日本最古の奈良「大神神社」でパワーチャージ!可愛いウサギで縁結びを願う

2018.04.17

三輪山をご神体とする「大神(おおみわ)神社」は、日本最古の神社の一つ。古代の信仰の形を今に残す貴重な神社です。国造りの神様として、産業、 方除(ほうよけ)、治病、造酒、製薬、交通など、人間の生活全般の守護神として信仰され、強力なパワースポットとして知られています。縁結びにもご利益があるといわれ、昨今では女性の参拝客も増加中!神様とご縁を結びに出かけました。

原始信仰を残す、日本最古の神社へ

大神神社は、『古事記』や『日本書紀』に記される日本最古の神社。出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)の前に現れた大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が、三輪山に祀ることを望まれ、鎮(しず)まられたそうです。

ご祭神がお山に鎮まっていることから、本殿を設けず、古代より人々は三輪山に直接、祈りを捧げてきました。神社の「社殿」というものができる前から信仰されてきた大神神社では、その原初(げんしょ)の神祀りの様を今に伝えています。
▲大きな鳥居の奥にあるのが、大物主大神が鎮まる神聖な三輪山

大神神社の最寄り駅であるJR三輪駅までは、JR奈良駅から約30分。そこから徒歩5分ほどで、二の鳥居に到着します。
▲二の鳥居をくぐり、神聖な境内へと入っていきます

社殿までは、うっそうと木々が茂る参道を進みます。
鳥居を一歩入れば、空気が一変したのがわかるほど、神気に包まれた清々しさを感じます!
▲社殿までの長い参道を歩くことで心身が浄化されていくよう。参道の真ん中は神様の通り道なので、端を歩きましょう

参道の途中にある、手水舎で手と口を清めて拝殿へ。
▲国の重要文化財に指定されている拝殿。鎌倉時代に建立され、現在の建物は江戸時代に徳川4代将軍家綱によって再建されたもの

大神神社は本殿がありませんので、拝殿の奥にある三ツ鳥居(みつとりい)を通して拝みます。

可愛いウサギにご縁を願いましょう!

広い境内には他に、酒造り、商売繁盛、病気平癒、芸能、学業向上など、さまざまなご利益のある神社がありますが、女性にぜひお詣りしてほしいのが、縁結びスポット。

拝殿から二の鳥居の方に戻り、参道の右手にある「夫婦岩」へ。二つの岩が仲良く寄り添っています。縁結び・恋愛成就・夫婦円満にご利益があるとされる、霊験あらたかな磐座(いわくら/神様が宿る石)です。
▲「夫婦岩」。柵越しに拝むことができます

こちらの岩は「運命の赤い糸」伝説ゆかりの場所でもあるんです。
「赤い糸で結ばれた相手が、運命の相手」とよく言いますが、その「赤い糸」のお話が、日本最古の歴史書『古事記』に載っています。

昔、活玉依毘売(いくたまよりびめ)という美しい娘のもとに、夜になるとたいそう麗しい男性が訪れました。二人は恋に落ち、ほどなく娘は身ごもります。驚いた娘の両親は、男性の素性を調べるため、床に赤土をまき、男性の着物の裾に糸巻きの麻糸を通した針を刺しておくよう娘にいいます。翌朝、娘が赤土のついたその糸をたどっていくと三輪山に着き、男性が大物主神だったことを知るお話です。

赤土が付いた糸が大切な人のもとへ導いてくれる、ということから「運命の赤い糸」と言われるようになったとか。ロマンティックなお話ですよね!
「夫婦岩」のそばには、「えんむすび・夫婦円満」と書かれた絵馬(500円)が赤い糸(ヒモ)で結ばれています。裏にお願いごとを書いてぜひ結んでくださいね。絵馬は授与所でいただけます。

この絵馬には二羽のウサギが描かれていますが、ウサギは大神神社にとって、とてもゆかりの深い動物です。大神神社の例祭「大神祭」は、崇神(すじん)天皇8年卯の日に始まったことから、卯(ウサギ)は神縁深い干支とされ、現在も毎月卯の日に神事が執り行われています。

また、大物主大神が出雲の大国主神と同一神であるということから、大国主神が因幡の白兔(いなばのしろうさぎ)を助けたという有名な神話も、こちらがウサギと関わりが深いことを表しています。

拝殿向かって左側にある「参集殿」には、かわいい「なで兎」もいます!
▲耳がピーンとなっているのがかわいい「なで兎」

もとは、江戸時代から一の鳥居前にあった鉄灯籠の火袋を守っていたウサギでした。第二次世界大戦の折に鉄灯籠は提出するように命じられましたが、ウサギは青銅製だったため保管されていました。

このウサギを撫でると、運気がアップするといわれるほか、身体の痛いところを撫でると癒されるとも。多くの人に撫でられているため、ピッカピカです。
私も運気アップを願い、両手でなでなでしてきました。

授与所には、かわいいウサギのお守りもたくさん揃っています。
▲手前から時計回りに、黄色の「なで守」700円、「縁結守」800円、「源氣うさぎ守」1,000円、「方除卯杖守(ほうよけうづえまもり)」1,000円

願いを込めてウサギをなでる「なで守」は、手のひらに収まり持ち歩ける大きさ。
「縁結守」は部屋に飾っておくだけで癒されそうな可愛いお守りです。
「源氣うさぎ守」は、プニッとした柔らかい手触り。お守りを握りながら、大神神社の鎮魂詞(いのりのことば)
『幸魂(さきみたま)、奇魂(くしみたま)、守給(まもりたまへ)、幸給(さきはへたまへ)』
を3回唱えてお祈りしましょう。
「方除卯杖守」は、部屋の東(卯の方角)や玄関に掲げて邪気を払い、開運招福・無病息災などを祈るといいそうです。

三輪山の中へ。神様に近づく登拝でパワーをいただく

また、大神神社の拝殿から5分ほど歩いた場所にある「狭井(さい)神社」も、ぜひ訪れてほしい場所。こちらは、病気平癒の神様として信仰される神社です。
▲「狭井神社」の拝殿

こちらの境内には、三輪山への入山登拝口があり、神様がいらっしゃる神聖な山に登ることができるんです。
▲登拝料300円(/人)。受付は9:00~14:00。入山登拝禁止日は1月1日~3日、2月17日、4月9日、4月18日(午前のみ)、10月24日、11月23日。受付は登拝口の正面にある神体山登拝申込受付所で

神が降臨する磐座があるとされる三輪山。かつては禁足の山として入山制限がされていましたが、明治時代以降、禁約を守ることを条件に登拝できるようになりました。
受付を済ませ、三輪山参拝証のたすきをかけ、祓串を持って自身でお祓い(自祓い)をして、入山します。
▲本来は白装束で登拝しなければいけませんが、このたすきをかけることで入山が認められます。奥にあるのが祓串。お祓いして安全を願いましょう
▲杖も用意されています

神聖な山の中は、最強のパワースポットです。登山やハイキングではなく、ご神体に入るということを忘れずに。水分補給以外の飲食とカメラによる撮影は禁止、山内のことは他言無用とされています。
初めての人は2~3時間ほどかかりますが、自身と向き合いながら、神秘のパワーに包まれて登ることができますよ。

下山後は、拝殿の奥にある「薬井戸」で、古くから万病に効くといわれる霊水を飲んでください!体の深くに浸透し、染みわたっていくように感じられます。
▲三輪山から湧き出たご霊水「薬井戸」
▲備え付けのコップを使って自由に飲むことができます。なめらかで柔らかな口当たり

「呼ばれないとたどりつけない」や「不思議な体験をした」など、三輪山に関するさまざまな声は、本物のパワースポットである証。
可愛いお守りが揃い、縁結びのご利益があり、さらにパワーもいただける。
素敵な出会いを手に入れたい人は、ぜひ足を運んでみてください!
▲高さ32.2m、柱間23mもある日本最大級の「大鳥居」
白崎友美

白崎友美

奈良の編集制作会社EditZ(エディッツ)の編集者。大阪、京都で雑誌や通販カタログなどの制作を行い、現在は居住する奈良県に軸足を置き、奈良の観光関連のガイドブックやホームページなどを制作。自社媒体の季刊誌『ならめがね』にて、「ユルい・まったり・懐かしい」奈良の魅力を発信している。

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