王道も変り種も!北海道・道東の新鮮&濃厚ソフトクリーム5選

2017.08.07

北海道の東側、釧路市や根室市を中心とした根釧(こんせん)地域。5月から10月ころに郊外をドライブすると、広大な牧草地に放牧された乳牛たちの姿をいたるところで見ることができます。そんな乳牛たちから搾られる新鮮で高品質な生乳を使ったソフトクリームはドライブの楽しみの1つ!根釧地域でぜひ食べてほしい、5つのオリジナリティあふれるソフトクリームをご紹介します。

▲地元産牛乳で作られた道東のソフトクリームをドライブで食べ歩き!

道東の根釧地域は日本最大級の酪農地帯!

根釧地域は標高100~200m、面積約5,000平方キロメートルの台地で、夏でも20度前後の冷涼な気候で、畑作には不向きですが、暑さに弱い乳牛にとっては過ごしやすいエリアです。エサとなる牧草の栽培にも適しており、そのことが同地域を日本有数の大酪農地帯にしています。
▲冷涼な気候と広い牧草地は、乳牛にとって最高の環境。搾られる生乳も高品質です

広い放牧地でのびのびと育った健康な乳牛から搾った生乳は、高い品質を誇っており、大手乳業メーカーや乳製品メーカーの工場なども多く存在しています。

そんな根釧地域で人気なのが、ソフトクリーム。牧場や道の駅、チーズ工房などでも地元の生乳を使ったソフトクリームが作られており、観光客から地元住民まで気軽に食べられています。美味しいのはもちろん、その種類の豊富さから釧路&根室振興局ソフトクリームの会により「根釧ソフトクリームマップ」が作られるほど。
▲マップには30以上のソフトクリームのお店が(画像提供:釧路総合振興局・根室振興局)

そこで、このマップをたよりにソフトクリームめぐりを敢行!釧路空港の近く白糠(しらぬか)ICをスタートし、標茶(しべちゃ)町、中標津(なかしべつ)町、別海(べつかい、べっかい)町、浜中(はまなか)町を経由して釧路市に戻ってくるルートをのんびりとドライブしながら、掲載されているお店をめぐってみました!

1.リコッタチーズが引き立つチーズソフト「チーズ工房 白糠酪恵舎」

▲道東自動車道、白糠ICから車で約10分。工房に隣接する直売所

牧草をふんだんに与え、健やかに育った乳牛から搾った新鮮な牛乳を使って、イタリアの製法で作られるチーズが人気の「チーズ工房 白糠酪恵舎」。様々な料理に合うチーズは多くのファンを持ち、北海道のみならず、日本各地のレストランで使われています。
▲チーズ作りのモットーは「できるだけ手を加えない、乳と乳酸菌の個性が生きるように正しく作る」ことだそう(写真提供:チーズ工房 白糠酪恵舎)
▲直売所で販売されているチーズ。手作りのため大量に生産することができず、店頭に並ぶとすぐに売り切れてしまう商品も

そんな「酪恵舎」の直売所でのみ食べられる「山の恵みソフト」(税込309円)には、チーズ製造時にできるホエー(乳清)が入っており、濃厚なミルクの風味とすっきりとした甘さが特徴。また、「リコッタチーズ」を塩漬けして乾燥させた粉状のチーズ「リコッタサラータ」をトッピングした「チーズソフト」(税込360円)は、強い塩気がソフトクリームの風味や甘味を一層引き立てるおすすめの一品です。
▲塩気の強いリコッタチーズとソフトクリームの相性が最高の「チーズソフト」

ソフトクリームは4~10月までの毎週金曜日に作られ、売り切れるまでの販売で、たいていは日曜日までに終わってしまうそうです。連休や夏休み期間は週末以外も作ることもあるということなので、ソフトクリームを目当てに直売所へ訪れる際は、電話でお問い合わせを。

2.搾りたての牛乳を使い安全と美味しさにこだわるソフトクリーム「風牧場」

▲釧路市から網走市に向かう国道391号線沿い、標茶町にある「風牧場」の売店

標茶町のきれいな水と空気、その大自然の中で育った乳牛から搾った牛乳を、その日のうちに加工。安定剤や香料など化学物質は一切使用せずに「風牧場」の乳製品は作られます。
▲搾りたての牛乳を使い、安全な美味しさにこだわった牧場オリジナルの乳製品。特に飲むヨーグルト「プリティア」(150ml・150円、500ml・378円※ともに税込)は濃厚な味わいが特徴で人気の商品です

牧場の売店で食べられるソフトクリームも、もちろん搾りたての牛乳を使用。食べた瞬間、口の中にミルク感が広がり、牛乳の風味をそのまま味わえる「みるく」と、牧場オリジナルのヨーグルトを加え、さわやかな酸味で後味がすっきりとした「よーぐると」の2種類の味があり、どちらも人気だとか。立ち寄った際は食べ比べてみるのも面白いかもしれません。
▲搾りたての牛乳の美味しさをそのまま濃縮したような味わいの「みるくソフトクリーム(ワッフルコーン)」(350円)。フラワーカップ(330円)や、カップ・ミニコーン(250円)も選べます。「よーぐると」も同料金※すべて税込
▲売店前の芝生には山羊たちが。その可愛らしい姿も見ていってくださいね

3.ハチミツとソフトクリームの絶品コラボ「カフェ・カイヨウダイ」

中標津空港から車で約15分。ドライブで出掛けたならばぜひ立ち寄ってほしいのが、標高270mの「開陽台展望館」(入場無料)。見渡す限りの丘陵地帯の牧草地と、放牧された乳牛たちを眺めることができ、道東だけではなく、北海道の中でもおすすめの絶景スポットです。
▲どこまでも続くダイナミックな景色をぐるりと眺めることができます(写真提供:なかしべつ観光協会)
▲屋上は24時間開放しており、天気の良い夜には大粒の星々が降り注ぐ、そんな景色が見られることも
▲広大な牧草地に放牧される乳牛。美味しい牛乳が搾られていることが想像できます

館内にある「カフェ・カイヨウダイ」では、のびのびと放牧された牛からとれた、甘みがあって濃厚な牛乳を使ったソフトクリームをいただくことができます。なかでも、同じく開陽台の麓でスタッフ自らが採取したハチミツをかけた「しあわせのはちみつソフト」が大人気!雑味がなく、甘過ぎずさっぱりしたハチミツと、ソフトクリームが互いに引き立てる、ここでしか食べられないメニューです。
▲たっぷりとかかったハチミツと、ソフトクリームの2つの甘さが新感覚「しあわせのはちみつソフト」(税込450円)

4.オリジナルシロップがミルクの味を引き立てる雪みつソフト「道の駅おだいとう」

生乳生産量日本一を誇る別海町(統計局資料から町が算出)。摩周湖の伏流水を飲み、澄み切った空気の中、太陽をいっぱいに浴びた牧草を食べて健康な乳牛が育っており、その乳牛から搾られた生乳を原料に、牛乳やアイスクリーム、チーズなど様々な乳製品が作られています。
▲地元スーパーに並ぶ「別海ブランド」の乳製品(撮影協力:コープさっぽろ べつかい店)

別海町市街から約20分。野付(のつけ)湾を一望する国道244号沿いにある「道の駅おだいとう」内のレストランでは、そんな別海の牛乳を使ったソフトクリームに、「雪みつ」をかけた「雪みつソフトクリーム」を提供。「雪みつ」とは、同じく別海の牛乳からチーズを作るときにできるホエーに砂糖とレモン果汁を加えたシロップのことです。
▲「雪みつ」のレモン果汁の酸味が加わり、さわやかな甘さが引き立つ「雪みつソフトクリーム」(税込350円)

雪みつは、練乳でもハチミツでもないここだけのオリジナル。さわやかで自然な甘みのある新感覚のシロップが、ソフトクリームの濃厚な風味と美味しさを引き立てます。
▲他にも「別海ジャンボホタテバーガー(牛乳500ml付)」(税込1,000円)など別海ならではのオリジナルメニューも楽しめます(写真提供:道の駅おだいとう)

5.浜中町名産!昆布とソフトクリームのコラボ「霧多布温泉ゆうゆ」

最後に訪れたのは、浜中町町営の日帰り温泉施設「霧多布(きりたっぷ)温泉ゆうゆ」。釧路市から車で約1時間半の場所にある浜中町の中心部、霧多布市街を望む湯沸山の頂上にある施設です。「根釧ソフトクリームマップ」には掲載されていませんが、すこし変わったソフトクリームがあると聞き、立ち寄ってみました。
▲温泉の温度は低め。四季折々に豊かな表情で出迎えてくれる海と湿原を眺めながら、ゆったりとつかることができます

温泉にのんびりつかったあとに食べてもらいたいのが「昆布ソフト」。太平洋に面した浜中町の沿岸は天然昆布の育成に最適で、その水揚量は全国の約1割を占めるとか。そんな浜中町産の昆布パウダーとスティックをトッピングしたのが「昆布ソフト」なのです。昆布の絶妙な塩気が、ソフトクリームの甘さと美味しさを引き出す奇跡のコラボレーション!温泉と一緒にその味を確かめてみてください。
▲なんと!コーンにも昆布が練りこまれています!「昆布ソフト」税込250円
▲名前の通り、霧にかかる日が多く幻想的な風景が眺める霧多布岬。ほかにも、アゼチ岬、霧多布湿原など絶景スポットからのアクセスもいい
今回紹介したソフトクリーム以外にも、牡蠣のソフトクリーム(厚岸町)など、たくさんの美味しくて面白いソフトクリームが根釧地域にはあります。
▲厚岸味覚ターミナル「コンキリエ」1階「オイスターカフェ」の 「オイスターモカ」(税込300円) 

信号のないどこまでも続くまっすぐな道、緑がまぶしい丘陵地帯に、放牧された牛たち。そんな北海道らしい風景の中をドライブしながら、「根釧ソフトクリームマップ」を手にぜひ夏の北海道とソフトクリームを楽しんでみてください。
▲何もないまっすぐな道。ついスピードを出しそうになってしまいますが、安全運転で!
▲道路わきの草地で良く見られる現代アート?実は牧草を特殊なフィルムで包んで長期間保存できるよう発酵させています
長尾悦郎

長尾悦郎

北海道十勝地方でカメラマン、ライター、新聞記者として活動中。撮影ジャンルは広告、風景、人物など幅広く。地元観光協会勤務やご当地キャラマネージャーなどの経験を生かし、地元をもっと盛り上げていきたいと思っています。(編集/株式会社くらしさ)

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