世界でもレアな天然モール温泉!「ガーデンスパ十勝川温泉」で癒しのステイ

2018.01.21 更新

世界でも珍しいモール温泉が特徴の北海道・十勝川温泉。そこに2016年冬にオープンしたのが「ガーデンスパ十勝川温泉」です。水着を着てカップルや家族で入浴できるスパ形式で、地元の食材を使ったグルメなども楽しめると人気です。そんな十勝の魅力を存分に楽しめる癒しのスポットを紹介します!

▲各地に温泉が湧く北海道のなかでも、珍しいモール温泉で有名な十勝川温泉

世界でも希少なモール温泉。「美人の湯」とも呼ばれる十勝川温泉とは?

道東の音更町(おとふけちょう)にある十勝川温泉は、太古の植物が炭化した地層を通って湧きでるモール温泉。植物性の有機物を多く含んだ茶褐色の湯で、一般的な火山性の温泉に比べて世界でも確認されている所が少ない泉質の温泉です(「モール」とはドイツ語で完全に炭化しきっていない石炭(亜炭)などをさす言葉)。

保湿成分が多く含まれ、湯船に浸かった後には肌がスベスベになることから、「美人の湯」としても知られています。
▲やさしい肌触りがモール温泉の特徴。運動障害、腰痛、神経痛、リウマチ、皮膚病などに効能があるという

先住民族アイヌの人々の間では、「薬の湯」としての伝承があり、十勝川温泉は大正から昭和初期にかけて温泉街として発展しました。最近では北海道内外はもちろん、海外からも多くの人が訪れます。
▲広大な平野を流れる十勝川。その名の通り「十勝川温泉」はその川沿いにあります(写真提供:音更町十勝川温泉観光協会)

そんな人気の観光スポットに2016年オープンしたのが「ガーデンスパ十勝川温泉」。水着を着て混浴を楽しめるスパや、地元の農産物から雑貨まで名産品をそろえたマルシェ、十勝の食材を味わうことのできるレストランなどを備えた新感覚の日帰りスパリゾート施設です。
▲JR帯広駅から車で約20分、とかち帯広空港からも約35分とアクセス良好。営業時間内なら誰でも自由に入館できます

今回は丸毛(まるも)祐貴さんと妻の早紀さんにこの施設の魅力を存分に体験してもらいました!
▲結婚1年目の丸毛夫妻。早紀さんは十勝の魅力を伝える「とかち青空レディ」としても活躍していました

のんびりとモールの湯に癒されて

まずは温泉へ入浴するため「SPA KOHAKU(こはく)」へ。男女共用の浴場で、湯浴み着を着て入浴します。入場料は13歳以上1,500円、4~12歳600円、3歳以下無料(全て税込)。バスタオル、湯浴み着は無料でレンタルすることができます(2枚目以降は各200円、3歳以下は1枚目から各200円 ※全て税込)。

なお、男女ともに水着を持参して入浴することもできます。子供用サイズの湯浴み着は身長100cmのみなので、水着を持参した方が良いかもしれません。
▲レンタルできる湯浴み着。ゆったりとした着心地で、リラックスして入浴できます

広々とした屋内の浴場は、一面の大きな窓から光が入りとても明るい印象。開放感もあり、心ゆくまでモールの湯を楽しむことができます。
▲浴場にはジャグジーと高温の浴槽が。手前の暖炉のゆらめく炎が、癒される空間を演出します(写真提供:ガーデンスパ十勝川温泉)

屋外のテラスには同じくモールの湯を楽しめる露天風呂や温水プールがあります。十勝の広い青空の下で入る温泉は格別!プールもお子さんが一緒なら楽しめること間違いなしです。
▲手前の大きな湯船がプール。約30℃とぬるめの水温で自由に遊ぶことができますが、寒気の影響で湯の温度が上がらない日は利用できません(写真提供:ガーデンスパ十勝川温泉)
▲この日の外の気温は氷点下!ホカホカの温泉のおかげで十勝の澄んだ空気が心地よく感じます
▲プールのみ浮き輪やビーチボール(レンタル税込500円~)を持ち込むことができます(写真提供:ガーデンスパ十勝川温泉)

女性にはミストサウナ「モールミスト」で行うクレイパック(1個20g・税込500円)もおすすめ!十勝川モール温泉水を配合したパックで、毛穴の汚れを落とし、潤いをアップさせる効果が期待できるそう。※専門スタッフの施術はありません
▲モール温泉がミスト状に降り注ぐ低温サウナ「モールミスト」(写真提供:ガーデンスパ十勝川温泉)
▲モール温泉の成分を含んだパックとミストサウナの効果で肌がしっとりモチモチに

「SPA KOHAKU」では予約制のサービスも充実。木曜の日中にスパ室内で行うホットヨガのレッスン(11:00~/13:00~の2回、1名1レッスン税込3,500円)や、金曜の夜にスパを貸し切り、ドリンクやフードを楽しみながら静かにゆっくり過ごすナイトスパ(19:00~21:00、2名税込7,000円、1日5組限定)なども行っています。
▲体がよくほぐれ、発汗が一番適切に行われる約33度の室内で行われるホットヨガ。モール温泉の水蒸気をたっぷり浴びて、お肌の潤いもアップするそう(写真提供:ガーデンスパ十勝川温泉)

浴場に洗い場はありませんが、男女の更衣室にシャワーブースが備えられているので体を洗ってサッパリすることもできます。男女共に親しい人と温泉に入浴して盛り上がり、モールの湯と共に楽しむ新感覚のレジャーがここにはあります。
▲「美人の湯と言われるだけあって、肌の保湿効果はバツグンでスベスベになりました!モール温泉は温泉特有の硫黄臭さがないのもいいですね」と早紀さん

十勝のモノづくりを集めた「ひなたのマルシェ」と「体験工房」

ゆっくりと温泉に浸かった後は、買い物や体験工房を楽しみましょう。館内の売店「ひなたのマルシェ」では十勝ならではの食品や、モール温泉の化粧品などを販売しています。旅の記念やお土産におすすめの商品も豊富に揃っています。
▲十勝の魅力が詰まった商品がズラリ!地元の農家が育てた旬の野菜なども並びます

女性におすすめしたいのが「美人の湯」であるモール温泉の成分が入ったパックやクリームなどの化粧品。いずれも温泉に浸かった時のように、肌に潤いを与えます。
▲美人の湯の効果を家庭でも。左から時計回りに「十勝川モール温泉マスク」(3枚入り・税込1,296円)、「クレイパック」(120g・税込1,620円)、「ミストスプレー」(100ml・税込1,296円)、「ハンドクリーム」(50g・税込1,080円)

水の代わりにモール温泉を与えて、屋外でのびのびと育てることで、脂が甘くなった名物「モール豚」の食品はお土産にぴったりです。
▲手前から時計回りに、旨味が程よく溶け出した深い味わい「モール豚カレー」(税込648円)、十勝帯広名物・豚丼用の「豚丼のたれ」(300ml・税込648円)、モール豚を大和煮にした「おつまみモール豚」(内容総量170g ・税込540円)はご飯にもよく合います

湯上りの一杯にもおすすめしたいのが、ミネラル分が豊富なモール温泉水で仕込んだ「モール温泉ビール」(330ml・税込756円)。クセがなくてすっきりとした味わいが特徴の地ビールです。
▲十勝川に飛来する白鳥をイメージしたラベル

マルシェに隣接する「体験工房」では、十勝の食材を使ったダイナミックな加工体験もできます(要予約)。

マルシェのウインドーに吊るされている姿も目に付く「塩漬け体験付き!モール豚の熟成生ハム」(所要時間約60分、体験人数1~4人、1本・税込39,000円)は、モール豚の骨付きもも肉を丸々1本自分で塩漬けして生ハムを作る体験。約1年半は預けて熟成させる必要がありますが、完成後に発送(送料別)してもらえます。
▲熟成中の生ハム。自分で塩漬けした丸々1本があなたのお宅に!ほかではなかなかできない体験です

他にも「カッテージチーズ作り」「バター作り」「寄せ豆腐作り」「アイスクリーム作り」(各税込1,620円/1名)、「モッツアレラチーズ作り」(税込2,160円/1名)、チーズ1ホールをモール温泉で磨く「モールウォッシュラクレットチーズ」(1ホール・税込22,680円)などもあります。いずれも事前予約をおすすめします。
▲家族でアイスクリーム作り。自分達で楽しく作れば、美味しさは倍増!(写真提供:ガーデンスパ十勝川温泉)

十勝のこだわり食材を楽しむ4つのレストラン

広大な平野である十勝は、農作物や乳製品の大産地!あらゆる食品が「十勝ブランド」として高い評価を受けています。そんな十勝の大地の恵みを味わえる4つのレストランが館内にはあります。
正面玄関すぐにあるパン屋さん「よりみちベーカリー」には、素材にこだわったパンが並びます。なかでもおすすめは看板メニューの「揚げたてカレーパン」(手前から時計回りに「十勝和牛」「十勝の野菜」「モール豚」のカレーパン ※各税込270円)。3種類がセットになったお得な「食べくらべセット」(税込740円)もあります。
ピザやパスタのメニューが豊富な「ターブル・ベジ」では、ピザ「マルゲリータ」(税込750円)が一番人気。モチモチした食感の生地、濃厚なチーズやトマトソースなどそれぞれが互いの味を引き立て食べごたえのあるピザです。お持ち帰りも可能。

他にも、モール豚を使った豊富なメニューやスイーツまで提供するカフェ&バー「木かげのカフェ」、豚丼やそば・うどんなどを提供する「とん風」もあります。
▲モール温泉でウォッシュすることで、より旨味が増してマイルドになったチーズを使った「木かげのカフェ」の「十勝のラクレットチーズ」。具材は写真の「十勝のお芋」(税込800円)のほか、「バケット」(税込800円)、「十勝のお野菜」(税込1,100円)の3種類(写真提供:ガーデンスパ十勝川温泉)
▲モール豚の脂の甘みとしっとり柔らかな肉質を味わえる「とん風」の「豚丼」(ロース、バラ、ミックス各800円) 。写真はロース(写真提供:ガーデンスパ十勝川温泉)
▲各店舗の好きなメニューを持ち寄って、テーブル席で食べることができます。温泉にグルメ、十勝の恵みで心もお腹も満たされました

まだまだ楽しむモール温泉「そらのあし湯」とパワースポット「いで湯の磐座」

十勝は年間を通して晴天の日が多く、特に冬のさわやかに晴れた日は「十勝晴れ」と呼ばれることも。そんな日に楽しんでもらいたいのが、無料で利用できる屋外デッキの「そらのあし湯」。青空を眺めながら浸かるモール温泉の足湯には、入浴とは違った醍醐味があります。タオルも無料(数量限定)でレンタルでき、気軽に利用できるのがありがたいですね。
▲利用時間は9:00~21:00。テーブルもあり、レストランで飲み物を購入して仲間同士で話に花を咲かせる人も

敷地内にはパワースポットも。施設の奥に「いで湯の磐座(いわくら)」という巨石が奉られています。日高石(ひだかいし)という珍しい石で、施設を建てるときに清祓(きよはら)いを行って十勝川温泉の守り神としたそう。身体健固、家内安全、商売繁盛、五穀豊穣、縁結び、安産・子宝のご利益があるといわれています。
▲新婚の2人も熱心に参拝。ぜひ立ち寄ってほしいパワースポットです

「おしゃれな雰囲気で、2人とも楽しい時間をすごせました」と笑顔の丸毛夫妻。十勝川温泉の各宿でも日帰り入浴はできるのですが、水着を着て男女一緒に入浴できるスパリゾートはここだけ!家族やカップルで立ち寄って、足湯やレストランだけでも十分楽しめる施設でした。

十勝の名物であるモール温泉とグルメの数々、道東を旅する際はぜひ訪れてみてください!
長尾悦郎

長尾悦郎

北海道十勝地方でカメラマン、ライター、新聞記者として活動中。撮影ジャンルは広告、風景、人物など幅広く。地元観光協会勤務やご当地キャラマネージャーなどの経験を生かし、地元をもっと盛り上げていきたいと思っています。(編集/株式会社くらしさ)

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