コスパ良すぎ!伊勢海老の産地でお造り、焼き、天ぷらまでたっぷり味わい尽くしてきた!

2017.11.24

高級食材として知られている伊勢海老。実は四国・徳島県での漁獲量がトップクラスって知っていますか?その理由を調べつつ、刺身で良し、焼いて良し、茹でて良しの“海の王様”を、地元で人気の海鮮料理店でリーズナブルに味わい尽くしてきました!

実は徳島も名産地!
黒潮の恵みを受けて育った伊勢海老

太平洋の浅い海域、つまり千葉県房総半島あたりから九州あたりまで幅広く生息している伊勢海老。その名の由来とも言われている三重県の伊勢湾や志摩半島をメインに、静岡県、和歌山県なども有名な産地ですが、実は徳島県も全国有数の漁獲量を誇ります。
しかも徳島の伊勢海老は身の甘みと締まりに定評があり、日本全国に出荷することも多いとか。
漁期は9月中旬から5月までで、10月には漁が盛況となります。とくに県南エリアの由岐・日和佐・椿泊(つばきどまり)での漁が盛んで、由岐では毎年10月に伊勢海老の産直販売や伊勢海老汁の無料ふるまいなどを行う「伊勢エビ祭り」が開催され、県内外から多くの人が訪れます。

そんな徳島の海が育んだ伊勢海老をリーズナブルに美味しく食べられるお店が県内にはいくつかありますが、今回はその中でも地元民に人気のお店をご紹介します。

生簀に泳ぐ旬の魚介類にワクワク!
大漁旗が飾られた「海賊居酒屋 恵比須丸」

ご紹介するのは徳島自動車道・徳島ICから車で約1時間、小松島市にある「海賊居酒屋 恵比須丸」。
▲お店の看板にも大きく「伊勢エビ」の文字が書かれています!

こちらは徳島近海で獲れた天然ものを中心に、新鮮な旬の活き魚介類がそろう直売所です。

大漁旗が飾られた店内に入ると…
大きな生簀がいっぱい!
▲生簀の中には、主に県南の海で獲れたサザエやアワビ、タコなどさまざまな魚介類がいます

どれも、漁師の子どもとして育ち、人生の中で常に魚に携わってきたという店主・立石富美男さんの目利きで選んだものばかり。
鮮度の良さや質の高さはもちろん、驚くのはその価格。基本的に量り売りなのですが、どれも驚くほどリーズナブル!
「建物にお金使うくらいやったら、お客さんに安く魚を提供できるほうがええなと思って店も手作りにしたんよ」と話す立石さん。

さあ、旬の伊勢海老はどこにあるかな?
ありました!伊勢海老が生簀の中にたっくさん!

小ぶりなものから立派なものまでサイズも豊富です。
お値段は小さなもので大体800円くらい、大きなものだと1万円くらい(いずれも税込)になるそうです。
▲生簀から伊勢海老を取り出してくれる立石さん
わー!ほんとに立派な伊勢海老!私、活きている伊勢海老を見るの初めてです!

伊勢海老漁が解禁になったと同時に、こちらに伊勢海老を買い求めにくる人も多いそうで、常連さんやおじいちゃん・おばあちゃんのお祝い膳に使う人など、県外のいろんな地域から注文が入ってくるそうです。

刺身に焼き物、そして天ぷら…
なんとも贅沢な伊勢海老尽くし!

徳島の伊勢海老の魅力は理解できたところで、やっぱりその美味しさを味わってみたい!

直売所の奥にはカウンターのみの居酒屋があり、生簀から引き上げた魚介類を立石さんがさまざまな料理にして提供してくれます。
こちらでいろんな伊勢海老料理を堪能したいと思います!
▲席は20席のみ。週末ともなると予約必須です!目の前で立石さんが腕を奮ってくれます

まずはやっぱりお刺身から!
まな板の上で元気に動く伊勢海老を…
立石さんが手際よく捌いていきます。
お腹の部分の殻を包丁で取り除いてから、スプーンで身を外していきます。
▲少し氷水に入れると、身が締まって美味しくなるそう

徳島名産のすだちを添えて完成!
▲伊勢海老の刺身。こちらでは重さで価格が決まります。写真でだいたい320g・3,200円(税込)前後になります

はー、ため息がもれるほどなんとも豪華な一皿!喉がゴクリと鳴ります(笑)。
では早速いただきます!
▲半透明でうっすらピンク色の身。たまりませんなー!

口に入れると、程よい弾力でプリップリ!新鮮だから臭みもなく、噛むほどに甘みが広がっていきます。至福の味!
わさびをつけて食べると、また甘みが引き立って美味しいです!

伊勢海老単品のお刺身の注文はもちろん「刺身の盛り合わせに伊勢海老を入れて」という注文もOKだそうです。

「伊勢海老は生もええけど、焼いたらまた違う美味さがあるんよ。次は焼いてみるで?」と立石さん。お、お願いします!
伊勢海老を縦半分に割って…
グリルの上に置いて10分ほどじっくり焼きます。

焼き台の上から、なんとも言えないこうばしい香りが漂ってきます。もう身を乗り出して出来上がりを今か今かと待ちわびてしまいます!
▲ふつふつと音を立てながら焼きあがっていく海老味噌に思わず目を奪われる!
▲「伊勢海老焼き」(写真のもので2,500円・税込)が完成!一人前で半身が提供される

余計な味付けはしていないので、伊勢海老本来の味を楽しめます。白く焼きあがった身から甘い香りがフワッ。見た目にも贅沢!
焼くことで弾力が増した身は、生とはまた一味違って奥行きのある甘みが楽しめます。海老味噌を絡めつつ食べると、濃厚なコクが加わってお酒が進むこと間違いなし!

「ちょっと贅沢な食べ方してみるで?」と店主。

刺身の身を衣の中に入れて、油の中へ。
そして出来たのが伊勢海老の天ぷら!
なんてゴージャス!!

揚げることでフワッフワの食感になりグッとゴージャスな甘みが引き立った伊勢海老の身と、サクッとした衣のコントラストがたまりません!こんな天ぷら食べたことないです(泣)!
※天ぷらの価格は時価となります

締めは味噌汁?それとも雑炊?
最後の最後まで味わい尽くす!

いろんな伊勢海老料理を味わって頬が緩みまくりの私。
「これで終わりと違うよ」と立石さん。
「身だけじゃなくて、頭も殻も美味しく食べられるんが伊勢海老よ!」
▲刺身の飾りとして使った頭や殻を使ってもう一品!

刺身を注文したお客さんには調味料の材料費くらいのお値段で、味噌汁か雑炊を出してくれるそうです。
▲伊勢海老の味噌汁(250円・税込~)。器から頭がはみ出しています(笑)。奥に見えるのは人気メニュー・焼きおにぎり(250円・税込)

海老味噌が溶け込んだ味噌汁の美味しさたるや…。伊勢海老のポテンシャルの高さに平伏すばかりです。
▲こちらは伊勢海老の雑炊(400円・税込~)
▲鳴門産のワカメもたっぷり入っています

伊勢海老の旨みをしっかり吸ったお米の美味しさよ!お腹がいっぱいでも、最後の一粒まで残さずたいらげてしまいました。

この記事を書いているときも、美味しさを思い出してニヤニヤしてしまうほど徳島産の伊勢海老料理は絶品でした!
春まで獲れる美味しい伊勢海老。徳島の魚介を知り尽くした立石さんの技で、思う存分味わってみてくださいね!
野々村まり

野々村まり

大学卒業後に徳島のタウン誌「あわわ」に入社。営業部・編集部を経験したのち4誌の編集長を務め、現在は編集統括マネージャーに。管理職になるも未だに月30件の取材をこなす現役バリバリアラフォー編集者。

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