パスポート不要!ハワイの「望湖楼」は湖に浮かぶ露天風呂が極楽すぎる!

2017.10.11

ハワイで人気の湖上露天風呂がある宿「望湖楼(ぼうころう)」へ!おいおい、とツッコミが入りそうですが、鳥取県にある「はわい温泉」の温泉宿のことなんです。常夏リゾートとは趣きが異なる風情たっぷりのロケーションで、温泉も料理も申し分なしの宿ですよ。

そもそも、何で鳥取に「はわい」がある?

はわい温泉があるのは鳥取県中部の東伯郡湯梨浜町(とうはくぐん ゆりはまちょう)。2004(平成16)年に町村合併でできた新しい町ですが、それまでは羽合町(はわいちょう)という名称で、アメリカのハワイ州とは1996(平成8)年から姉妹都市提携しています。
▲はわい温泉の案内看板は携帯電話会社のCMにも登場

温泉街は「山陰八景」にも数えられる風光明媚な東郷湖(正式には東郷池)に面していて、湖底から湯が湧く全国でも珍しい温泉。冬には水面から湯気が立つ神秘的な光景を見ることもできます。
▲東郷湖は周囲12kmほどの汽水湖で、ワカサギやフナなど淡水魚の宝庫

東郷湖には明治の始め頃まで湖上に温泉があり、湖の真ん中まで小舟で渡って温泉を楽しんでいたそうです。残念ながら天候に左右される不便さから姿を消しましたが、今なら温泉ブームにのって流行りそうな気がしませんか?

露天風呂付きの部屋で贅沢気分&温泉三昧

▲望湖楼は1931(昭和6)年創業の老舗旅館

はわい温泉には十数件の旅館やホテルがありますが、今回、伺う望湖楼は規模も歴史もトップクラス。最寄駅のJR倉吉駅からは路線バスで15分ほどですが、予約時に伝えれば無料送迎のサービスもあります。
▲90年近い歴史があるだけにロビーにも格調を感じる

建物が立派なだけに最初は少し堅苦しさを感じましたが、スタッフがとても温かくもてなしてくれて、緊張感は一気になごみムードに。ちなみに夏はスタッフの制服がアロハシャツになるので、もっとフランクな印象になるはず。
▲露天風呂付き客室は1泊2食税込21,600円〜(入湯税別途150円/2名1室利用時の1名分)

全91室のうち6室は露天風呂付きで、繁忙期には予約がなかなか取れないほどの人気。ちょっと贅沢をしたい夫婦やカップルの記念日などにはピッタリですね。定員6人なので、気心の知れたグループでの利用にもよさそうです。
▲「湯の栖」は全4室 ※写真の部屋タイプは「桐壺」

本館の3階にある「湯の栖」は、どの客室も和モダンのつくりで、12畳の和室の奥に5畳ほどの洋間も。さらにパウダールームを抜けると露天風呂です。
▲「桐壺」の湯船は二人でゆったり利用できる寝湯

露天風呂はしっとりした坪庭のようなつくりで、香しいヒノキの樽風呂や重厚感のある御影石の八角風呂など、部屋ごとに異なるさまざまなタイプの露天風呂があります。
▲客室の露天風呂にも温泉が引かれ、源泉100%の掛け流し

さっそく部屋の露天風呂に入浴したいところですが、はやる気持ちをグッと押さえて、まずは行くべき場所が。そう、望湖楼の名物、湖上露天風呂です。

こんなの見たことない!湖の上に建つ露天の湯殿!

▲湖上を歩いて露天風呂へ

望湖楼といえば湖上露天風呂。文字通り、湖の上に建つ露天風呂で、全国にも類を見ない自慢の湯殿です。赤い欄干の橋の向こうに見えるのが湖上露天風呂で、どんな景色が楽しめるのか期待感が高まります。が、もう一つその前に……。
▲宿泊客限定で1人につき1個の生卵が無料(写真は3人分)

湖上露天風呂に行く前に、1階の食事処で生卵をもらいましょう。
▲温泉卵づくりができる「たまごのお風呂」

露天風呂の横には「たまごのお風呂」があり、セルフで温泉卵をつくることができます。
▲たまごのお風呂の利用時間は15:00~19:00

こうして湯の中に浸けておけば25~30分後には温泉卵に。チェックイン後にひとっ風呂浴びるにはちょうどいい時間です。
▲絶景が広がる湖上露天風呂の「朝陽」

湖上露天風呂の利用時間は13:00~23:00と翌朝の5:00~9:00。木の温もりが感じられる「朝陽」と御影石を使った洋風の「夕陽」があり、男湯と女湯が朝夕入替えのシステムです。男性は夕方が「朝陽」、翌朝は「夕陽」になります。
▲湯船に浸かったままパノラマの湖絶景。対岸に見えるのは「東郷温泉」

それにしてもいい眺めで、湖に浸かっているような開放感もたまりません。温泉は源泉100%の掛け流しで、弱アルカリ性の肌にやさしいナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。湯上りには「肌がしっとりする」と評判です。
▲女性はバラ風呂も楽しめる

こちらは女性に大人気。月~金曜の13:00~23:00は湖上露天風呂の「夕陽」にバラを浮かべ、優雅な湯浴みが楽しめます(祝祭日、GW、お盆、年末年始を除く)。
▲東郷湖を眺めてのんびりできる足湯も

湯殿の屋上には足湯もありました。美しい東郷湖の景色を眺めながら、ゆっくりと疲れを癒せそうです。
▲橋を歩いて湖上散策が楽しめる

湖上露天風呂は橋を歩いて周遊できるつくりで「湯めぐり湖道」とネーミング。湯上がりも東郷湖の景色を満喫できます。
▲本館1階の大浴場「神話の湯」は昼夜が男性

また、館内には大浴場「神話の湯」と「天女の湯」があり、男湯と女湯を朝夕で入替えます。利用時間は13:00~翌1:00と、朝は5:00~9:00です。
▲大浴場にはキャンドルバスも

大浴場は、土日や祝祭日、GW、お盆、年末年始などにゆらゆらと揺れるキャンドルライトの灯りで幻想的な雰囲気を演出しています。
▲大浴場「天女の湯」

「天女の湯」には四千貫の巨岩をくり抜いた硯湯もありました。換算すると約12tもの重さです。
なお、望湖楼では湖上露天風呂や大浴場の日帰り入浴(13:00~21:00/中学生以上1,000円、小学生500円 ※ともに税込)もできますが、年末年始やGW、お盆などの繁忙期には利用できないこともあるので、事前に確認を。
▲湯上がりは自分でつくった温泉卵を

先ほど湯に浸けておいた卵を取り出して食事処へ。1人にグラス1杯の生ビールか麦茶を無料でもてなしてくれるので、ここで温泉卵をいただきました。

夕食は贅沢な山海の幸で鳥取の味を堪能!

▲鳥取の厳選食材を使用した基本プランの夕食(一例)

夕食は2階にある大広間の食事会場で。旬の食材を余すことなく活かし、目にも鮮やかな料理の数々が並びます。山陰ならではの新鮮な海の幸や東郷湖で採れる大粒のしじみ。それに鳥取和牛や大山鶏もいただけます。他にも鳥取の味覚と旬を堪能できるこだわり食材のプランがいくつもあるので、予約時にはいろいろと見比べてください。
▲姿ガニ(税込3,780円~5,940円)

今回の旅で利用した基本プランも充分に満足できる食事でしたが、ズワイガニを1杯丸ごと茹でた姿ガニなど、オプションでさらに豪華な内容に変更することもできます。
また、冬期は最高級の松葉ガニが付いたプラン(税込30,780円~/1泊2食税込2名1室利用時の1名分)も。松葉ガニは鳥取県産で甲羅11cmの最高級品だけに与えられるタグ付きで、通常のプランにオプションで追加する際は税込21,600円~です。
▲活あわび(1個税込4,320円)

こちらも贅沢の極み。あわびの姿焼きもオプションで追加することができます。
▲料理長の佐伯拒之伸(さえききょのしん)さん

「ほとんどの魚介は、創業当初から長いつきあいをさせてもらっている当館のすぐ目の前の鮮魚店から仕入れています。目利きで調達したものを新鮮なまま調理して、お客様にご提供するのが望湖楼のこだわりです」と、佐伯料理長。
▲夜の湖上露天風呂もロマンチック

夕食後は部屋のお風呂や湖上露天風呂で温泉三昧。「湯めぐり湖道」は陽が落ちると湖の上に光の帯が浮かび上がり、幻想的な雰囲気になります。
▲早朝、刻一刻と表情を変える景色を楽しみたい

翌朝は早起きして、まだ薄暗い朝の露天風呂へ。う~ん、もう言葉にできないほどの絶景です。
絶景露天風呂の魅力もさることながら、部屋や料理内容も充実で大満足のステイでした。鳥取の人気観光地「鳥取砂丘」や「大山」にも車で1時間くらいなので、観光の拠点にはピッタリ。鳥取を旅行する際には迷わずおすすめしたい宿でした。
廣段武

廣段武

企画から取材、撮影、製作、編集までこなすフリーランス集団「エディトリアルワークス」主宰。グルメレポートの翌日に大学病院の最先端治療を取材する振り幅の大きさと「NO!」と言わ(え?)ないフレキシブルな対応力に定評。広島を拠点に山陽・山陰・四国をフィールドとして東奔西走。クラシックカメラを語ると熱い。

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