人気の北海道土産「き花」が全種類揃う!旭川市「壺屋 き花の杜」へ

2018.02.28 更新

濃厚なホワイトチョコレートをアーモンドガレットでサンドした「き花」は北海道旭川市の銘菓。長年道産子に愛され続けているとともに、北海道土産としても根強い人気があります。旭川市にある「壺屋 き花の杜(つぼや きばなのもり)」では、さまざまなお菓子やスイーツを味わえるうえ、き花作り(要予約)の体験や工場見学も楽しめるんです。旭川方面に行くならば、ぜひ立ち寄りたいスポットですよ!

▲期間限定商品「premium き花 ~誘惑のカカオ~ 」(8枚入り900円)は2018年3月上旬頃までの販売予定 (写真提供:壺屋総本店)

「き花」ってどんなお菓子?

き花は、粗く粉砕したアーモンドで作ったガレットで、カカオ成分が多いクーベルチュールホワイトチョコレートをサンドしたお菓子。1929(昭和4)年創業の旭川市の老舗菓子店、「壺屋総本店」の看板銘菓です。
▲き花は5枚入り760円、10枚入り1,460円などがあり、北海道内各地の土産店などで購入できます。き花の杜では1枚130円でバラ売りもあり!(写真提供:壺屋総本店)

サクサク感のあるアーモンドガレットをひと口噛みしめると、ホワイトチョコレートのまったりとした味わいが舌に広がり、アーモンドの香ばしい香りが鼻に抜けます!
▲アーモンドの程よいツブツブ感と、甘すぎないホワイトチョコレートの味わいが忘れられない美味しさ!(写真提供:壺屋総本店)

ラインナップは、定番のき花のほか、ひと口サイズの「き花プティモ ホワイト」と、酸味の強い乾燥いちごをチョコレートに練り込んだ「き花プティモ いちご」と、数種類のカカオを配合し深みのあるビターチョコレートを使用した「き花プティモ ショコラ」がレギュラー商品。
このほか、季節限定や期間限定などで特別製造されるものがあります。全種類揃うのは「壺屋 き花の杜」など、壺屋直営店の一部のみです。

旭川らしさがつまった「壺屋 き花の杜」で品定め!

▲雪深い旭川市にある「壺屋 き花の杜」。JR旭川駅から車にて10分程度で行くことができます

「壺屋 き花の杜」は、壺屋総本店が“より旭川らしく”をテーマに地元色を強く打ち出したコンセプトショップ。木材を多用した建物や旭川家具の椅子など、旭川に長年続く家具・クラフト作りの伝統を反映しているほか、地元醤油メーカーとのコラボ商品や旭川市民モニターと一緒に開発した限定品など、ここでしか買えない商品も充実しています。
▲「壺屋 き花の杜」の建物は、建築家・隈研吾氏主宰の建築事務所が設計。道産の松材を使用した店内は温もりがあり、中心にあるお菓子売り場は吹き抜けで明るい雰囲気

まずは、壺屋総本店の看板商品のき花シリーズを見てみましょう。
▲取材に訪れた日は、「き花プティモ ホワイト」(中央、8枚入り700円)や「き花プティモ いちご」(左、8枚入り700円)のほか、アーモンドガレットにカカオを練り込んだ期間限定商品「premium き花 ~誘惑のカカオ~ 」もありました
▲「き花プティモ ショコラ」(8枚入り700円)は一時販売中止していましたが、2018年3月上旬頃より復活予定です(写真提供:壺屋総本店)
▲「壺屋 き花の杜」では試食もあり!味比べして好みの品をチェック!

き花が誕生したのは1982(昭和57)年。「手間がかかっても徹底的にうまいお菓子を作ろう」と商品開発に取り組んだそうです。
▲「壺屋 き花の杜」内には、壺屋の歴史やき花が誕生するまでの物語を紹介するコーナーもあります

き花という名称の由来は、昭和初期に発表された齋藤瀏(さいとうりゅう)の歌集、『霧華(きばな)』です。霧華とは、北国で厳寒の冬の朝に現れる自然現象、ダイヤモンドダストをイメージした造語。
開発当初に、この言葉の響きと背景にある世界観に心を惹かれ、わかりやすい文字に置き換えて「き花」と命名したそうです。

き花のほかにも、和菓子や洋菓子など、どれも美味しい!

それでは、「壺屋 き花の杜」の中をじっくり見て回りましょう。まずは1階のお菓子売り場から。
▲店内には壺屋のさまざまなお菓子やスイーツが並んでいます

数ある商品のなかでも旭川市民に愛され続けているロングセラーが「壺もなか」。壺屋創業5周年を記念して1933(昭和8)年に誕生したもので、実に80年以上もの間、製法を変えずに自家製餡で作り続けている逸品です。
▲「壺もなか」は2種類。「大納言」(中央、1個120円)と「白隠元」(左右、1個120円)があります

外は皮がパリっとしていて香ばしく、中はしっとりとしていてやや粘度のある餡がぎっしり!上品な甘さで、円熟した美味しさだと実感。これはもう、何個でもぺろっと食べられちゃう!
▲「壺屋 き花の杜」では和菓子コーナーに並んでいます

ちなみに、壺屋総本店の頭文字の「壺」は、中国の故事で別天地や仙境、特別なものという意味があるとされていました。屋号の頭文字を商品名に入れた「壺もなか」は、原材料に厳選した国産素材のみを使い、「俗世を忘れるほどの美味しさ」を表現したそうです。

こんな変わり種のお菓子もあります。
▲「生しょうゆパイ」(1枚108円)。旭川市の日本醤油工業の醤油ブランド「キッコーニホン」とコラボレーショした商品で、なんと生しょうゆを使ったオリジナルパイ
フレッシュバターの風味がきいたパイの香りがしつつ、ひと口食べると熱処理しない生しょうゆの香ばしさがふんわりと広がり、最後に胡麻の香りをじわじわと感じます。生しょうゆとバターの絶妙な絡み具合が最高!

そのほか、「壺屋 き花の杜」限定商品も要チェック!
▲「壺屋 き花の杜」限定販売!北海道産小麦「きたほなみ」の生地にナッツやジャムをのせて焼いた、ずっしりとしたパウンドケーキ「えん」(1ホール800円、写真提供:壺屋総本店)

日持ちのするお菓子類のほか、毎日完売する大人気のアップルパイなど当日中が賞味期限の生菓子類も種類豊富!地元の人たちがひっきりなしに訪れ続々と売れていくので、生菓子目当てで訪れるならなるべく早めの時間帯に。
▲釜出しアップルパイ「トランシュ・オ・ポム」(480円、写真提供:壺屋総本店)
▲生ケーキは常時15種類ほどがラインナップ

買ったお菓子やスイーツをその場で味わいたい!

1階のお菓子売り場隣にある「CAFE文欒(ぶんらん)」では、購入商品の持ち込みはできませんが、生菓子をここでオーダーして食べることができます。
▲CAFE文欒にも座り心地のよい旭川家具が配されており、窓の外のガーデンを眺めながらゆったりと過ごせます
▲冬は一面の銀世界
▲天気がよい日は屋外でスイーツを楽しむことも可能!ガーデン散策も楽しみ(写真提供:壺屋総本店)
▲春から秋にかけては季節ごとにさまざまな花が咲き、彩り豊かです(写真提供:壺屋総本店)

このカフェでぜひ食べたいのが、「デザートプレート」。き花の杜内で販売している1個400円以下のケーキの中から好きなものを1つと、ソフトクリーム、バウムクーヘンにドリンクがセットになったものです。
▲「デザートプレート」(650円、ドリンク付)はさまざまなスイーツを味わえてお得!選んだケーキはピスタチオムースとイチゴムースの「シシリー」

一方、購入したき花などのお菓子類は、2階のイートインスペースで食べることができます。
▲旭川家具の椅子が並ぶ2階。本棚には小説や歌集などが並び、食べながら自由に閲覧することができます
き花などのお菓子類のほか、1階にあるCAFE文欒のテイクアウトコーナーで買ったソフトクリーム「杜の絹ソフト アロニア」(300円)とホットコーヒー「エスプレッソアメリカ―ノ」(320円)を片手に、しばし休憩。ソフトクリームにかかっているアロニアはベリーの仲間で、自社農園産を使用しているそう。

壺屋のお菓子やスイーツをあれこれ食べ比べてみると、どれも甘さがくどくなく上品な味わい。長年地元で支持され続け、この味を知っている人は北海道土産に選ぶというのも納得です。

工場見学やき花作り体験も楽しめる!

き花の杜では、き花を製造する様子の見学や、オリジナルのき花作りも体験できます(体験は1週間前までに要予約)。
▲製造ラインをガラス越しに眺められます。工場見学は9:30~15:30に無料で楽しめますよ(12:30~13:30は休憩。工場休業日は公式サイトで要確認)
▲大量のアーモンドガレット。これからサンドの工程に入ります
▲ホワイトチョコレートをのせ、機械で吸盤のように吸い付けて持ち上げサンド
▲今は機械で大量生産していますが、2000年頃までは手作業が中心だったそうです

さらに、お菓子売り場を挟んでカフェ文欒の反対側にはお菓子作りを楽しめる工房「みんなのクックラボ」があります。ここで人気なのが「き花づくり」。ガレット生地を自分で焼いてホワイトチョコをサンドし、冷やして固めたら表面にホワイトチョコレートでお絵かき!
▲「ビックサイズ き花づくり<ドリンク付>」(約60分、1枚1,350円)。このほか、「通常サイズ き花づくり(30~40分、1枚500円)もあります(写真提供:壺屋総本店)

自分だけのオリジナルデザインのき花は、旭川土産にピッタリ!皆さんならどんな絵柄を作りたいですか?

旭川クラフトなどもチェック!

店内には壺屋製品の販売コーナーだけではなく、「き花の杜セレクション」として旭川産のクラフト製品やお酒、また、フラワーショップもあります。最後にこちらもチェックしてみましょう!
▲旭川名産のクラフト製品が並びます
▲こんな可愛らしい置物も
▲「大雪乃蔵」や「男山」、「高砂酒造」など地元で造られている日本酒も勢ぞろい

お菓子類とともに旭川土産にちょうどよし!そのほか、こんなアートの世界も。
▲生花やプリザーブドフラワーが並ぶ「ミドリとハナコ」
▲建築家・隈研吾氏が設計した茶室「織部の茶室」
▲茶室の中は近未来的な佇まい。ここでは飲食NG、見学のみ楽しみましょう

「壺屋 き花の杜」は、旭川市民に長年愛され続けている菓子店の壺屋総本店が作った、遊んで学べて味わえるお菓子のコンセプトショップ。お菓子選びを楽しみつつ、味わいつつ、お土産を買うことができます。
買い物だけでは終わらない「壺屋 き花の杜」の魅力。ここでしか買えない銘菓はワンランク上のお土産になりますし、き花作り体験など忘れることのできないいい思い出になること間違いなし!北海道旅行、特に旭川方面に出かける際は絶対に立ち寄りたいスポットです。
※記事内の価格・料金はすべて税込です
川島信広

川島信広

トラベルライター・温泉ソムリエ・イベントオーガナイザー/横浜市出身、札幌市在住。北海道内の全市町村を趣味で訪ね歩くうちに北海道の魔力に惹かれ、都内での雑誌の企画営業と執筆業務を経て北海道へ移住し独立。紙媒体やweb媒体などで主に観光や旅行、地域活性をテーマにした取材執筆と企画・編集を手がける。スイーツ好きの乗り鉄、日光湿疹と闘う露天風呂好き。

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