本場・京都でリーズナブルに味わう絶品創作ハモ料理
夏の京都を代表する味覚といえばやっぱり「鱧(ハモ)」。日常生活の中ではなかなか味わえない貴重な食材を、さまざまな料理法でお腹いっぱい食べさせてくれるお店があると聞き、さっそく訪れてみました!
ミリ単位の技が冴える!
京都の歴史を感じる夏の風物詩

ハモの落とし(湯引き)は数あるハモ料理を代表する一品です。
京都では、織田信長などが活躍した桃山時代からハモが食べられてきました。ハモは生命力が強く、瀬戸内周辺の海で揚がったのち、生きたまま京都へ運ばれました。当時は希少な鮮魚として、現在では夏を彩る食材として京都の人々に愛されています。

料理は独学で学んだというご主人。名店ひしめく木屋町で料理店を営んだあと、1996(平成8)年にこちらのお店をオープンしたそうです。お話を伺いながら、さっそくハモ料理に取り掛かっていただきました!

1mmほどの幅で均等に、皮目を残して切る技は素人目からみてもものすごい集中力が必要だとわかります。
手早い包丁さばきに見とれていると、「もう1品目出していいかな?」とご主人。さっそく味わっていきましょう!
淡泊がゆえに変幻自在!ハモのうま味を
噛みしめるコース料理を堪能

梅肉だれの酸味と塩味とほんのりした甘みが、身のうま味を引き立てます。小骨の存在を全くと言っていいほど感じないのは、熟練の技術のなせる業。たまにスーパーで買うハモ落としとは、まったく別次元のおいしさです!






※紹介したハモコースは例年9月中旬頃まで。以降は11月中旬まで「ハモと松茸のコース(税込3,800円)」に変更。仕入れの関係で予約推奨。
ランチタイムはハモ天丼&ハモそうめんを召し上がれ

ハモコースは夜のみですが、ランチタイムもハモはちゃんと味わえるのでご安心を。こちら店名のとおり天ぷらのお店なので、サクサク揚げたての「ハモ天丼(税込1,300円)」も、5月~9月中旬頃の看板メニューなのです。



「以前はもう少し高級路線だったんですが、地元の人たちにも気軽に来てほしくて、手ごろな価格にしたんです」とご主人。近頃は近所の人や大学生なんかもよく食べに来てくれるのがうれしいそうです。

天ぷら かふう
京都府京都市左京区吉田神社鳥居前(京都大学正門前)
[営業時間]11:30~14:00(L.O.13:45)17:00~20:30(L.O.20:00)売り切れ次第終了
[定休日]日・月曜
075-761-9060

妙加谷 修久
京都市在住の旅行系ライター兼ディレクター。全国各地に足を運び、旨いモノを食べ、温泉に浸かる日々。ここ京都を中心に、知っているようで知らない「日本のイイトコロ」を紹介します。日本酒好きが高じて利き酒師の資格を取得しました。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。
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