石垣島からわずか10分で行ける!「竹富島」を楽しみ尽くす定番コース
石垣島からフェリーでわずか10分の「竹富島」は、サンゴの白砂が敷き詰められた道に沖縄らしい赤瓦の街並みが広がる離島です。日常では味わえないのどかな時間の中で水牛車や絶景ビーチ、島食材を使った人気のカフェなど、竹富島の魅力をたっぷりと満喫できる定番コースをご案内します!※本記事の情報は取材時点のものです。最新情報は直接施設にお問い合わせください。

竹富島へは「石垣港離島ターミナル」からフェリーで出発

南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港から車で約25分、竹富島への旅は石垣市の中心部にある「石垣港離島ターミナル」から始まります。
竹富島や黒島、西表島など、7つの島々へのアクセスが可能。どれも本数が多くチケット代も手頃なため、その日の気分で行き先を決めるのも良いかもしれませんね。(ただし繁忙期の夏は別!席の争奪戦になりますので早めの予約が必須です)

カウンターでフェリーの乗船券を購入したら、時間が来るまでターミナル内を散策します。離島には飲食店や小売店があまりないので、日焼け止めやお茶など事前に必要なものはここで調達しておくと安心です。



石垣島から竹富島までの運賃は大人(12歳以上)片道610円、往復1,160円。全社共通のチケットなので船会社に関係なくどれでも乗船できます。
この日乗った安栄(あんえい)観光の「うみかじ2」は、揺れが少ないカタマラン船という特徴に加えて、趣向を凝らした内装にも注目。ソファにゆったりと座って優雅な船旅を楽しみました。

石垣島の海上約6kmにある竹富島まではわずか10分。外の景色を楽しんでいたらあっという間に到着しました。この距離なら船が苦手な方でも大丈夫そうですね。島には「星のや竹富島」をはじめ数軒の宿泊施設が点在していますが、今回は朝から夕方まで滞在するスケジュールで手軽に楽しみたいと思います。

心地良く揺られながら島をめぐる水牛車観光




水牛車観光の始発は9:00頃。乗車人数にもよりますが大体30分間隔で運行し、最終便は16:00頃。繁忙期は多少待つこともありますが、事前予約なしで誰でも参加できます。料金は大人1,500円、子ども800円(3歳以上~小学生まで)、幼児は大人1名につき1名無料です。

受付で料金を支払い、全員乗り込んだらいよいよ出発です。
スタート地点から戻ってくるまでの所要時間は30分程度。日によっては水牛の気分や体調次第でもう少しかかることもあります。途中でふと足を止めたり、トイレ休憩があったりと生き物ならではのサプライズもお楽しみくださいね。

島の歴史や暮らしぶり、水牛の特徴などガイドさんのお話に耳を傾けながら、水牛車はゆっくりゆっくりと進んでいきます。雰囲気だけでなく乗り心地も抜群。優しい揺れに身を任せていると、気付けばついまどろんでしまいそうになります。




水牛車体験では景色を眺めるだけでなく、ぜひ写真も撮ってみてください。冬の1月・2月でも平均気温が18度ある竹富島では、一年を通して南国ならではの花々が色鮮やかに咲いています。
石垣の垣根には島コショウと呼ばれるピパーツやマダガスカル原産のキンチョウなどが自生しており、特にブーゲンビリアが通り沿いにあふれる「フラワーロード」ではシャッターチャンスです。






竹富観光センター
沖縄県八重山郡竹富町竹富441
[営業時間]9:00~17:15
[定休日]なし ※台風時、船舶欠航時、種子取祭期間中(毎年10~11月頃の2日間ほど)は休業
[水牛車料金]大人1,500円、小人(3歳~小学生)800円、幼児は大人1名につき1名無料
0980-85-2998
島の売店「たきどぅん」でひと休み



店内には手作りのお菓子や生姜を練り込んだ生姜黒糖などのオリジナル商品が並びます。


ほど良い甘さで水分補給にもピッタリ。夏の暑い日には最高のおやつでしょうね。ちなみにゴーヤーのアイスには本物のスライスが1枚隠されているんですよ。果たして苦いのか?甘いのか?どんな味かは食べてからのお楽しみ!
赤瓦の集落を見渡す「なごみの塔」と「あかやま展望台」

次に向かったのは、集落の中心にそびえる「なごみの塔」です。1953(昭和28)年に建築された塔は放送施設として使用されていましたが、役目を終えた今では島のシンボルとして町を見守っています。

「それでも一度は体験してみたかったのに…」と残念がる方もご心配なく。「なごみの塔」に上ることはできませんが、そのすぐ近くに新しいビュースポットができていたのでご紹介します。




「ハーヤナゴミカフェ」でパワーベジタブル“長命草”を使ったランチを



オリジナルのタコライスはボリュームたっぷりの具材の上に、細かく刻まれた「サクナ」がポイント。別名・長命草と呼ばれるサクナはポリフェノールやビタミン・ミネラルを豊富に含み、「1株食べると1日長生きする」と言われるパワーベジタブルです。



写真上の「てーどぅんスウィーツ」(700円)は、ハイビスカスティーなどの選べるドリンクとともに、揚げドーナツのような「さたくんこう」(沖縄本島ではサーターアンダギーと呼ぶ)と島の伝統菓子「さみ餅」(餅を月桃の葉で巻き、蒸したもの)が付いてお得。

「島のものを食べて欲しいので、野菜も果物もなるべく竹富島産にこだわっています。カフェでひと息つきながら、時間を忘れてのんびり過ごしてほしい」と話すオーナーの多宇利恵(たうとしえ)さん。お店の方の柔らかな接客はもちろん、ふらっと入りやすいお店なので女性の一人旅にもおすすめですよ。
HaaYa nagomi-café
沖縄県八重山郡竹富町竹富379 2階
[営業時間]10:00~17:00、19:00~22:00
[定休日]不定休
0980-85-2253
レンタサイクルを借りて島の絶景スポット巡り

さて、続いてはもう少し足を延ばして絶景スポット巡りへと出かけてみませんか?竹富島には島を代表するビーチが2カ所あります。今回はそのひとつの「コンドイビーチ」を目指します。

コンドイビーチまでは集落から自転車で10分ほど。平地なので徒歩でも30分程度で着きますが、日差しを遮る場所がないため夏場は地味にきついです。たとえ健脚でもレンタサイクルをおすすめします。

島の西側に位置するコンドイビーチは、真っ白な砂浜にペパーミントグリーンの海がどこまでも続いています。まるでガラス細工のような海の色。遠浅で潮の流れも穏やかなため、小さなお子さん連れでも安心して海遊びが楽しめます。



賑やかな繁忙期のビーチも素敵ですが、人がまばらなオフシーズンは気兼ねなく過ごせるのが嬉しい。写真を撮ったり、読書をしたりと自由に楽しみましょう。ここを根城にする島猫たちにならい、ごろんと寝転んで寛ぐご夫婦の姿も見かけました。


海に突き出た桟橋を進んでいくと海上を歩いているような感覚に。太陽の角度や潮の満ち引きによってまた違った表情を見せてくれるので、時間帯を変えて訪れてみるのも良さそうです。

さらに西桟橋の魅力はもうひとつ。文字通り西に向かって伸びる西桟橋は夕日がきれいに見えるスポットとして人気があります。真っ赤な太陽に染まる静かで幻想的な海。最終のフェリーの時間でも間に合いませんので、この景色に出合えるのは宿泊者だけの特権です。

※記事内のメニュー名・価格は全て取材時のものです。

阿久津彩子
WORD WORKS OKINAWA 運営&ライター。本島南部、中部と住む場所を変えながら、各地で出会ったヒト、モノ、コトを発信。がちまやぁ(沖縄で食いしん坊の意味)ぶりを発揮し、最近ではグルメ取材が多め。春のトマトと夏のマンゴー、島野菜全般に目がない。次は北部へ引っ越してシークヮーサー狩りを満喫したい。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。
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