【必見】石垣島観光の王道!絶景・川平湾を楽しむ3つのポイント
国内屈指の観光地である石垣島の「川平湾(かびらわん)」。『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』では、沖縄県内唯一の三つ星と評価され、国内はもとより海外からも多くの観光客が訪れます。今回は誰もが知る人気観光地・川平湾を楽しむための3つのポイントをご紹介します。※本記事の情報は取材時点のものです。最新情報は直接施設にお問い合わせください。

期待を胸に川平湾へ出発!
なお、路線バスは本数が少ないものの、所要時間40~50分でアクセスできるので免許証の無い方も安心です。

レンタカーを利用して川平湾を訪れる場合は、「川平公園」の有料駐車場を利用します。多くのガイドブックやウェブサイトで「無料駐車場あり」などと表記されていますが、公衆トイレ新設のために現在は取り壊されています。
後述する「まりんはうす ぐるくん」でグラスボート遊覧を体験する場合は、無料駐車場が完備されているのでお得ですよ!
川平湾を楽しむためのポイント1【写真撮影】

最初に紹介するフォトスポットは「川平公園展望台」です。この記事のトップで掲載している写真をはじめ、ほとんどのガイドブックや観光情報にもほぼ同じアングルで撮影された写真が掲載されています。これらは全て川平公園展望台から撮影されたものなんです。

川平公園内はコンパクトなので迷うことはありません。遊歩道も整備されていて歩きやすいのですが、階段が多いので注意が必要です。


川平公園展望台からの眺めが上の写真です。川平湾の全景が見渡せ、海の色も綺麗に映ります。『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』の三つ星の定義は「わざわざ訪れる価値がある観光地」だそうですが、たしかにこの風景を見れば納得ですね!





川平湾を楽しむためのポイント2【川平公園茶屋】




店内は落ち着いた和の雰囲気。この地で40年以上にわたって営業してきた同店は、川平湾と共に歩んできたといっても過言ではありません。

一番人気のメニューは、石垣島や竹富島、与那国島などの八重山地方で食される名物の「八重山そば」です。
断面の丸いストレート麺に、細切りの豚肉や八重山かまぼこが乗った八重山そば伝統のスタイル。八重山かまぼこには、石垣近海の白身魚を使用しており、ふっくらとした食感が特徴です。

鶏ガラ、豚骨、カツオ、昆布で取られた出汁は、あっさりとしていながらも旨味たっぷり。それもそのはず。翌日使用する出汁を前日からまるまる24時間近く煮出す、手間暇のかかった一品。ボリューム満点ながら、いくらでも食べられそうな美味しさです。


ある程度食べ進めたら、今度はテーブルの上に用意されたピパーチ(ヒハツモドキ)をひとふり。ピパーチはコショウ科の植物。ピパーツと表記されることもあり、さまざまな料理のアクセントとして沖縄県内では一般的に使用されています。

なんと、テーブルに用意されたピパーチは全て自家製。庭に生えたピパーチを収穫し、乾燥後に煎って、コーヒーミルで粉末にするのだとか。
シナモンのような甘い香りと、ピリッとした爽やかな辛味はどんな料理にもぴったりですよ。

今回は沖縄料理の定番、ゴーヤちゃんぷるーも注文。ゴーヤ、たまご、もやし、島豆腐、にんじんといった具材は石垣島産のものが使用されています。ご飯に漬物、ミニ八重山そばもセットになったボリューム満点のメニューながら、小柄な女性でもペロリと平らげるのだとか。


島の人々が丁寧に作り、育てた食材をいただけるのは何よりの贅沢。お店の雰囲気と温かなもてなしにも感動必至。川平湾を訪れたら絶対に外せない名店です。
川平公園茶屋
沖縄県石垣市川平934-37
[営業時間]10:30~16:00 ※食材や観光客の状況に応じて営業時間を延長する場合もあり
[定休日]不定休
0980-88-2210
川平湾を楽しむためのポイント3【グラスボート遊覧】


3カ所ある受付のうち、いずれの場所で受付してもOK。スタッフの着用しているオレンジ色のポロシャツやジャケットが目印です。

グラスボート遊覧は空きがあれば当日でも乗船可能。夏季休暇やゴールデンウィーク期間は混み合うので事前予約がベターです。インターネットからの事前予約は20%割引が適用されるので、スケジュールが決まればホームページをチェックしてみてください。


ボートは何艘か用意されており、いずれもビーチからステップで乗船できるので濡れることはありません。湾内の航行なので揺れがほとんどないため、船酔いの心配がある方も安心して乗船できます。



ボートが上を通るとすぐに隠れてしまうのですが、映画「ファインディング・ニモ」で一躍有名になったカクレクマノミも見えました。
また、写真の左上部分には、岩の上にクネクネした隙間がいくつか見えます。これらは全てシャコ貝。島内の居酒屋などでは刺身で味わえるので機会があればぜひ!
ほんの少しですが、非常に珍しいサンゴが見えるので映像でご紹介します。
正式名称はコモンシコロサンゴというそうですが、その見た目から通称「ジャガイモサンゴ」で親しまれているそうです。沖縄の大自然にはまだまだ知られていない不思議な生物がいっぱいいるのでしょうね。

余談ながら、水中を楽しむグラスボート遊覧ですが、ふと視線をあげると海上からの川平湾の様子も楽しめます。思い出したように時折見てみてくださいね。
まりんはうす ぐるくん 川平公園営業所
沖縄県石垣市川平911
[営業時間]9:00~17:00
[定休日]なし
[グラスボート料金]大人(中学生以上)1,200円、子ども(小学生)600円。未就学児童は1人まで無料、2人目から子ども料金 ※いずれも税込
[グラスボート運航時間]営業時間内で約15分間隔 ※天候などにより変更や欠航の場合あり
0980-88-2898
川平湾を楽しむためのポイント【番外編】

美しい海の景色ばかりに目を奪われがちですが、驚くような出合いが陸上でも待っているかも知れませんよ。

また、川平湾は時間によって見える景色が全く異なります。早朝に訪れると上の写真のような雄大な風景に出合えます。

美しい湾に、何艘ものグラスボートが係留されている様子が有名な川平湾ですが、上の写真は台風到来のために全てのボートが移動された際のもの。ボートのない川平湾の写真は、まずお目にかかることのない貴重な一枚です。
夏から秋にかけての沖縄旅行は、常に台風の心配がありますが、運が良ければこんな姿の川平湾を見ることができるかも知れません。

最後にもう一枚。説明するまでもありませんが、雨上がりの虹が川平湾を綺麗に彩っています。取材当日も朝9時30分に訪れた時点で結構な雨が降っていましたが、昼14時まで粘って晴れ写真をゲットしました。島の天気は一日のうちで目まぐるしく変化します。訪れた際に雨が降っていたとしたら、逆にそれはチャンスかも!?

また、川平公園の有料駐車場付近には、土産物店や琉装(琉球の衣装)を着用して写真撮影ができるスポット、テイクアウトで楽しめる八重山かまぼこやソフトクリーム類を販売する店舗などが軒を連ねます。ゆったりと見て回るのも良いですよ。

石垣島を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。

芦田敏幸
WORD WORKS OKINAWA ディレクター。記事執筆から書籍・ウェブ全体のプランニング、オーガナイズまで幅広く対応。沖縄在住のインタビュアーとして著名人のインタビュー・執筆などにも精通。映像制作やイベントプロデュース、WEBショップなど複数のビジネスも手掛ける。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。
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