札幌から1時間の絶景!透明すぎる支笏湖のお手軽一日観光プラン

2017.08.23

透き通った水が綺麗すぎる!支笏湖(しこつこ)へ訪れたら、きっとそう感じるに違いありません。札幌市内から車で約60分、新千歳空港からは約40分で行くことができる支笏湖は、手軽に大自然を楽しめる絶景観光スポットです。透明な湖水の中を覗ける船での遊覧や湖畔の散策、清らかな水が育んだチップ(ヒメマス)料理や名物スイーツを楽しみませんか?支笏湖観光のおすすめスポットを紹介します。

▲澄んだ湖水と真っ赤な山線鉄橋は支笏湖のシンボル

支笏湖ってどんなところ?

支笏湖は、周囲を恵庭岳(えにわだけ)や樽前山(たるまえさん)など急峻な山々に囲まれた周囲約40kmのカルデラ湖。最大深度が約360mと国内では2番目の深さがあるため水の対流が起きやすいことから、真冬でも湖水がほとんど凍らない日本最北の不凍湖です。
▲水質のよさと透明度の高さは有名!環境省が発表する湖沼の水質ランキングで過去何度も日本一に選ばれています(写真提供:支笏湖観光船)
▲湖を一周できる道路はありませんが、湖の東側にある支笏湖温泉地区を起点に北側方面と南側方面には道路があるので、レイクサイドドライブを楽しめます

支笏湖観光の拠点は、温泉ホテルや土産物店、飲食店などがある支笏湖温泉地区。それでは、支笏湖観光の定番・おすすめスポットを巡ってみましょう。

水中遊覧船で透明度の高い湖の中を覗こう!

支笏湖観光で水中遊覧船は外せません!水中遊覧船とは読んで字のごとく、船底にある客席の窓から、透き通った湖水の中を眺められるのです!
▲支笏湖の水中遊覧船。乗船時間約30分で、乗船料は大人1,620円、小学生810円
▲船底の客席。まるで水族館にいるみたい!
▲もちろん、船底からの眺めだけではなく、船のデッキで湖と山々の風景も満喫できます

乗り場は支笏湖温泉街から歩いて2~3分程度の場所にあります。窓口で乗船券を買ったら早速乗船!
船底からの眺めも気になるのですが、はじめはデッキで湖上の風景を楽しみました。
▲出航してすぐ、支笏湖のシンボル「山線鉄橋」が見えてきました。緑の山と青い湖に、赤い橋がちょうどよいアクセント
▲山線鉄橋を後に、さらに沖へ

岸辺を離れた直後は湖水の色が青色というよりエメラルドグリーンのように見えましたが、少し沖に進むと深みがかった青色に見えてきました。支笏湖はカルデラ湖なので岸を離れるとすぐ急激に深くなるため、太陽の光の加減で湖の色が異なって見えるそうです。
▲沖に出ると湖面の青色が濃くなりました

海とは違い湖は波が穏やかなので船の揺れはほとんど感じません。湖上を吹き抜けるひんやりとした風が心地よく、ここは絶好の避暑地!

桟橋を出航してから10分少々で、見どころポイントへ到着。カルデラ湖である支笏湖特有の風景、マグマが急速に冷えて固まってできた柱状節理という地形が広がります。
▲細長い長方形の岩が無数に連なる崖が見えます

この独特な地形、陸上だけではなく水中まで続いているんです!
▲見どころではみな一斉に船底の客席へ集まり満席に。湖底の岩を眺められるのも、透明度が高い支笏湖ならでは!
▲船からの眺めではありませんが、支笏湖の湖底にはこんな見事な柱状節理が広がります!(写真提供:支笏湖観光船)

しばし柱状節理の風景を楽しんだら、ここで折り返して桟橋へと戻ります。
とはいえ、お楽しみはこれだけではありません。こんな光景に巡り合いました!
▲ウグイの群れと遭遇!目の前を横切る無数のウグイ、すごい迫力!

船上から眺める青と緑のコントラストと、船底から眺める水中の神秘。一度で二度楽しめてとてもお得な気分です。支笏湖へ訪れたら、まず水中遊覧船で支笏湖の大自然に触れてみましょう!

支笏湖グルメ「チップ」を味わおう

支笏湖の大自然を目で楽しんだら、今度は舌で楽しみましょう!
支笏湖グルメといえば、代表格はチップ料理。チップは清らかな水で水温が低い湖に生息するサケ科の淡水魚。サケのようにオレンジ色の身をしていて、刺身でも焼きでも美味しいんです。

今回紹介するチップ料理を味わえるお店は、支笏湖温泉街にある「食事処 寿」。
▲1971(昭和46)年開店からチップ一筋、支笏湖畔で老舗の店。人気があるので事前に予約したほうが無難ですよ

チップ料理は握り寿司やちらし寿司、天丼などいくつかありますが、一番のおすすめはこちら!
▲1日10食限定の「姫ます焼きセット」(2,200円)

チップの姿焼き、チップ寿司4貫、チップのマリネ、チップとそばの磯部巻き、珍味、チップの吸い物がついた、チップ三昧のセットメニュー。
メインの姿焼きは、尻尾と背骨以外は頭からすべてバリバリっと食べられるんです!
▲豪快に頭から丸かじりすると、皮に振られた塩がちょうどよい加減で美味しいです

サケに比べれば多少淡泊ですが、これが淡水魚?と思うほど意外と脂がのっています。川魚にありがちな臭みも一切ありません。握りやマリネを食べてみて、よりそう感じました。
さらに、吸い物の隠し味にチップの魚醤が使われていて、とても上品な味わいで心地よい風味が鼻にほんのりと残ります。

風変りで印象的だったものが、チップとそばの磯部巻き。チップの身をそばで巻いて揚げた寿のオリジナルメニューで、これは新食感!
▲汁なし天ぷらそばを食べているかのような感覚!?かなり美味しい!

寿のチップはもちろん支笏湖産。漁がある6~8月は朝釣り・夕釣りの新鮮なチップが日に2回、店に届くそうです。
日本屈指の水質のよさを誇る、冷涼で清らかな水が育んだ支笏湖のチップをたっぷり味わえますよ。

湖畔の散策もおすすめ!

食事のあとは軽い運動。湖畔の散策へ出かけましょう。

散策の定番スポットは、支笏湖温泉街からは歩いて4~5分、水中遊覧船乗り場からは歩いて1~2分の場所にある山線鉄橋周辺。
山線鉄橋とは、1908(明治41)年~1951(昭和26)年に支笏湖から苫小牧の製紙工場まで木材を運搬していた軽便(けいべん)鉄道の線路跡の鉄橋。現在は人道橋として活用されています。
▲真っ赤なトラス橋でどこから見ても目立つ存在。支笏湖を代表する風景です

橋の下は千歳川が流れていて、ちょうど湖から川へと水が流れ出る部分にあたります。
▲橋を境に片方が湖の広々とした風景
▲反対側は険しい山が両岸に迫った渓流風景。湖上で楽しめるカヌーは川岸から出発して湖へと向かいます

橋を渡ると、湖畔沿いに広場があります。
▲飲食店や土産物店が並ぶエリアと比べると、落ち着いて静かな雰囲気
▲広場の一角からは水辺に下りていくこともできます!

ここからぼんやり湖を眺めるのも気持ちよいです。カヌーやSUP、アメンボウなど、支笏湖の水上アクティビティの様子も見えます。
▲自転車のようにペダルを漕いで水上を進む2人乗りの「アメンボウ」(30分2,000円)。水中遊覧船乗り場で借りられます

しばしのんびりとしたら、このあとは少々運動。湖畔沿いから崖の上の散策路まで階段を上がっていきます。
▲4~5分かけて階段を登りきると…

崖の上には、支笏湖野鳥の森・自然散策路があります。2015年の災害のため通行止めになっている区間がありますが(2017年8月現在)、散策できる区間だけでも十分自然を満喫できます。
鳥のさえずりがこだまする森の中の散策路。水辺の散策とは一変、森の香りと木漏れ日を身体いっぱいに受け止めながら森林浴を楽しめます。
▲散策路には野鳥の観察小屋もあります。双眼鏡やカメラを持った人たちが、野鳥が現れるのを待っていました
▲支笏湖を眺められる展望台もあります
▲展望台からは周囲の木々が生い茂り見えにくいのですが、木々の隙間から支笏湖を見下ろすことができました!

しばし森の中の雰囲気を楽しんだら、同じ道を通って支笏湖温泉街へと向かいます。
▲支笏湖温泉街にある「支笏湖ビジターセンター」で貸し出しているレンタル自転車(1日500円、保証金2,000円)で訪れて楽しむこともできます

支笏湖スイーツは絶品!

支笏湖観光のラストは、絶品支笏湖スイーツを楽しみましょう!
おすすめは、支笏湖温泉街にある温泉ホテル「しこつ湖鶴雅リゾートスパ 水の謌(みずのうた)」内の「スイーツショップ パティシエ・ラボ」。
▲お店の入口は道路に面しているのでホテルの中に入らなくても立ち寄れます
▲北海道産食材をたっぷり使ったスイーツの数々が並びます

この店の一番人気は「たるまえ山シュー」(220円)。店の前に行列ができる時があるほど評判のシュークリームです。
▲樽前山の溶岩ドームをイメージした、クラッシュアーモンドをトッピングした生地に、オレンジ風味のカスタードクリームがとろ~っと、たっぷり入っています

シュー皮のサクッとした食感と、中にたっぷりつまったクリームのなめらかな舌触りが絶妙!片手で持てるので、食べ歩きや車の中で食べやすいのも人気のポイント。これはリピーターになること間違いなし!

このほか人気なのが、「鶴雅(つるが)ロール」(280円)と「濃厚 きみまるプリン」(370円)。
▲しっとりとした生地でクリームと黒千石という黒豆を包んだ鶴雅ロール(上の長細いケーキ)は、ホテルのバイキングメニューにも並びます。すぐに品切れになるほど人気

濃厚 きみまるプリンは、コクがあってまろやかな北海道産の卵「黄身丸」を使用したプリン。筒状の容器の上部でミルクと卵の濃厚な風味を楽しめ、容器の底にあるカラメルを絡めるとほろ苦さが相まって、1品で2度美味しいです!
▲たるまえ山シュー(手前)と鶴雅ロール(右)、濃厚 きみまるプリン(左)。コーヒー(260円)なども購入できます
▲スイーツ類などを購入した人は、ホテル敷地内の庭のベンチで食べていくこともできます。これは最高のスイーツタイムです!
最後に番外編の紹介。小腹がすいたという人はこちらもおすすめ!

スイーツを食べたホテルの庭の一角には「水の謌ガーデン」というハンバーガーなどのテイクアウト店があり、ここの千歳市のご当地バーガーがボリューミーで激ウマなんです!
▲水の謌ガーデンもパティシエ・ラボ同様、道路に面しているのでホテルに入らなくても利用可能
▲鶏卵生産量道内トップクラスの千歳の卵を使った「千歳バーガー」(680円)。近郊産の野菜と牛・豚の合挽き肉のパティなどをサンド
▲顔と並べてみると巨大さがわかりますか?どうやってかぶりつくか悩んじゃう!

ほかにも、「成吉思汗(ジンギスカン)バーガー」(680円)や「ザンたれバーガー」(680円)、「帆立バーガー」(580円)など北海道らしいメニューが勢ぞろい。お好みでどうぞ!
支笏湖観光、いかがでしたか?札幌や新千歳空港近くで手軽に楽しめる大自然。グルメやスイーツも味わえるので、日帰りで一日自然に触れてみたいという時にピッタリな場所です。温泉ホテルなどもあるので、宿泊してゆったり過ごしてみるのもおすすめですよ。
▲茜色に染まる支笏湖。恵庭岳のシルエットと湖面に映る夕日が最高!

※記事内の料金・価格はすべて税込です
川島信広

川島信広

トラベルライター・温泉ソムリエ・イベントオーガナイザー/横浜市出身、札幌市在住。北海道内の全市町村を趣味で訪ね歩くうちに北海道の魔力に惹かれ、都内での雑誌の企画営業と執筆業務を経て北海道へ移住し独立。紙媒体やweb媒体などで主に観光や旅行、地域活性をテーマにした取材執筆と企画・編集を手がける。スイーツ好きの乗り鉄、日光湿疹と闘う露天風呂好き。

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