロなピエロの看板が目印!
▲店頭にいたピエロ。雪をかぶっていました
▲ノスタルジーな空間
▲間接照明も個性的

内装は店舗ごとに全然違うらしいのです。気になる気になる。
▲待つこと5分。来ました!やったぁやったぁ

注文したのは、人気ナンバーワンという、「チャイニーズチキンバーガーセット」(702円)。セットのポテトにかかったグラタンソースのようなものが美味しすぎてたまらん!
▲このボリューム!甘辛タレチキン・セサミたっぷりバンズ・レタス・マヨ、すべてが絶妙にマッチ。「うまああああああ!」の一言
▲ラッキーガラナ(130円)。北海道でしか買えないということでお試し!
▲おいしくいただきました!(一気飲みはお腹きゅるきゅるしたのでおススメしません)

ガラナは、なんというかドクターぺッパーのような、ドデカミンのような味。エネルギーチャージ系の飲み物が好きな方にはたまらないと思います。ちなみにですが私はバイト前にしょっちゅうデカビタを飲むので、ガラナは大好きな味でした!この美味しさを伝えるべく、お土産にも1本買って帰りました~!
さ、青函フェーリー乗り場へ、とタクシーを待っている合間に
▲記念に雪を持って帰ろうということに(バカ)

帰りは、23時半発のフェリーで函館を出発し、明け方4時前に到着予定の「はやぶさ3号」に乗船します。
▲2度目のご対面ですね。お世話になります

最終日、7日目。1週間を振り返りながら南下

北海道にさよならを告げ、無事青森に到着。始発電車に乗ってひたすら南下していきます。
▲明け方の雪降る青森駅。どうしてひらがな表記なんだろう

帰りも行きとまったく同じルートで帰り、途中お昼休憩と夜ご飯の時間に途中下車する予定です。
▲昨日の晩につめた雪はこんな少量の水になっていました(思っていたよりも少なくてびっくり…!)
▲早朝独特の空気が伝わりそうな写真が撮れました
▲行きは東北地方に雪はなかったのですが、帰りは雪道が続いていました

14時前、降り立ったのは福島駅。
「珈琲グルメ」という福島女子に大人気という喫茶店で、少し遅めのランチタイム!
▲店内は落ち着いた雰囲気。老若男女問わず、ゆっくりすごせそう

珈琲グルメという店名であるからには、やっぱり人気は自家焙煎珈琲。店内にあるコーヒーカップから好きなものを選んで飲めるそう。
▲おしゃれなカップがたくさんで迷っちゃいそう

そんな素敵な制度があるにも関わらず、私はアイスティーを頼んでしまい、後になって少し後悔……。

注文したのはお料理・デザート・ドリンクを1品ずつ選べる「Partyセット」(1,290円)。

お料理は本日のドリアを注文。かぼちゃとチキンのドリアでした。
▲とろ~~~~りチーズによだれ

デザートは珈琲グルメの名物、ババロア。
▲コーヒーババロアにコーヒーソフト。ソフトクリームはバニラと選べます

コーヒーババロアの苦みと、ソフトクリームの甘さが抜群の相性。ぺろっといただきました。落ち着いた空間での素敵ランチ。最高すぎる。ごちそうさまでした!
福岡駅の近くに銅像がありました。銅像を見ると誰で、何をした人なのか、とかなり気になってしまうたちで、近寄ってみました。
▲古関裕而(こせきゆうじ)。生誕100年記念モニュメントとのこと
▲誰かわからないけどとりあえず顔真似

電車の中で調べてみると、1964(昭和39)年東京オリンピックの選手入場行進曲の作曲など5,000曲以上も世に送り出した超偉大な作曲家さんでした。福島出身で、福島市民名誉賞第一号に選ばれた方だそう。第一号…そりゃ銅像になるしかないですね。

お腹を満たし、新たな知識を得て、さあ、南下再開です。16時半に福島を出発し、3時間。まだ3時間しか経っていませんが、ここでもう晩御飯にします。

降り立ったのはここ、栃木県の宇都宮駅。
▲「とちまる」というゆるキャラ。日光のサルがモチーフだな??

栃木、宇都宮といったらそれはもう、ひとつ。宇都宮餃子です。あまりにも餃子店が多いので迷ってしまい、全国的にも有名な「宇都宮みんみん」へ行くことにしました!
▲いかにも美味しい餃子がでてきそうな字体(ですよね?)

おなかすいて死にそう~という程度ではなかったので、2人で1人前の餃子セットをとりあえず頼みました。
▲焼き餃子2人前と水餃子1人前(奥)とごはんのセット(790円)を2人でシェア

香ばしく焼き上げられた焼き餃子はごはんがすすむすすむ。いつの間にかそれなりにお腹が空いてしまいましたが、ラストオーダーがすぎたため泣く泣く少しおなかをすかせたまま退散。美味しかったなぁ~また食べたいなぁ~!

いよいよ旅も終わり

そして、この7日間で初めてお酒を飲んで久々ほろ酔い気分。お酒は時に人を感情的に、そして素直にさせますよね。旅が終わってしまうのが悲しくて、ちょっと宇都宮駅でふらふらしながら時間をつぶしたり。

7日間もずっと一緒にいるなんて初めてでしたが、驚くくらいに話が絶えないおくん。帰りの電車では眠ることなく少し早口であんなことこんなこと、7日間の振り返りも話しました。たまに起こるハプニングも、やっぱりそれも旅の醍醐味。書ききれなかった珍事もたくさんありましたが、おくんに助けられました。おくんと結婚しよっかな。そのくらいのありがとうと楽しかったが溢れます。
▲ありがとうおくん!また長旅行こうね~~~

そして23時過ぎ、最寄りの駅に到着。おうちに帰るまでが旅、ということで互いに無事帰宅を報告しあって、この旅は終わりました。

最高の旅だった。その一言に尽きます。ひとり旅とはまた違った、鈍行旅になりました。おくんだけでなく、ご親戚の方々にもたくさん良くしてくださって、本当にお世話になりました。
▲カメラをもって、ちゃんと記録するのも大事だな~と、この旅録を書いていて思います

人と一緒にいられる旅も最高だし、でも一方でひとりで1から10までやるひとり旅も自分の成長につながるし最高。どんな形でも、旅はやっぱりいいですよね。

でも、今しかできない旅って絶対あると思いませんか。学生にしかできない旅、社会人にしかできない旅。それは使える時間や金銭面、様々なことが関わってくるはずです。もしかしたら、学生・社会人関係なく、そのときの自分の状況次第だったり。今の自分にしかできない!と思える旅ができたら、とっても幸せなことだと思うんです。

私の大学生活はもう折り返し地点。自由な時間の多い学生生活もあとわずか。たくさんの経験ができるような、素敵な旅をしてきたいと思います!

※記事中の価格はすべて税込みです。
菱沼 美優(学生団体mof.)

菱沼 美優(学生団体mof.)

都内学生。女の子のひとり旅を応援する学生団体mof.所属。フリーペーパー『たびぃじょ』の企画・制作を行っている。

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