ここだけは絶対に外せない!徳島県の絶景紅葉スポット7選

2017.11.02

徳島県は全面積の8割を山地が占め、山や渓谷などが織り成す自然美はとても表情豊かです。秋の紅葉シーズンには、色づく木々と周囲の景観とが一体になって作り出す芸術作品のような美しさを堪能できます。そんな紅葉スポットのうち、選りすぐりの7カ所をご紹介。見頃にあわせて出かけてみてはいかがでしょうか。

1. 断崖を彩る紅葉を背景に小便小僧が佇む「祖谷渓」

▲色づく山を縁取るように流れる祖谷(いや)川。まさに絶景です

徳島県の西部にある「祖谷渓」は、V字型に深く切りこんだ渓谷に祖谷川が流れる、険しくも美しい場所です。紅葉の季節にはモミジ、カエデ、ブナ、ケヤキなどが渓谷から峰まで山一面を覆って色づき、その裾を流れる川のエメラルドグリーンと相まって絵画的な色彩で私たちの目を楽しませてくれます。
▲谷底まで200mの、目もくらむような断崖に立つ小便小僧

祖谷川を望む岩の上には、祖谷渓名物、いえ、アイドルとでも呼ぶべき小便小僧が立っています。祖谷街道中の最難所と言われる場所にあり、かつて地元の子供たちや旅人がここで度胸試しをしたという逸話に基づいて作られました。
▲紅葉を背景にした小便小僧も必見です

祖谷渓へのアクセスは、徳島自動車道、井川池田ICから約50分。バスならJR阿波池田駅から約55分の風呂ノ谷バス停で下車し徒歩約5分。車窓からも紅葉を眺めることができますよ。

【例年の見頃時期】10月下旬~11月中旬

2. 色づく秘境でスリルと絶景を満喫!「祖谷のかずら橋」「奥祖谷二重かずら橋」

▲紅葉シーズンのかずら橋。しっとりと趣ある風情[写真提供:(一社)三好市観光協会]

「祖谷のかずら橋」は、徳島県三好市西祖谷山村にあります。徳島自動車道・井川池田ICから約45分ほど走ったところにある駐車場に車を止め、傍らの施設「かずら橋夢舞台」を通り抜ければかずら橋の渡り口です。

ゆらゆら揺れる橋を渡るのはかなりの勇気が必要ですが、深呼吸をして顔を上げて、周囲の景色を眺めてみてください。モミジやカエデ、ハゼなどが見事に紅葉しているのが見えます。
▲奥祖谷二重かずら橋[写真提供:(一社)三好市観光協会]

祖谷のかずら橋からさらに車で1時間ほどのところにあるのが、「奥祖谷二重かずら橋」です。男橋(おばし)と女橋(めばし)、二本の橋の総称だそう。
源平の戦いに敗れた平家一族が架設したと言われる橋は、紅葉を背景に一層の哀愁が感じられます。
▲人力ロープウェイ野猿[写真提供:(一社)三好市観光協会]

女橋の横にある「野猿(やえん)」は、祖谷川の上空を自分の手でロープを手繰って渡る乗り物。秘境の景観美を空中からのアングルでもぜひ味わってみてください。

【例年の見頃時期】祖谷のかずら橋:11月上旬~11月中旬、奥祖谷二重かずら橋: 10月下旬~11月上旬

3. ゆったりと水上で紅葉に抱かれる「大歩危・小歩危峡」

▲岩間の水面を遊覧船でゆったりと

同じく三好市、井川池田ICから約35分の「大歩危(おおぼけ)・小歩危(こぼけ)峡」も、この地ならではの紅葉の風景が広がります。清流を挟む、迫り来るような奇岩。そこにモミジ、ウルシ、カエデなどが赤や黄色の色を添え、さらに青い水面にそれらが写り、なんとも趣深い装いです。
▲岩、水、紅葉が一体となって作る風景は必見

ここでは遊覧船に乗って紅葉を眺めることができます。水面から見る紅葉は、見下ろしたり、遠くから眺めたりするのとはまたひと味違い、鮮やかな色に頭上から囲まれ、自分自身も風景の一部になったような不思議な感覚を覚えます。とても優雅な気分になるので、おすすめですよ。

【例年の見頃時期】11月中旬~11月下旬

4. 秋の深まりとともに装いを変える「剣山」

▲長く楽しめるのが嬉しい、剣山(つるぎさん)の紅葉

「日本百名山」の一つでもある標高1,955mの高峰「剣山」。山頂の紅葉は県内で最も早く、9月頃からダケカンバやナナカマドなどが色づき始め、カエデ、ブナ、モミジも加わりながら11月にかけて徐々に裾野へ向けて広がります。3カ月近くもの間見ることができるので、その移ろいを味わうのも一興ですね。
▲時期によって色合いが異なる山を眺めるのも味わい深いもの

複数の登山ルートがあり、登山リフトを使えば1時間程度で山頂まで登ることもできるので、雄大な山の景色とそこで色づく紅葉の美しさを存分に堪能してください。

【例年の見頃時期】山頂は10月上旬~10月下旬、標高の低い方へ向かって11月上旬まで

5. 徳島県一の紅葉との呼び声も高い「高の瀬峡」

▲V字型渓谷全体が色づく雄大な眺め[写真提供:那賀町観光協会]

那賀川の源流域で剣山国定公園に属する 「高の瀬峡(こうのせきょう)」。徳島県南部の那賀町木頭(なかちょうきとう)に位置し、県下でも特に気温差の激しい地域のため、色濃い紅葉だと評判です。
ヤマモミジやカエデなどが石灰岩質の岩肌を染める様は、とても豪華な印象。毎年多くのバイクや自動車のツーリング客で賑わう人気のスポットです。
▲高の瀬峡にあるレストハウス「平の里」入口には紅葉を背にした弘法大師像が[写真提供:那賀町観光協会]

【例年の見頃時期】10月下旬~11月中旬

6. 大迫力の滝と紅葉の共演「大轟の滝」

▲色鮮やかな紅葉を背景に、豪快に流れ落ちる滝[写真提供:那賀町観光協会]

大轟(おおとどろ)の滝は、落差約20mを3段に流れ落ちる、自然が作り出した芸術です。
緑の季節にも清涼感のある景色で人気ですが、モミジやブナなどが色づく秋は違った良さがあります。複数の落ち口を持つ滝が、赤や黄色の紅葉に包まれた大きな滝壺へ向かって水流の帯を作り、まるで日本画を描き出しているようです。
徳島ICから約70km、沢谷橋から国道193号線を車で約1分ほどのところにあります。迫力のある紅葉と滝のコラボレーションをぜひ楽しんでください。

【例年の見頃時期】11月上旬~11月下旬

7.しみじみと秋の美しさに感じ入る「丈六寺」

▲古刹の風情と紅葉のコントラストも艶やか[写真提供:徳島市観光課]

県東部の徳島市内にあり、徳島駅から車で20分ほどのところにある「丈六寺」は、白鳳年間(650年頃)の創建と伝わる県下最古の名刹です。決して大きなお寺ではないのですが、知る人ぞ知る紅葉の名所です。
▲参道に散り敷く落ち葉も趣を感じさせます

歴史を感じさせる山門がモミジで赤く彩られ、ため息が出るような幽玄の世界を見ることができます。落ち葉の絨毯が敷き詰められた参道も見応えがありますよ。

【例年の見頃時期】11月上旬~11月中旬
険しい山々と水量豊かな河川を多く持つ徳島県ならではの絶景は、一口に紅葉と言ってもそれぞれに個性があります。お好みの場所の見頃を狙って訪れたり、各地を巡って違いを楽しんだり、これまで以上に、紅葉に魅せられる秋を過ごしてくださいね。
矢野智子

矢野智子

愛媛県在住。愛媛県出身ながら高校卒業後ほとんどの時間を県外で過ごした後、生活の拠点を愛媛に定めた現在、改めて気付く地元の魅力に感動しきり。 人生を豊かにするものは「食」と「読」と信じ、そこに情熱を傾ける日々。

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