新ご当地グルメ「豊橋カレーうどん」3選。カレーうどん&とろろご飯の絶妙コラボ!

2018.03.25 更新

愛知県・豊橋方面へ出かけた際には、ぜひ味わいたい新ご当地グルメ「豊橋カレーうどん」。ふつうのカレーうどんとの決定的な違いは、カレーうどんの下にとろろご飯が隠れていて、一杯で二度楽しめるという驚きのからくり。豊橋市内に43ある提供店の中から、おすすめの3軒をご紹介します。

▲色鮮やかな十勝庵の「豊橋カレーうどん」

「豊橋カレーうどん」とは?

豊橋のうどん屋さんは、100%自家製麺を使うなどの強いこだわりを持っており、せっかくの美味しいうどんをもっと多くの人に食べてもらいたいという思いから、平成22(2010)年に誕生したのが「豊橋カレーうどん」なのだそう。

豊橋観光コンベンション協会によると、「豊橋カレーうどん」は、「自家製麺を使用する」「豊橋産うずら卵を使用する」などの定義があり、中でも「カレーうどんの下にとろろのかかったご飯を入れる」のが最大の特徴なんですって。
▲カレーうどんの下にはとろろご飯が…

ん~?ごはん・とろろ・カレーうどんの関係性が気になる…。
ということで、おすすめのお店「玉川うどん 広小路本店」「勢川本店」「十勝庵」から、「豊橋カレーうどん」の実食レポートです!

うどんの名店「玉川うどん 広小路本店」

まずはじめに訪れたJR豊橋駅前から徒歩約3分の「玉川うどん 広小路本店」は、明治42(1909)年に創業して以来、地元の人に愛されつづける手打ちうどんの老舗です。
▲入口を開けたとたん、だしの香りが鼻をくすぐります

「玉川うどん 広小路本店」は、吟味した素材を使ったこだわりのうどんが食べられるとあって、しばしば行列をつくるほどの人気店。
▲モダンなつくりの店内。間口は広くないですが、店内は奥行きがあり、突きあたりにはお座敷もあります

それでは、お目当ての「豊橋カレーうどん」を作っていただきましょう!
▲「豊橋カレーうどん」を調理する四代目の真野雄介さん

趣のある器に入ったカレーうどんが運ばれてきました。
ふぁ~!食欲をそそるスパイシーな香りが広がります。
カレーうどんの上には、ナス&カボチャの素揚げとチキンカツ、そして豊橋産のうずら卵がステキな感じでトッピングされていますよ~。
▲「豊橋カレーうどん」930円(税込)

弾力があってもっちもちの手打ち麺に、和風だしの効いたとろみのあるカレーがいい具合に絡んでいます。
ん~!奥深い味わい!スパイシーなカレーと、コクのある揚げ物の相性も抜群です。今回いただいたのはノーマルタイプですが、豊橋名産「ヤマサちくわ」の天ぷらや大アサリの天ぷらなど、いろんなトッピングをプラスすることができます。
そして、うどん・うどん・ナス・うどん・うどん・チキンカツ…とテンポよく食べ続けていると、中からふんわりとした白いものが…。
うどんを食べ終えたところで、出ました!とろろのかかったご飯です。
これぞ豊橋カレーうどん!
薬味として添えられているネギを乗せ、二度めのお楽しみといきましょう。
カレーうどんを食べ終えて、「もうお腹いっぱ~い…」なんですが、カレーがとろろに包まれたご飯と出合って、これまたとってもまろやかな味に変身しているので、まったく別物という感覚で食べられるんです。
器の底についたカレーまでスプーンでかき集めて平らげてしまいました。
▲カウンター越しに気さくにおしゃべりする真野さん

順番待ちをしてでも食べたい気持ちがわかるなぁ~。
初めて食べた豊橋カレーうどんに大満足です。

老舗の味「勢川本店」

つづいてやってきたのは、JR豊橋駅前から徒歩約6分の勢川本店。こちらも100年以上前に割烹旅館「勢河」として創業した歴史あるお店。昭和27(1952)年に「勢川」と改名し、うどん・そばを中心とした食堂として地元の人に親しまれてきました。
愛知県内に11店舗を構える「勢川」。本店は趣のある姿そのままに歴史を紡いできました。
ここ勢川本店は、三代目の新美晴久さんと息子さんたちが切り盛りしています。
▲「豊橋カレーうどん」820円(税込)

運ばれてきた豊橋カレーうどんは、ドーン!と、かなりのボリューム感。豊橋産うずら卵と、豚肉、油揚げ、大きめに切ったネギがたっぷりと入っています。
かつお節とむろ節(むろあじの節。中部地方で多く使用される)を毎日削って作る合わせだしは、割烹旅館だったころから受け継がれているものだそう。
ん~いい香り!
麺は少し細めでコシが強く、ツルッツル。カレーはサラッとしていてクセのない素朴な味わいです。
大きな油揚げが、だしの効いたカレーのおつゆをたっぷりと吸い込んでいるので、思わずチュウチュウしてしまいます。
しばらくうどんをすすって口の中が辛くなってきたら、うずらの卵をパクンッと頬張りましょう。やさしい味が口の中をまろやかにしてくれます。
おぉ~!とろろご飯が現れました。
芳醇なだしの香りに負けないくらいしっかりとした味付けのおつゆなので、とろろご飯も絶妙な味わいでいただけます。

ところで、「豊橋カレーうどん」がどんなふうに作られるのか興味津々。特別に許可をいただいて厨房を覗かせていただきました。
▲丼の底に小さなお椀でご飯を盛り付けます。奥にはプルンプルンの、茹でたうずら卵が控えています
▲ご飯の上に粘りのあるとろろをかけます
▲茹で上がったうどんを入れます。調理してくれたのは、次男の順一さん
▲別鍋で調理されたカレーを一気にかけて、うずら卵をトッピング

カレーうどんの麺を食べ終えたところで残りがちなおつゆ。そのおつゆまで美味しく味わってもらえるように、器の底に工夫をこらし誕生したのが、この2層構造の「豊橋カレーうどん」なのだそう。

きっかけは、とあるうどん屋さんがまかないでカレーうどんにとろろをかけて食べてみたのが始まりなんだとか。それにしても、カレーととろろがこんなにもしっくりくるとは思いませんでした。これからは普通のカレーうどんを食べたとき、とろろご飯が出てこないことに寂しさを感じてしまうかも…。

勢川本店の、どこか懐かしい雰囲気の店内は、まったりとくつろげる居心地のいい空間でした。

こだわりのうどん「十勝庵」

最後に訪れたのは、JR豊橋駅前から車で約20分、豊橋市内の閑静な住宅街にある「十勝庵」。
十勝庵の「豊橋カレーうどん」は、まずその見た目の美しさに驚かされます。
数年前にリニューアルされ、今のような艶やかな姿に進化したのだそう。
▲写真映えする美しい「豊橋カレーうどん」970円(税込)

お皿を彩るエディブルフラワー(食用に栽培された花)や野菜は豊橋産の旬のもの。黄色やオレンジのミニトマトは「あまえぎみ」というブランドトマトで、豊橋でしか栽培されていないものなのだそう。これがフルーツみたいにとっても甘くて美味しいんです。
▲目にも嬉しい豊橋カレーうどんを作る二代目の和田拓児(たくじ)さん

そして、腕をふるってくれたのは、二代目の和田拓児さん。
それにしても、「豊橋カレーうどん」を作ってくださる方って、なぜかみなさんとってもイケメンなんですよね…。
じつは、数年前に「豊橋の味は俺たちが作る!」というキャッチコピーで、「華麗なるイケ麺(MEN)衆」が誕生したんです。そのPRポスターのセンターを務めたのが、ここ十勝庵二代目の和田拓児さんだったんです。
わぁお!拓児さんに見とれている間に「豊橋カレーうどん」ができあがりました。見てるだけでドキドキするほど…。拓児さんではなく今はカレーうどんのことです(笑)
こちらは、添えられた豊橋産うずらの生卵とチーズのクリームソースをかけていただきます。
カレーは、カレーライスのルーに近いまったりとしたコクのあるもの。
カレー&クリームソースをまとったエディブルフラワーや、シャキシャキの新鮮野菜のさわやかな味が、口の中いっぱいに広がります。
ん~!これは女性に嬉しい!体の中からきれいになるような気がします。
▲太めでもっちりとした麺と、サクサクの桜えびの相性がGood!

そして、サックサクに揚がった桜えびが、これまた香ばしくて最高なんです。
クリームソースは全部かけてしまわず、少しだけ残しておいて、最後にとろろご飯にかけてカレーリゾット風を楽しむのもおすすめ!
▲ご飯の上には、すりおろしたとろろと短冊切りの山芋が。シャキシャキした食感がいいアクセントになっています
▲広々とした明るい店内には、女将さんが描いたたくさんの絵が

お腹を満たすだけでなく、店内に飾られた優しい色調の絵に、気分もほっこり癒やされます。
ここでイケ麺衆の情報をちょっとバラしてしまいましたが、豊橋観光コンベンション協会によると、どこのお店にイケ麺衆がいるのかなどの情報はいっさい非公開なのだそう。数ある豊橋カレーうどんのお店からイケ麺衆を探してみるのも楽しみのひとつですね!

豊橋カレーうどんを食べるなら外せない人気のお店を3軒ご紹介しましたが、定義はあっても、麺やカレー、トッピング、盛り付けなど、それぞれのお店に個性があって、みんな違う味。
豊橋方面に出かけた際には、新しいご当地グルメ「豊橋カレーうどん」をぜひ食べてみて!!
Yukitake

Yukitake

三重の雑誌「Edge」をはじめ、さまざまな雑誌・情報誌において、グルメ・観光などの記事を執筆。女性目線の取材とソフトな文体を大切にしています。

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