5万冊が読み放題!京都国際マンガミュージアムでのんびり過ごす1日

2017.09.27 更新

世界中で人気を集めている日本の「MANGA(マンガ)」。京都市にある「京都国際マンガミュージアム」では、5万冊のマンガが読み放題!ほかにもレトロな館内巡りや紙芝居、体験展示などなど、1日中遊べる「楽しみ方」をご紹介します。

小学校の校舎がミュージアムに!
館内のいたるところに思い出のあのマンガが!

▲学生時代に熱中したあのころのマンガがいっぱい!

京都精華大学のマンガ学部をはじめ、マンガ文化の発信地として注目される京都。
閉校になった小学校の校舎を利用した「京都国際マンガミュージアム」は、約5万冊のマンガを館内で自由に楽しむことができる、マンガ好きの聖地といえる場所です。今や国際的にも通じる単語になった「MANGA」は海外でも人気で、世界中からの観光客が集うスポットになっています。
▲入館料は大人800円、中高生300円、小学生100円(全て税込)。時間制限はなく、チケット提示で再入場もOK
エントランスのミュージアムショップを通ったら、「MANGA EXPO」のコーナーが。世界各国の言語に翻訳された日本のマンガたちが展示されています。
「え、これも海外で人気あるの?」みたいなレアな作品があったりして、とっても興味深いです。取材の際も、海外からの観光客がおのおの手に取って熱心に読んでいました。
▲スペイン語のほかにもポルトガル語や英語、中国語などがあり、世界中で愛されていることがわかります

あの頃の思い出がよみがえる!
どれから読もうか迷うマンガの数々

三階建ての施設には、各階に「マンガの壁」と呼ばれる蔵書棚が設置されています。1階は少年向け、2階は少女向け、3階には青年向けの単行本が置かれています。
▲2階の「マンガの壁」。ズラッとならんだ本は圧巻です
施設北側の階段に設置されている特集棚。取材時(2017年7月)には前年のベストマンガランキングの上位作品が展示されていました。
読みたい本がどこにあるのかわからない場合は、検索タッチパネルで簡単に探すことができます。

巨大な火の鳥のオブジェ!
マンガの歴史を知るメイン展示

▲©Tezuka Productions

2階のメインギャラリーの前の吹き抜けスペースには、マンガの神様・手塚治虫氏の代表作「火の鳥」の巨大なオブジェが展示されています。(「塚」は旧字体で旁(つくり)に「ヽ」がある「冢」の字※記事内ではすべて新字体で表記)

縦4.5m×横11mというサイズはかなり圧倒的な存在感!訪れた人たちも、オブジェの前で何人も記念撮影をしていました。
▲©Tezuka Productions

伝統の仏像彫刻の技術を使った木造彫刻で、仏師・須藤光昭氏の作品。瞳の部分は水晶の板をはめこんだ「玉眼」の技法が使われています。
火の鳥のオブジェを横目に、いよいよメイン展示へ。
テーマは「マンガって何?」です。
幕末の風刺画からスマートフォンまでのマンガメディアの変遷や、アニメーションの技法解説、マンガの作り方などなど11コーナーの展示で、多角的に「マンガ」を理解できるようになっています。
「伝えること」「描くこと」「楽しませること」など、この国の人々に息づいてきた文化が長い歴史の中で積み重なり、現在の「マンガ」という表現に行き着いたんだなということがよくわかります。
メイン展示室の壁には、見上げるほどのマンガがならんでいます。1945年から2005年までの、年代別の主要作品が並べられています。
ちなみに1990年ごろは、筆者がいちばんマンガに熱中した時代。「ドラゴンボール」「SLAM DUNK」「ジョジョの奇妙な冒険」…おもわず仕事を忘れて懐かしい作品を読みふけってしまいました。

おっと!
このままだとマンガを読むだけで取材時間が終わりそう!あぶないあぶない…。

マンガだけじゃない、
他にもある楽しみ方をご紹介!

もちろん、1日中作品を読んでいたってOKなんですが、せっかくなので館内でできるさまざまな体験やそのほかの見所を紹介していきましょう!

まずはこちらの「ニガオエコーナー」。
似顔絵作家と楽しく会話しながら似顔絵を描いてもらえます。作家オリジナルのタッチやアニメ風タッチと仕上がりが選べるのうれしいですね。
続いては、マンガの描き方の実演を見ることができる「マンガ工房」。プロとして活躍しているマンガ家の、下描きから完成までを実演してくれます。
また、マンガの描き方について相談できる「マンガ工房 編集部」も設置。マンガ家を目指す人は必見です。
2階紙芝居小屋では、昔なつかしの紙芝居も楽しめます。筆者(38歳)の親世代がリアルタイムで楽しんだ「黄金バット」や、オリジナルの作品などを上演します。紙芝居師の軽妙な語り口と、マンガの源流といわれる表現を楽しんでみて。

元龍池小学校のレトロな校舎
芝生の広場でのんびり寛ごう

施設は、昭和4(1929)年等に建てられた元龍池小学校の校舎を活用していて、当時のおもかげが建物のそこかしこに残っています。当時のまま残されてる校長室にはアンティークな柱時計があり、積み重なった時間を感じることができます。
▲南側の階段。重厚な石造りで、窓から入る緑の光も雰囲気抜群です
▲親子でごろごろしながら読書が楽しめる「こども図書館」。約3,000冊の絵本などが収蔵されています。※週末や混雑時は小学生以下の子連れ家族が優先
屋内で、各所に設置されている椅子に座って読むのもよいですが、筆者のおすすめはデッキや芝生の屋外スペース。特に校庭一面に敷き詰められた人工芝のグラウンドで、風に吹かれてごろごろしながら読むマンガは格別です!屋外は飲食OKなので、ランチやおやつを楽しみながらマンガを読むのもいいでしょう。
併設の「ミュージアムカフェ えむえむ」の人気メニュー「長すぎるホットドッグ(税込500円)」と「あふれるフライドポテト(税込380円)」。他にもカレーやオムライス、ロコモコ丼などのボリューミーなメニューもあります。
▲冷たいフローズンマンゴードリンク(税込350円)。こちらもテイクアウトOK
いかがでしたか?
歴史の深い京都の町。神社仏閣めぐりも素敵ですが、人々の間に受け継がれてきた「表現する文化」を感じられるミュージアムで、ひがな1日マンガを読んで過ごすのもなかなかおつなものですよ!

【京都国際マンガミュージアムまでのアクセス例】
〇京都市営地下鉄烏丸線、東西線・烏丸御池駅より徒歩約2分
〇京都市営バス、京都バス・烏丸御池停留所下車すぐ
妙加谷 修久

妙加谷 修久

京都市在住の旅行系ライター兼ディレクター。全国各地に足を運び、旨いモノを食べ、温泉に浸かる日々。ここ京都を中心に、知っているようで知らない「日本のイイトコロ」を紹介します。日本酒好きが高じて利き酒師の資格を取得しました。

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