驚愕の旨さ!高知地鶏「土佐ジロー」を炭火焼きからスイーツまで味わいつくしてきた

2018.02.05 更新

高知のグルメ食材といえば、鰹や土佐あかうし、ゆずやフルーツトマトなどが有名ですが、他にも押さえておくべき絶品食材があるんです!それは、一度食べれば、また食べたくなると話題の地鶏「土佐ジロー」!そんな、肉も卵も味わい深い「土佐ジロー」を使った専門店のグルメからスイーツまで幅広くご紹介します。

高知が誇る地鶏「土佐ジロー」とは

土佐ジローは、高知県原産の土佐地鶏を父に、アメリカ原産のロードアイランドレッドを母として誕生した卵肉兼用の地鶏です。一代雑種のため、この2種から生まれた子どものみが土佐ジローであり、土佐ジローから生まれた子どもは土佐ジローではありません。その特徴的な名称は、父の「土佐地」と母の「ロー」を合わせたものだといわれています。
▲土佐ジローの雄

土佐ジローは、他の銘柄鶏より旨み成分であるグルタミン酸が多く、脂質が圧倒的に少ないため、味わい豊かでヘルシー!卵は小ぶりながら黄身は大きく、濃厚でコクがあります。
今回は、そんなお肉と卵を味わいつくすべく、3軒のお店にお伺いしてきました。

土佐ジローの絶品フルコースが堪能できる「はたやま憩の家」

1軒目は高知県安芸市の中心街から、くねくねした山道をひたすら奥へ奥へと進んだ先にある「はたやま憩の家」です。ここは、土佐ジローの飼育・販売はもちろん、土佐ジローを使った様々な料理が頂ける食事処や宿泊施設も完備した、土佐ジローの専門店。「土佐ジローを味わうならまずはココ!」といわれている名店で、テレビや雑誌でも数多く取り上げられています。
▲「はたやま憩の家」までは、高知市内から車で約1時間45分

今回は、むね肉のたたきや炭火焼き、すき焼きやミニ親子丼までを堪能できるランチ「土佐ジロー欲張りコース」をいただきます。一見ボリューミーですが、その美味しさを楽しんでいるうちに、女性でもいつしかペロリと平らげられるんだとか!
▲「土佐ジロー欲張りコース」(1人前5,000円・税込)

では、さっそくいただきます!
1品目は、むね肉のたたき。
まずは何も付けずに頂くと、今まで食べたことの無い美味しさに驚愕!むね肉なのにパサパサ感を微塵も感じさせない、むっちり&しっとりとした肉質、噛めば噛むほど溢れ出す旨みに、思わず顔がほころんでしまいます。ポン酢や薬味を合わせて頂けば、あれよあれよという間に、お皿はからっぽ。
▲むね肉のたたき。土佐ジローはもも肉よりもむね肉に旨み成分が多いんだとか

楽しみにしていた炭火焼きでは、もも肉、ささみ、皮、砂肝、心臓、レバー、ホルモン、さらに、とさかや白子まで、様々な部位が楽しめます。一般的な鶏は、とさかや白子が育つ前に市場に出回ることが多いですが、土佐ジローは大人になるまで成熟させているため、こういった部位も頂けるんだそうですよ。
▲土佐ジローの炭火焼

炭火焼では、焼き方がとっても重要!最初は、ひと通り女将さんが焼き上げてくれるので、美味しい焼き方を覚えてレッツ炭火焼き♪
▲基本は一切れずつ焼いて、10秒に1度ひっくり返すのがポイント

焼き上がったもも肉を頂くと、今まで「柔らかいお肉が美味しい!」と思っていた私の考えが一変。しっかりとした弾力がありながらも、さっくりと噛み切れる、きめ細やかな肉質に感動!
味付けは少量の塩のみなのに、それだけでも十分なほどの旨みがあり、いつまででも噛みしめていたいほどです。

とさかはコリコリッとした歯ごたえ、白子はクリーミーな旨みがトロ~ンととろけ出します。
中でも、衝撃を受けたのはレバー。というのも実は私、レバーが苦手…。しかし、ここのレバーは全く臭みがなく、しっとり滑らかな食感で、むしろ好物になったほど!どれも鶏の概念を覆す絶品でした。

そんな衝撃を受けつつ、次は土佐ジローのすき焼きをパクリ。
▲土佐ジローのすき焼きは、水炊きにも変更可能

土佐ジローのガラからとった出汁を割下に使ったすき焼きは、コクのある深い味わいが何とも美味!鶏の旨み溢れるお肉を土佐ジローの卵で頂きました。
▲土佐ジローの卵の黄身は濃厚で、白身にもしっかりとコクがあります

締めは、土佐ジローのお肉、卵、ガラスープで作った割下が、見事なハーモニーを生み出すミニ親子丼です。ジューシーな肉の旨み、卵や割下の濃厚なコクや甘みがしっかり染み渡った、まろやかで優しい味わいの逸品でした。
▲土佐ジローのミニ親子丼

最後まで食べられるか不安でしたが、気づけば完食!「土佐ジローを味わったら、他の鶏が食べられなくなった」という人がいるのも納得の美味しさでした。

コース料理は、3日前までに要予約です。ランチには他にも、「昔ながらのオムライス」や「卵かけごはん」、「スタミナ丼」などがありますよ。
▲土佐ジローの卵とお肉をたっぷり使った「昔ながらのオムライス」(1,200円・税込)
▲グルメ番組で、著名人も絶賛したという「卵かけごはん」(500円・税込)

「お肉本来の旨みを最大限に引き出すため、鶏の健康を第一に考え、じっくりと育てています」と話してくれたのは、女将の小松圭子さん。
一般的な鶏は60日程度の間に太らせて出荷するそうですが、土佐ジローはその2.5倍の150日間をかけて自然のままに成長させているため、成熟した旨みが楽しめるんだとか。鶏がストレス無くのびのびと過ごせるよう、鶏舎や飼料にもこだわっているそうです。
▲笑顔が素敵な女将の小松圭子さん

お店までの道のりは遠くとも、わざわざ食べに行きたくなるごちそうに出合えました。
宿泊の際は夕食でランチと同じコース料理が味わえるうえ、朝食に土佐ジローの卵かけごはんも堪能できますよ。
大自然に囲まれた山里は、星空がとってもきれいに見えるそうなので、次はゆっくり宿泊したいものです。

土佐ジローの旨み溢れる極上ラーメンが人気の「まる家」

2軒目は、高知市春野町に店を構える「まる家」です。2000年の創業より土佐ジローを使ったラーメンを一筋に極めてきた人気店というだけあって、お昼時ともなれば、その味わいを求めて訪れるお客さんでいっぱいになります。
▲JR高知駅から「まる家」までは、車で約20分

“毎日食べても食べ飽きないラーメン”をコンセプトに作られた「ジローそば」は、シンプルながら土佐ジローの旨みや香りをしっかりと堪能できる、お店の看板メニュー。
▲老若男女に長年愛され続けている「ジローそば」(680円・税込)

まずはスープをひと口。高知県産の厳選醤油の香り溢れる透き通ったスープは、鶏のコクをしっかり感じながらも魚介系の旨みも心地よく調和し、すっきりまろやか。最後の1滴まで飲み干したくなる深い味わい…。「まる家」の秘伝レシピで作られた、添加物不使用のストレート細麺と絶妙にマッチします!
▲醤油ダレにしっかり漬け込んだ自家製チャーシューも美味!

創業より継ぎ足し続けているという「まる家」のスープがこちら。
土佐ジローの旨みをしっかり抽出できるよう、丸鶏やガラを1度オーブンで焼き上げてから、さば節や鰹節、香味野菜と合わせ、弱火でコトコト煮込んでいるため、透き通った黄金色の芳ばしいスープに仕上がるのだそう。
また、ラー油や背脂などは使用せず、丸鶏やガラを焼き上げた際に出る鶏油(チーゆ)を使っているため、香りも良いのだとか。
醤油や味噌ベースのほか、天然塩を使った塩ベースのラーメンやつけ麺などのメニューも豊富です。

メニューを見ていると、気になるラーメンを発見!
こちらは、土佐ジローの出汁に、麦味噌と赤みそをブレンドしたスープを加え、ペースト状の野菜や香辛料を合わせた「ばくだんらーめん」です。
▲「ばくだんらーめん」(780円・税込)

真っ赤な見た目のとおり、スパイシーではありますが、土佐ジローの旨みや野菜の甘みも感じられるヤミツキ必至の美味しさでした。
みなさんもぜひ、土佐ジローの旨みが溶け込んだ、極上のラーメンを味わってみて下さいね。

土佐ジローの卵を使った美味スイーツが味わえる「高知アイス売店」

食後の締めは、やっぱりスイーツ!ということで、最後に土佐ジローの卵を使った絶品スイーツをご紹介します。

こちらは、奇跡の清流と謳われる仁淀川(によどがわ)を眼下に望む、絶景リバービューカフェ「高知アイス売店」。高知県では知らない人はいない、アイスクリームの製造・販売会社「高知アイス」の直営店ということもあり、スイーツの美味しさは折り紙付きです!
▲JR高知駅から「高知アイス売店」までは、車で約50分

まずは、大人気の「土佐ジローのタマゴを使った濃厚なソフトクリーム」をパクリ…。ミルク感の強すぎない昔ながらの味わいで、土佐ジローの卵の濃厚なコクと甘さが際立っています。さすがはアイスクリームのプロ♪
▲「土佐ジローのタマゴを使った濃厚なソフトクリーム」(350円・税込)

人気メニューの「フレンチソフト」は、オーダーが入ってから焼き上げたフレンチトーストに、土佐ジローの卵を使った濃厚なソフトクリームや、地元穫れのイチゴとブルーベリーの自家製ソースを絡めて頂きます。ソフトクリームの滑らか食感がアクセントになるようフレンチトーストは、外はサクッ、中はふんわりに仕上げられています。
▲「フレンチソフト」(750円・税込)

青く澄んだ仁淀川をイメージしたという「仁淀ブルーロールセット」は、たっぷりの生クリームを、土佐ジローの卵を使ったしっとりふわふわ生地で、優しく包み込んだ贅沢な逸品。黒潮町産の天日塩を使用した、ほんのりブルーの生クリームは濃厚で、程よい塩気が後を引く美味しさです。
▲「仁淀ブルーロールセット」(600円・税込)ドリンク付き

店内の全席から、美しい仁淀川と大自然を望めるカフェで、美味しいスイーツを頂きながら、贅沢なカフェタイムを満喫♪お腹も心も満たされました。
▲カウンター席からの景色。店内にはテーブル席もあり

土佐ジローの卵を使ったメニューはほかにも、ソフトクリームをコーヒーに載せて頂く「カフェジロー」やパンケーキ、あんことソフトクリームをもなかで楽しむ和テイストなスイーツなどがあります。
その他、パフェやわらび餅など、乙女心をくすぐるメニューも豊富。店内には、アイスクリームやドリンクなどの販売コーナーもあるので、お土産もゲットできちゃいます。
どの料理やスイーツも土佐ジローでしか出せない旨みやコクを感じられる絶品でした。みなさんも、高知が誇る地鶏・土佐ジローの美味しさをぜひ味わってみてくださいね♪
畔元志保

畔元志保

高知県生まれ、高知県育ち、高知県が大好きな高知県民。高知県のタウン誌「ほっとこうち」の編集部勤務を経て、フリーライターになり、横長の高知県を西へ東へ駆け巡っている。高知県の大自然と、可杯・箸拳・菊の花を愛するお酒好き!

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