スタグル天国!ジェフ千葉の本拠地「フクアリ」5大グルメはこれだ

2017.05.25 更新

「スタグル」という言葉に聞き覚えはありますか?「スタジアムグルメ」と聞けばピンとくるでしょうか。そうです、スタグルはサッカーや野球などの試合会場で食べることができるグルメの略称なんです。近頃は、その内容の充実ぶりやレベルの高さから、試合観戦と並ぶ最大の楽しみとして認知されています。ぐるたび編集部はその実態を探るべく、全国の多彩なスタグルをシリーズでお伝えします。今回は、J2「ジェフユナイテッド市原・千葉」のホーム「フクダ電子アリーナ」を訪ねましたっ!

▲ジェフ千葉のDF・乾貴哉選手(左)とGK・大野哲煥(ちょるふぁん)選手(右)も人気のスタグルを紹介してくれますよ~。乞うご期待!

教えて!めしたろうさん。フクアリの魅力ってなんですか?

フクダ電子アリーナ(以下、フクアリ)のスタグルをご紹介するにあたり、まずは全国のスタグル事情に精通されている強力な助っ人にご登場いただきます。その名は「めしたろう」さん。
▲残念ながらお顔はヒミツ…。トレードマークは、2015年に阪神甲子園球場で販売されていたプロ野球「阪神タイガース」の関本健太郎選手(当時)の顔を模した「セッキー幕の内」

めしたろうさんの何がすごいのかと申しますと、なんと北海道から沖縄まで全国に54も存在するJリーグクラブの、すべてのホームスタジアムでスタグルを食べた経験があるのです!(ただし、J1「ガンバ大阪」は万博記念公園陸上競技場。2016年からメインで使用されている市立吹田サッカースタジアムは未訪問)

山口県で生まれ育ち、現在は岡山県在住というめしたろうさん。千葉県に住んだことはないそうですが、Jリーグの中でもっとも応援しているチームがジェフ千葉なんだとか。なぜなのでしょうか?

めしたろう「ゴール裏の熱が、フクアリ全体に伝播する光景がたまらないんです。試合展開やサポーターのチャント(応援歌)に引きこまれたメインスタンドやバックスタンドからも手拍子が生まれ、その渦が反響してスタジアム全体に響き渡る。あの雰囲気は、まさに『フクアリ劇場』。その上、スタグルは絶品揃いなんですよ」
▲チームカラーのイエローで埋め尽くされるジェフ千葉のホームゴール裏

約2万人収容のフクアリは、日本ではまだ少ない球技専用のスタジアム。陸上競技場と違ってトラックがないため、スタンドからピッチまでの距離が近く、非常に観やすいのが特徴です。
客席はぐるりと屋根で覆われており、この屋根にあらゆる音が反響することで、まるで劇場のような一体感を生みだすのだそう。スタジアム名に「アリーナ」を冠しているのも納得ですね。
▲外から見るとこんな感じ

めしたろう「フクアリへは、ぜひとも鉄道でお出かけください。ジェフ千葉の試合日のJR蘇我駅は、駅員さんから発車メロディー、トイレに至るまでジェフ一色!否が応でも気分が高まりますよ」

話を聞いているだけで、とってもワクワクしてきました。百聞は一見に如かず――編集部Y、さっそく4月末に行われた「徳島ヴォルティス」戦へ出かけました!

東京駅から約1時間!アクセス抜群のフクアリは程よい距離にある“旅先”

フクアリが位置するのは千葉市中央区。最寄りとなるJR蘇我駅へは、JR東京駅から京葉線快速で一本、乗り換えなしで行くことができます。
「葛西臨海公園」の大観覧車や「東京ディズニーランド」など、東京湾岸沿いの景色を楽しむこと約45分で到着。
▲中央のレッド・イエロー・グリーンのマークがジェフ千葉のエンブレム(紋章)。真ん中で躍動感を与えているのはチームキャラクターの秋田犬です

改札を出ると、今回案内してくださるジェフサポーターの「ホリゴメ姐」さんが迎えてくれました。こんにちはー!

ホリゴメ姐「はじめましてー!蘇我駅楽しいでしょう?ジェフの試合がある日は、アウェイチームのフラッグや歓迎看板が出ていたり、『ジェフィ』が出迎えてくれることもあるんですよ」
▲こちらがジェフ千葉のマスコット・ジェフィ(♂)。なんとも愛らしい風貌ですね。ユニティという弟くんもいますよ

さて、蘇我駅からフクアリまでは一直線に歩いて約8分。バス移動も珍しくないサッカースタジアムのなかで、アクセスも抜群なんです。
ホリゴメ姐「駅からフクアリへの道のりも注目ですよ。足元にはマスコットの案内表示があるし、スタグルを出している『なかむら』さんの実店舗前には、対戦相手にちなんだ当日限定のメニュー告知があって、毎回それをチェックするのが楽しみなんです♪」
▲この日の対戦相手である「徳島」を意識したなかむらのメニュー告知。なんとスタジアムで「鯛めし」をいただけるとは。「徳島ドン!!」てのも気になるな~

道行く人に目をやれば、ホームのサポーターもアウェイのサポーターも、それぞれがチームカラーのユニフォームやグッズに身を包み、これから始まる“フクアリ劇場”が待ち遠しくて仕方ない様子。われらも自然と足早になってしまいました。
そして、いよいよ本日の目的地、フクアリに到着です!

魅惑のフクアリグルメ、さっそくいただいちゃいます!

スタジアム場外の屋台村をはじめ、レストランに場内売店と、フクアリにはグルメスポットが3つもあります。試合開始までまだ2時間近くあるというのに、屋台村にはすでにたくさんの人が。あちこちからいいにおいが漂ってきて、何から食べようか迷ってしまうほどです。う~ん、ホリゴメ姐さん、おすすめを教えてください!

ホリゴメ姐「はーい!ではさっそく、私が選ぶフクアリグルメランキング・ベスト5を紹介しますね。まず5位にランクインしたのはこちらです!」

第5位.空海の「牛すじ煮込み」(出店場所:場内売店)

▲空海の「牛すじ煮込み」(600円)
▲場内バックスタンドに出店している空海

ホリゴメ姐「空海の牛すじ煮込みは、香りだけでビールが欲しくなる一品。豆腐とこんにゃくが牛すじと同じくらいたっぷり入っていて、食べごたえも満点なんですよ」

七味唐辛子や和がらし、漬物4種が常備されていて、自由に好きなだけトッピングできるのも、この店の楽しいところ。よく煮込まれた牛すじ煮込みには、和がらしが抜群の相性でした!
▲大鍋でじっくり煮込まれる「牛すじ煮込み」(右)。「もつ煮込み」(500円・左)も美味なんだとか

第5位に選ばれたのは、スタグルでは定番的な“煮込み”でした。さて、次にランクインしたのはどんなメニューなのでしょうか?ここからは、スタグルの達人・めしたろうさんのコメントもあわせてお楽しみください。

第4位.サマナラの「ナン・カレーセット」(出店場所:場内売店)

▲サマナラの「チキンカレー(ナン付き)」(800円)

ホリゴメ姐「その場で焼いてくれるナンの香ばしさは、もはやスタグルを超えるレベル。サフランライスもありますが、ここはナンをおすすめします!」
▲場内ホームゴール裏に立派な店舗を構えるサマナラ。バックスタンド北寄りでもテントにて販売していますが、熱々メニューはこちらでお求めを
▲もっちもちのナンを焼いてくれます

めしたろう「サマナラは、ジェフの原点・市原にあるインド・スリランカカレー屋さんです。ベースとなるチキンカレー/ポークカレー、いずれを選んでも驚くのが具の大きさ、そして口の中でほどけるやわらかさ。辛すぎないけどしっかりとしたスパイスの交わりで包み込まれたルーの深み…。店員さんが慣れた手つきでナンを窯から取り出し、ささっと折りたたんで手渡してくれるところも含めて、スタジアムで味わう『本格』です」
さらに注目なのが、毎試合出品される限定カレー。「普通」と「辛口」の各20食は毎度、争奪戦。この日もあっという間に完売で、ありつくことができませんでした。無念…。
カレーに次いで人気なのが、「チャパティ」(600円)。窯で焼いた鶏肉をバターチキンソースで炒めたものと、スパイスなどで炒めた豚肉をそれぞれ生野菜とサンドした肉々しいメニュー。2つ入ってこの値段というのがうれしいです!冷めてもおいしいので、試合を見ながら食べるのにももってこいですよ。

スタジアムでここまで本格的な料理をいただけるなんてびっくりしました。この上をいくスタグルがまだ3つもあるなんて!!!それでは、気になるベスト3を発表しましょう。

第3位.せんねんの木の「ジェフィ焼き」(出店場所:屋台村)

▲せんねんの木の「ジェフィ焼き」(1個150円)

ホリゴメ姐「まず、見た目のかわいさがいいですよね!中の具材は、つぶあん・カスタード・チョコの3種類が定番。フクアリは甘味メニューが少なめなので、つい毎回、食べたくなってしまいます」
めしたろう「ジェフの愛すべきわんこマスコット・ジェフィの顔を模した人形焼ですね。定番3種はどれもハズレなし。期間限定の中身があったりするのも見逃せませんよ」

この日は定番以外に「とちおとめイチゴミルククリーム」が出品。季節モノはそそられますっ。
▲乾選手と大野選手にもジェフィ焼きを試食してもらいましたよ。パクリ!おいしそうな表情ですね

選手も大満足の甘~いスタグル。ぜひ、焼き立てを味わってくださいね。
さて、ランキングも残すところ2つとなりました。2位にランクインしたのは果たして…?

第2位.なかむらの「日替わりご当地丼」(出店場所:屋台村)

▲この日の日替わりメニューの一つ「徳島ドン!!」(700円)

ホリゴメ姐「毎試合、対戦相手にちなんだメニューで楽しませてくれるなかむらさん。実店舗の看板にもあった『徳島ドン!!』は、ジューシーな豚バラやモヤシといった徳島ラーメンの具材をごはんにのせたもの。醤油味のたれと温泉卵をからめて、さっぱりいただけました」
▲乾選手が持ってくれているのが、もう一つの日替わりメニュー「鯛めし(えび天付き)」(1,000円)

「鯛めし」は編集部Yが実食。上品な味わいの炊き込みごはんには、ほぐした鯛の身がたっぷり。伊勢海老の産地として知られる宍喰(ししくい)を彷彿させるえびと、鳴門金時を意識したと思われるさつまいもの天ぷらまでのっていてかなりボリューミーなのですが、半分ほど食べた後は、出汁をかけてお茶漬け風に。味わいが変わって、最後まで飽きることなくいただけました。一品で二度楽しめる工夫はうれしい!

ちなみに、ホリゴメ姐さんが過去一番好きだったなかむらの対戦相手メニューは、「アビスパ福岡」戦で登場した「豚角煮丼」だそう。
▲こちらが豚角煮丼。福岡を食っちゃおう!ということで明太子がのっていますね。「とろけるような角煮と明太子が最高なんです」とホリゴメ姐さん

めしたろう「対戦相手を意識した、毎試合ごとに全く違うメニューを出してくれるのは、スタジアム至近に実店舗を構えるお店ならでは。相手がいるからこそ成立するサッカーというスポーツですが、アウェイチームへの敬意とお店の熱意を感じます」

さぁ、残すは一つ。フクアリに来たからには絶対に外せない至高のスタグルのご紹介です。Jリーグ公認ファンサイト主催の「Jリーグスタジアムグルメ大賞」で殿堂入りしているフクアリグルメの代名詞ともいえる一品が堂々の1位に輝きました!

第1位.喜作の「ソーセージ盛り」(出店場所:屋台村)

▲喜作の「ソーセージ盛り」(600円)

ホリゴメ姐さんが選ぶフクアリグルメ第1位は、めしたろうさんも納得の喜作のソーセージ盛り!
一見、なんの変哲もないメニューに思えますが、こちらのスタグルが圧倒的ともいえる支持を集める理由はどこにあるのか。まずは、めしたろうさんに解説いただきましょう。

めしたろう「山のように盛ってもらえる、タッパーに入れてもらえる、という『体験』が広く発信され、共有されるから、今のように幅広く愛される特別な存在になったのだと思います。もちろんそれは、メニューそのものの味と香りと音があってこそ。ケチャップとマスタードを適量かけて、口に含むあの食感。なんといってもジューシーな肉のうまさ。五感に訴えてくる逸品です」
▲ランキング第1位ということで、大野選手も興味津々です!

ところで、タッパーとは??
じつは、喜作のソーセージ盛りは、タッパーを持参すると、通常よりもソーセージを少し多めに盛ってくれるというサービスがあるのです。これが、ホームのみならず、アウェイのサポーターにも大ウケなのだそう。

ホリゴメ姐「私は、タッパーに千切りしたキャベツを敷き詰めて、その上にソーセージを盛ってもらいます。野菜と一緒に食べればヘルシーですよ」
▲こちらはソーセージ盛りwithレタスバージョン。プラスチック容器よりも明らかにモリモリですね~(画像提供:J1「川崎フロンターレ」サポーターのMさん)

ちなみに、ソーセージは4種類が混ざっており、味の食べ比べもできます。鉄板で転がり、ジュウジュウと焼ける音と香り。盛ってもらって楽しむその見た目。喜作のソーセージ盛りが熱い支持を集めるのも頷けます。
もしタッパーを忘れても、スタジアム向かいのショッピングセンター内で購入できるので、ぜひ一度、試してみてくださいね。

また、ランキングからは漏れましたが、ホリゴメ姐さん・めしたろうさんとも、喜作は「唐揚げもオススメ」と口を揃えます。
▲喜作の「唐揚げ」(400円)。ソーセージ盛りのお隣で売られています

ホリゴメ姐「大概は揚げたてをいただけます。そのままでもおいしいんですが、コンソメ・バーベキュー・バター醤油など、自分の好きなフレーバーを選んで、味を変えられるのも魅力。紙袋に入れてくれるので、シャカシャカ振って食べてみてください」
▲「ぜひ、熱々のソーセージ盛りと唐揚げを味わってくださいね!」と喜作の美人店員さん

フクアリグルメ・ベスト5、いかがでしたでしょうか?
いや~それにしてもよく食べました。外で食べる“ごはん”って、なんでこんなにおいしいのでしょう。スタジアムという非日常空間が一つのスパイスになっているのは間違いありません。
ホリゴメ姐「美しい天然芝のピッチを眺めながら食べるのはもちろんですが、フクアリから歩いて4分ほどのクラブハウス(通称:ユナパ)にある無料休憩室を利用するのもおすすめですよ。運が良ければ、試合に出場する予定の選手のウォームアップやベンチ外選手の練習を見ることもできます。ユナパ入りする選手の私服姿を目撃することもありますよ」

おお!これは有益な情報をいただきました。試合前の選手の姿を見れちゃうなんて貴重ですよね~。
▲タイミングが合えば、スタジアムのコンコースでは“フクアリ画伯”の生お絵かきに遭遇することも

試合とグルメ以外にも、スタジアムっていろんな楽しみがあるんですね!

めしたろう「何かにこだわりすぎないのもポイントです。たとえば、人気のスタグルに並びすぎて、趣向を凝らした煽り映像やスタメン発表などを見逃すのはもったいないですから。また次来たとき!とすっぱりあきらめるのも、スタジアムを最大限に楽しむ秘訣です」

次回、フクアリで試合が開催されるのは2017年5月27日(土)、「愛媛FC」戦です(試合日程の詳細はこちら)。
スタジアム未体験の方や最近ご無沙汰という方はぜひ一度、千葉にあるもう一つの“夢の国”フクアリへ出かけてみませんか。

※価格はすべて税込です。
※価格や販売場所、サービスは2017年4月時点の情報です。詳細はこちらをご確認ください。
※ホームエリアの場内売店を利用する際は、アウェイグッズは取り外してください。

取材協力:ジェフユナイテッド市原・千葉

ホリゴメ姐

シーズンシート保有、千葉県在住のジェフサポーター。フクアリの雰囲気とマスコット、グルメが好き。試合日はフクアリ内にある「福有(ふくあり)神社」でお賽銭をあげて、ジェフの勝利を願う。「フクアリ観戦初めての方は、キックオフ前にピッチで行われる『ジェット・スフィーン』の本格的なチアダンスと、ジェフィ&ユニティのゆるゆるダンスもぜひ見てくださいね」

めしたろう

サッカー・野球・バスケットボール・モータースポーツなど、年間平均40~50試合を現地観戦するスポーツファンであり、自称スタグル野次馬。最近ときめいたスタグルは、J2「カマタマーレ讃岐」のホーム・Pikaraスタジアムで出品されていた「カマタマーナ」。「何を食べようか迷ったときは、『あの人が食べてるものおいしそう!』という直感に従うのが一番。たとえハズレだったとしても、いい思い出話になりますよ」

ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

学びや刺激・感動のある旅サイト「ぐるたび」の編集部。選りすぐりの旅グルメ&観光情報レポートを発信していきます。

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