自分へのご褒美に!絶品土佐グルメと温泉が楽しめるオーベルジュで、“何もしない”贅沢旅

2017.12.08 更新

高知市北部に位置する山間のまち・土佐山地区。ここには、山里ならではの美しい風景や地元食材を活かした、とびきりのごちそうに出会える「オーベルジュ土佐山」があります。オーベルジュとは、美味しい食事を堪能できる宿泊施設を設けたフランス発祥のレストランのこと。今回は、そんな素敵な場所で心と身体をリセットしてきました。

山里の自然に溶け込む非日常空間

高知市内でありながら、土地の約90%を森林が占める、喧噪とは無縁の静かなまち・土佐山地区。
▲「オーベルジュ土佐山」の北側を流れる清流・鏡川

環境省から「平成の名水百選」に選定された清流・鏡川の源流点や県指定の天然記念物である鍾乳洞・菖蒲洞があり、春には満開の梅の花、夏には夜空を彩る無数のホタル、秋には棚田に黄金色の稲が実るなど、四季折々に変化する美しい自然が溢れています。
▲鏡川沿いに佇む「オーベルジュ土佐山」は、高知市街から車で約30分

“何もしない、をする。”をコンセプトにした「オーベルジュ土佐山」では、レストランで土佐の恵みを味わったり、テレビや時計の無い静かな客室でのんびりしたり、天然温泉から土佐山の自然を眺めたり、鏡川沿いを散策したり…。時を忘れて思い思いのひとときを過ごせます。
▲暖炉を設けたロビーは、館内にいながら自然を感じられる開放的な空間

土佐漆喰で仕上げられた外観や、杉や桧(ひのき)、土佐和紙などを使った趣きのある空間が印象的な「オーベルジュ土佐山」は、建築家・細木茂氏の設計によるもの。細木氏は、高知の自然素材をふんだんに使い、伝統的な技法と現代的デザインを融合させた家づくりを目指す建築文化運動「土佐派の家」認定の建築士で、「オーベルジュ土佐山」だけでもいくつかの建築賞などを受賞しています。
チェックインを済ませると、フロントの棚にズラリと並んだ可愛い浴衣や帯から、好きな色や柄を選んで客室へ。どれにしようか、悩みに悩んで選んだ一枚に、今から心が躍ります。女性用はもちろん、男性用の浴衣も豊富に揃えてあるので、恋人同士で選び合うのも素敵ですね。
▲ホテル棟の客室は、全12部屋。1~3名まで宿泊可能

今回筆者が宿泊するのは、全室から里山の風景を望めるホテル棟。デッキへと繋がる窓を開けば、緑溢れる木々や川のせせらぎ、小鳥のさえずりなど、自然の営みを間近に感じられます。

客室内には、バング&オルフセンのオーディオとともに、ジャズやヒーリングミュージックのCDやiPodが備えられており、上質な音楽を楽しむこともできますよ。
▲ホテル棟からヴィラ(スイートルーム)へと続く吊り橋

ホテル棟の向かいには、6名まで宿泊できるヴィラもあるので、家族や友だちと大切なひとときも過ごせそう。
▲広々としたヴィラの室内。全4棟

夕食までの時間は、ホテル併設の「土佐山温泉」を堪能することに。日帰り入浴(10:30~20:30)も楽しめる温泉には、大浴場・露天風呂・サウナが完備。
▲日帰りの入浴料は大人800円、12才以下400円。※全て税込、宿泊者無料

温泉は、クレンジング効果もあるといわれているpH9.6のアルカリ性なので、お肌がスベスベになりますよ。緑溢れる山々や青く澄んだ空を眺めながら天然のお湯に浸かれば、あっという間に心と身体がポカポカに…。

四季を味わう土佐流のおもてなし料理

温泉で癒されたあとは、お待ちかねの夕食タイム!東京の有名な和食店で修行し、「オリエントホテル高知」の料理長も務めたシェフが、高知の食材に徹底的にこだわり抜いた、味わい豊かなコース料理をいただきます。
▲コース料理の内容は、日によって異なります

まずは、その時期に美味しい土佐の食材が盛り込まれた前菜やサラダと共に、特産品であるフルーツトマト・桃太郎のジュースや、高知名物・鰹の藁焼きたたきが登場。
食事のスタートにいただく酵素たっぷりのトマトジュースは、とろ~り濃厚な甘さと、土佐佐賀産の天日塩が絶妙にマッチ!
鰹の藁焼きたたきは、芳ばしい藁の香りや脂の乗った鰹の美味しさ、肉厚のプリップリ食感がたまりません!

前菜を食べ終えると、替鉢、季節野菜の天ぷら盛り合せ、お口直しの土佐山ブレンドハーブティーの順に料理が運ばれてきます。お品書きを見てみると、替鉢には「澄江さんちの蜜いも饅頭」との表記が。素材の作り手まで伺える、地元に根付いたオーベルジュならではの逸品ですね。
▲替鉢・澄江さんちの蜜いも饅頭

銀餡がたっぷりかかった蜜いも饅頭は、甘くてモチモチ~!お芋の自然な甘さを和のテイストで楽しめます。
天ぷら盛り合せには、季節ごとに美味しい里山の野菜や山菜などが登場。薄衣なので、素材自体の美味しさを味わえます。
▲天ぷら盛り合せには、土佐山で穫れた野菜や大きなエビを使用

メインは、土佐黒毛和牛を藁で焼き上げた「土佐山キュイジーヌ」です。こちらは土佐山をイメージし、野菜で棚田、ソースで梅の花やホタルを表現した、色彩豊かな逸品。
上質なお肉をひと口食べると、鼻に抜ける藁焼きの芳ばしい香り、溶けるように柔らかな舌触り、溢れ出すジューシーな肉の旨みに感動!「さすがオーベルジュ!」と、感じずにはいられない至極の一皿でした。
▲お肉の下には焼き石が。ソースをかければ、ジュワッという音とともに芳ばしい香りが立ちのぼる

メインの後は、なんと卵かけご飯!高知県産のホカホカご飯と黄身の濃い土佐ジローの卵に、土佐清水市の特産品・宗田節(そうだぶし)を使ったコク深い出汁醤油をかけていただきます。これはヤミツキ必至ですよ!
▲土佐久礼産の宗田鰹と蛤の出汁香る清汁(すましじる)や香物もセット

コースの締めは、同じく土佐ジローの卵を使ったバニラアイスです。口に運べば、濃厚な卵の甘さとバニラの香り、ベリーソースの酸味が美味しいハーモニーを奏でます。
味・盛り付け・食感・香り・音と、五感で楽しめる贅沢なコースに大満足!お腹も心も満たされました。
▲ライトアップされた夜の様子もまたステキ

お部屋に戻ったあとは、デッキで虫の声や川のせせらぎを聞きながら、満点の星空を眺めてうっとり…。“何もしない”を満喫します。

清々しい朝を迎える至福の朝食タイム

夕食も素晴らしいですが、朝食も負けてないのが「オーベルジュ土佐山」。
朝食には、自分好みに炭火で焼き上げる高知獲れの魚の干物やじゃこ天、土佐ジローの卵を使ったベーコンエッグなどが登場。朝から至福のひとときを味わえます。
▲テーブルにセットされた七輪で干物を焼くと芳ばしい香りが…

宿泊は夕食と朝食が付きますが、ホテルのダイニングでは、「土佐黒毛和牛ステーキ」や「四万十米豚ロースかつれつ」、「里山ランチ」などの昼食も楽しめます。ランチだけでの利用はもちろん、季節のランチ会席と温泉がセットになったプランもあります。

自然を愛でながら優雅なカフェタイム

「オーベルジュ土佐山」の建物内には、農産物の生産や販売を手掛けている「夢産地とさやま開発公社」が展開するカフェ「coffret(コフレ)」が併設。
▲営業は9:00~15:00(L.O.14:00)まで。15:00~は宿泊者向けのウェルカムサービス。17:00~22:30はムーディーなバーに変身

自然と一体化したような開放的な空間で、土佐山産のゆずや生姜などを使った、スイーツやモーニング、オリジナルのお菓子などを楽しめます。
▲人気の「自家製ゆずとくるみのブリオッシュで作ったリッチフレンチトースト」(1,500円・税込)

爽やかなゆずとくるみの食感がアクセントのふわふわフレンチトーストは、美味しさもボリュームも満点!
▲「土佐山男爵ポテサラ入り自家製イギリスパンのホットサンド」(1,200円・税込)

こちらのホットサンドは、自家製のふっくらパンと甘みのあるほくほくポテサラが絶妙にマッチ!キッシュがセットになっているのもうれしいですね。

大自然に囲まれた土佐山地区を散策

「オーベルジュ土佐山」に訪れたら、外せないのが周辺の散策です。
▲彼岸花に美しく彩られた秋の棚田

土佐山地区には、日本の原風景ともいえる美しい棚田や清流・鏡川、押すと揺れるのに絶対に落ちない不思議な岩・ゴトゴト石など、見どころが満載!
▲土佐山地区では、ゲンジボタル・クロマドボタル・ヒメボタルの3種類のホタルが見られます

春には山桜や蒲山菖蒲(カヤマショウブ)、夏にはホタル、秋には真っ赤な彼岸花、冬には爽やかな香りが漂うゆずなど、四季折々の自然を楽しめますよ。

癒しの旅と併せて楽しみたい土佐山地区のイベント

また、土佐山地区では、毎年12月中旬に「清流鏡川 棚田キャンドル」を開催。「オーベルジュ土佐山」周辺の棚田や川辺に、約2,000個ものキャンドルが並ぶ幻想的な風景が広がります。
▲清流鏡川棚田キャンドル。2017年は12月16・17日に開催予定

イベント期間中は、地元穫れの野菜や加工品、飲食の販売に加え、木や竹を使ったワークショップなども行われます。
また、2月下旬~3月上旬には、様々な品種の梅が咲き誇る「嫁石梅まつり」、6月上旬~中旬には、地元のボランティアガイドが案内するツアー「ほたる祭り」も開催。どれも自然と触れ合える大人気のイベントです。
▲嫁石梅まつり。2018年は2月17日~3月18日に開催予定

あるがままの自然やここでしか味わえないごちそうにすっかり癒されました。緑に囲まれたオーベルジュで“何もしない、をする。”贅沢な時間をみなさんもぜひ体感してみて下さいね。
畔元志保

畔元志保

高知県生まれ、高知県育ち、高知県が大好きな高知県民。高知県のタウン誌「ほっとこうち」の編集部勤務を経て、フリーライターになり、横長の高知県を西へ東へ駆け巡っている。高知県の大自然と、可杯・箸拳・菊の花を愛するお酒好き!

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