沖縄本島から日帰りOKの離島!渡嘉敷島おすすめ観光スポット

2018.01.24 更新

国立公園に指定されている沖縄県の慶良間(けらま)諸島は、世界屈指の美しい海に囲まれた南国の楽園!中でも、渡嘉敷島(とかしきじま)は那覇から高速船でわずか35分の距離にあり、日帰り観光でも十分に楽しめる人気の離島です。目の覚めるような美しい海に、離島ならではのゆったりした雰囲気、リゾートテイスト溢れるステイ先まで、シーズンオフでも楽しめる渡嘉敷島の魅力を存分にご紹介します。

▲紺碧の海に囲まれた渡嘉敷島

地元っ子も足しげく通う渡嘉敷島へいざ出発!

座間味島(ざまみじま)の記事でもご紹介の通り、31番目の国立公園に指定された慶良間諸島。抜群に美しい海と、昔ながらの島の暮らしに触れられるとあって、一年を通して世界中から多くの観光客が訪れます。
▲渡嘉敷島へ向かうフェリーとかしき

今回ご紹介する慶良間諸島の一つ渡嘉敷島は、那覇の泊港(とまりこう)から高速船で約35分(大人往復4,740円、小学生往復2,380円)、フェリーで約70分(大人往復3,160円、小学生往復1,580円)と近く、日帰りでも十分に楽しめるうえに交通費もリーズナブル!地元沖縄っ子にも大人気の離島です。
▲沖縄本島の周辺離島にしては珍しく、小さいながらも山々が連なる

高速船は泊港を9:00に、フェリーは10:00に出航します。帰路の時刻は、夏期(3~9月)やゴールデンウィーク期には高速船の最終が17:30、冬期(10~2月)でも高速船の最終が17:00に設定されているので、一日まるまる島で過ごせます。
▲渡嘉敷港に到着。レンタカーや宿泊の手配をしていると、たいていはスタッフが迎えにきてくれる

渡嘉敷島には「阿波連(あはれん)ビーチ」と「とかしくビーチ」の2つのメジャーなビーチがありますが、今回ご紹介する阿波連ビーチまでは船の入港時間に合わせてバスが運行しているので便利です。とかしくビーチを目指す場合は、宿泊先の送迎やレンタカーを利用します。
▲アロハレンタカーの店舗。レンタカーのほか、レンタルバイクやレンタルサイクルも用意されている

今回は渡嘉敷港から徒歩3分ほどに位置するアロハレンタカーを利用しました。ハイシーズンには早々に予約で埋まってしまうため、訪問が決まれば早めに予約を入れておくのがおすすめです!
▲アロハレンタカーでは、島内の観光名所や運転の際の注意点などをレクチャーしてくれる

店舗までは港から徒歩約3分ながら、スタッフが港まで迎えにきてくれます。レンタカーの受付後、島内の観光スポットのほか、制限速度や一方通行など走行上の注意点もレクチャーしてもらえます。
子どもやお年寄りも多く暮らす渡嘉敷島では、集落内の制限速度は20km。よんなー(沖縄の言葉でゆったりの意)ドライブを楽しみましょう!

阿波連ビーチへ向けて、いざ出発!

▲阿波連ビーチまでの道すがら、抜群の景観が楽しめる。写真はとかしくビーチ周辺を高台から望む

阿波連ビーチまでの道中、紺碧の海とのどかな島の風景にそこかしこで出合えます。お気に入りのスポットを見つけては写真に収めて回るのもレンタカーならではの楽しみ方!
阿波連ビーチまでは車で15分ほど。無料駐車場に車を停め、まずは「阿波連展望台」を目指します。駐車場から西へ少し進むと階段に行き当たります。階段入口には「展望台はこちら」といった看板や標識もありませんが、周辺に階段はここ一か所しかありませんので迷わず進みましょう!
日頃の運動不足を呪いながら、一心不乱に階段を上ります。3~4分上ったところで、ついに展望台が見えました。阿波連ビーチの絶景まであと少し!

ストレスもぶっ飛ぶ!阿波連ビーチの絶景を独り占め!

▲文句のつけようもないケラマブルーが目の前に広がる

阿波連展望台からの眺めがこちら!この美しさは、もはや説明の必要すらないでしょう。
大きく弧を描く弓状のビーチは約800m。まさに絵に描いたような美しさです!
▲海底の黒く見える部分には生き生きとしたサンゴが群生している
▲阿波連ビーチの沖合約1kmには、無人島である「ハナリ島」(写真中央)がある

阿波連ビーチの向かいにある無人島「ハナリ島」は、渡し船やビーチショップのバナナボートなどを利用して上陸可能です。通常1,000円程度でお願い出来るので、興味があれば後述するビーチショップで問い合わせてみてください。
▲風と波が作り出した天然のアーチ

階段を下り、ビーチ方面に向かうとアーチ状のトンネルが見えてきます。このトンネルの先がビーチになっているので、期待を胸に進みましょう!
▲12月の阿波連ビーチは人も少なくプライベート感が満点
▲ビーチ正面(写真左)に見えるのがハナリ島
▲透明度抜群の海水。地元ダイバーによると、海況などのコンディションが良ければ30m以上先まで水中を見渡せるという

トンネルの先には、真っ白な砂浜と真っ青な海!取材で訪れたのは12月初旬ながら、気温は25度近くまで上昇。なんと水着だけでシュノーケリングを楽しむ猛者もいました!さすがに少々寒いのでおすすめはしませんが、冬でも気合さえあれば泳ぐことが可能です。
▲ビーチには綺麗なサンゴや貝殻がいっぱい!持ち帰りは禁じられているので、ビーチコーミング(漂着物採集)を楽しんだあとは自然に戻す
▲阿波連ビーチ前には数軒のマリンショップがある

阿波連ビーチ前には数軒のショップが軒を連ね、シュノーケリングセットやパラソルのレンタル、シュノーケルツアーやマリンアクティビティ、前述のハナリ島までのバナナボート渡しなどを受け付けています。極上の海で、マリンスポーツを思う存分楽しんでみてください!
ちなみに、SUPは冬でも楽しめるマリンアクティビティの代表格。ビーチ前のマリンショップで申込可能です。風や波がある場合は厳しいですが、頑張ってバランスをとれば初心者でも海に落ちることなく楽しめますよ。自分のバランス感覚を信じてチャレンジしてみては?

のんびりとした阿波連集落をぶらりと散策

小さな集落ながら、阿波連集落は観光客でにぎわう島一番の繁華街。カフェやレストラン、小さなホテルや民宿が軒を連ねます。民家も多く、島の人々も行き交うのんびりとした雰囲気が魅力です。
▲ビーチ付近や食堂前など、島のあちらこちらで猫が昼寝をしている
▲阿波連集落内は、民家とお店が混在している
集落内は、くまなく歩きまわっても所要30分程度。夏場は日差しが強すぎるので歩くのも一苦労ですが、冬場は日差しがやわらぎ、のんびりと散策してみるのがおすすめ。一年を通じて花々が美しく咲き誇り、あちらこちらでお昼寝中の猫にも出合えます。
▲散策中、笑顔で話しかけてきてくれたオバー(沖縄の言葉でおばあさんの意)

集落を散策中、飲食店の店主や農家のオバーたちが何人も声を掛けてくれました。観光客で溢れるピークシーズンには、なかなか経験することのできない地元の人々との触れ合い。これも旅の醍醐味です。
▲阿波連集落で唯一の商店「新垣(あらがき)商店」

阿波連集落の中心付近で商店を見つけたのでお邪魔してみました。飲み物や食べ物、日用品が一通りそろい、地元客や観光客がひっきりなしに訪れます。
▲お店の一番人気は「ポークたまごおにぎり」(1個200円)。ポークランチョンミートと薄焼き玉子を挟んだ沖縄版ファストフード
▲突然の訪問にもかかわらず、温かい雰囲気で対応してくれた店主ご家族

毎日手作りされる「ポークたまごおにぎり」は、ピーク時には1日200個以上も売れるのだとか。ビーチで食べるとその美味しさも倍増しそうですよ!
島の魅力を伺ってみると、「決して見飽きることのない綺麗な海と、温かな島の人々」なのだとか。2人の優し気な雰囲気にすっかりと癒されました。

洗練されたリゾートホテル「ケラマテラス」へ

続いて向かったのは、阿波連集落で人気のリゾートホテル「ケラマテラス」です。阿波連ビーチから徒歩2分程度と近く、ランチのみの利用もOKです。
▲アジアンテイストで上品にまとめられたホテルフロント
▲陽の差し込む気持ちの良いレストランスペース

アットホームな民宿や食堂が多い阿波連地区において、ひときわ異彩を放つラグジュアリーな空間が魅力!リゾート気分が盛り上がります。
▲沖縄らしい爽やかな制服と、眩しいほどの笑顔で迎えてくれたスタッフの浅香さん。スタッフの方々は観光情報も親切に教えてくれる

今回は、ケラマテラスおすすめのランチをいただきにやってきました。
定番メニューである「カヌーオムレツ」と、2018年からの新メニューである「イカスミカレー」の2品をオーダー。
▲フワフワ玉子のオムレツが盛られた「カヌーオムレツ」(1,200円)
▲2018年1月からの新メニュー「イカスミカレー」(1,300円)

うっちん(ウコン)ライスに渡嘉敷島産の海老や野菜を盛り付け、同じく渡嘉敷島で獲れたイカの身とスミをカレールーに使用したイカスミカレーは見た目にもインパクト大!濃厚なイカの風味が口いっぱいに広がり、驚くほどの美味しさ。レトルトパックで販売していたら箱買いしていたかもしれません(※漁の状況や季節によっては、渡嘉敷産以外の食材を使用する場合あり)。
一方、定番メニューのカヌーオムレツは、オムレツの中に渡嘉敷島産のもずくやアーサ(あおさ)、豚肉が入っています。甘めに仕上げられた甘酢餡が絶妙にマッチしています。
料理はレストランスペースのほか、天気が良ければテラス席でもいただけます。心地よい日差しを全身に受けながらのランチタイムは、灼熱の太陽が照り付ける夏の旅行では味わうことのできないシーズンオフのメリット。
▲食後は、リクライニングチェアで一休み

ランチを終えると、手入れの行き届いた庭でゆったりくつろぐことも出来ます。敷地内に勝手気ままに出入りする猫ちゃんと戯れるもよし、日陰でぼーっと過ごすのもよし。贅沢な時間が流れます。
▲客室は全7室。真っ白なリネンに、ケラマブルーを彷彿とさせる真っ青なクッションとベッドスローが美しい(写真はロフト付きルーム一例)

特別にお部屋も見せていただきました。スタンダードルーム、ロフト付きルーム、ラグジュアリールームの3つのお部屋があり、1泊2食付きで1人20,000円から用意されています。
全てのお部屋にジェットバスが完備されているのも嬉しいポイント。優雅なバスタイムが楽しめそうですね。
▲渡嘉敷産イセエビを使用したディナーメニューの一例(写真提供:ケラマテラス)
▲朝食(洋食)の一例(写真提供:ケラマテラス)

渡嘉敷産の食材を贅沢に使用したディナーコースは見た目にも鮮やか。旬を大切にし、その時期に最も美味しい新鮮な食材で作られます。
また、朝食は洋食と和食から選べ、長期滞在でも飽きることはありません。

日帰りでも十分に楽しめる渡嘉敷島ですが、時間があればぜひ宿泊してみてください。空一面を真っ赤に染めあげるダイナミックな夕焼けや、降り注ぐかのような満天の星空は忘れられない思い出になりますよ!

渡嘉敷の雄大な自然を思い出に帰路へ

夕焼けが迫るころ、最終の高速船が出発の時間を迎えます。日帰りの場合は夕陽を目にすることは叶いませんが、それでも移ろいゆく雄大な空模様にきっと感動するはずです。
港の前には、島で唯一の信号があります。この信号は、島の子どもたちに信号という存在を学ばせるために設置されたもの。島には高校がなく、沖縄本島へ進学する子どもたちが困らないようにとの想いで作られたのだとか。島の人々の温かな心遣いが伝わってきます。
▲港の構内には、「渡嘉敷漁業協同組合」運営の売店と、島素材のジャムやスイーツを製造する「金城園芸」運営の売店がある

最後に、渡嘉敷港内の売店でお土産探しタイム!渡嘉敷港に水揚げされた新鮮な魚介類や、島の果物を使ったジャムなどが販売されています。時期によってラインナップされる商品は異なりますが、常温で持ち帰れる商品もありますのでお土産にぜひ!
▲島で獲れた魚介類が格安で販売されている。写真は甲イカの燻製
▲シークワァーサーやグァバなど、渡嘉敷島産の果実を使ったジャム(650円~ ※時期によって使用される果実は異なる)
▲それぞれの売店スタッフであるお2人も、気さくに写真撮影に応じてくれた

どこで誰に声を掛けても、本当に気持ちよく対応してくれた渡嘉敷旅。見ているだけで思わず心が弾むような美しい海に、色鮮やかに咲き誇る南国の花々、ジャングルを思わせるような亜熱帯の雄大な自然。さらには、洗練されたリゾートホテルに人情味あふれる島の人々まで、沖縄の魅力がまるごと体感できるような素敵な旅になりました。

※記事中の料金・価格はすべて税込です
芦田敏幸

芦田敏幸

WORD WORKS OKINAWA ディレクター。記事執筆から書籍・ウェブ全体のプランニング、オーガナイズまで幅広く対応。沖縄在住のインタビュアーとして著名人のインタビュー・執筆などにも精通。映像制作やイベントプロデュース、WEBショップなど複数のビジネスも手掛ける。

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