壮観の混浴大露天風呂!玉造温泉「湯之助の宿 長楽園」で開放感あふれる優雅なひと時

2018.04.02 更新

島根県の名湯として知られ、1300年の歴史をもつ「玉造(たまつくり)温泉」。「美肌の湯」として名高いこの温泉街に、広さ日本最大級の混浴大露天風呂を備えた温泉旅館があるのをご存じですか。それが「湯之助の宿 長楽園」です。美肌スポットが点在する玉造温泉街で、女性でも安心して入浴できる源泉かけ流しの混浴大露天風呂を満喫してみませんか。出雲大社参拝ついでの女子旅にもおすすめ、日常を忘れられる優雅な一泊二日にご案内します!

▲長楽園のシンボル、日本最大級の広さを誇る混浴大露天風呂

美肌スポットが点在!女子旅にぴったりの玉造温泉

国宝・松江城で有名な島根県松江市にある玉造温泉。最寄りのJR玉造温泉駅から車で約5分、出雲縁結び空港からは車で約30分でアクセスすることができます。また、出雲大社へも車で約1時間で行くことができ、冬期(1/5~3/31)は出雲大社・松江城・八重垣神社などの人気観光地を周遊するバス「えんむすび号」も発着します。

玉造温泉は奈良時代に発見されたと伝えられています。1300年前に編纂された『出雲国風土記』には「一度入れば肌美しく、二度入れば病も治る」と記されているほどの名湯。特に潤い成分が豊富といわれ、製薬会社の分析の結果、「天然の化粧水レベル」の泉質であることが証明されています。
▲玉造温泉の源泉を化粧水ボトル(税込100円)に汲むことができる湯薬師広場「たらい湯」

2~3時間もあればのんびりと散策できるこじんまりとした温泉街には、旅館やホテルのほか、玉造温泉水を使った温泉コスメのお店、美肌スイーツを販売するお土産店など、女性に嬉しいスポットが点在。そのため、玉造温泉には「美肌の湯」を求めて全国から多くの女性が訪れます。

美肌も縁結びも叶える女子旅をするなら、出雲大社を参拝したついでに玉造温泉で一泊し、翌日に松江の城下町を観光して帰るというルートで効率よく島根の主要スポットを巡るのがおすすめです!

広さ約120坪!混浴大露天風呂のある「長楽園」へチェックイン!

▲2018年に創業150周年を迎えた老舗旅館

そんな玉造温泉でもおすすめの旅館が、温泉街の中心部に立つ長楽園です。江戸時代に松江藩より任命された温泉の管理者「湯之助」の末裔が明治元(1868)年に創業。自家源泉100%、約120坪の広さを誇る混浴大露天風呂をはじめ、約1万坪の回遊式日本庭園が自慢の宿です。昭和天皇をはじめ数々の皇族も宿泊された由緒ある宿に今回は宿泊します。
▲ロビーからは日本庭園の一部を眺めることができる
▲選べる浴衣の貸出しも(男性用・女性用ともに浴衣&帯のセットで税込800円)

今回泊まる一般客室は純和風のしつらえ。女性2人でもゆったりと寛げる10畳の和室は、広大な日本庭園と、その向こうに温泉街まで望める造りになっています。すべての客室から庭園を眺めることができ、部屋ごとに異なる景色が楽しめるのも嬉しいポイントです。
▲2人で宿泊するには充分な広さの客室。窓際にも一対の椅子とテーブルがあり、外の景色を楽しみながらお茶をしたくなる
▲客室からの眺め。中央の湯気が上がっているところが混浴大露天風呂

嬉しいサービスで女性も安心!うわさの混浴大露天風呂へ

夕食まで時間があるので、まずは温泉へ!長楽園には男女別の浴場もありますが、せっかくなので日本最大級の広さを誇る混浴大露天風呂「龍宮の湯」に入ってみましょう。「龍宮の湯」は回遊式日本庭園の隣にあるので、まずは庭園玄関から外へ出ます。
▲宿泊客しか利用できない庭園玄関は、本館側面にある

庭園の入り口付近に到着すると、混浴大露天風呂へと続く男女それぞれの入り口がありました。筆者は混浴が初体験。男性もいる浴場でリラックスして温泉を楽しむことができるのか…不安を抱えながらも、思い切って初混浴に挑戦です!
▲男性はこちらの入り口から脱衣所を経て大露天風呂へ
▲女性は女性専用内湯「水晶の湯」から大露天風呂へ向かいます

「水晶の湯」の脱衣所には、着用したまま湯船に入れる湯あみ着が用意されています。混浴に入浴する場合は無料で利用することができ、胸元はゴムで絞れるので、はだける心配はありません。これなら混浴でも安心して楽しめそうですね。
▲湯あみ着は紺色なのでバスタオルのように透ける心配もない

露天風呂に続く内場があるのは女性のみ。「水晶の湯」で、まずはゆっくり体や髪を洗い、あたたまっておきましょう。混浴大露天風呂の前にワンクッションあるのが嬉しいですね。
▲女性専用浴場「水晶の湯」。岩風呂と漢方の薬湯がある
▲「水晶の湯」はパウダールームも完備。ゆっくり髪を乾かしたり、スキンケアができる

100年の歴史ある混浴大露天風呂は、まるで大きな池のよう!?

湯あみ着をまとって、いよいよ混浴大露天風呂「龍宮の湯」へ足を踏み入れます。まず、約120坪もあるというその広さにビックリ!
▲源泉100%かけ流しの混浴大露天風呂「龍宮の湯」

露天風呂というより大きな池のようで、その開放感に心が躍ります。30人同時に浸かっても余裕がありそうな広さ。しかも膨大な湯量にもかかわらず、“湧かさず、薄めず”の源泉100%かけ流し。湯之助の末裔として玉造温泉の源泉を受け継いだ長楽園だからこそ実現できることだそうです。明治42(1909)年に完成し、100年以上も人々に愛され続けているということにも驚きです。
▲昼間でも湯気が立ちこめる。宿泊客のみ入浴可なので広々浸かることができる

浴場にはもくもくと湯気が立ちこめ、幻想的な雰囲気。湯気で他の入浴客はよく見えないので、意外と恥ずかしさはありません。肝心の泉質は、老若男女に好まれるまろやかで、やさしい肌あたり。潤い成分メタケイ酸などをヴェールのように肌にとどめてくれる塩化物泉のおかげで、湯上がりもお肌のしっとり感が長続きしました。
▲夜は更に幻想的(入浴可能時間5:30~9:30、15:00~23:30)

夜になると照明が灯り、昼間とはまた違った風情が楽しめます。日中以上に周りの目も気にならないので、ご家族や恋人など、大切な方と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
▲一度に約3名入浴できる家族風呂もある(利用可能時間16:00~21:45、1回につき45分間、1組・税別800円、フロントで要予約)

家族水入らずで入浴を楽しみたい方は、貸切家族風呂「清泉」もあります。バリアフリーなので、お年寄りや小さなお子様のいるご家族も安心して利用できますよ。

夕食で島根の旬の食材を堪能!

入浴後はお待ちかねの夕食の時間。今回は旅館所有の美術品を鑑賞しながら食事を楽しめるお食事会場「故郷」でいただきます。

「故郷」の他にも、掘りごたつ式のお座敷会場、個室会食場(5名以上または小さいお子様連れの場合は無料、5名未満の場合は別途料金)もあり、宿泊プランや料理メニューによって会場が異なります。
▲広々とした空間にゆったり音楽が流れる椅子テーブル席タイプのお食事会場「故郷」

お食事は宿泊プランによりメニューが異なります。今回は蟹、のどぐろ、しまね和牛、宍道湖のしじみなど山陰の季節食材を贅沢に使った月替わりの和食会席をいただきました。敷地内の湧き水を使って調理するこだわりのお料理におなかも心も満たされます!
▲季節の素材を折り込んだ月替会席(写真は一例)

中でも近年、高級魚として人気が高まっている「のどぐろ」(別名アカムツ)の塩焼きは絶品。脂ののった身がとろけるほど柔らかくジューシーで、年間を通して味わうことができます。
▲のどぐろの塩焼きは、長楽園の名物料理。コースに無い場合も単品で注文可能(税別3,000円)

女性にうれしいエステやマッサージも充実

美肌の湯と夕食を満喫した後は、さらに自分磨きをしてみてはいかがでしょう。長楽園では館内の専用施設でエステやリラクゼーションマッサージを受けることができます。フロントで予約をしておくとスムーズですよ。
▲エステ&コラーゲンマシン「Kumpul」では、リンパマッサージのほか、肌のハリや艶などの改善が期待できるコラーゲンマシンによる施術(30分・税別3,000円)などを提供
▲リラクゼーション「い~ね!」では、整体ボディケアセラピストによるマッサージが受けられる(10分・税別1,000円)

温泉で温まった身体で受けるマッサージは効果抜群。ぐっすり眠って翌日の観光に備えることができますよ!

長楽園もうひとつの目玉、1万坪の庭園を散策。洞窟探検に昭和天皇宿泊棟も!

翌朝はちょっと早起きして、館内にある浴場で朝風呂を楽しむのもおすすめです。混浴大露天風呂「龍宮の湯」、女性専用「水晶の湯」の他、男女入れ替え制の大浴場「華泉」「恵泉」は朝5:30から入浴できます(朝の入浴は9:30まで)。
▲男女入れ替え制の大浴場「華泉」

朝風呂でスッキリしたら、長楽園自慢の一万坪の庭園散策に出かけてみましょう!こちらの庭園、なんとアメリカの日本庭園・日本建築専門雑誌『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』で毎年上位入賞するほどの名園なのです。
▲順路に沿って進む回遊式庭園。ここからスタートです

数百種の樹木や草花が四季折々の表情を見せてくれる回遊式庭園。今回訪れたのは冬にもかかわらず、庭師によって美しく刈り揃えられた常緑樹が青々と輝いていました。庭園の中には、小さな石橋や大小の池、休憩処などが点在しているそう。敷地内での小さな旅がスタートです!
▲こちらの泉水の水面には夜になると月が映るのだとか。昼間は優雅に泳ぐ鯉の姿を楽しめます
▲散策の中間地点あたりに架かる橋は通称「想い橋」。大切な人を想いながら渡ってみましょう
▲池に面した休憩処でちょっと一休み

なお、こちらの庭園を散策するなら絶対に訪れてもらいたい場所があります。それが庭園散策コースの終了間際に突如現れる洞窟と、それをくぐった先にある秘密の空間です。
▲旅館の中にまさかの洞窟!

なぜこんなところに洞窟が…と思いつつ向こうへ抜けると、またまた広い庭が広がっていました!
ひっそりと佇む樹木に囲まれたここは、かつて昭和天皇がお泊まりになる専用の御宿泊棟として造られた場所。周辺の庭園や洞窟も、この宿泊棟が建てられる際に、警備強化のために一緒に造られたものだそうです。
▲昭和天皇御宿泊棟。一般客は宿泊できないが、専用の庭園には自由に入ることができる

滝の音と鳥の声しか聞こえない静かな空間に癒された後は、洞窟を戻り、順路に沿って少し進むと散策コース終了です。朝から小さな旅を終えて帰ってきたような気分になりました。
▲朝風呂と庭園散策を楽しんだ後は、朝食タイム。これで今日の観光にばっちり備えて

朝食は、お食事会場(4名以下の場合、通常「故郷」を利用)で和定食をいただきます。献立には宍道湖しじみの赤だし、自家製温泉卵、あご野焼きなど島根のおいしい食材を使った10品以上が並びます。バランスの良い朝食は元気の源!
早起きして、朝風呂に庭園散策、和定食…と、温泉旅館らしい清々しい朝の時間を堪能できました。

玉造温泉で150余年続く長楽園。100年以上前から受け継がれてきた混浴大露天風呂と、一万坪の回遊式日本庭園は、宿泊した者だけが入ることのできる贅沢な空間です。「温泉旅館に泊まる」ということ以上のワクワクと冒険心を楽しみたいなら長楽園がおすすめですよ!
賣豆紀有加里

賣豆紀有加里

島根県在住のグラフィックデザイナー。島根県の観光情報サイト、フリーペーパーなどでライターも務める。山陰のおいしいもの・楽しいこと・素敵な場所を発掘するのが趣味。(編集/株式会社くらしさ)

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