大阪「花博記念公園」へ、花の絶景と珍しい植物を見に行こう

2017.08.31 更新

大阪市と守口市にまたがる「花博記念公園鶴見緑地」は、1990(平成2)年に開催された「国際花と緑の博覧会」(通称、花博)の会場跡地。現在は花と緑があふれ、スポーツやBBQなども楽しめる憩いの場として地元の人々に親しまれています。また、花博の開催地として、フォトジェニックな風景や珍しい植物も見られるそう。大阪観光にもオススメのスポットだと聞いて、行ってきました!

まるでオランダに来たような風景が広がる「風車の丘」

地下鉄長堀鶴見緑地線・鶴見緑地駅から歩いてすぐの場所にある「花博記念公園」。約120ヘクタール、東京ドーム25個分の広さを誇る敷地内にはさまざまな施設のほか、どこまでも続く並木道や木々の間を流れる小川、広大な芝生などがあり、自由に散策することができます。また、季節ごとに色とりどりの花々が咲き誇り人気となっています。
▲地下鉄・鶴見緑地駅から3分ほど歩けば、鶴見緑地の中央口に到着

まずは公園内の北東部にある小高い丘に向かいました。ここでは丘の上の風車と、その周りを彩る季節の花々を楽しめます。取材に訪れた7月上旬は、夏の花であるひまわりとマリーゴールドの鮮やかな黄色とオレンジ色にあふれていました。
▲小高い丘の上にある風車小屋。周りはみごとなひまわり畑(花の見頃:7~8月中旬)
▲群れて咲くひまわりの写真は絵になります
▲ひまわり畑の隣には、マリーゴールドが広がっていました(花の見頃:6~8月)
▲小さく可憐だけど、生命力にあふれています

風車の丘の周辺は、季節ごとに見頃を迎える花に植え替えられます。春はチューリップ、秋はコスモスなどに埋め尽くされます。
▲本格的な春の訪れを感じさせる、色鮮やかなチューリップ(花の見頃:4月)
▲秋の風に吹かれるコスモスも可憐です(花の見頃:10月下旬~11月下旬)
▲風車の丘から20mほど歩くと、美しいバラ園があります(花の見頃:5~6月、10~11月)

世界から2,600種類もの草花が勢ぞろい!巨大な温室「咲くやこの花館」

▲2階建ての「咲くやこの花館」。この建物は、スイレンの花をイメージしたデザインなのだそう

野外に咲く季節の花も美しいですが、公園内には世界中の植物を鑑賞できる、見逃せない施設もあります。それが「咲くやこの花館」。ここは花博開催時にメインパビリオンとなった、日本最大級の総ガラス張りの大温室。世界中から集めた約2,600種類もの植物を栽培し、約300種類の植物が常時開花しています。熱帯から極地まで大きく4つに分かれた展示室で、世界のさまざまな植物を楽しむことができますよ。
▲建物の中心にある、吹き抜けのフラワーホール。ホールを取り巻くゆるやかなスロープを進みながら、各展示室で世界の植物を楽しめます

館内は順路に沿って自由に周れますが、より植物の魅力や秘密を知りたい人は、ガイドさんと一緒にめぐる無料の「フラワーツアー」がオススメ!毎日11時、13時、15時に1~20名までの人数でスタートします(所要時間は約30分)。

まずは熱帯雨林室より見学開始。すぐにロータスの池があります。
▲大きく成長すれば子どもが乗っても沈まないオオオニバスの葉。沈まない秘密も教えてくれます
▲オオオニバスの花の命は3日間。「咲いた1日目は白いのに、2日目はこんなにきれいなピンク色に変わります」と写真を見せてくれました
▲サガリバナ。南西諸島などでみられる、白またはうす赤のおしべが幻想的な花。夜間に咲き、夜明け頃にポトリと落ちてしまいます。ここでは水盤(水槽)に浮かんだサガリバナを、間近で観賞できます

熱帯雨林室には、熱帯雨林に育成する色鮮やかな花や植物も展示されています。
▲ヘリコニアがちょうど見頃でした。その独特な形と、鮮やかな色が人気です
▲花博の開催当時目玉だったラフレシアは、樹脂で固められ、今も巨大なガラスケースの中で展示されています。腐臭を放つことで知られています

このフラワーツアーでは、ただ植物を見るだけではなく、さまざまな体験もできます。この日は、食べるとほのかに甘いミラクルフルーツを紹介してもらいました。この実を食べると、酸っぱいモノが甘く感じるのです。
▲真っ赤なミラクルフルーツを食べた後、レモンを口に含むとあら不思議!レモンが甘いグレープフルーツ味に変わります。効果は30分から2時間続きます(人によって差あり)

熱帯雨林室を見学した後は、熱帯花木室、乾燥地植物室、そして高山植物室へ進みます。水の少ない土地でも、たくましく生きる個性的な植物をたくさん見られますよ。想像以上に植物の種類が多いことに驚きます。
▲乾燥地植物室には数多くのサボテンが。ちなみにこのキンシャチは年齢約50歳、重さは約80kg!
▲ギンケンソウはハワイ固有種の高山植物で、一生に一度だけ花をつけます。葉を覆う美しい銀色の毛は、高山の強い光から身を守る役目があります
▲ドラゴンフルーツなどの夜咲きサボテンは、夜と昼を逆転させ日中に咲くよう調整。特に元気よく咲いている午前中がオススメです(開花状況はホームページに掲載)

訪問した時は、「花蓮展」が開催中でした(2017年7月23日終了)。ほかにもバラやラン、食虫植物展など、時期によってさまざまなイベントが開催されています。ぜひチェックしてみてください。
▲蓮だけで約200種類が展示されていました。こんなに多くの種類があるなんて!と驚きの連続です

最後に、南極・北極の植物の説明を聞いてツアーは終了。その後も時間に余裕があれば、気に入った植物を、もう一度じっくり見て回るのもいいですね。

手ぶらで楽ちん!緑の中でバーベキューを楽しもう

公園内には3カ所のバーベキュー場も完備されています。中でも「緑のせせらぎ東側バーベキュー広場」は、前日17時までにネット予約しておけばコンロやテーブル、わりばしなどすべての機材や道具がレンタルOK。2人前から注文できる各種セット食材もあります(3日前までに要予約)。さらに好みの食べ物やドリンクも持込みできます(1日3部制、各3時間)。
▲木々の間を縫うように流れるせせらぎを抜けると、バーベキュー場はすぐそこ
▲ポプラなどの緑の木々に囲まれたバーベキュー場。テーブルや椅子は、フェンスで囲われた敷地内の好きな場所に設置できる
▲タープ(簡易日よけ)も借りられる。中サイズ2,000円、大サイズ3,000円(ともに税別)
▲「スタンダードセット」(1人前1,980円・税別 ※写真は2人前)。すべての食材はビニール袋に密閉、直前まで冷蔵して渡されるから衛生的で安心

着火済の炭も用意してくれるから、すぐにバーベキューを始められますよ!
▲ソーセージにハム、鶏に牛にと充実のお肉類は、あらかじめ塩・こしょうの味付け済み。だから焼くだけ!
▲手軽で簡単だから、野外での食事を心おきなく楽しめる
▲最後は、醤油が香ばしい焼きおにぎりをいただきます

青空の下、芝生を吹き抜ける風が気持ちいい!この開放感ある場所で、手ぶらで気軽にできるバーベキューを、ぜひ楽しんでみてください。
今回いただいた「スタンダードセット」のほかにも、豪華なセット食材がありますよ。
▲ガッツリお肉を楽しみたい人にオススメの「スペアリブセット」(2,480円・税別 ※写真は2人前)
▲お肉の他にエビやホタテなども味わえる「バラエティセット」(2,480円・税別 ※写真は2人前)

バーベキュー場の隣には、キャンプ場もあります。家族や友人同士で楽しい夜を過ごせば、良い思い出になりますね。
▲バーベキュー場に隣接する、広々した大芝生も気持ちいい

広い公園内には、まだまだ見どころがいっぱい!

公園内には、テニスコートやパークゴルフ場などのスポーツ施設をはじめ、花博記念ホールなどの文化施設もあります。

競技大会も開催される本格的な乗馬苑では、50頭以上の馬が飼育されています。初めての方でも乗馬体験を楽しむことができますよ。
▲小さなポニーによる曳き馬体験(4歳から大人まで体験可能・事前予約不要)は子どもたちに大人気(営業時間9:00~19:00、火曜定休、税込700円、電話06-6915-0034)

園内には茶室もあります。「むらさき亭」は、花博当時、国内外の大勢のお客様をもてなしたという本格的なお茶室。事前に予約すれば誰でも利用でき(先着順)、茶室のそばを流れる渓流と日本庭園の眺めを楽しめます。
▲落ち着いた雰囲気の「むらさき亭」(利用時間9:00~17:00、1日あたり税込28,000円 ※冷暖房使用料が別途必要、電話06-6915-3246)

「むらさき亭」の周りには、花博の開催時に建てられた世界各国を象徴する建物も点在しています。それらが、ちょうど良いあんばいに古くなり、周囲の自然とあいまって魅力的な景観を作り出しています。
▲公園の中心にある大池から望む中国エリア。屋根の先端の反りが異国情緒を感じさせます
▲アイルランドの庭。明るい光と陰のコントラストが素敵です

家族みんなで楽しめて、体験施設もたくさんある「花博記念公園鶴見緑地」。季節ごとの花の絶景を楽しめるほか、広い芝生や子どもたちと遊具で遊べるエリアもあり、1日では楽しみきれないくらい充実したレジャースポットです。

大阪市内にありながら、リラックスした雰囲気が魅力的。大阪の人混みにつかれたら、こんな場所でゆったり過ごしてみるのはいかがでしょうか。
▲花博記念公園鶴見緑地の入口にある中央噴水は、待ち合わせ場所にピッタリ
▲花博のマスコット「花ずきんちゃん」がデザインされたマンホールも園内で探してみよう
國松珠実

國松珠実

大阪エリアの女性ライターズオフィス「おふぃす・ともとも」所属。人と話すのが好きで店舗や企業取材を得意とする。また旅行好きが高じて世界遺産検定1級を持っている。 編集/株式会社くらしさ

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

こちらもおすすめ

もっと見る
PAGE TOP