インスタ映え確実!高知で一度は訪れるべき絶景スポット15選

2017.10.12

県土の84%を森林が占める自然豊かな高知県。南は青く輝く太平洋、北は緑あふれる山々、大地にはいくつもの雄大な川が流れ、里山には今なお美しい原風景が残っています。今回はそんな、土佐の大自然が育んだ絶景スポットをご紹介します。

1.日本最後の清流と謳われる四国最長の大河「四万十川」

「四万十川」は、高知県津野町の不入山(いらずやま)を源流とし、梼原町(ゆすはらちょう)・中土佐町・四万十町などを流れ、四万十市下田で太平洋へと注ぐ、全長196km、流域面積2,186平方キロメートルの大河。静岡県の柿田川、岐阜県の長良川とともに“日本三大清流”と呼ばれています。

下流域でも水質が良いことから、四万十市では火振り漁や投網(とあみ)などの伝統漁法が現在でも行われており、天然の鰻や鮎、川エビやゴリなど、川の幸を頂けるお店が数多くあります。
また、川釣りや川遊び、カヌーや観光遊覧船、川沿いを走るサイクリングなど、様々なレジャーが楽しめるのも魅力のひとつ。手つかずの自然を多く残す、日本最後の清流・四万十川は、高知観光で外せない名スポットです!

2.四万十川の風景に溶け込む素朴な橋「沈下橋」

▲テレビCMやポスターなどに使われることの多い「岩間沈下橋」

四万十川には、「沈下橋(ちんかばし)」と呼ばれる、欄干の無い橋がいくつも架かっています。低い橋脚であることから、増水時には水の中に沈み、水が引けば再び橋として利用できます。日本各地に同じ構造の橋はありますが、周囲に人工構造物がないことから、自然と橋が織りなす美しい光景が見られます。
▲観光客や車の通行も多い人気の「佐田沈下橋」

沈下橋は、支流を含めると47本あるといわれており、中でも四万十川最下流にある最長の佐田沈下橋が人気。青い橋脚が特徴の佐田沈下橋は、水深の浅い場所にあるため、橋からは川底までくっきり見えます。橋を渡れば、爽快感を感じられるほか、車で走行すればちょっぴりスリルも味わえますよ。
▲「三里(みさと)沈下橋」ですれ違う遊覧船「四万十の碧(あお)」

観光シーズンには橋の下を遊覧船がくぐり、夏には子どもが橋の上からダイブ、夕暮れには赤く染まった川の対岸まで一直線にのびる橋の姿が見られるなど、その時々で、風情ある沈下橋を楽しむことができます。

3.清流「仁淀川」が生み出す奇跡の青・仁淀ブルー

高知県の四万十川・吉野川と並ぶ四国三大河川のひとつ「仁淀川(によどがわ)」は、国土交通省による全国一級河川の水質調査にて、平成24年から5年連続で「水質が最も良好な河川(複数あり)」に選ばれている、透明度の高い美しい川です。

その青く澄んだ川を見たカメラマン・高橋宣之氏が“仁淀ブルー(NIYODO BLUE)”と名付けたことから、全国的に有名となりました。

仁淀川の支流には、約1,287haにも及ぶ原生林に囲まれた「安居(やすい)渓谷」や、県立自然公園にも指定されている景勝地「中津渓谷」があり、どちらも美しい川の流れや滝を楽しめる、人気のスポットになっています。中でも「にこ淵」は、奇跡の“青”といわれる仁淀ブルーを見るうえで外せないスポット!
▲幻想的な青い滝壺を見られる人気のスポット、にこ淵

川底の石が見えるほど透き通った滝壺の水が、太陽の光でグリーンやブルーに変化する幻想的な姿は、思わず息を呑む美しさです。

4. クロード・モネの世界を感じる庭園「モネの庭」

印象派を代表する画家、クロード・モネがフランス・ジヴェルニーに作り上げた庭を再現した「北川村『モネの庭』マルモッタン」は、本家「モネの庭」から正式にその呼称を許された、世界で唯一の庭園です。

クロード・モネ財団の指導を受けながら作られた庭園には、モネが愛した睡蓮が咲く「水の庭」や、モネが地中海旅行で描いた風景をテーマにした「光の庭」、パレットにのせた絵の具のように花々が咲き誇る「花の庭」などがあり、四季折々の表情が楽しめます。
▲「カフェ モネの家」おすすめメニュー「四万十ポーク 焦がしバターソテー ~北川村ゆずポン酢ソース~」。スープ、ライスのセットで1,400円(税込)

また、2017年4月にリニューアルオープンした「カフェ モネの家」では、美食家でもあったモネのレシピを、高知の食材を活かしてアレンジした料理も頂けるので、ぜひご堪能あれ!

5.ここは地中海!?楽園のように美しい「柏島」

「柏島」は、大月町の西南端に浮かぶ周囲約4kmの小さな島。足摺宇和海国立公園に指定されており、本島とは2本の橋で結ばれています。この島の魅力はなんといっても、エメラルドグリーンに輝く透き通った海!その透明度の高さから、海を進む船が空中に浮かんでいるように見えるほどです。
太平洋の黒潮と豊後水道がぶつかる周辺海域には、千種類もの魚類が生息し、大規模なテーブルサンゴが群生。ダイビングやシュノーケリング、磯釣りを目当てに訪れる人も多い人気のスポットです。
▲キャンプやシュノーケルなども楽しめる「竜ヶ浜キャンプ場」

島の中には、初心者でも気軽にダイビングが体験できる施設や、クリアカヌーやグラスボートで海中観察を楽しめる施設、キャンプ場もあります。夏場には海水浴やキャンプに訪れるのも素敵ですね♪

6.壮大な高原が広がる「四国カルスト」を満喫しよう

標高1,400mの「四国カルスト」は、山口県の秋吉台、福岡県の平尾台と並ぶ日本三大カルストのひとつ。高知県と愛媛県の山頂にまたがり、天狗高原、五段高原、姫鶴平(めづるだいら)、大野ヶ原と約25kmにわたり広大な高原が広がります。

どこまでも続く緑豊かな草原、地表に露出した石灰岩、ゆったりと回る風車や放牧された牛たちが、四国カルストならではの魅力に満ちたのどかな景色を作り出しています。冬は、積雪が多いためオフシーズンになりますが、春から秋にかけては、観光客やキャンパー、ライダーたちで賑わいます。
▲東端の天狗高原は、高知県中西部に位置する山間のまち・津野町に位置する

また、地物を使った料理などを頂けるレストランやカフェ、お土産店などがあり、自然と共にグルメも堪能できちゃいます。宿泊施設やバーベーキューを楽しめるコテージなどもあるので、楽しい思い出づくりには事欠きません!

7. 高知県を代表する景勝地!坂本龍馬も望む美しい海岸「桂浜」

高知観光にきたら外せないスポット、名勝「桂浜」は、北東端の龍頭岬と南西端の龍王岬の間を美しい砂浜が弓なりに広がる海岸。打ち寄せる波によって運ばれた色とりどりの五色石が砂浜を彩ります。

「月の名所は桂浜♪」とよさこい節でも唄われている通り、この浜から見る月は美しく、中秋の名月には「桂浜観月会」を開催。また、龍頭岬には高さ5.3m(台座を含めた総高は13.5m)の坂本龍馬像があり、はるか太平洋の彼方を見つめています。
桂浜には、レストランやお土産店、1931(昭和6)年創立のローカル色豊かな「桂浜水族館」、山手には2018年の春にリニューアルオープン予定の「高知県立坂本龍馬記念館」もあるので、1日中楽しめますよ♪

8. 太平洋に突き出した四国最南端の「足摺岬」

紺碧の海が広がる太平洋に突き出た「足摺岬」は、足摺宇和海国立公園に指定されている四国最南端の岬。「足摺岬」と「足摺岬からの眺望」は、『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で二つ星と評価されています。

展望台からは、270度の視界が楽しめ、なだらかなアーチを描く水平線や、大きな波が高さ約80mの断崖絶壁に打ち寄せるダイナミックな海岸美を見ることができます。
▲白山洞門(はくさんどうもん)

足摺岬灯台の近くには、高知県の天然記念物に指定されている高さ16mの白山洞門があり、花崗岩の海蝕洞門としては日本最大級のスケールが楽しめます。

そのほか、白山洞門を眺められる「万次郎足湯」や、太平洋が一望できる絶景露天風呂のある「足摺パシフィックホテル花椿」など、足摺岬を満喫できるスポットがいっぱいありますよ。

9. 美しいサンゴや魚、奇岩が織りなす絶景「竜串海域公園」

日本で初めて海中公園(現・海域公園)に指定されたという「竜串(たつくし)海域公園」は、竜串湾や見残し湾など、4つのエリアが特定されており、それぞれ特異な海中景観が見られます。

海中には、種類豊富な魚類や国内最大規模とされているシコロサンゴが生息しており、グラスボートで海中観察を楽しめるほか、ダイビングやシュノーケリングの名スポットとして、全国から多くの人が訪れています。
海域公園の近くには、地質の博物館と呼ばれる竜串海岸や、弘法大師が見残したという見残し海岸があり、様々な形の奇岩が楽しめます。水深7mの海底世界を気軽に楽しめる海洋型の施設もあるので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

10. 大地の成り立ちが見える「室戸ユネスコ世界ジオパーク」

「室戸ユネスコ世界ジオパーク」は、地震のたびに大地が盛り上がり続ける場所で、人々がどのように賢く暮らしてきたかをテーマに、地球を学び楽しむことができるスポット。2011年9月18日、美しい自然とそれを守りながら活かす活動が高く評価され、世界ジオパークネットへの活動が認定されました。
▲遊歩道沿いにあるアコウの巨木

室戸ユネスコ世界ジオパークには、約4000~3500万年前に深海でできた地層が広がる「行当−黒見サイト」や、亜熱帯性樹林が生い茂る「室戸岬サイト」、古い町並みを残す「吉良川まちなみサイト」など様々な見所が。
一帯ではマグマが地層に貫入して固まったとされる大きな岩や、地殻変動による土地の隆起、岩を抱きかかえるように根を伸ばしたアコウ林など、圧巻ともいえる景色が見られます。
ほかにも、室戸岬のシンボル・室戸岬灯台や、ジオパークをより楽しむために作られた「室戸世界ジオパークセンター」、ジオパークのディープな魅力や見どころを教えてもらえるガイドツアーなどもあるので、ぜひいろいろな角度から感動体験をしてみて下さいね。

11.太古のロマンと神秘あふれる「龍河洞」を探検

日本三大鍾乳洞のひとつ、国の天然記念物にも指定されている「龍河洞」。
山頂付近の盆地にたまった雨水が、1憶7500万年もの永い歳月をかけてつくりだした、自然の芸術を楽しむことができます。

総延長約4kmのうち、約1kmは一般に入れる通常ルートとなっています。通常ルートでは、高さが11mもある洞内最大の天降石や千枚岩などの鍾乳石、弥生式土器が鍾乳石と一体化したといわれている神の壷など、変化に富んだ鍾乳石が見られます。
もっと洞窟を楽しみたいという方には、ヘルメットとヘッドランプを装着し、ナビゲーターと共に通常コース以外のルートを這ったり登ったりして進む、冒険コースなど、探検隊さながらのツアーもおすすめです!

12. 森の中に突如現れる巨石群!謎多き「唐人駄馬遺跡」

不思議に思うほど美しく平滑な石や6~7mの巨石が林立している「唐人駄場(とうじんだば)遺跡」。緑生い茂る海岸段丘の一角にのみ巨石が密集しており、とても自然がつくりだしたとは思えない光景が広がります。

このエリアでは、縄文から弥生時代にかけての石器や土器片が数多く出土していることから、古代人が祭祀(さいし)を行った場所じゃないか、航海人のための目印だったのではないかなど、様々な見方がありますが、自然が作り出したのか、はたまた人の手によるものなのかは、未だ謎のまま…。

かつては巫女たちが奉納の舞を舞ったという伝説を残す千畳敷岩(せんじょうしきいわ)に登り、太平洋を眺めれば、どこか不思議なパワーすら感じてしまいます。
▲巨石に登っている写真はインスタ映え間違いなし!

唐人駄場遺跡の園地ではキャンプが楽しめるほか、周辺には、水の神様が祀られている「竜宮神社」や「うすばえ桜公園」などもあります。

13. これぞ日本の原風景!幾重にも連なる「神在居の千枚田」

標高220~1,455mという高低差のある梼原町では、古くから山の斜面を活かした棚田でのお米づくりが盛んに行われてきました。そんな梼原町の中でも、神在居(かんざいこ)地区にある棚田は、大小様々な形の田んぼが山の峠の方まで幾重にも連なっていることから「神在居の千枚田」と呼ばれ、親しまれてきました。

その美しさは、梼原町を訪れた作家・故司馬遼太郎氏が「この棚田は農業が築き上げた日本のピラミッド。万里の長城にも匹敵する」と感嘆したほど!

春は水を張った棚田に稲を植える農家さんの姿、夏は緑鮮やかな稲が絨毯のように広がる光景、11月には黄金色に実った稲穂を刈る様子など、四季折々に変化する棚田の風景は、まさに日本の原風景です!
また、神在居の千枚田では、地元農家の指導や管理を受けながらお米作り体験ができる「棚田オーナー制度」を実施。地域住民と触れ合いながら、大自然の中で、自分のお米を作れます。興味のあるかたは、ぜひお問い合わせしてみては。

14. 推定樹齢3000年以上の時を生きる日本一の大杉「杉の大スギ」

▲杉の大スギは、南大杉、北大杉と呼ばれる二株の杉からなる

大豊町の八坂神社境内に生育している「杉の大スギ」は、1952(昭和27)年に、国の特別天然記念物に指定された、推定樹齢3000年といわれる巨木。どっしりと根をおろした堂々たる姿に、誰もが立ち止まり、しばし離れられなくなります。

二株の大杉がそれぞれ根元で繋がっていることから、別名「夫婦杉」とも呼ばれています。北大杉は根元の周囲が約16.5m、樹高が約57mあり、南大杉は根元の周囲が約20m、樹高は約60mで、国内最大級といわれています。
▲美空ひばりさんの遺影碑。押しボタンスイッチで「川の流れのように」「龍馬残影」「悲しき口笛」の3曲が流れる

また、1947(昭和22)年、この杉に「日本一の歌手になれますように…」と願いをかけた美空ひばりさんが、その後日本を代表するスターへの道を歩んだことから、出世杉としても有名になりました。その縁により、杉の大スギのすぐ隣には、14歳の頃のひばりさんの姿が刻まれた遺影碑と歌碑が建てられています。

みなさんも、日本一の大杉として名高い「杉の大スギ」に、ぜひ願いをかけてみてはいかがでしょうか?

15. そこにあるもの全てが作品!建物のない「砂浜美術館」

高知県西部に位置する黒潮町の国道56号線沿いにある入野海岸は、砂浜が約4kmも続く、「日本の渚百選」にも選ばれた美しい海岸。ここに立てば、目の前には大パノラマの水平線や青く澄んだ空、背後には緑鮮やかな松林が広がります。

この壮大な砂浜そのものが「砂浜美術館」。常設作品は、波や風がデザインした砂紋、季節ごとに咲く草花、流れ着く貝殻や漂流物、はだしで走る子どもや沖を泳ぐニタリクジラなど、この風景に存在する全てです。BGMは波の音、夜の照明は月の明かり…。

ふだん見落としがちな当たり前にあるもの、実はそれこそが大切なものなのかも。そんなことに気づかせてくれる美術館です。
毎年5月には、全国から応募された絵や写真などの作品をキャンバスにみたてたTシャツにプリントし、砂浜にひらひらと展示する「Tシャツアート展」を開催。約1,000枚のTシャツたちは、太陽の光をいっぱい浴びながら、風が吹くたびに一斉に踊りだします。みなさんもこの砂浜美術館の風景に、参加してみてはいかがでしょうか。
高知の大自然を感じる絶景スポット15選、いかがでしたでしょうか?どこか懐かしく、神秘的でもある高知の自然…。あなたも高知に、癒されに来ませんか?
畔元志保

畔元志保

高知県生まれ、高知県育ち、高知県が大好きな高知県民。高知県のタウン誌「ほっとこうち」の編集部勤務を経て、フリーライターになり、横長の高知県を西へ東へ駆け巡っている。高知県の大自然と、可杯・箸拳・菊の花を愛するお酒好き!

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