九十九里浜で潮風を感じながらハマグリと乗馬を楽しむ

2015.11.01

千葉県の九十九里浜には、海沿いの町だからこそ楽しめるグルメやアクティビティがあります。今回は、九十九里浜産のハマグリに舌鼓。さらに、海岸で乗馬を体験してきました!

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海を見ながらのんびり過ごせる食事処

大粒のハマグリを九十九里浜で食べられると聞き、降り立ったのは東金(とうがね)駅。千葉駅から成東(なるとう)駅へと伸びる東金線の駅です。そこからバスに揺られること30分。平川薬局前バス停留所から10分ほど歩けば、海辺にある「浜茶屋網元」に着きます。
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▲「浜茶屋網元」の外観。建物の前には駐車場もある
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▲広々とした店内。290名を収容可能
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▲窓際からは九十九里の海が一望できる!
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▲テラス席は、ペット同伴可能。テラス席のほかにも、ペットと一緒に入店できるお座敷席もある。犬猫好きの社長・溝田判治(ばんじ)さんと奥さんの「ペットも家族だから一緒に楽しんでほしい」という気持ちからだ。

「お食事処ではありますが、ゆっくりしながらお食事を楽しんでいただきたいので、“ご休憩処”として利用いただいていますよ」と、事務局長の西田芳香(よしか)さん。
食事をした後にお座敷でそのまま昼寝をする人もいるのだとか。

大粒のハマグリに感動

ここで食べられるのは、九十九里浜名産のハマグリやイワシなどの、新鮮な魚介類。

数あるメニューの中でも特におすすめなのが、焼きハマグリです。
ハマグリは各テーブルに運ばれ、自分で焼きます。

運ばれてきたハマグリは、約8cm。見たことのないサイズにびっくりしつつ、トングで網の上に並べます。
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▲ハマグリは、九十九里浜産のものを仕入れている。通年楽しめ、店では1か月で1トンを消費するのだとか
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▲「地はまぐり 大」(一皿3,460円)。ハマグリのサイズは「中」(3,460円)、「小」(2,723円)もあり、いずれの皿も750グラムの重さになるようにお皿に盛られている
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▲トングを使って、自らコンロに乗せる。食べるのが楽しみでウキウキする
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▲少ししたら、貝の口が開いてくる

口がぱっくり開いたら、網から転がり落ちないようにしながらひっくり返します。

気をつけておきたいのが、焼き加減。火を通しすぎると身が固くなり、ハマグリの旨みを味わうことができません。
貝の汁がフツフツと煮立ってきたら、食べごろです。
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▲特製のたれをかけて食べる

旨みの詰まった汁がこぼれてしまわないように口まで運びます。
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▲貝の旨みに、お酒が飲みたくなる。身の大きさ、歯ごたえともに抜群で、3粒ほどで大満足!

「浜茶屋網元」では、お膳メニューもあります。いろいろな海の幸を味わえるとあって、こちらも大人気です。
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▲小鉢にホタテとホンビノスガイ(通称:白はま)の盛り合わせ、小鍋(夏は豚シャブサラダ)、ご飯とみそ汁がついた「焼き物御膳」1,650円
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▲お刺身の盛り合わせがついた「網元刺身御膳」1,700円
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▲九十九里浜で採れる「地場産ながらみ」840円。こりこりとした食感と、ワタの苦味がおいしい。こちらもお酒が欲しくなる一品
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▲お米は、千葉県産のこしひかり「多古米(たこまい)」を使用
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▲溝田社長。「九十九里のおいしい海の幸を、ごゆっくりとご堪能していってください」

お客さんは、ファミリーやカップルなど、さまざまな層。ツーリングなど旅の途中に立ち寄る人も多いといいます。
休憩できるお食事どころで、のんびりと海を眺めてはいかがでしょうか?


※価格はすべて税込み

脇道を入るとひょっこり現れる乗馬クラブ

「浜茶屋網元」から15分ほど、 JR総武本線 成東駅からは20分ほど車を進めると、西部劇に出てくるような建物が見えてきます。
これが、今回乗馬を体験する「サンシャインステーブルス」です。
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▲「サンシャインステーブルス」。アメリカ西部のような敷地が突然現れる

社長の川島哲郎さんは、生まれたときから馬と触れ合っていたという、乗馬の大ベテラン。
「乗馬は道具をそろえたり、馬の世話をしたりと、手がかかってしまうもの。でも、乗馬を体験したい人はたくさんいるし、馬文化が定着して欲しいと思い、乗馬体験を実施しています。」(川島さん)
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▲厩舎(きゅうしゃ)には、約50頭の馬がいる。ほとんどの馬がアメリカ育ち。川島さん曰く、アメリカで育った馬は、指示への反応力が高いのだとか

乗馬にはイギリススタイルの“ブリティッシュ”とアメリカ西部スタイルの“ウエスタン”の2種類があります。「サンシャインステーブルス」は“ウエスタン”スタイルによる乗馬で、“ウエスタン”の普及に努めています。
乗る馬は、温厚で従順なアメリカンクォーターホースで、参加者は身軽な格好で馬に乗ることができます。

アメリカンクォーターホースの体高は約150cm。乗り上がるのもさほど難しくありません。
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▲乗馬で使う鞍は「ウエスタンサドル」。カウボーイが仕事をするために考案された鞍

まずは、敷地内で馬の扱い方を習う

クラブハウスで受付を済ませたら、乗馬の簡単な説明を受けて、馬場に出ます。
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▲クラブハウスで騎乗者カードを記入する。ソファも置いてあり、くつろげる

今回乗ったのは、15歳のダイナ。指導をしてくれた根津明日香さんによるとおっとりした性格だそう。
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▲ダイナとご対面。馬の曳き方や手綱の持ち方を教わる

乗馬体験は約60分。前半の約30分は、敷地内で乗り方の練習をしてから浜辺に出ます。
この日はほかにも参加者がいました。みんなでいざ、乗馬体験!
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▲初乗馬!右が、指導をしてくれる乗馬クラブの根津さん
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▲馬上からの景色。思ったよりも高くて、落ちてしまいそうな怖さに、身動きもままならない

「角馬場(かくばば)」と呼ばれる囲いの中では、座り方、手綱の握り方、馬の進め方、方向転換の仕方を習います。
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▲ほかの参加者も恐る恐る馬に乗り上がり、恐る恐る様子見……。馬の扱い方の指導を受ける

手綱をにぎるとき、どのくらい緩めて持てばいいのか分からずものすごく緊張します。
姿勢はこれでいいのか、鐙(あぶみ)に乗せている足が外れないか、変な操作をして馬を驚かせてしまわないか、始終ドキドキしっぱなしです。

馬に座ることになれたら、今度は歩く練習。手綱を持ち、前をまっすぐみながら馬を進めます。
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▲操作していくうちに、少しずつ慣れていく。速歩(はやあし)という小走りの練習もする

指示されたとおりに馬を動かしたり、止めたり、場内をぐるぐる回ったりして、馬の操作に慣れたら、海岸へ向かいます。

いざ浜辺へ!

浜辺へ出るときは一列に並んで進みます。先頭を務めるのは、根津さん。
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▲一列に並んで、場外へ出発。ほかの馬が通った跡が残っているので、少し安心

場外に出てまず感じたのが、地面の起伏の多さ。
場内は平らだったので分かりませんでしたが、自分で歩いているときにも気づかないような小道の起伏が馬の動きを通して体に伝わってきます。

そして、視線がいつもよりも高いので、遠くまで見通せて新鮮な気持ちになります。
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▲まっすぐ進んでいくと、海が見えてくる


浜辺でも、「角馬場」内で練習した速歩をやってみます。

馬は、足で馬のおなかを圧迫することでだんだん歩く速度は上がっていきますが、どうしても速歩になりません……。足をぶらぶらさせるだけになってしまい、気まずい思いをしました。
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▲潮風が心地よい

海岸を馬で歩くことに慣れたら、海に入ってみます。
馬上からは、海面のうねる様子まで見られて新鮮!さらに、水にぬれることなく海に入っているということに不思議な感覚を覚えます。
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▲波におびえることもなくジャブジャブ海に入る馬。参加者からも歓声が上がる

波に入っていっても足がぬれることはなく、快適に過ごせました。

ひとしきり浜辺を楽しんだら、これで乗馬は終わり。場内にもどります。
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▲帰りは起伏の大きな道を進む
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▲乗り終わって大満足!ダイナを撫でて、乗せてもらったお礼をする

海を見ながらのアクティビティに、気持ちも心もリフレッシュしました。

軽い運動と緊張から開放されたことで、さっきハマグリを堪能したばかりだというのに、もうお腹が空いてきました……。

ということで、「サンシャインステーブルス」に併設された「レストラン・ザ・マベリック」で食事をすることにしました!

この日いただいたのは、ハンバーグステーキ。
肉の味がしっかりとして、濃いめのソースによく合います。
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▲セットメニュー1,300円(税込)の「ハンバーグ デミグラスソース」。セットメニューには、ほかにグリルドチキンやポークソテーなどもある


レストランの内装もウエスタン調で、木の質感と暖色の照明に気持ちが落ち着きます。
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▲ウエスタン調の店内


東京から九十九里浜までは、普通列車で約1時間40分。特急電車や車で行けば、1時間半もかかりません。
海に入らずとも海岸沿いならではの楽しみ方ができる九十九里浜は、魅力たっぷりのエリア。週末の旅行におすすめです!

撮影:内田麻美
松本麻美

松本麻美

編集者、ライター。鎌倉育ち。美大卒業後、出版・編集プロダクションデコに所属。移住に関する雑誌『TURNS』や、その他小冊子、ウェブ媒体の編集・執筆などを手がける。デコ新刊:『新幹線を走らせた男 国鉄総裁 十河信二物語』『増補 健康半分』『顔望診をはじめよう』『サバイバル登山入門』など

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