熱帯植物に囲まれる癒しの楽園!沖縄「東南植物楽園」でパワーチャージ!

2017.09.04 更新

美しい海はもちろんのこと、沖縄は亜熱帯の気候に育まれた植物の楽園でもあります。「東南植物楽園」は、45,000坪を超える敷地に約1,300種類の植物が育つ屋外型植物園に加え、小動物との触れ合いや釣り、美味しいお食事やスイーツまで楽しめると人気のスポット!生命力溢れる熱帯植物に触れ、心と身体にエネルギーをチャージしませんか?

▲東南植物楽園の水上楽園(写真提供:東南植物楽園)

半世紀にわたって愛される沖縄の植物園

今回訪れたのは1968(昭和43)年開園の「東南植物楽園」。沖縄本島中部の沖縄市知花に位置し、沖縄自動車道・沖縄北ICから約5分。那覇の中心部から沖縄自動車道を利用して約40分とアクセスも良好です。
▲マーケティング部の照屋雄之(てるやゆうし)さん(左)と外間咲帆(ほかまさきほ)さん(右)が水上楽園の入口で出迎えてくれました

2018年に50周年を迎える同園は、幼稚園や小学校、中学校の遠足で利用されるとあって、沖縄県民にとって大変身近な存在。観光客はもちろんのこと、土日や夏休みなどには地元ファミリーで賑わいます。
▲トラム(電子カート)を使った案内ツアー(500円)も開催される(写真提供:東南植物楽園)

入園料は大人1,500円、高校生1,000円、小中学生500円、6歳未満無料、シニア(60歳以上)1,000円で、トラムツアーやウォーキングツアー、食事とセットになったお得なチケットも販売されています。
▲ウォーキングツアー(500円)によるガイド風景(写真提供:東南植物楽園)

トラムツアーやウォーキングツアーの開催時間は厳密に決まっていないので、入園時にスタート時間を相談してみてください。
▲敷地内には南国の陽射しをたっぷり受けた植物が生い茂る

東南植物楽園は水上楽園と植物園の2つに大きく分かれます。レストランやカフェを併設する水上楽園の方が規模も大きく観光のメインになり、水上楽園内は前述のトラムツアーや周遊バスでまわることが可能です。

周遊バスに乗って、東南植物楽園の4大植物を見にいこう!

▲水上楽園内を走る周遊バス(予約不要・1回の乗車ごとに300円・正面入口前のトラムステーションのほか、2カ所の停留所で乗り降り可能)

東南植物楽園では、すでにご紹介のとおり約1,300種もの植物が育てられています。その中でも特に見ておきたい植物が「4大植物」として挙げられていました。4大植物のうち3種は水上楽園内にあり、のんびり周遊バスに揺られながら観察できるというので、早速出発です!
▲4大植物のひとつ「ハス」。雨上がりの晴れ間は特に美しく、葉の表面についた雨粒が陽射しを受けてキラキラと輝く

最初に見えてきたのは「思いやりの湖」と名付けられた水辺に群生するハスの数々。沖縄が梅雨入りを迎える5月後半頃から開花がはじまり、7月後半頃までが見ごろになります。早朝に一斉に花開き、夕方には花を閉じる品種も多いので、なるべく早い時間帯に訪れるのがおすすめです。例年7月には、早朝のハス観察会なども催されますよ。
開花シーズン以外でも、水面を埋め尽くす巨大なハスの葉の数々は存在感満点です。
▲4大植物のひとつ「リュウケツジュ(竜血樹)」。幹を傷つけると血のような赤い樹液が流れ出ることからその名が付けられたという

次に見えてきたのはリュウケツジュ。国内でこれほどの群生が見られる場所は他にあまりないそうです。血のように赤い樹脂を乾燥させて固めたものを「竜血」といい、古来より薬用などとして大変貴重なものとして扱われてきたそうです。もちろん、園内のリュウケツジュを傷付けるのはNGですよ。
▲4大植物のひとつ「バオバブ」

続いて4大植物の3つめ、バオバブの木が見えてきました。バオバブの葉は野菜になり、根は薬として使われるなど無駄になる部分がなく、「宝の木」といわれています。年輪がなく樹齢が分からないという特徴があるそうですが、東南植物楽園のバオバブは1974(昭和49)年の沖縄市発足の際に苗木を植樹したのだとか。諸説ありますが、その寿命は数千年とも言われるそうなのでロマンを感じますね。
▲ハスの群生を縫うように橋が設置されていて、絶好のフォトスポットが点在する

音声ガイドを聞きながら、周遊バスで20分ほどかけて水上楽園内をのんびり一周しました。周遊バスを下車後は、乗車中に気になった場所を徒歩で訪れてみるのがおすすめです。ハスをもっと間近で見ようと、思いやりの湖を再び訪れました。
取材に訪れた7月最終日の時点では、まだまだたくさんのハスの花が見られました。独特の甘い香りをあたり一面に放っていて、不思議と心と身体が浄化されるような清々しい気分になりました。例年、6月中旬あたりが最盛期だそうなので、タイミングが合えばぜひ満開のハスを堪能してください。

休憩は園内のカフェでジェラートを!

このまま一気に4大植物を制覇したいところですが、あまりの暑さにしばし休憩。休憩にぴったりなのが、水上楽園の入口を入ってすぐにあるカフェ「Chibana GELATO(以下、知花ジェラート)」です。
▲シークワァーサーや黒糖など、沖縄の素材を使ったジェラートが常時10~15種ほど並ぶ

知花ジェラートには、東南植物楽園オリジナルのジェラートが揃います。しかも無香料・無着色で、ジェラート製造に欠かせない増粘多糖類という1種類の添加物しか使っていないので、赤ちゃんでも安心して食べられるのだとか。
▲ジェラートはシングル400円、ダブル600円。カップをワッフルコーンに変更の場合はプラス50円

今回いただいたのは「読谷(よみたん)産紅イモ(左)」と「宮古島アップルマンゴー(右)」の2つ。鮮やかな色合いながら、いずれも素材がもつ自然の色素です。凝固剤を使用していないので溶けやすく、口当たりが本当にまろやか。高級フルーツとして知られる宮古島産のアップルマンゴーは夏季限定(例年7月前半~9月前半頃)なので、この時期に訪れる方はラッキーです!

さて、再び元気を取り戻し、4大植物の最後のひとつ「ユスラヤシ並木」を見に行きましょう!

植物園のユスラヤシ並木へ!

▲植物園の入口では、ヤシの木や咲き誇るブーゲンビリアがお出迎え

東南植物楽園は、駐車場を挟んで北側が水上楽園、南側が植物園になっています。水上楽園から植物園までは駐車場を横切り徒歩2~3分の距離があり、それぞれに入場ゲートが設けられています。もちろん、入場料金は共通なのでご安心を!
▲植物園内に整然と並ぶヤシの木々
▲ところどころに木と植物で作られた東屋があり、休憩はもちろんフォトスポットにもぴったり
植物園にはシダ植物ゾーンやハーブ園などがあり、水上楽園とはまた違った植物が見られます。
鬱蒼としたシダ植物ゾーンでは、まるで太古の世界に迷い込んだような感覚が味わえますよ。雨の日にはよりワイルドなジャングル感が味わえそうです。
植物園の最も奥に、4大植物のラストを飾るにふさわしいユスラヤシ並木がありました。
「息を呑む」とは、まさにこのような感覚なのでしょう!最大25mの高さがあり、まさに天を仰ぎ見るようです。私の人生とは無縁に思えたスピリチュアルな感覚が、ほんの少し顔をのぞかせたようにすら感じました。
▲大迫力のユスラヤシ並木は一見の価値あり

このユスラヤシをはじめ、リュウケツジュもバオバブも耐寒性が低く、本州では温室でしか育たない、もしくは温室でなければ育てるのが極めて難しいといわれています。亜熱帯に属する沖縄だからこそ、青空のもとでいきいきと育つこれらの植物が見られるのだと思うと、この景観の貴重さがよくわかります。

自家製ハーブを使った人気のランチブッフェ

再び水上楽園に戻り、続いて向かったのはレストラン「PEACE」。佇まいも素敵で写真映えもバッチリです。こちらでは人気のランチブッフェ(中学生以上1,800円、小学生1,000円、4~6歳600円)を毎日楽しめます。
入園料+ランチのお得プランも用意されているので、チケット購入時にチェックしてみください。なお、入園料無料となる6歳以下のお子さんは600円のブッフェ代のみレストランで支払うことになります。
▲東南植物楽園のランチブッフェ。レストランのみの利用の場合、入園料はかからない(写真提供:東南植物楽園)
▲「癒し・健康」がテーマのランチブッフェは、美や健康に敏感な地元女性に大人気

ランチブッフェは約50種類のメニューが揃い、東南植物楽園で採れる自家製ハーブや近隣農家から直接仕入れる新鮮野菜がふんだんに使用されています。
▲窓際のテラス席では、視界一面に緑の世界が広がる
▲ハーブ出汁にくぐらせていただく豚しゃぶ。使用されるのは、その日一番元気で鮮やかな自家製ハーブ
あれやこれやと、ついつい取り過ぎてしまうほど美味しそうな料理の数々。ハス茶やハーブウォーターにはじまり、野菜や揚げ物、煮物にスイーツと大満足の品ぞろえでした。

ちなみに、期間限定ながらモーニングやディナーも楽しめますので、詳しくは公式サイトをチェックしてみてくださいね。

園内で体験できるアレコレに挑戦!

▲「めぐりあいの湖」では釣りが体験できる

お腹がいっぱいになったところで、次は東南植物楽園で体験できるアレコレをご紹介しましょう!まずはファミリーやカップルに人気のつりぼりです。
最初に1回300円のガチャガチャマシーンで釣りの餌を購入します。
パカッと開けると、中に10回分の釣り餌が入っています。釣り竿やバケツ、万が一(?)大物を釣り上げた際に必要な釣り網は、全て無料で用意されているのでとってもリーズナブル。しかも、追加で釣り餌を購入したい場合、スタッフに声を掛けるとなんと100円で購入可能です!
「本当に釣れるのか?」なんて半信半疑ながらも、ファーストトライでいきなりのヒット!これは笑いが止まりません。
▲今回釣れたのは全て「ティラピア」。「プレコ」や「コイ」も泳いでおり、なんと70~80cmのものも

2回目も連続ヒット!しかも、そこそこ大きいのが釣れてビックリしました。釣り針には「かえし」が付いていないので、釣り針をスッと抜いてあげると簡単にリリースできるのも嬉しいですね。
エサだけ取られてしまうこともありますが、今回は10回中5回ヒットという爆釣を楽しめました!
続いてやってきたのは「動物ふれあい広場」です。こちらでは、カピバラとリスザルと触れ合うことができ、エサやりも可能です。
動物の体調を考慮し、触れ合える時間(10:15~/12:15~/14:15~/16:15~、各回30分)やエサ(100円)の数が決められています。ハイシーズンはエサが売り切れてしまうこともありますので予めご了承を!
▲人懐っこいカピバラは、広場に入るとすり寄ってきてくれる
▲リスザルは手づかみでエサを受け取ってくれる
取材の際には、生後2週間ほどの赤ちゃんもお目見え。お母さんにしっかりとしがみつく様子が、とにかく可愛くて可愛くて仕方ありませんでしたよ!

園内ではモルモットやウサギ、ヤギなどもたくさん飼育されており、複数箇所でいつでも触れ合うことができます。
▲可愛らしいモルモットは子どもたちに大人気(写真提供:東南植物楽園)
▲ヤギの首には木でできた名札がついていて可愛い(写真提供:東南植物楽園)

動物との触れ合い以外にも、グラスの中に多肉植物を植え込み貝やサンゴでデコレーションする「ボタニック・ボトリウム(体験料金1,000円~)」も楽しめます。
▲水上楽園内で体験できるボタニック・ボトリウム(写真提供:東南植物楽園)
▲同じく水上楽園内で体験できるエアープランツ(写真提供:東南植物楽園)

また、土のいらない不思議な植物「エアープランツ」を使って、貝殻などと一緒に皿にデコレーションするオリジナルオブジェ作り(体験料金1,000円~)など、お土産にもなる体験が用意されているのも嬉しいですね。友人同士や家族でワイワイと作れば楽しいですし、そのまま持ち帰れるのでギフトとしても重宝しそうです。
なお、ボタニック・ボトリウムとエアープランツの体験は事前申し込みが必要となりますので、入園チケットを購入する際に受付で申し込んでくださいね。

夜には全く異なる世界観を楽しむことができる

▲ライトアップされた水上植物楽園の様子(写真提供:東南植物楽園)

月曜~木曜、および日曜の営業時間は9:00~18:00(最終入園17:00)ですが、金曜・土曜・祝前日は9:00~22:00(最終入園21:00)と夜間も楽しめます。(※いずれも植物園エリアの閉園時間は18:00)

陽射しが気持ちよく照り付ける昼間の東南植物楽園も素敵ですが、週末の日没後には園内をナイトデコレーションが彩り雰囲気が一変!日中は思いっきり海で楽しんだあと、涼しい夜の東南植物楽園を散策!なんて楽しみ方も良さそうです。
▲沖縄ではデートコースの定番として知られる夜の東南植物楽園。ライトアップされた植物たちの姿は幻想的(写真提供:東南植物楽園)

ちなみに、東南植物楽園では冬季限定イベントとして「ひかりの散歩道」が開催されます。例年11月下旬から2月中旬頃になりますが、イベント時にはさらに煌びやかな雰囲気に包まれるので、冬に訪れる方はぜひ公式サイトで開催時期などをチェックしてくださいね。
炎天下での取材中、園内の至るところで植物を管理するスタッフさんの姿が見えました。亜熱帯の沖縄では雑草の生えるスピードが異常に早く、また台風や虫害も本州の比ではありません。多くのスタッフさんの徹底した管理によって、こうした屋外型の植物園が維持・管理されているのだと改めて感動を覚えました。

熱帯の力強い植物と、それを管理する人々の熱意を全身で感じた一日。本当に素敵な場所なので、ぜひ皆さんも沖縄旅行の際には足を運んでみてください!

※記事内の料金・価格は全て税込です
芦田敏幸

芦田敏幸

WORD WORKS OKINAWA ディレクター。記事執筆から書籍・ウェブ全体のプランニング、オーガナイズまで幅広く対応。沖縄在住のインタビュアーとして著名人のインタビュー・執筆などにも精通。映像制作やイベントプロデュース、WEBショップなど複数のビジネスも手掛ける。

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