こんぴら参りで泊まりたい!15湯めぐりができる温泉宿「紅梅亭」

2018.01.20 更新

「こんぴらさん」こと金刀比羅宮の麓にあるこんぴら温泉郷。まだ歴史の浅い温泉ですが、こんぴらさんの長い石段を往復した疲れを癒してくれると人気を集めています。今回はその中でも、心ゆくまで温泉を満喫したい人におすすめの宿「紅梅亭」をご紹介します。優雅な雰囲気で、お料理も美味しいと、特に女性からの支持が高いそうですよ。

長~い石段で疲れた体を癒す「こんぴら温泉」

こんぴらさんは、江戸時代から多くの人が「一生に一度はお参りを」と憧れる名所。
▲江戸時代から多くの参拝者が訪れるこんぴらさん

その麓にあるのが、こんぴら温泉郷です。温泉の歴史は意外に浅く、 発見されたのは平成9(1997)年のこと。以来、長い長い石段を往復した参拝者を心地よく癒してくれています。
▲石段は参道から御本宮まで785段、奥社まで行けば1,368段!温泉が待っていると思えば、石段を行く足も心もち軽くなる!?

館内の華やかな雰囲気に気持ちも上がる!

今回訪れた温泉宿「紅梅亭」は、高級感のある風情ながら気取らない温かなおもてなしで、女性客をはじめファミリー層などからも人気を集めている宿です。お風呂はなんと15種類もあるそうですよ。

場所はこんぴらさんの表参道入り口から歩いて10分くらい。JR琴平駅からも徒歩10分弱、琴電琴平駅からなら徒歩5分くらいですが、紅梅亭では駅から無料送迎をしてくれます。予め到着時刻を知らせておくか、到着時に連絡を。
▲通り沿いにすっくと立つ凛とした印象の建物

シンプルな外観の宿ですが、一歩中へ入ると驚くほど高級感のある華麗な雰囲気です。赤い絨毯に落ち着いた色味のソファー、吹き抜けの天井に照明が輝く開放的な空間。生演奏の琴の音色も聞こえてきます。到着してさらにテンションが高まります。
▲ロビーは広々としていて、華やかさの中に落ち着きが感じられます

チェックインの手続きはこのロビーのソファーで、ゆったりと抹茶とお菓子をいただきながら。旅で疲れた体にはとてもありがたいおもてなしですね。
▲敷地内にはプールもあります(夏季限定オープン)

旅のスタイルやメンバーに合わせて選べる客室

部屋はいろいろなタイプがあり、人数や年齢、メンバー構成などによって最も適した部屋を選ぶことができます。予約時に相談に乗ってもらえますよ。
▲シンプルで落ち着きのある一般客室の和室(10帖)

一般客室は和室が中心。すっきりとして、それでいてあたたかみがあり、ホッとくつろげる空間です。写真は10帖のタイプで、他にも12.5帖、15帖と大勢でもゆったり過ごせる広い部屋もあります。
一人で宿泊するならセミダブルベッドが置かれた洋室シングルルームもあり、窓からは通称「讃岐富士」と呼ばれる飯野山が見えるそうです。
▲コーナースイートの部屋から見た讃岐富士

一般客室よりワンランクアップの「花くらぶ」と名付けられた部屋は、さまざまな工夫がされた複数のタイプがあります。
例えば、マッサージチェア付きの和室。
▲足の先まで疲れを癒せるマッサージチェアが置かれた「 花くらぶ マッサージチェア付客室」

銭湯の脱衣場にマッサージチェアを見かけたことがありますが、温泉宿の客室にあれば、至福の時間を独り占めできます!うとうと眠ってしまいそう…。
▲和室とベッドルームを組み合わせた使いやすい部屋「花くらぶ らくわ」

和室にベッドが置かれた新しいタイプの部屋もあります。若い人だけでなく、高齢の方にも評判。寝るのはベッドが楽だけど、やっぱり畳の上でくつろぎたいというニーズを叶えてくれる部屋です。
こちらのタイプでマッサージチェア付きもありますよ。

そして「花くらぶ」には、温泉露天風呂付きの部屋もあります。
▲客室露天風呂の源泉は「琴平町智光院温泉」

いつでも好きな時間に温泉を楽しむことができます。木の枕に頭をのせて、お湯の中で手足を伸ばしてゆっくりと、プライベートな時間を満喫しましょう。

客室は他にも、さらにランクアップした数寄屋風・ジャパニーズモダン・禅・オリエンタルシックの4タイプのコーナースイート、最高の贅と粋を凝らした貴賓室、3世代など大人数での旅行でも使える二間続きの和洋室などの特別室もあります。
▲居心地の良いジャパニーズモダンの空間。窓からの展望も楽しめる

様々な旅のプランを満足させてくれそうですね。

3箇所の湯処を巡って温泉三昧!まずは「花すみか」へ

客室でちょっとくつろいだ後は、さっそく湯巡りへ。何しろ紅梅亭には、「花すみか」「花てらす」「花くらぶ」の3箇所の湯処、15種類のお風呂があるのです。できるだけたくさん入ってみたい!

さらに、こんぴら温泉にある3つの異なる泉質の源泉のうち、ここ紅梅亭では2つのお湯に入れて、しかもその内1つの源泉は紅梅亭の敷地内にあるとのこと。お湯の違いを感じてみたりと、湯めぐりの楽しみがさらに増しますね。

まずは館内地下にある大浴場「花すみか」(15:00~24:00/5:00~10:00)へ向かいます。
▲ゆったりと広い「ひのき内風呂」

内湯はひのき風呂で、木をふんだんに使ったぬくもりを感じられる浴室に、大きな浴槽がたっぷりのお湯をたたえています。
この内湯のお湯が、紅梅亭が源泉を有する「湯元こんぴら温泉華の湯」です。泉質はナトリウム・カルシウム−塩化物温泉。神経痛や筋肉痛に効能があるといわれています。お湯は無色透明でさらりとしていて、体の芯から温まり、出た後もずっとポカポカしていました。
▲婦人風呂にはバラの花が浮かぶ「はな露天」が!

そしてなんと婦人風呂の露天風呂には、女性なら誰もが憧れるバラ風呂があります。見た目と香りでバラに癒されながら入る温泉、この上ない贅沢~!ちなみにバラが入るのは夜の時間帯(15:00~24:00)のみ。朝(5:00~10:00)は蘭の花が入るそうですよ。

他にも婦人風呂にある、大人一人分くらいの大きさのかめを浴槽にした「かめ露天」にはレモンが入っていました。夜は柑橘系の果物が入れられ、冬至の日は柚子なのだそうです。
▲殿方風呂の露天風呂は泡風呂とひのき風呂

「花すみか」の露天風呂の源泉は「琴平町智光院温泉」。泉質は単純弱放射能冷鉱泉で、体に良い影響を与える微量の放射能を含むのだそうです。

その他に「さうな風呂」もあり、男女それぞれ4つのお風呂を楽しめます。
地下にある大浴場ですが、半地下なので空が見えて、日の光や外の空気も心地よい開放的なお風呂でした。

緑と風に包まれる外湯感覚の「花てらす」

続いて一度建物の外へ出て、別の入り口から1階の大浴場「花てらす」へ。こちらの源泉はいずれも「湯元こんぴら温泉華の湯」です。
▲緑や花に囲まれた自然の中でお湯を満喫

先ほどの「花すみか」ほどの広さはないものの、内湯のほか石風呂や打たせ湯など6種類のお風呂がある「うきぐも」、ひのき風呂や岩風呂など5種類のお風呂がある「そよかぜ」の2つの浴室があり、様々なお風呂を楽しむことができます。こちらは15:00~23:00と6:00~10:00で男女交代制になっています。
▲ゆったりとしたうきぐもの「露天風呂」。お湯はなんとなく肌が潤ってくるよう

お風呂は先ほどの「花すみか」に4種類、そしてこちらの「花てらす」に「うきぐも」の6種類と「そよかぜ」の5種類。全部巡ると合計で15種類のお風呂に入ることができるというわけです!
▲「花てらす」には湯上り処「一休(ひとやすみ)」(15:00~22:00/6:00~9:00)も

湯上りに火照りを冷ましてちょっと休憩ができる湯上り処があり、飲み物なども販売しています。外には足湯「をかし」(6:00~23:00)もありますよ。

贅沢に貸切で楽しむ露天風呂「花くらぶ」

最後に貸切露天風呂です。8階に「月湯」と「星湯」の2箇所あります。源泉は「琴平町智光院温泉」。プライベートな時間を過ごせるお風呂は、別料金(1箇所2,200円・税別/45分間/宿泊者限定)で予約が必要ですが、当日予約も可能です。
▲名前の通り、夜空を見上げながら入りたい「月湯」(15:00~22:00/8:00~9:00)
▲こちらは「星湯」(15:30~22:30/8:30~9:30)。大人2~3人くらいゆったり入れそう

お風呂の種類の多さもさることながら、3つのどの湯処にもフェイスタオルやバスタオル、アメニティなど必要なものも揃っているので、手ぶらで気軽にお風呂に行けるのも嬉しい!紅梅亭ではお風呂の回数が格段に増えること間違いなしです。

食事も旅の楽しみの一つ。夜も朝も大満足!

温泉に入るとなんだかお腹も空いてきました。美味しい食事も旅の満足度を上げる大事なポイント。紅梅亭では食事も評判なので楽しみです。
▲木造和風建築の「割烹ダイニング丸忠」は梁が印象的

夕食は「割烹ダイニング丸忠」でいただきます。オープンキッチンでライブスタイルの料理を楽しむことができる、オーベルジュ風のダイニングレストラン。300年前の梁を使った木造建築にシックでゴージャスな雰囲気の家具類を合わせた素敵なインテリアです。
▲「一期一会の気持ちで」と心を込めて料理を作る調理長の武田利史(としふみ)さん

武田さんは、第26回全国技能グランプリ(2011年)「日本料理職種」で優勝し、厚生労働大臣賞も受賞した腕前の持ち主。旬の食材を使い、味はもちろん、見た目にも美しい料理で感動させてくれます。
▲目にも楽しいオリジナリティ溢れる料理の数々

「カンカン寿司」という押し寿司や、調理済みの素材を使う天麩羅といった讃岐郷土料理のほか、お造りも昆布〆にしたり、肉や海鮮を石焼で食べるオリジナルメニューを取り入れたり、ちょっとひと工夫を加えた楽しくて美味しい料理に大満足。心づくしの料理に、舌も、胃袋も、そして気持ちも満たされる素敵な食事でした。

夕食はもう一箇所「餐火讃花(さんかさんか)」という料亭があり、こちらはオープンキッチンで調理された出来立ての料理を掘りごたつ式の個室でいただけます。ワンランク上の創作懐石料理が楽しめるそうですよ。
▲和食を中心に約60種が並ぶ朝食ブッフェ

翌朝の朝食も同じく「丸忠」で、今度はブッフェスタイルです。季節ごとに変わるメニューがずらりと並びます。しかも目の前で仕上げられるだし巻きたまごや天ぷらなど、オープンキッチンだからこその出来立ての味!
朝からつい、食べ過ぎてしまいました。

お土産のショッピングも館内で!

帰りにお土産を探しに1階の売店「セレクトショップ木の花小路」に立ち寄ります。
▲香川県のみならず四国のお土産ものが揃う

ここには、讃岐うどんや銘菓のほか、「おりじなる最中」などの紅梅亭オリジナル商品、「オリジナルドレッシング」や「実山椒」など朝食や夕食で出た食品の販売もあります。
▲おりじなる最中6個入 1,296円(税込)

脇にはベーカリーもあり、讃岐名産の和三盆や醤油を使ったオリジナルラスク「丸忠らすく」が人気だそうですよ。

こんぴら温泉のお湯を心ゆくまで堪能して、美味しい食事に舌鼓。こんぴらさんの石段の疲れはすっかり吹き飛んだようです。
こんぴら参りの時にはぜひ、この宿で過ごす時間を旅のプランに加えてくださいね。
矢野智子

矢野智子

愛媛県在住。愛媛県出身ながら高校卒業後ほとんどの時間を県外で過ごした後、生活の拠点を愛媛に定めた現在、改めて気付く地元の魅力に感動しきり。 人生を豊かにするものは「食」と「読」と信じ、そこに情熱を傾ける日々。

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