コスモスが見頃の「能古島」へ!福岡からたった10分の離島は、一年中花に包まれる楽園だった
風に揺れる50万本のコスモス、奥には青く澄んだ海と広い空。福岡における秋の絶景で必ずあげられるのが「能古島(のこのしま)」のコスモス風景です。可憐なコスモス観賞はもちろん、離島である能古島には見どころも多数!そんな能古島の魅力をお伝えします。※本記事の情報は取材時点のものです。最新情報は直接施設にお問い合わせください。

福岡市内の港からわずか10分。 年中花に包まれた島「能古島」
能古島は、気軽に船旅が楽しめる離島として、福岡県民より親しまれている場所なのです。

では早速行ってみましょう!
福岡市からのアクセスは簡単。福岡市中心地にある天神バスターミナルから約30分、博多駅のバスセンターからは約40分、到着する姪浜(めいのはま)渡船場からフェリーで10分の船旅を楽しめば、そこはもう能古島です。


姪浜渡船場から能古島までのフェリー運賃は、往復大人460円、子供(1歳~小学生)230円(大人1名に付き子供1名は無料)、とリーズナブル。しかも1日23便(日曜、祝日は21便)運航と便数もあるので便利です。※各税込

フェリーには自動車も載せることができるので(往復1台2,680円~)、マイカーでドライブしたい!という方はどうぞ。
また自転車(往復1台240円)もOKですが、島内は高低差があるため、秋や春など過ごしやすい時期以外のサイクリングはちょっとキツめです。※運賃は各税込


港に到着すると、目の前にはバス停があります。そこからはバスで「のこのしまアイランドパーク」(以下、アイランドパーク)へ。バスは起伏の激しい細い道を通り、約15分ほどで到着!!
コスモスをはじめ季節の花畑が楽しめる。 ここは一年中が花の楽園

そんなアイランドパークの代名詞と言えば、やはり秋のコスモスです!
海風に揺られる約50万本のコスモスのじゅうたんは、圧巻!一面ピンクに染まるパノラマ風景は、ずっと眺めていたくなる美しさです。

50万本の早咲きコスモスは10月上旬から中旬まで。30万本の遅咲きコスモスは10月下旬から11月上旬まで。
見ごろが2回も訪れるのも魅力です。
コスモス以外にも、園内至る所に季節の花々が植栽されています。コスモスの時期が過ぎれば冬に向けて、紅葉、さざんか、日本水仙、つばき、春には菜の花、ポピー、桜、つつじ、夏にはひまわり…。





これらはほんの一例で、どの時期に訪れても季節の花々が迎えてくれる花の楽園です。訪れるたびに違う色に染まっているので、何度来ても楽しめますよ。
園内はまるで昭和初期の街。 レトロで可愛い場所やモノがたくさん






レトロ可愛い街並みを散策しつつ、ランチはそんな思ひ出通りにあるうどん屋「耕ちゃんうどん」へ。

こちらは、能古島名物「能古うどん」を提供するお店。能古うどんとは、能古島で製造しているうどんのこと。2000年前後に漁協組合の婦人会で、「能古島名物を!」と作ったのが始まりだそう。現在では麺はすべて港近くにある能古うどん製麺所で作られています。




私、一人前を3分でいただいちゃいました!それほどにするすると入っていく細麺。きめ細やかな麺の舌触りとコシ、女性でも大盛をペロリと食べられる、というのも納得です。
土日祝日の限定メニュー、温玉・天かす・わかめ入りの「冷やしぶっかけ」(780円・税込)も人気だそうです!
耕ちゃんうどん
福岡県福岡市西区能古1624 のこのしまアイランドパーク内
[営業時間] 11:00~17:30(L.O.16:45)
[定休日]なし
092-881-2494
口コミで評判になった「恋の観音様」にお参り
元々、カップルや独身女性が多くお参りするスポットだったのですが、「結婚しました!」「彼が出来ました!」など、御礼に訪れる方が多くなったことから、絵馬奉納スペースを新しく設置したそう。


絵馬を書いたら、喫茶夢路から運動場を抜けたところにある恋の観音様へ。そこからは志賀島や玄海島を一望できます!


動物と触れ合い、ハイジのようにブランコ~。大自然を満喫してリフレッシュ!
園内を周遊するだけで2~3時間はたっぷり楽しめそう。



園の出入口から約100mほどの「花の小径」では、カラフルな季節の花々を眺めつつ散策できます。彩り豊かで撮影もしやすいことから、SNS用の人気撮影スポットになっていますよ。

のこのしまアイランドパーク
福岡県福岡市西区能古島
[営業時間] 9:00~17:30(3~11月の日・祝日は~18:30)
[定休日]なし
[入園料]大人1,200円、小・中学生600円、3歳以上400円(いずれも税込)
092-881-2494
福岡県内で2番目に高い! 能古島展望台で絶景を楽しむ
秋から涼しくなれば、紅葉拾いや山道散策をしながら、いかがですか。

動画でお伝え出来ないのが残念なほど、360度遮るものがない絶景!!福岡市内にあるヤフオクドームや福岡タワー、志賀島や玄海島までくっきりと見ることができますよ!


能古島展望台
福岡県福岡市西区能古1608-26
フェリー乗船までの時間は 可愛いショップでお土産探し
カラフルな手書き看板がキュートなコチラのカフェは、能古渡船場のすぐ前にありますよ。

こちらは、柴田祥子さん・洋幸(ひろゆき)さん夫妻が営む、小さな小さなカフェ。
元々フランス人アーティストが営んでいたお店で、この手作りの壁や装飾は当時のオーナーによるもの。ドリンクやお酒だけ提供するお店でしたが、オーナーの帰国に際し、お店の常連客だった祥子さんが譲り受けました。柴田さん夫妻がオーナーになって10年以上が経ちました。



お土産を選ぶのも良いですが、ココではフェリーが到着するまでの時間、のんびり休憩するのもおすすめです。旬のフルーツを使った手作りスムージーや手作りシロップの炭酸割りなど、手軽なドリンクや、クッキーやマフィンなどのお菓子、軽食などが揃います。



志賀島サイダーのラベルを手掛けた、能古島在住のイラストレーター・アサバさんの作品も多数。可愛い!!


ノコニコカフェ
福岡県福岡市西区能古457-1
[営業時間] お昼過ぎ~夕方
[定休日]雨天不定休
近いけれど離島の楽しさが詰まっている 求心力がある能古島の魅力

旅の終わりに、柴田夫妻に聞いてみました。
「能古島の魅力って何ですか?」
能古島に移住して10年の洋幸さんの答えは「退屈しないところ」でした。
コンビニも、娯楽施設も、深夜まで空いている居酒屋もあるわけじゃないけど、退屈しないんですよ、と。
「僕にとっての能古島の魅力の大半は、海に尽きます。フェリーで能古島に来る、これだけでもものすごく楽しいことなんです。海って毎日表情が違うし、空の色だって違う。凄いですよね」。

今回の短い旅の間でも、小学生やおばあちゃんが旅人である私に「こんにちは」と挨拶してくれました。それだけのことなのに、何だかほっこりするものです。
柴田さんはこう言います。
「のんびりしてるんですよ、島全体が。便利なものはフェリーにのってすぐ手に入るから不便ではないし」。
海を渡って船旅を楽しみ、四季折々の花を眺めて、自然とたっぷり遊んで、また船に乗って帰る。
これだけで心もゆったりするのは、島の空気自体がのんびりしているからかもしれません。

キレイな景色と島の空気に癒されに、ぜひ出かけてみてはいかがですか。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。
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