日本三景・松島の絶景を楽しみ尽くす「松島 一の坊」の極上ステイ

2017.09.09

大小およそ260の島々が穏やかな湾内に浮かぶ、日本三景の一つ・松島。その美しい風景は古くから多くの人の心をとらえてきました。JR松島駅から約1km、国宝・瑞巌寺や観光フェリー乗り場などが並ぶ観光エリアから少し離れた静かな場所に佇む「松島 一の坊」は、そんな絶景を満喫できる宿として高い人気を誇ります。『ミシュランガイド 宮城2017特別版』では、“最上級の快適”を表す4パビリオンと評価されたということで早速行ってみました。

チェックインしてすぐに出合える心安らぐ景色

「松島 一の坊」の創業は昭和60(1985)年。海のすぐそばにあり、松島湾の眺めは客室や露天風呂をはじめ、館内のさまざまな場所から楽しむことができます。敷地内には約7,000坪の水上庭園やガラス美術館もあり、海の絶景だけではない「目で楽しむ」空間が広がっています。
▲威風堂々とした造りの玄関。県内外から多くの宿泊客を迎え入れます

館内に入り、まずはロビーラウンジへ。チェックインをして振り返れば、大きな窓から見える庭園の緑と松島の海、そして広く青い空……。爽やかな風景が広がっていました!
▲上品なしつらえのテーブルやイス、ソファが並び、贅沢な雰囲気
そして、淹れたてコーヒーや冷たい季節のドリンクの無料サービスがあり、滞在中は何度でも楽しんでOK。穏やかな景色を眺めながらティータイムをしていると、いつもとは違う優雅な気持ちになれます。
▲天気が良い日にはテラスに出て、松島の風を感じてリラックス

松島の自然を満喫できるオーシャンビューの客室

ロビーラウンジからの眺望に心を満たされ、次は客室へ。松島 一の坊は客室がオーシャンビューという贅沢な造りと聞き、期待が高まります。

2016年にリニューアルした「眺望和ツイン洗心」の客室へ入ると、部屋の奥に見える美しい眺望にびっくり!壁一面に広がる大きな窓から見えるのは、海と空が織りなす絶景です。
窓からの眺望をゆったりと楽しめるように配されたソファに座り、絵画のような風景を眺めていると、いつまでもここで過ごしたくなるような心地良さを感じます。
▲4・5階にある「眺望和ツイン洗心」。海に浮かぶ島々を望み、松島ならではの絶景です

同じく2016年にリニューアルした「ビューバス付眺望和ツイン洗心」もおすすめ。開放感のあるテラスや客室付きのお風呂から、海をすぐそばに感じられるような眺めを楽しむことができます。
▲眺望とモダンなインテリアにたくさん写真を撮りたくなる「ビューバス付眺望和ツイン洗心」
▲客室付きのお風呂も眺望自慢。誰にも邪魔されない特別な時間を過ごせます

見晴らしのいい7,000坪の庭園で散策を

客室でひと息ついた後は、庭園散策へ出発です。海に面した7,000坪の水上庭園は大きな池を中心に散策路が整備されており、ぜひゆっくりと楽しみたいスポットなんです。館内から眺めるだけではもったいない!
▲和の趣を感じられる日本庭園

庭園へ足を踏み入れると、迎えてくれたのは青々とした芝や可憐な花たち。聞こえてくるのは鳥のさえずりのみで、のどかな空間に心が和みます。
▲かわいらしい白いチャペル。多くの人がここで結婚式を挙げており、ブライダル会場としても人気だそう
▲晴れた日には池に空の青が映り、息をのむほど美しい眺めを楽しめます

潮風を心地よく感じながらの散策は、日常をそっと忘れさせてくれるような優しい時間を過ごすことができました。

美しい海や朝日を望む絶景展望露天風呂

庭園を満喫した後に向かったのは一番の絶景スポット、お待ちかねの展望露天風呂です。最上階に位置する展望露天風呂は女性専用の「八百八島(はっぴゃくやしま)」、男性専用の「五大観」の2つがあり、温泉は肌になじむアルカリ性の美肌の湯として知られています。

「八百八島」へ入ると、松島湾を眼下に見下ろす景色が開放感たっぷりに広がり、思わず「すごい……」とため息がでてしまいました。湯船に入れば、目の前に広がるのは空と海と遠くに浮かぶ島々だけ。自然と一体になったような感覚がたまらない圧倒的なロケーション。これはぜひ入ってもらいたいお風呂です!
▲三角屋根が印象的な風呂「八百八島」。広々としており、ゆったりとくつろげる
▲空の色を写した温泉はまるで海のよう

実はこのお風呂、絶景を楽しめるのは昼間だけではありません。月明かりが幻想的な夜、冬季は水平線から昇る朝日が美しい早朝と、さまざまな趣をもっています。
▲月の光が海を照らし、絵画のような風景が目の前に広がります
▲冬季は温泉に浸かりながら感動的な日の出を眺められます。入浴は朝4時から可能です

一方、「五大観」は大きなガラス窓から海を望む内湯と、岩風呂風の露天風呂が楽しめ、こちらも絶景露天風呂です。
▲眼下に緑が美しい庭園、奥には水平線を望む「五大観」

時間ごとに豊かな表情を見せる眺めを見逃したくないと、チェックインからチェックアウト直前まで、何度も湯浴みを楽しんでしまいました。

オーダーした料理が目の前で調理されるビュッフェ

温泉でくつろいだ後は、夕食へ。松島 一の坊の絶景は、松島の自然美だけではありません。2017年5月にオープンした「料理長厨房ビュッフェ 青海波(せいがいは)」での夕食も、目を楽しませてくれるポイント満載なんです。
▲「料理長厨房ビュッフェ 青海波」。ソムリエが常駐するワインセラーも完備しています

「料理長厨房ビュッフェ 青海波」の魅力は、オーダーを受けてから目の前で料理人が腕をふるうライブキッチンスタイル。炭火焼きの牛たんや、その日仕入れた季節の素材でオーダーする天ぷらや寿司などのほか、パンやスイーツもこの場で調理して仕上げることにこだわっています。
▲焼きたての味は格別!好きな料理を好きなタイミングで食べられるのもうれしいポイントです

おいしそうな香りが漂うビュッフェ会場は大勢の料理人たちの活気で満ちており、「何を食べようかな」と考えているだけでもワクワクしてきます。さらに、料理人が手際よく食材を調理していく様子は、思わず見とれてしまうほど美しいもの。普段はなかなか間近で見ることができない光景に心がおどります。
▲生ハムはスペインバルにあるような大きな原木からカット。好きなだけ食べられるなんて夢のようです

ここでは当日仕入れた食材に応じて作る料理を決めているため、メニュー表はありません。「これは三陸の魚で、今が旬なんですよ。ぜひお刺身でどうぞ」など、料理人とのコミュニケーションが楽しめるのも、このビュッフェならではの魅力だと感じました。プロの技を見ながら旬の味覚をたっぷりといただき、心もお腹も大満足な夕食です。

生演奏を楽しむ優雅な夜

また夜になると、ロビーラウンジでピアノや弦楽器の生演奏も毎日開催。昼間とは雰囲気の異なるしっとりとした空間へと変わり、音楽と松島の夜空に浮かぶ月を楽しむ特別な夜を過ごせます。
▲夕食後にゆっくり楽しめるラウンジコンサート

海や庭園を眺められる広々としたラウンジでの時間は、まさに大人のリゾート。何も考えずにゆったりとくつろぎ、心が静かに癒されていく夜を楽しみました。

美しい芸術品と松島の自然を鑑賞するガラス美術館

翌日、チェックアウト後にも訪れた場所があります。敷地内にある「藤田喬平ガラス美術館」です。ここは、アートと景観を両方楽しむことができる欲張りスポットなんです。

館内には、国内外で評価の高いガラス作家・藤田喬平氏の作品を約100点展示。やわらかい風合いの色ガラス、金箔をあしらったデザインなど、どれも多彩な魅力に溢れています。キレイ、かわいらしい、ゴージャス、妖艶など、いろいろな感想をもちながら、見飽きることがないガラス作品の奥深さを感じました。
▲館内はカメラ撮影自由
作品を楽しみながら美術館の中を進み、外廊下を通って向かった先にあったのは「展望露台・花風庵」です。
▲茶室をモチーフにした展望露台・花風庵。明る過ぎず、趣深さがあります
▲重厚感のある太い梁が見事です
▲庭園の向こうには海を見ることができます
▲散策路へと続く外階段も木造で落ち着いた造り

静かな展望スペースの花風庵。ここでは時間もゆっくりと流れていくような感覚です。ゆっくりと海を眺めた後は、松島 一の坊の庭園へと続く外階段を見つけ、そのまま庭園散策へ。ガラス作品を鑑賞した余韻を楽しみつつ、自然の美しさに触れることができるおすすめのコースですよ。

松島の自然を堪能できる魅力に溢れた「松島 一の坊」。心を奪われるような美しい眺望を堪能する豊かな時間は、身も心もほぐれていく至福のひとときでした。
菊地裕子

菊地裕子

広告営業、編集プロダクション勤務を経て、仙台を拠点に活動するフリーのライター。グルメ、観光を中心に幅広い記事を執筆中。

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