嵐山渓谷の紅葉と昭和レトロな玉川温泉を楽しむ絶景&癒し旅
都心から車で約1時間半、埼玉県にある嵐山町。「あらしやま」ではなく「らんざん」と読むこの地域を代表する観光名所に「嵐山渓谷」があります。実は嵐山渓谷は、真っ赤に染まる紅葉を見ることができる関東でも有数の絶景スポット!それに加えて、良質な温泉施設も点在する穴場観光地なのです。そんな嵐山渓谷と昭和レトロな温泉施設「玉川温泉」を巡るおすすめコースを、紅葉シーズン前の10月に一足先に楽しんできました。

観光ボランティアガイドで「嵐山渓谷」を存分にたのしもう!

観光ボランディアガイドは、2週間前までに電話またはFAXで申し込みを受け付けています。バーベキュー場で合流をした後、紅葉の名所「冠水橋」や展望台の「松月楼」跡地、与謝野晶子の歌碑など、渓谷沿いの見どころを案内してもらえます。
なお、観光ボランティアガイドでは、嵐山渓谷以外にも嵐山町内の観光スポットを案内してもらうこともできますよ。



嵐山という名前は、日比谷公園や明治神宮の設計を手掛けた日本で最初の林学博士・本多静六が名付け親。昭和初期に静六がこの場所の紅葉の景色を見て、京都の嵐山(あらしやま)に似ていることから、この地を「武蔵嵐山(むさしらんざん)」と名付けたことに由来しています。本多静六は「関東平野にまれに見る景勝地たることは疑いありません」とまで評したそうです。




スタート地点から15分ほどで、見どころの一つである「冠水橋」にたどり着きます。昭和初期はこの冠水橋の上流で水をせき止め、池のようにして景観を楽しんでいたそうです。



嵐山渓谷は昭和初期、観光地として大変なにぎわいがあり、多くの人たちが利用した料亭旅館「松月楼(しょうげつろう)」もあったそう。その料理旅館が今は展望台になっています。


展望台からさらに10分ほど歩くと、与謝野晶子の歌碑があります。昭和14(1939)年に与謝野晶子が娘とともに嵐山渓谷を訪れ、渓谷の自然などをテーマに29首もの短歌を詠みあげたと言います。29首の短歌が生まれたということは、それだけこの地が美しかった、ということでしょう…。

ここで今回の散策コースの片道が終了。この場所でボランティアガイドの方と別れてゆっくりと写真を撮影するのもよし、ガイドさんと帰り道を共にし、さらに嵐山渓谷について知るのもよし。好きなように時間を利用することができます。

なお、2018年11月17日(土)~12月9日(日)は「嵐山渓谷紅葉まつり」、11月23日(金・祝)・24日(土)・25日(日)には「嵐山渓谷紅葉まつりイベント ウォーク&グルメ」が開催されます。嵐山渓谷バーベキュー場を会場に、地元の飲食店などが出店し、嵐山町観光ボランティアガイドによるガイドウォークも行われる一大イベント。赤く彩られた紅葉と共に嵐山町ならではのグルメを堪能してみてはいかがでしょうか?

嵐山渓谷
埼玉県比企郡嵐山町大字鎌形2857(嵐山渓谷バーベキュー場)
0493-81-4511(嵐山町観光協会)
嵐山町観光ボランティアガイド
[案内場所]嵐山町内(予約時に希望の場所を応相談)
[案内時間]9:00~16:00(平日・土・日・祝日とも可)
[案内料金]無料(個人利用の場合)
※施設入館料等は実費負担
※案内希望日の2週間前までに電話またはFAXで予約が必要
0493-81-4511(嵐山町観光協会)
昭和レトロでインスタ映えもバッチリ!お肌もツルツルになる「玉川温泉」



受け付けで入館料を支払い、早速昭和レトロの世界を楽しみに行きましょう(入館料:大人平日800円、土・日・祝850円 ※館内着は別途200円 ※すべて税込)。
玉川温泉のコンセプトが昭和レトロなのは、元々あった建物の造りがかなりレトロだったため、それならいっそのこと「昭和」に振り切ってしまおう!と改装してオープンしたのが経緯だそう(笑)。そのコンセプトが今ではインスタ映えのするポイントとして、注目されています。

温泉以外にも、地元で採れる食材を使った料理の提供、専属の整体師がつくボディケアなど様々な癒しサービスがあるのが玉川温泉の特徴です。


昭和レトロの空気感を味わったら、温泉でまったり過ごしましょう。浴場は「和(なごみ)の湯」と「昭(あきら)の湯」の二つあり、それぞれ週替わりで男女入れ替え制。また、土・日・祝日のみ早朝(5:00~8:00)の割引営業もやっています。






玉川温泉の特徴の一つに泉質の良さがあります。地下1,700mから湧き出る温泉はPH値10.1のアルカリ性単純泉。このPH値が高いほど泉質がよく、日本でも有数の数値だそう。入った瞬間にわかる、ヌルッとした強アルカリ性のお湯は肌表面の角質を落とす効果があるそう。

また、こちらのお湯は身体への刺激が少なく、デリケートなお肌の方にも負担が少ないそう。お風呂上がりは保湿を忘れずに行うことが、美肌効果もにつながるコツとのこと。

温泉にゆったりと浸かった後は、館内で心ゆくまでくつろぐのがオススメ。くつろぎスペースの充実した設備も玉川温泉の特徴です。



続いては、食を楽しみましょう。館内にある玉川食堂では、地元の食材を使った料理から、昔懐かしの昭和レトロ感が満載のおやつまでいただくことができます。





食事を楽しんだら、コンセプトをこだわり抜いた売店にふらっと立ち寄ってみましょう。昔なつかしの駄菓子から、レトロなラベルのご当地サイダーまで、すっかり昭和レトロの空気感に浸った私たちの心をさらにトキメかせてくれます。




昭和レトロの空気感がたまらない玉川温泉。嵐山渓谷を散策した疲れをしっかりと癒すことができそうですね。ぜひ、秋の紅葉シーズンに、関東随一の絶景と昭和レトロな温泉銭湯を楽しんでみてください!

昭和レトロな温泉銭湯「玉川温泉」
埼玉県比企郡ときがわ町大字玉川3700
[営業時間]
平日10:00~22:00(最終入館21:30)、土・日・祝日5:00~22:00(最終入館21:30)
[入浴料]
平日《10:00~20:00の入館》大人800円、子ども(小学生)400円、子ども(未就学児)200円
平日《20:00~22:00の入館》大人420円、子ども(小学生)200円、子ども(未就学児)100円
土・日・祝日《8:00~20:00の入館》大人850円、子ども(小学生)400円、子ども(未就学児)200円
土・日・祝日《20:00~22:00の入館》大人420円、子ども(小学生)200円、子ども(未就学児)100円
土・日・祝日《5:00~8:00の入館》大人600円、子ども(小学生)300円、子ども(未就学児)100円
※タオル(200円)、館内着(200円)でレンタル可能
※全て税込
0493-65-4977

浅見ゆたか
埼玉秩父のローカルWebメディア「ちちぶる」編集長。秩父の魅力を再発見し発信しつつ、地方フリーランスの働き方を広めるため、リモートワーク・テレワークを促進する活動なども行っている。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。
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