牛丼からステーキまで!!三宮でリーズナブルに楽しむ神戸牛3選

2017.12.07

せっかく神戸に来たならば、神戸牛は絶対に味わってみたい!それがリーズナブルに味わえるなら、なお嬉しい!今回はそんなあなたのワガママを叶えてくれる、選りすぐりの神戸牛が食べられるお店をご紹介します。

数あるブランド牛のなかでも、最高ランクである神戸牛。兵庫県北部、但馬地方山間部の恵まれた自然環境に加え、生産者の方による細心の心くばりによって、美しいまでにサシ(霜降り)が入っているのが特長です。熱を加えるとサシが溶けて、絶妙な軟らかさととろけるような舌触りをうみだします。
神戸市のJR三ノ宮駅周辺のエリアには、そんな神戸牛を堪能できる料理店がいっぱい。今回はその中からランチ営業もしていて、リーズナブルに神戸牛を味わえるお店をご紹介しましょう。

シェフによる鉄板焼きがダイナミック!「神戸牛ステーキ 彩ダイニング」

▲店前の神戸ビーフ品評会優秀賞牛購買店の文字に、期待が高まります

まずは、目の前で調理してくれる鉄板焼きカウンタースタイルが評判の、「神戸牛ステーキ 彩(さい)ダイニング」。三ノ宮駅から西へ徒歩で約10分、表通りから一本中へと入ったところにある建物の地下にあります。
▲広々とした空間に座す鉄板カウンターが存在感バツグンの店内

階段を下り、店内へ入ると、フロアに鉄板カウンターが3カ所。その他にも8名ほど座れるソファーテーブル席があり、広々とした印象です。
モノトーンを基調にした内装がスタイリッシュで、落ち着きのある大人空間といった雰囲気です。
▲厳選神戸牛ステーキAコース(80g)3,600円(税別)

ランチでの一番人気メニュー「厳選神戸牛ステーキAコース(80g)」をオーダー。
ランチといっても、季節野菜のポタージュからはじまり、彩りサラダに季節の焼野菜、そしてメインの神戸牛ステーキにライスorパン、コーヒーor紅茶もついた本格的なコース料理!
この内容が三千円代で味わえるとは、驚きです。
こちらのお店は、野菜ソムリエが厳選した旬の野菜をふんだんに味わえるのも大きな特長。焼く前に、シェフが各野菜の産地などを説明してくれます。
▲この日は、福島産れんこん、兵庫産にんじん、宮崎産ズッキーニ、淡路島産玉ねぎ、福島産さつまいも、静岡産紅芯(こうしん)大根など、6種類の野菜がラインナップ

野菜は、地元のものを中心にその時々に本当においしいものを厳選しているそう。どの野菜も見た目にも色鮮やかです。
シェフがていねいに焼き上げ、タイミングよくお皿に盛りつけてくれた焼野菜。アンデスの岩塩をつけて食べるとほんのり甘く、素材本来の持ち味がシンプルかつダイレクトに伝わってきます。
そしていよいよ本日の主役、お肉の登場です。ブランデーをまわしかけ、派手にフランベ!炎のパフォーマンスは躍動感が半端なく、非日常を演出してくれます。

シェフがお肉を焼き上げる様子を動画でもご紹介しましょう。

3cmもある特注の分厚い鉄板で、豪快に焼き上げられる神戸牛。鉄板は開店前から火を入れて高温を保ち、一気に焼き上げて旨みを閉じこめるのだとか。

思わず見とれていると、あっという間に焼き上がったようです。
見てください、この絶妙な焼き加減。トロットロな軟らかさで、2~3回ほど嚙んだらすっと溶けていくようです。口に入れた瞬間、最高級であるA5等級神戸ビーフの旨みが、じゅわわ~っと口の中いっぱいに広がります!

味つけは塩胡椒と、フランベに使用されたブランデーの香りのみ。余計な手は加えないところが、お肉に対する自信の表れのような気がします。
ガーリックチップが添えられた皿に、切り分けられたステーキが提供されます。それを、アンデスの岩塩、または直七(なおしち)果汁入りのポン酢につけていただきます。直七とは、高知県でとれる甘みと酸味のバランスがよい柑橘のこと。あっさりしたポン酢が肉の脂を緩和し、くどく感じることなく次々と食べ進められます。
台湾など、海外のメディアなどにも取りあげられ、海外からのお客さんもたくさん訪れるというこのお店。希少価値の高い最高峰のお肉を、とにかくリーズナブルに味わいたいなら絶対におすすめのお店です。

牛丼を超える牛丼!売り切れ御免の隠れ家的名店「広重」

次にご紹介するのは、知る人ぞ知る人気店「広重(ひろしげ)」です。三ノ宮駅から、10分ほど北に歩きます。
すごい!この行列。みなさんおいしい神戸牛のためなら、雨などなんのその。

売り切れ御免のこのお店。その日の仕込み分がなくなってしまうと夜は閉店となってしまうことも多いそう。噂以上の人気っぷりです。
▲お店のお品書き
「広重」は、神戸牛を使った牛丼専門店。メニューは牛丼と卵、ビールのみ。この潔さが男前でたまりません。
▲店内はカウンター10席ほどの、こぢんまりした空間

極上の牛丼を食すため、このわずかな席に座るのをみんなで競い合うわけです。
▲牛丼(並み)1,300円、たまご100円(ともに税込)

待ちに待った牛丼とのご対面。ホカホカと湯気が立ちのぼり、ふんわりと甘辛い秘伝ダレの香りが食欲をそそります!
さっと火入れされた薄切りのお肉が、ご飯が見えないほどにたっぷり。それに大葉や長ネギ、ししとうがのっています。
まずは1、2枚の肉を箸でとって、卵にトロリとからめてすき焼き風に。
ひとくち口に含むと、それはそれはジューシー。とにかくお肉が軟らかいのにびっくり!
もはや牛丼の肉というより、高級老舗店のすき焼きを食べているかのような感覚。肉1枚1枚が大きく、とても贅沢な気分です。
そのあと卵を丼にかけるのが、店主さんおすすめの食べ方。なるほど、二度おいしいってやつですね!
タレは、醤油ベースで控えめな味つけ。それほど甘くなく、そのぶんよいお肉の味を損なうことなく存分に堪能できます。隠し味にトウガラシの発酵調味料である「かんずり」が入っていて、ピリッとした風味。それが肉の脂をさっぱりとさせてくれます。
▲お店をひとりで切り盛りする店主の菱井広重(ひしいひろしげ)さん

笑顔がステキな店長の菱井さん。
19年ほど兵庫県内のいくつかの地でイタリア料理店を経営してきたという、異色の経歴の持ち主です。

神戸牛という高級食材を誰もが好きな牛丼というかたちでリーズナブルに提供することはできないかと考えたのがきっかけで、料理人人生20周年にあたる2012年に心機一転「広重」をオープンしたのだそう。

今でこそ神戸牛丼を出す店はちらほらあるものの、牛丼=ファストフードだった当時としては画期的だったのだとか。
広重のこだわりは、作りおきはせず、ベストなタイミングで火入れして提供すること。脂身が少なめで、ほどよくサシが入り、見るからに上質なお肉だとわかります。
お肉はまとめて仕入れることにより低価格を実現。イタリア料理店ではスタッフがたくさんいたそうですが、今は一人なので人件費もかかりません。
接客も調理もすべて一人で行う大変さは、どれほどでしょう。店主さんの心意気で成り立っているようなお店だと感じます。
宣伝を一切していないにもかかわらず口コミで話題となり、今ではTVや雑誌の取材も殺到。海外からのお客さんや出張などで神戸を訪れる際には、必ず寄ってくれるお客さんも多いとのこと。うなずけます。

待ち時間の長さもすべて帳消しにしてくれる一杯、味わってみませんか?

異国情緒あふれる空間でカジュアルに神戸牛を「神戸ステーキ プロペラ」

最後は、三ノ宮駅より徒歩5分、神戸国際会館から少し下ったところにある「神戸ステーキ プロペラ」をご紹介します。肩ひじ張らず、カジュアルにおいしい神戸ステーキがいただけると評判の人気店です。
外観はステーキ店といった雰囲気ではなく、かわいいカフェのようなたたずまい。
家庭的であたたかみのある店内には、たくさんのアンティーク小物が飾られています。気品もあり、どこか異人館を思わせる空間です。
▲神戸牛ステーキSランチ(100g)3,000円。スープ、サラダ、ライスorパンはセットで500円(ともに税込)
ミディアムレアな焼き具合で、しっかりとした厚みがありながら、噛むと最高に軟らか~い!そして程よい弾力もある赤味のお肉。濃厚な味わいは、いつまでも口に入れておきたいほど。

肉と付け合わせがワンプレートで提供され、彩りもよく洋食屋さんのような感じもします。肉は切り分けられていて食べやすく、席にはフォークとナイフのほかに、お箸がセットされているのがうれしい。「いいお肉を、お箸でぜひ気軽に味わってほしい」とシェフ。
味つけはほぼしていないそうで、素材本来の味で勝負。薬味はローズ塩、オニオンソース、ピーナツソースの3種類。シェフのおすすめはピーナツバターを使ったピーナツソース。ほんのりとした甘みとピリッとした辛みが、お肉の味を引きたててくれます。
こちらのお店のお肉は、鉄板ではなく、グリルで焼くのが特長。
▲高原健太郎シェフ(手前)

高原シェフにお話を伺うと、神戸牛はサシが細かく脂がまとわりつきやすいため、グリルで焼くことで余分な脂が落ち、ヘルシーな焼きあがりに。肉の旨みをじっくりと閉じこめる効果もあるんだとか。
▲神戸ワイン エクストラ・赤(神戸ワイナリー)グラス650円、ボトル4,500円(ともに税込)

お肉とあわせてワインを嗜むのもオススメ。地元の神戸ワインに加え、各国のワインが常時30種類以上用意されています。
▲クリストという画家の「テレフォン」という作品(右)

店内には、たくさんの絵画が飾られています。
なかには絵画ファンの間で有名な草間彌生の作品も。お店の南側近くには絵画教室があり、絵画ファンがよく食事に来てくれるんだとか。
観光客にはもちろん、高級感がありながら落ちつけるお店ということで、地元の神戸マダムたちにも大人気。
クオリティの高いお肉を提供するお店なのに、古き良き洋食屋さんのようなカジュアルさも合わせ持つ「プロペラ」。ぜひあなたも訪れてみてください。
「郷に入っては郷に従え。神戸では神戸牛を食せ」です(笑)
神戸を訪れた際は、自分好みの神戸牛のお店で最高の神戸牛を味わいましょう。
James

James

イギリス人と日本人とのクォーター。大学では工学部、情報システムを専攻したかと思えば、ミュージシャンとしてギタリスト、MC、DJとして活動。TVやラジオなどでも活躍。その後(株)アドビジョンにて、デザインやコピーライティングなどマルチに活躍。バックグラウンドを活かした独自の視点が人気のライター。

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