伊勢神宮の早朝参拝なら「神宮会館」。宿泊者限定ツアーに参加!

2018.02.24 更新

お伊勢まいりの宿としておすすめの三重県伊勢市にある「神宮会館」は、内宮まで徒歩約5分とアクセス抜群!しかも、宿泊者だけの特典として、施設職員の方によるガイドが付いた伊勢神宮内宮への早朝参拝に、なんと無料で参加できるんです。それではさっそくガイドツアーを中心に「神宮会館」の魅力をお伝えします。

一年中たくさんの人が参拝に訪れる伊勢神宮。ゆったりと厳かにお参りするなら「早朝参拝」がおすすめです。早朝参拝は、混雑を避けられるだけでなく、昼間に参拝するのとは違った、ひときわ神聖な神宮の雰囲気を感じることができます。

ガイド付き早朝参拝に出発!

神宮会館は参拝客で賑わうおかげ横丁のすぐ近く、内宮へは徒歩約5分で行くことができる宿泊施設です。
美しい館内は手入れも行き届き、とても清らかな気持ちで過ごすことができます。
そして神宮会館の最大の魅力が、職員の方がガイドをしてくださる早朝参拝に、宿泊者だけが参加できるということ。
▲朝6:30に神宮会館前を出発

館内は後ほどご紹介するとして、まずは所要約1時間40分で巡る内宮参拝ツアーの様子をリポートします。

夜明け前の早朝6:30、神宮会館のロビーに集合し、内宮へ向けて出発です。
▲この日ガイドをしてくださった、2018年で案内歴13年の木田善教(よしのり)さん

内宮宇治橋前まで国道23号を進みます。
熱田神宮から伊勢神宮までを走る大学駅伝のときには、道路脇が熱い応援を送る人たちで埋め尽くされるのだとか。
木田さんのお話を聞きながらゆったり歩いていると、あっという間に内宮の宇治橋前に到着です。

皇室の御祖先の神さまである天照大御神(あまてらすおおみかみ)が祀られる内宮と、天照大御神のお食事を司る神さまである豊受大御神(とようけのおおみかみ)が祀られる外宮を中心に、125の宮社すべてを含めて神宮と呼ぶのだそう。
▲天に向かって凛々しくそびえる鳥居

心を正して一礼し、鳥居をくぐります。
神宮の周囲を囲む神宮の森は、東京・世田谷区と同じくらい、甲子園球場でいえば1,300個分の広さがあるそう。
▲聖界と俗界とを結ぶ架け橋といわれる宇治橋

清浄な神域に足を踏み入れました。
人が誰もいない宇治橋を目にするのは初めて。
シーン!と静まり返る神宮の森は、いつにも増して厳かな雰囲気をかもし出しています。
和船をひっくり返したような形の宇治橋は、長さ101.8m・幅8.4mの桧造り。20年ごとに、同じ場所に架け替えられます。

向かって左側・手前から2番目の擬宝珠(ぎぼし)と呼ばれる銅製の被せ物の中には、宇治橋の守り神である饗土橋姫(あえどはしひめ)神社でご祈祷された万度麻(まんどぬさ)というお札が納められているそう。
▲シャク・シャク・シャク…。静寂の中、玉砂利を踏む音だけが心地よく耳に入ってきます

参道には玉砂利が敷き詰められているので、ローヒールの靴で参拝するのがおすすめです。
▲積み上げられた三重県内の蔵元が奉納した地酒の酒樽
▲手水舎(てみずしゃ)

手水舎に着きました。

右手で柄杓(ひしゃく)にたっぷりと水をくんだら、左手に水をかけ清めます。
つづいて柄杓を左手に持って右手を清めます。
ふたたび柄杓を右手に持ち替え、左手に受けた水で口をすすぎます。
口をつけた左手をもう一度清めたら、柄杓を縦にして、残った水で次の方のために柄を洗い清めて元に戻します。
手水の作法も丁寧に手ほどきしてくださるので、とってもありがたいです。
▲手水舎の向かい側にある斎館

手水舎の向かい側にある斎館という建物は、祭典に奉仕する神職がお籠りをし、住食を別にして身心を清めるところなのだそう。

何度も訪れたことのある内宮ですが、神宮のいろはを学びながら進む参道はとても新鮮です。
▲五十鈴川御手洗場(いすずがわみたらし)。2羽のカモも朝の禊(みそぎ)でしょうか?

次は、清らかな流れの五十鈴川御手洗場へ下ります。
五十鈴川の水は、お米づくりのほか、河口近くの二見浦で神さまのお供えやお清めのための御塩(みしお)作りにも使われているのだそう。
▲瀧祭神(たきまつりのかみ)

参道へ戻り少し進むと、五十鈴川の守り神である瀧祭神が祀られています。
服装を整え心を正して、二礼二拍手一礼。
▲別宮の風日祈宮(かざひのみのみや)へとつづく風日祈宮橋

深い緑の中にひっそりと佇む、神秘的な風日祈宮橋。正宮(しょうぐう)へ向かう途中で出合った早朝参拝ならではの風景です。
▲御贄調舎(みにえちょうしゃ)

天照大御神が祀られる正宮前の石段に着きました。
石段下にある御贄調舎は、内宮で行われるお祭りでお供えする神饌(神様のお食事)の中で代表とされる鰒(あわび)を調理するところだそうです。
▲天照大御神が鎮座する内宮の正宮

いよいよ正宮での参拝です。
写真撮影が許されるのは、この石段の下まで。
それにしても、誰もいない正宮前の石段を、今まで一度も見たことがありません。
とてもありがたい気持ちになります。
伊勢神宮では20年に一度、お宮を新しく建て替えて神さまにお遷りいただく式年遷宮が行われます。
式年遷宮の制度は約1300年前の天武天皇の発意によって始まり、次の持統天皇の時代に第1回が行われました。途中、遷宮の中断した時期もありましたが、絶えることなく行われ、2013年には62回目を迎えました。
▲石段の少し手前に戻ったところから覗く正宮の社殿の屋根

そして毎月1日・11日・21日には、朝8時ごろに天皇陛下の代わりに神馬(しんめ)が神職と正宮へお参りに来られるのだそう。
ただし、天気やご機嫌によってはみえないこともあるので、神馬に会えたら嬉しいですね。
▲神宮神田で収穫した稲穂が奉納される御稲御倉(みしねのみくら)

正宮でのお参りをすませ、次は御稲御倉へ。
この中には神嘗祭(かんなめさい)・月次祭(つきなみのまつり)でお供えされる稲穂が納められています。
▲天照大御神の荒御魂(あらみたま)が祀られる荒祭宮(あらまつりのみや)

御稲御倉、外幣殿(げへいでん)を通り石段を下りたところに、荒祭宮というお宮が。天照大御神のおだやかな御魂を祀る正宮に対して、荒祭宮は天照大御神の特にはっきりとしたご神威をあらわした御魂が祀られているのだそう。

ガイドツアーでは荒祭宮が最後の参拝スポット。これから神宮会館までの帰路につきます。
お札の納められた擬宝珠を拝んで、清々しい気分でふたたび宇治橋を渡りきったら、クルッと後ろを振り返り一礼しましょう。
神宮の森から昇る神々しい日の出が見られるかもしれません。
冬至の日には鳥居の中央から日が昇るので、カメラを構えた人で溢れかえるそうです。

それでは神宮会館へ戻りましょう。

参拝後にいただく格別な朝食

早朝参拝から戻ると、食事会場に朝食が用意されています。
清々しい気分でいただく朝食は格別です。
約1時間40分歩いたこともあり、程よく…というよりめちゃくちゃお腹が空いています。
▲地元の食材にこだわった朝食の「和定食」

自然の恵みを感じながら、口に運ぶすべての料理をありがたい気持ちでいただきます。
上品ながらもしっかりとした味付けなのでご飯が進みます。
ちなみにご飯はおひつで出していただけるので、モリモリ食べちゃってOKです。
▲本館1階の喫茶コーナーと売店

思わず、朝食からご紹介してしまいましたが、それでは神宮会館の施設をご紹介しましょう。館内は、広々としていて落ち着きのある造り。
▲本館和室10畳(バス・トイレ付)は2名で宿泊の場合、大人1名8,000円(1泊朝食付・税別)

上の写真の和室以外にも、リーズナブルに利用できるバス・トイレ無しのお部屋や、車椅子などでも利用しやすい広々とした洋室のツインルームも完備。
▲夕食の「お伊勢まいり会席」4,000円(税別)

夕食は、お手頃会席3,000円・お伊勢参り会席4,000円・伊勢志摩の幸会席(伊勢海老付)6,500円・料理長おすすめ会席(伊勢海老・あわび付)9,500円(すべて税別)の4種類から選べます。

1泊2食付の料金は、大人1名5,000円~9,000円(1泊朝食付・税別)に、夕食料金をプラスしたものになります。
▲清潔感のある広々とした大浴場は宿泊者のみ利用可。利用時間は、15:00~24:00と5:00~9:30
▲神宮会館内にある「神宮相撲場」

神宮会館の敷地内にはとても立派な相撲場があり、毎年春には神宮奉納大相撲・通称お伊勢場所が開催されています。
場所中以外でも土俵の外から見学することができます。
ほかにも敷地内には、150種類・450株の艶やかなばらの花が咲き誇る「神宮ばら園」があり、ミチコ、マサコ、アイコ、ハナコ、キコなど、皇族の名前がつけられたプリンセスローズを鑑賞することができます。
見頃は5月中旬~6月中旬・10月下旬~11月上旬、開園時間は8:30~16:30、入園料は無料。宿泊者でなくても鑑賞することができますが、駐車場は有料です。※その年の気候によって開園日は変動するので確認してから訪れてください

徒歩約5分で内宮まで行けるというアクセスの良さ。そしてなにより無料でガイドツアーに参加できるのが嬉しい!
伊勢神宮参拝をメインに旅をするなら、絶対におすすめしたいホテル「神宮会館」のご紹介でした。
Yukitake

Yukitake

三重の雑誌「Edge」をはじめ、さまざまな雑誌・情報誌において、グルメ・観光などの記事を執筆。女性目線の取材とソフトな文体を大切にしています。

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