種子島の海をとことん遊ぶ!1日たっぷりシーカヤック&シュノーケリング体験

2017.08.24

鉄砲伝来、宇宙ロケット、サーフィンの島として知られる鹿児島県種子島。南北約58kmにもおよぶ細長い島は、北から南まで個性豊かな見所がたくさん!トロピカルな情緒あふれる南の島の、さらに一番南に位置する南種子町(みなみたねちょう)で出合ったのは、打ち寄せる荒波が創り出した自然の芸術。種子島の海をまるごと遊び尽くすシーカヤックツアーをご案内します。

絶景!「青の洞窟」をめぐる海の大冒険へ

南種子町の豊かな自然をフィールドに、あらゆる海遊びを叶えてくれるのが「ブルーピース種子島」です。観光スケジュールに合わせて、事前に「半日コース(9:00~12:00or13:00~16:00)」か、事務所でいただくランチ付きの「1日コース(9:00~16:00)」のどちらかを決めたら、あとは「シーカヤック」「シュノーケリング」「フィッシング」「クルージング」「体験ダイビング」「無人島上陸」の中からやりたいアクティビティをセレクトするだけ!
※その他、マングローブの原生林の中をカヤックでジャングル体験するツアーもあります。

今回選んだのは、シーカヤックで「青の洞窟」と呼ばれる神秘的な洞窟をすすみ、奇岩をめぐるカヤックツーリングと、無人島のビーチに上陸して、シュノーケリングを楽しむ所要時間約7時間の「1日コース」(中学生以上12,800円、小学生8,800円、3歳以上4,800円・すべて税込)です。
▲南種子町のさらに南の端にあるブルーピース。種子島観光で外せない「種子島宇宙センター」からは徒歩1分という至近距離
▲更衣室兼シャワールームを完備した事務所。受付を済ませたら、さっそく海へ!

ブルーピースのツアーは、お一人様や家族、友達、グループなど、誰にも気兼ねすることなく楽しむことができる貸切スタイル。ガイドによる徹底した安全管理のもと、貸切ならではのプライベートな時間を堪能することができます(ただし、繁忙期は例外あり)。
▲ブルーピース代表の山下義巳さん

山下さんは福岡の生まれ・育ちですが、実家は種子島。島の漁師だった祖父の血を受け継ぐ、海の男です。沖縄県の石垣島でインストラクターとして10年活動したのち、実家のある南種子町でブルーピースを開業しました。
▲事務所にはカヤックやウエットスーツがきれいに整頓されています
▲シュノーケルやフィン、水中メガネ、ライフジャケットなど、子供用から大人用までサイズも豊富

事前に準備するものは、水着(濡れてもいい服装)と着替え、飲み物、タオル、日焼け対策グッズ(日焼け止め・帽子・サングラスなど)だけ。海遊びの道具は一式そろっているから、お手軽です。
▲重いシーカヤックを軽々と持ち上げて車に載せる山下さん
▲体験場所となるビーチは当日の天候などを考慮し選定。一見すると穏やかな海の様子に期待が高まりますが…

残念ながら、取材当日は波のコンディションが悪く、シーカヤックは断念。天候や海の状況に左右されるのは自然相手のアクティビティならでは。素人目には波も穏やかに見えますが、海では無理や無茶は禁物。ギリギリまで状況を見極めて冷静な判断を下した山下さんは、さすがプロフェッショナルです。
▲せっかくなので浜辺でパドル操作のレクチャーを受けました

ツアーで使用するカヤックは、艇の上にそのまま座るシットオンタイプ。安定性が高く、万が一転覆しても脱出が容易です。上半身・下半身ともにザブザブと波をかぶりますが、はじめからそのつもりで乗るので波しぶきもへっちゃらです。
▲タイミングを見計らって、山下さんにデモンストレーションしていただきました。うねる波をもろともせずスイスイ。さすが海の男!

カヤックがだめなら、船にのって青の洞窟へ

しばし海を見つめていた山下さんが、「船なら行けるかもしれません」と提案してくれました。実際のツアーでも、波の状況によってはカヤックから船に変更して洞窟内をガイドすることもあるとのこと。さっそく近くの港に停泊中だった船に乗り込み、青の洞窟を目指します。
▲目指す青の洞窟は、「象の水飲み」と呼ばれる奇岩の中に広がっています

青の洞窟があるのは、象が鼻を伸ばして水を飲んでいるように見える象の水飲みの内部。洞窟の入り口は、前足と後ろ足の間にぽっかりと口を開けた穴です。
▲ここが青の洞窟の入り口

青の洞窟は、太陽光の関係で午前中のほうがより青々と澄んで見えるとか。カヤックや小船でしか行くことができない、島内屈指の秘境スポットです。
▲細い洞窟内では船幅ギリギリの感覚(ぶつかることはありません)
▲細く狭い洞窟を抜けた先に、大きな空間が広がっています

洞窟内部は波のうねりが凄い!細い洞窟内を進む船が、まるで激流に落ちた木の葉のように上下左右に激しく揺れます。ときおり聞こえてくるドドーンという轟音は、洞窟の内部に波がぶつかる反響音。青の洞窟は、自然の荒波が削りだした絶景。海食洞窟と呼ばれる所以をまざまざと実感しました。

もともと波の浸食でできた青の洞窟。ちょっとした気象条件ですぐに高波に。カヤック体験者でも油断は禁物です。くぐることができればラッキー!
▲コンディションが良い時のカヤックでのツーリングシーンはこちら!
▲神秘的な海の青さをぜひ体感してほしい

船と違って自分のペースで進めるカヤックはより思い出深いものに。視線も海面に近いので、よりダイナミックです!

サンゴと熱帯魚の海をシュノーケリング!

「1日コース」では、この後、洞窟を抜けて、無人島へカヤックツーリングします。
▲種子島宇宙センター沖をのんびりツーリングしながら、脳内BGMはジャック・ジョンソン♪
▲無人島の上陸地点を目指して、リズムよくパドリング
▲波の間からひょっこりとウミガメが顔を出すことも!
▲無人島に上陸。時間の使い方はフリーダム

南種子町の海岸には、複雑な造形の奇岩や無人島が無数に点在し、それらの島がベースキャンプになります。海底にはサンゴ礁が広がり、海の透明度も抜群。ひとたび潜れば魚のパラダイスです。
▲天候や海の状況に合わせて、最適なポイント(無人島に限らず)へ案内してくれるから安心
▲サンゴの海をぷかぷかと泳げば…
▲カラフルな熱帯魚たちが迎えてくれます

北と南の潮がぶつかる南種子町近海は、豊かな漁場として知られています。魚種も豊富で、アジやサバなどお馴染みの魚とともに、南国特有のカラフルな熱帯魚が優雅に泳いでいます。サンゴの間から顔を出すクマノミはみんなの人気者。運が良ければウミガメやクジラの姿を見ることができるかも!?
▲海中から空を見上げれば、太陽の光がきらきらと降り注ぐまさに楽園

浮いているのか、飛んでいるのかわからなくなるような不思議な浮遊感に包まれながら、時間がゆるす限り種子島の海と戯れてください。ツアー行程や無人島の滞在時間などは、刻々と変化する天気や海の状況によって変わりますが、「プランやスケジュールに縛られずに、その日を一番楽しく、安全に過ごしてもらえるようにご案内します」と、山下さんの心強い言葉。
▲事務所に戻ったらシャワーを浴びてすっきり!

短時間でも長時間でも、スケジュールに合わせてプランを自由に選択できるのはブルーピースの魅力。一度ならず二度、三度と訪れるリピーターが多いのも納得です。訪れるたびに様々な自然の表情を見せてくれる種子島。その懐の深さを体感してみてくださいね!
高比良有城

高比良有城

1978年、長崎市生まれ(現在は鹿児島市在住)。写真学生時代に屋久島をテーマに撮影をはじめ、20歳で移住。島の情報誌制作に携わりながら丸4年を過ごす。のちに鹿児島市に拠点を移し、フリーランスのフォトグラファー、ライターとして活動。屋久島はもちろん、種子島、奄美群島、トカラ列島、甑島列島など鹿児島の個性あふれる島々にカメラを向ける。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
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