霧島神宮に着物で参拝&グルメも温泉もお得にレッツエンジョイ♪

2017.11.28

観光客に人気の着物レンタルサービス。近年、鹿児島を代表する観光地・霧島でも着物でパワースポット「霧島神宮」に参拝できる体験プログラムが大好評です。特典も満載のこのプログラムに参加してみました。

天孫降臨伝説と景観の美しさで人々を魅了する霧島神宮

霧島にそびえる高千穂峰(たかちほのみね)には、天孫降臨(てんそんこうりん)の伝説が残されています。この伝説の主人公・ニニギノミコトを祀る霧島神宮には、まさにパワースポットと呼ぶにふさわしい荘厳な雰囲気が漂い、連日多くの参拝客で賑わっています。霧島の大自然と社殿や鳥居の朱色とのコントラストが美しく、境内で撮影する人も多いんですよ。
▲三の鳥居から社殿へと続く参道は人気の撮影スポット

気軽に着物を借りられる霧島市の体験プログラムとは?

そんな霧島神宮に着物で参拝できるのが、霧島市観光協会が提供する「和服で参拝、ぶらり霧島神宮。」という体験プログラム(税込3,000円)です。参加するには前日までに電話かメールでの予約が必要です。足袋(足袋ソックス)は有料(税込500円)なので、持参してもその場で購入してもOK。手ぶらで参加できるのはうれしいですね。
▲受付の時点ですでにワクワクが止まりません!

まずは霧島神宮の参道近くにある霧島市観光案内所で受付をします。料金を支払うと、オリジナルの巾着袋と受付票を渡されます。これらを提示すると、提携している飲食店や温泉で割引などのサービスを受けられるのだそう。何ともうれしい特典ですね!

さて、受付が終わるといよいよ着付けです。ただし、ヘアアレンジやメイクをしたい場合は着付けの前に案内所で済ませておきましょう。とはいえ、軽くメイクを直したり髪をまとめたりするくらいの時間しかないので、予めしっかりメイクしてきてくださいね。
▲ハンカチやお財布などがすっぽり入ります

準備が整い次第、着付け場所の公民館に移動します。案内所から歩くこと約1分、出迎えてくれたのは、地元のお母さん方と色とりどりの着物たち!季節やサイズによって着られないものもありますが、全部で80種類ほどの着物が揃っています。
帯や小物も引き出しにぎっしりと詰まっていて、どれにしようか目移りする筆者。優柔不断ゆえ、なかなか決められません。
▲迷うことさえ楽しい着物選びのひととき

着付け担当のお母さんの「気になるものをあててみたらいかがですか?あてるだけなら何着でもどうぞ」という言葉に甘えて、憧れの大島紬に袖を通してみることにしました。
シンプルだけど存在感のある大島紬は、帯によっても雰囲気がガラッと変わりそう!あれこれ妄想するだけでテンションが上がります。
▲実際に試着してみるとイメージが湧きやすい

次に挑戦したのは、華やかな柄物。古典柄が好きな筆者の目にパッと飛び込んできた1枚です。「あら!これ似合うじゃない。とっても素敵よ」とお母さんが背中を押してくれたこともあり、今回はこちらをお借りすることにしました。
▲着物が決まれば着付け開始。約15分で終了します

帯や帯揚げなどの小物類は、着物に合いそうなものをいくつかピックアップしてもらい、その中から選びました。もちろん、自分で選んでもOKです。着物や帯は、霧島市観光協会のホームページに一覧が掲載されているので、事前に選んで予約しておくと確実ですよ。

ここにある着物の多くは、地元住民から寄付してもらったものなのだそう。この着物を着て霧島の町を歩いているときに、もしかしたら持ち主の方とすれ違うかもしれないな…なんて想像すると、よりワクワクします。
▲きつすぎず緩すぎず、絶妙な締め具合はプロの技

さて、着付けが終わったらいざ、神宮参拝へ!神宮には車で移動しても良いのですが、そうすると3つある鳥居のうち三の鳥居しかくぐることができません。徒歩なら約15分ほどで大鳥居と二の鳥居もくぐることができ、より一層霧島神宮の荘厳さを体感することができるので、個人的には徒歩移動がおすすめです♪

着物を着ると参道を歩く足も自然と小股になり、はんなりとした気分になります。無料で貸してもらえる傘は撮影小物として活躍しますよ。

そうそう、階段を上るときには、着物がはだけないように生地が合わさっている部分を押さえるのをお忘れなく。たおやかな所作は、着物をより一層美しく見せてくれます。
▲撮影スポットが多い霧島神宮。着物だとより写真映えします

参拝前に、手水舎で清めます。着物を濡らさないように気をつけながら、丁寧に身を清めます。
いよいよ参拝です。絢爛豪華な本殿に圧倒されながら歩を進め、手を合わせました。霧島神宮は五穀豊穣や家内安全、縁結び、子宝など、さまざまなご利益があると言われています。
せっかくなのでおみくじも引いてみましたが、結果は末吉。筆者は生まれてこの方、大吉を引いた試しがないのでもう慣れっこです。
ひとまず参拝は終わりましたが、霧島神宮には知る人ぞ知るパワースポットがあるので、もう少し散策してみることにしました。

まず向かったのは、手水舎の後方にそびえる御神木。推定樹齢800年と言われる立派なスギです。30mを超えるその大きさにも圧倒されますが、御神木の裏手に回らないと見ることのできないものがあるんです。
後方から御神木を見上げると、途切れた枝の先にちょこんと小枝が伸びています。この小枝が烏帽子を被った神様の姿に見えることから、御神木に手を合わせる参拝客もいるんですよ。
次に向かったのは「山(やま)神社」。本殿近くの小道を抜けると、旧登山道に繋がっています。そこを少し歩くと、霧島の山を護る神様を祀っている山神社があるのです。遊歩道とはいえ少し足場が悪いので、着物だと歩きづらいのですが、ゆっくりゆっくり歩いて行きます。

この山道はもう使われていませんが、坂本龍馬とお龍が新婚旅行で霧島を訪れ高千穂峰に登ったときは、ここを通ったそうです。そんな道を着物で歩くと、何だか明治維新の時代にタイムスリップしたかのよう。
▲霧島の大自然に包まれているような気分になります

5分ほど歩くと、小さな鳥居と祠(ほこら)が見えてきます。高い木々に囲まれた山神社は、清々しくも神聖な雰囲気。静けさの中にピリッと引き締まった緊張感のようなものが漂います。ここでもしっかり手を合わせ、無事に参拝を終えることができました。
▲静寂につつまれた神聖な雰囲気
▲ピンとはりつめた空気に自然と背筋が伸びます

いつもとは一味違う、着物でランチ

散策したら少しお腹が空いてきたので、ランチを取ることにしました。やって来たのは参道近くのカフェ「Materia(マテリア)」。地元の新鮮な野菜や鹿児島県産の黒豚を使った手づくりランチが人気のお店です。
▲黒豚ヒレカツ小ランチ(税込1,500円)※プログラムの参加者は100円引き

人気の「黒豚ヒレカツ小ランチ」を注文してみました。運ばれてきたプレートを見てそのボリュームにびっくり!ヒレカツの存在感もさることながら、地元の新鮮な野菜を使った小鉢にもテンションが上がります。旬の野菜を使用するため、日によって内容が変わるそうです。
▲着物のままランチというのも非日常的

メインのヒレカツは驚くほど軟らかく、ジューシーな味わいです。黒豚の旨みをより一層楽しみたいなら、オリジナルの薬味をつけるのがおすすめ♪薬味は柚子胡椒の「魔法の薬味 赤鬼」と、黒にんにくとあら塩、コショウを合わせた「技の黒にんにく」があり、筆者は柚子胡椒とヒレカツの意外な組み合わせの虜になってしまいました。霧島山麓で採れた柚子を使っているそうで香りが強く、ヒレカツをさっぱりといただけます。
▲「技の黒にんにく」3,000円と「魔法の薬味 赤鬼」1,620円(ともに税込)は購入も可能

この他にもMateriaには、常時17種類のランチメニューがあります。体験プログラムの参加者ならすべて100円引きになりますよ。
運ばれてきたときには全部食べ切れるか心配でしたが、小鉢は一口サイズで、ご飯も少なめなので、ペロリと平らげてしまいました。
▲特製ダレにつけこんだお肉が絶品!黒豚生姜焼きランチ(税込1,400円)もおすすめ ※プログラムの参加者は100円引き

着物を返却した後も使えるうれしい特典♪

満腹になったところで着物の返却時間が迫ってきました。着付け終了後、90分以内に公民館に戻るのがこのプログラムのルール。着物で散策の時間はこれで終了です。
思った以上にゆっくり散策できた上に、たくさん食べても苦しくならず、大満足の90分でした。でもこれで終わりじゃないんです。温泉観光地としても大人気の霧島。温泉に入らないことには霧島の旅を終えることはできませんよね!

ということで、最後に訪れたのは「霧島天然泥湯の宿 さくらさくら温泉」。こちらの温泉も体験プログラムの提携店なので、日帰り湯(通常大人700円、小人350円・ともに税込)に半額で入ることができます。
▲観光案内所から徒歩約5分のさくらさくら温泉

天然の泥を全身にパック!ユニークな泥湯を体験

早速、大浴場に向かいます。さくらさくら温泉の魅力は、源泉から湧き出す天然の泥湯。泥湯の温泉は、県内でもここしかないんですよ。入口からすでに硫黄の香りが漂い、期待が膨らみます。
▲レトロな木造の廊下を通って大浴場へ

「泥湯」と言っても、ここの泥湯は泥の温泉というわけではありません。石の壺に入った泥を、クレイパックのように好きな所に塗るんです。泥は髪も含め全身にパックでき、泥を塗ってしばらく乾燥させた後、洗顔クリームや石けんを混ぜた温泉で洗い流します。
▲泥からも心地よい硫黄の香りが漂います

内湯にも泥の壺があるので、冬でも寒い思いをせずに泥パックを楽しめますよ。この泥は源泉から採取してろ過し、不純物を取り除いているそうで、ずっと触っていたくなるほどなめらか。これはお風呂上がりの肌が楽しみ!
1分~2分、泥が乾いてきたら洗い流して露天風呂へ。美しい自然に囲まれながら、疲れた体を癒やします。少し白濁した弱酸性の硫黄泉は、肌当たりがやさしくとてもまろやか。泥パックで汚れを一掃したすっぴんの体をじんわりと温めてくれます。
▲日常の喧騒を忘れさせてくれるような、静かなロケーションも魅力のひとつ

お風呂上がりにチェックしてみると、まるで生まれ変わったようなすべすべの肌!体も芯から温まり、日ごろの疲れもどこへやら。こんなに素敵な温泉に通常の半額で入れるなんて、ありがたい限りです。
着物で霧島神宮を参拝できるだけでなく、霧島のグルメも温泉も満喫できる「和服で参拝、ぶらり霧島神宮。」。2017年11月からは男性向けに袴のレンタルもスタートし(男性のみのレンタルは不可、税込3,000円)、女性同士だけではなくカップルや夫婦でも参加できるようになりました。
提携店は今回ご紹介したお店以外にも多数あり、過ごし方は自由自在。着るだけで霧島の魅力を何倍にも楽しめる着物の魔法に、あなたもかかってみませんか。
さわだ悠伊

さわだ悠伊

鹿児島市出身・在住のフリーライター。グルメ、旅、コラム等ジャンルや媒体を問わず活動中。鹿児島県内の離島取材も豊富。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
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