842円で食べ放題にお土産も!柑橘王国・愛媛でみかん狩り体験

2017.11.14

こたつでみかんを楽しむ季節がやって来ました。寒くなり始めると当たり前のように常備し、ちょっと口寂しいとつい手が伸びるみかん。でも自分の手で収穫をしたことがあるという人は、そんなに多くないのでは?今年はぜひ本場の愛媛で、みかん狩りを体験してみましょう!

太陽と潮風が育むみかん園へ

▲太陽のように青空が似合う色鮮やかなみかん

愛媛県の中でも美味しいみかんの産地として名高い宇和島市吉田町。海からほど近くに山肌が迫り、太陽の光と潮風に包まれた自然環境は、みかんの栽培にぴったりなところです。
そんな吉田町に、毎年10月下旬から12月初旬頃まで手軽にみかん狩りを楽しむことができる、観光みかん園があります。
▲まず農産・水産直売所「吉田きなはいや」で受付を済ませましょう(大人842円・税込/みかん1kgお土産付き)

集合場所の「吉田きなはいや」には柑橘や野菜、新鮮な魚介類も並びます。「きなはいや」は「来てくださいね」を意味する、愛媛県南予地方の方言です。
受付後、スタッフの方の案内でそこから車で2,3分ほどのところにあるみかん園へ向かいます。
▲たわわに実った「温州みかん」で重そうに枝を垂れる木が、ずらりと並ぶみかん園

「うわー!」鮮やかな色で木々に実るたくさんのみかんに、思わず歓声が上がります。
そしてふわりと香るみかんの爽やかな香り。天然のアロマに包まれているようで、癒し効果抜群です。

誰でも安全に楽しめる広い平地のみかん園

このみかん園は、山肌を切り拓いて平地に整備しているので、車や大型バスで乗り付けることができ、足元が安全で、小さな子供やお年寄りでも安心して訪れることができます。
▲通路も広く、車椅子のままでも入れます
▲木の高さは150~160cm程度
▲地面に近い低い位置にもたくさん実っています

訪れたのは10月下旬。極早生の時期なので小さな緑色のみかんかと思っていたら、予想を裏切る大きくてしっかり色付いたみかんが鈴なりです!まさに「鈴なり」という言葉がぴったりな光景に胸が高鳴ります。

美味しいみかんの見分け方はコレだ!

ではさっそく、生産者グループ 有限会社南四国ファーム社長の清家(せいけ)さんに美味しいみかんの見分け方を教えていただきながら、みかん狩りのスタートです。
▲わが子のようにみかんを慈しむ清家さん。次々と新しい挑戦も続ける情熱的な方です

「まず色がいいこと。太陽の光をたくさん浴びて綺麗に色付いているのが、よく育っている証です」と清家さん。枝の内側よりも日がよく当たる外側の、濃い色のものを選びましょう。
そして大事なポイント、「形は平たい方がいいですよ」。
▲左の平たい形の方が、より美味しいみかんです

「それから皮のキメが細かく、大きさは程よい中くらい。女性の握りこぶしくらいかな」。
キメとは小さなオレンジ色の点々のように見える部分で、人の皮膚のキメと同じようなものでしょう。そしてつい大きなものに目が行きがちですが、大きすぎると大味になり、キメも粗くなるそうです。

それからもう一つ。写真をみると、皮が大きくデコボコとしているのがわかりますか?
▲ヘタの周囲など、表面がデコボコと波打っています

これが実は、美味しいみかんの特徴なのです。
みかんは乾燥にとても強い果物で、畑が乾けば乾くほど糖度が高くなり、その水分のストレスがかかった状態が、皮のデコボコに現れるのだそうです。
このみかん園は岩盤の上に盛り土をして、美味しいみかんができるための乾いた土地になるように考えて整備されているのです。

自分で収穫したみかんは食べ放題!

「色良し、キメ良し、平たくてMサイズ」教わったことを復唱しながら、みかんを選んでハサミを入れます。
▲ヘタの上に少し枝を残して切り取り…
▲あとで枝部分を切り落とします
▲木が低いので身長150cmちょっとの私でも楽々です

採ったみかんは食べ放題です。さっそくいただきます!
▲清家さんは皮ごと真っ二つに割って剥きます
▲採れたてをパクリ!

「美味しい!」「ジューシー!」「甘い!」
程よい酸味を残しつつ、甘みたっぷりの申し分のない美味しさです。口いっぱいに濃い果汁が満たされ、香りも充満。口に運ぶ手が止まりません。
みかんを食べ慣れた愛媛県人にとっても、採れたてのみかんは別格。驚くほどのみずみずしさです。

美味しさの秘密と健康効果

「美味しいみかんには、料理に例えて言うならダシが必要です。砂糖と醤油だけでなく、ダシがなければ旨みが足りない。みかんも甘いだけではダメ。みかんにとってダシは、土なんです」と清家さん。
ここ吉田の地は海底が隆起した土壌でミネラル分が多く、良いダシとなる旨みが豊富なのだそうです。
なるほど、確かに感じられるこの深い味わいは、土からの「ダシ」が効いているのですね。
▲白い筋、取りますか?

ところで、みかんを剥く時は白い筋が取れるのでヘタの方から、という話を聞いたことがありませんか?
清家さんにたずねてみると、「でもやっぱりヘタよりお尻からが剥きやすいよね。それにこの白い筋は、健康のためにも食べた方がいいんですよ」!

なんでも、この白い繊維状の筋、「アルベド」というそうですが、食べると体にいいという研究データも色々と出てきているそうです。
美味しいみかんはこのアルベドもしっとり味わいがあるので、取り去ってしまうのはもったいない!ぜひそのままいただきましょう。

お土産と加工品で、家でも美味しいみかんを

▲お土産にみかん1kg付きなのが嬉しい!

思う存分みかん狩りと食べ放題を満喫し、お土産までいただきました。
最初の集合場所「吉田きなはいや」では、みかんはもちろん、みかんを使った様々な加工品も販売されています。
▲ひとふさずつ凍らせた冷凍みかんは夏だけでなく、冬に暖房の効いた部屋で食べるのもおすすめですよ(500g 530円、50g 80円、ともに税別)
▲飲むタイプのゼリーは保存料も着色料も不使用(1個100円・税別)

いつもはこたつの中で食べるみかんも、青空の下、自分で選んで、自分で採って食べれば、きっともっと楽しく、もっと美味しく感じられますよ。ぜひ柑橘王国・愛媛へ、みかん狩りの楽しさと美味しさを味わいに来てくださいね。
矢野智子

矢野智子

愛媛県在住。愛媛県出身ながら高校卒業後ほとんどの時間を県外で過ごした後、生活の拠点を愛媛に定めた現在、改めて気付く地元の魅力に感動しきり。 人生を豊かにするものは「食」と「読」と信じ、そこに情熱を傾ける日々。

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