決定版!温泉に行ったら立ち寄りたい群馬のおすすめ紅葉スポット10選

2017.09.30

秋の紅葉シーズンが近づいてきました。関東圏からのアクセスがいいだけでなく、鉄道や湖、温泉など、紅葉とともに楽しみたい要素もいっぱいの群馬県のおすすめ紅葉スポットを完全網羅。各スポットの見頃をチェックして、今年の紅葉見物にお役立てください!

▲伊香保温泉の河鹿橋(かじかばし)は、群馬を代表する人気紅葉スポット

1.青い湖の上に浮かぶ、色づく「榛名山」

高崎市に位置する榛名山(はるなさん)は、赤城山、妙義山(みょうぎさん)と並んで上毛三山の一つに数えられる名山です。市街地から眺めることもでき、高崎市に住む人々から愛されています。そんな榛名山を、秋はカエデ、モミジ、ヤマウルシ、カラマツ、サクラなどが山全体を彩ります。
▲赤、黄、オレンジの木々がパッチワークのよう

この榛名山の火山活動によって生まれた榛名湖のほとりから望む榛名山が、また絶景です。湖畔にある「榛名湖畔の宿記念公園」から眺めると、真っ青な湖に標高1,449mの榛名山が浮かぶように見えるでしょう。例年10月中旬頃から色づき、10月下旬から11月上旬にかけて見頃を迎えます。
▲紅葉の見頃をむかえた榛名山と榛名湖
▲完全に紅葉するまでの色合いも美しい

榛名湖畔の宿記念公園へは、JR高崎駅からバスで約90分。公園内には散策路があるので、榛名山の眺めを楽しみながらのんびり歩いてみましょう。

また、榛名山には「榛名山ロープウェイ」(往復大人840円、小人410円)があるので、ゴンドラに乗りながら榛名山と榛名湖の景色を楽しむのもおすすめです。
▲1両15人乗りの2両連結式ゴンドラに乗って空中散歩

近くにはパワースポットとして人気の高い榛名神社もあるので、紅葉とあわせてぜひ参拝してみてくださいね。

2.真っ赤な橋に紅葉が映える「伊香保温泉」

榛名山の東麓に位置し、温泉地として全国的に人気の高い伊香保温泉。その湯元近くにある河鹿橋も、外せない紅葉の名所です。

河鹿橋までは、伊香保温泉のシンボルとなる石段街を通っていくのがおすすめ。石段を上り切ったところに「伊香保神社」があり、さらに奥へと10分ほど歩くと、湯元源泉の手前にかかる河鹿橋に到着です。石段街は、食べ歩きもできる観光スポットなので、ゆっくり散策しながら向かうとよいでしょう。

真っ赤な河鹿橋は、宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」で描かれた湯屋前にかかる赤い橋のモデルになったといわれ、橋の上に立つとぐるりと紅葉に囲まれます。
▲河鹿橋は赤い朱塗りの太鼓橋。毎年10月中旬頃から11月上旬頃までモミジ、カエデ、クヌギ、ウルシなどが色づく

夜間は16:30~22:30(予定)にライトアップが行われ、幻想的な景観が浮かびあがります。2017年は10月24日から11月19日までライトアップされます。(終了日は変更する場合もあります)。
▲ライトアップされると幻想的な景色が生まれる

紅葉だけでなく、宿に泊まって温泉でのんびりするもよし、日帰り温泉を楽しむもよし、秋の伊香保温泉を満喫しましょう。

3.黄色い絨毯が広がる「尾瀬」の草紅葉

美しい水芭蕉の景観が有名な尾瀬。そんな尾瀬の大江湿原が、例年9月中旬頃から黄色く染まっていきます。この黄色の正体は草紅葉(くさもみじ)。山々の紅葉よりも一足早く色づきます。黄色い絨毯の中に伸びる一本道を歩けるのは尾瀬だけ。
▲草紅葉が黄色く染まる(写真提供:片品村観光協会)
▲上田代の草紅葉と池塘(ちとう)(写真提供:片品村観光協会)

草紅葉が色づいたのち、9月末頃から10月中旬頃までに、ウルシ、ナナカマド、ブナ、ダケカンバなど周囲の広葉樹も色づきはじめます。

「草紅葉も広葉樹の紅葉もどちらも素晴らしいので、ゆとりのある時間設定でじっくり見ていいただけたらと思います」(片品村観光協会)
▲秋空に映える広葉樹の紅葉(写真提供:片品村観光協会)
▲水面に周囲の木々が写る(写真提供:片品村観光協会)

草紅葉だけでなく、ウメバチソウやリンドウなど秋の花も楽しみましょう。初夏に人気の観光スポットですが、じつは秋もおすすめなのです。

4.迫力ある「妙義山」の岩肌と紅葉のコントラストを楽しむ

富岡市・下仁田町・安中市の3市町にまたがってそびえる妙義山は、奇岩や石門、岩稜(がんりょう)が林立する日本三大奇勝の一つ。11月上旬から11月下旬にかけ、険しい岩肌をモミジやカエデの紅葉が彩ります。ゴツゴツとしたシルエットが特徴の妙義山の景観は、のびやかな尾根の山にはない迫力。

JR信越本線・松井田駅から車で約15分の「妙義山パノラマパーク」からは、妙義山の全景を眺めることができます。西には妙義山を構成する3つの山(金鶏山・金洞山・白雲山)、東には赤城山、榛名山も見えます。パーク内への入園は無料です。
▲11月上旬から11月中旬にかけては、コスモスと紅葉のコラボレーションを楽しめます

敷地内には妙義温泉「もみじの湯」もあり、露天風呂からの紅葉観賞もおすすめです。
▲露天風呂のほかに、内湯やサウナ、休憩室もある
もっと間近で妙義山と紅葉を楽しみたい方は、ぜひ妙義山に登ってみて。妙義山には、寄岩や石門を間近で見ることができるコースが複数ありますが、初心者でも登りやすい「石門めぐり」を選ぶとよいでしょう。こちらは、妙義公園管理事務所前の石門入口から第4石門まで登り、中之嶽(なかのたけ)神社に戻ってくる所要時間約1時間30分のコースです。

第1石門から第4石門を巡って行きますが、第4石門の脇から見る景色は、「日暮らしの景」と呼ばれていて、妙義山のなかでもイチオシの紅葉観賞スポットです。
▲第4石門の脇から見る「日暮らしの景」

「上毛かるたの『も』で『もみじに映える妙義山』と読まれているように、妙義山は県内でも有数の紅葉の名所です。また、妙義山の周辺には、近年パワースポットとして注目を集める妙義神社など、様々なおでかけスポットがあるので、ぜひ紅葉の機会に足をお運びください」(富岡市観光おもてなし課)

2017年11月4日の17:30~19:00には、富岡市立妙義ふるさと美術館前駐車場で「妙義山『星空コンサート』」が開催。紅葉を楽しんだあとに、山や季節、星空にちなんだ名曲やジャズを、星空の下でうっとり聴く時間も贅沢ですね。
※「妙義山『星空コンサート』」の問合せは富岡市観光協会(0274-62-6001)まで

5.紅葉の中を走る「わたらせ渓谷鐵道」

桐生市から日光市にかけてまたがる渡良瀬(わたらせ)渓谷を走る「わたらせ渓谷鐵道」は、特定地方交通線だった足尾線を引き継ぎ、平成元(1989)年に生まれた鉄道。2種類のトロッコ列車「わたらせ渓谷号」と「わっしー号」(ともに定員制)があり、どちらも窓ガラスのないオープン列車なので、存分に外の景色を楽しむことができます。
※2017年、「わっしー号」は11月7日以降は窓ガラスをつけての運行、「わたらせ渓谷号」は11月23日までの運行になります

起点の桐生駅と終点の間藤(まとう)駅には約550mの標高差があるので、全エリア同時には紅葉せず、例年まずは10月下旬頃から終点駅に近い足尾周辺が色づきはじめ、1ヵ月くらいかけて始発駅に近い大間々(おおまま)周辺まで紅葉するそうです。
▲紅葉の中を駆け抜ける「わっしー号」。ナラやウルシなどが美しい
▲「わたらせ渓谷号」。3号では、大間々~神戸(ごうど)間で、「トロッコ弁当」(930円)と「やまと豚弁当」(1,030円)の販売があるので、駅弁を食べながら紅葉を楽しんで

特におすすめの区間は本宿~水沼間。この区間は、地元では「古路瀬(こじせ)渓谷」と呼ばれており、まさに息をのむ美しさ。
▲古路瀬川沿いの紅葉

もう一つ、わたらせ渓谷鐵道の車窓から見える景色で有名なのが、白いみかげ石です。まるで雪が積もったかのような真っ白な石と、エメラルドグリーンの川とのコントラストもお見逃しなく。
▲みかげ石は花崗岩(かこうがん)の一種

「この区間は自然の宝庫でもあります。シカやサルなどの野生動物が線路近くまで姿を現すこともあり、いつもと違った景色に出合えるかも知れませんよ」(わたらせ渓谷鐵道)

6.「谷川岳ロープウェイ」に乗って紅葉をパノラマで

日本百名山のひとつである谷川岳は、みなかみ町の紅葉スポットとして有名で、毎年多くの観光客が登山を楽しみに訪れます。この谷川岳の紅葉を楽しむなら「谷川岳ロープウェイ」(往復大人2,060円、小人1,030円)に乗って空から眺めるのがおすすめです。

谷川岳ロープウェイまでは、JR水上駅から、谷川岳ロープウェイ行きバスに乗って約25分。山麓からロープウェイに乗れば、景色は一気にパノラマに!
▲眼下には色とりどりの紅葉が広がる

ロープウェイの終着駅である標高1,319mの天神平までは約10~15分。全長2.4kmの雄大な景色を楽しみましょう。

天神平から観光リフト「天神峠ペアリフト」(往復大人・小人720円)に乗り換えると、さらに標高が約200m高い天神峠展望台へ行くことができます。
▲天神峠展望台。鮮やかな紅葉と澄んだ空気に気分もリフレッシュ!
▲天神峠展望台から見た谷川岳。9月下旬から11月上旬にかけてブナやカラマツ、ナナカマドなど、広域にわたって色づく

2017年10月28日までの毎週金曜・土曜と、10月8日の19:00~21:00は、ロープウェイ夜間特別運行中。「天空のナイトクルージング」(大人2,500円、小学生1,300円 ※ロープウェイ往復代金を含む)を開催中。まだ明るい時間に紅葉を楽しみ、夜は星空を眺めるのもなんともロマンチックです。
※「天空のナイトクルージング」の問合せは、みなかみ町観光協会(0278-62-0401)まで

7.「めがね橋」のアーチが作り出す紅葉と「碓氷湖」が生み出す絶景

安中市にある「碓氷(うすい)湖」は中尾川と碓氷川の合流点を堰き止めて造られた湖。周囲には散策道が整備され、約20分で一周できます。この碓氷湖の周りの紅葉はもちろん、碓氷第3橋梁・通称めがね橋の紅葉もおすすめです。
▲レンガ造りの4つのアーチが特徴のめがね橋

めがね橋は明治25(1892)年に造られ、かつてはアプト式鉄道が走っていましたが、いまは国の重要文化財に指定されています。川底からの高さが31mもあり、レンガ造りのアーチとしては日本最大。近くで見ると迫力満点です。

このめがね橋や碓氷湖の紅葉をぜひ眺めてみてください。例年10月下旬より色づきはじめ、11月上旬から中旬に見頃を迎えます。
▲写真の橋は、めがね橋をモチーフに造られた橋

めがね橋やその周辺は、アプト式鉄道の廃線跡を利用した遊歩道「アプトの道」として整備されており、橋の上から紅葉を楽しむのもいいでしょう。アプトの道の起点までは、JR信越本線・横川駅より徒歩3分とアクセスも抜群です。

8.長~い「白砂渓谷」に沿って紅葉を楽しむ

JR吾妻(あがつま)線・長野原草津口駅からバスで約30分。中之条町六合(くに)地区を南北に伸びる「白砂渓谷」沿いは、紅葉の名所として有名です。
白砂渓谷ラインは30kmと距離が長いため、10月初旬頃から11月中旬頃までの長い期間、紅葉を楽しむことができます。
▲白砂川にかかる吾妻橋から紅葉を間近で楽しめる

「同じ六合地区にあり、観光スポットとして人気の野反湖(のぞりこ)を目指すと、右手にずっと渓谷が伸びています。紅葉を見ながらのドライブはとても気持ちがいいですよ」(中之条町観光協会)

紅葉の種類は、ナラやもみじなどが中心で、渓谷を流れる白砂川のエメラルドグリーンとのコントラストが絶妙。特に吾妻橋からは、紅葉と川の景色をしっかり楽しむことができるので、ぜひ渡ってみてください。

9.自然と心落ち着く日本庭園「徳明園」の紅葉

開園から今年で約80年の歴史を誇る「徳明園」は、併設される「洞窟観音」の建設時に出た土を盛って造園された庭園で、高低差があるのが特徴です。池泉回遊式、枯山水、苔庭、石庭が組み合わされた北関東随一の日本庭園の紅葉は壮観の一言。

徳明園までは、JR高崎駅からタクシーで約10分、バスの場合は約15分、「洞窟観音入口」で下車し、徒歩3分です。
▲例年モミジやカエデが11月初旬から中旬頃にかけて色づき、下旬にかけて見頃を迎える

園内には、この庭園を造った呉服商の山田徳蔵氏の邸宅があり、仏師の高橋楽山が作った36体の石像が並びます。そのなかには、山田氏がデザインしたという遊び心あふれる“笑っている鬼”の石像もあるのでぜひ観賞しましょう。
苔庭と紅葉の組み合わせも美しく、園内では少し見る角度を変えるだけで、さまざまな景観を楽しむことができ、飽きることはありません。
▲邸宅の趣も、紅葉によって一層引き立てられる

夜間のライトアップ(2017年は、11月11・12・18・19・23・25・26日の16:30頃~19:30に実施予定)も人気で、徳明園の紅葉シーズンの観光客数は毎年5,000人にも上るそうです。
▲やさしい光が庭園を照らす

隣には高崎観音山温泉「錦山荘」があり、日帰り入浴や食事もできるのでぜひ立ち寄ってみては。

10.清らかな川の水面に映える「照葉峡」の紅葉

みなかみ町にある「照葉峡(てりはきょう)」は、関東の奥入瀬と呼ばれる秘境。
奥利根から県道・水上片品線を通り、坤六峠(こんろくとうげ)を抜け、尾瀬の方に向かう道付近に流れています。
「岩魚(いわな)の滝」「山彦の滝」「ひぐらしの滝」など、大小11の滝が約5kmにわたって点在しており、俳人の水原秋桜子が「日本一の紅葉」と称した美景に出合えます。
▲「岩魚の滝」。水量が多く、迫力ある水流と紅葉が生み出す景色が美しい
関越自動車道・水上ICからは約1時間の距離。ドライブを楽しみながら、ぜひ足を延ばしてみてください。
▲10月上旬から10月中旬にかけてブナやモミジが鮮やかに色づく
▲車道に沿って、色鮮やかな紅葉がつづく
ひとことで紅葉と言っても、眺める場所を変えるだけで、その景観や迫力、趣はさまざま。2017年は冷夏だったこともあり、色づき始める時期が少しずれる可能性が高いようです。気になるスポットの紅葉情報をチェックして、ぜひ訪れてみてくださいね!

※記事内の料金・価格はすべて税込です
※写真はすべて2016年以前のものです
齋藤春菜

齋藤春菜

編集者、ライター。出版・編集プロダクションデコ所属。女性の美容・健康・ライフスタイルに関する書籍、雑誌を多数編集・執筆。文芸、料理、アート本の編集も行う。全国各地へと取材に訪れたさいには地元のおいしいお店を必ずチェックする。編集を担当した本に『お灸のすすめ』『瞑想のすすめ』(ともに池田書店)、『足もとのおしゃれとケア』『わたしらしさのメイク』(ともに技術評論社)、『はじめてのレコード』(DUBOOKS)、『顔望診をはじめよう』、『月の名前』、『健康半分』などがある。

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