西麻布でアラビアンナイトの世界に浸る「ネフェルティティ東京」/東京で楽しむ世界の料理Vol.2

2015.10.13

フランスで最も権威ある美食ガイドにて、世界一のグルメ都市として評価されている東京。世界各国津々浦々、あらゆるジャンルの料理が集まっています。それも、現地の味わいを完全に再現していたり、もはや本場よりもクオリティが高かったり。海を越えて異郷の地へ出向かずとも、ここ東京は素晴らしい美食との出会いであふれているのです!

今回ご紹介する東京・西麻布の「ネフェルティティ東京」は、エジプトの伝統的な家庭料理や、かつて古代エジプトの王・ファラオに供された宮廷料理を楽しめるレストラン。カイロの5つ星ホテルのシェフと、元エジプト大使館専属シェフが、本場そのままの味を伝えます。

それほど本格的なエジプト料理、食べたことない!ということで、さっそくお店に行ってきました。入り口では、黒いファラオ像がお出迎え。期待が高まります。
お店のドアを開けると、中はまるでアラビアンナイトの世界!ソファ席を仕切る金色のカーテン、オリエンタルブルーのテーブルクロス、エキゾチックな模様の絨毯は、全てエジプトから直輸入したものだそう。店名の「ネフェルティティ」とは、エジプト三大美女の1人からとった名前。その名の通りきらびやかで美しい内装です。

神秘の国からやってきた品々に、ロマンを感じて

お店の入り口近くには、エジプト直輸入の調度品や置物が所狭しと並べられています。
販売されている商品の品質はオーナー・河本イマドさんの折り紙つき。「ファラオのボールペン」500円(税込)など、お土産にぴったりのユニークなアイテムも扱っています。

エジプトの家庭料理に舌鼓をうつ

心地よい日差しが感じられるテラス席に腰を落ち着けると、ずっしりとしたメニューブックが運ばれてきました。宝物のありかが書いてあるかのようで、胸が高鳴ります。
料理は聞いたこともない名前のものばかりですが、親切にそれぞれ解説が書いてあり、写真もついているので安心です。今回はオーナーのおすすめで、エジプトのお母さんがよく作るという、家庭料理をいただくことに。

円錐型のタジン鍋で運ばれて来たのは、ナスとポテトの間にトマトソースとホワイトソースを何層にも重ねた「ムサアー」。日本でもタジン鍋は知られていますが、エジプトではどの家庭にも1台は置いてあるそうです。
▲ムサアー 1,800円(税込)
付け合わせのピタパンと一緒に食べるのが、エジプト流とのこと。ピタパンの中は空洞になっているので、一口大にちぎってから、間に具とソースを入れていただきます! トマトソースの酸味がまろやかな野菜とからまって、おいしい。
お次は「コフタ・マシュウィヤ」というお肉料理が運ばれてきました。棒状に成形された牛肉と羊肉の合挽が、炭火で焼かれています。
▲コフタ・マシュウィヤ 1,800円(税込)
エジプトではお肉も同じく、パンと一緒にいただくのが基本だそう。せっかくなので、その風習に習います。野菜を挟んで、付け合わせのソースをかけるのも忘れずに。
肉がとっても柔らかく、噛めば噛むほど旨みがしみ出します。お肉にかけた白いソースは、見た目からマヨネーズ系かと思いきや、ゴマペーストのソースでした。

「エジプト料理は、野菜と豆、ゴマが全体の70%をも占めることが特徴です」と、オーナーの河本イマドさんは語ってくれました。肉は炭火で焼き、使う油は全てオリーブオイルなので、とってもヘルシーです。

「シーシャ」の煙を燻らせて、異国情緒に浸ろう。

食後に濃いめのハイビスカスティーをいただきながら、来店した時から気になっていたモノを試してみることに…!

気になっていたモノとは、バーカウンターの前にたくさん並んでいた、不思議なパイプたち。イスラム圏ではメジャーな嗜好品である水タバコ、「シーシャ」です。日本ではあまり見ることはありませんが、エジプトには水タバコを吸いながらコーヒーやお酒を楽しむ、水タバコ喫茶なるものがどの街にもあるそう。ここにあるのは、もちろんどれも、エジプト直輸入のシーシャです。
食事利用の場合は、1回1,100円(税込)。水タバコと1ドリンクなら1,900円(税込)で楽しめます。レモンやココナッツ、ストロベリーなど、フルーティーなフレーバーが数多くあるので、女性にもおすすめです。エジプトで人気の味は、ダントツでりんごなのだとか。私はオーナーのおすすめで、グレープ&ミントのフレーバーに。

この時は、まずお手本を見せてもらいました。あまりにも様になっていて、一瞬で周囲がエジプトの街角のように……。
吸い方をレクチャーしてもらい、いざ、水タバコ初体験。腹式呼吸で大きく吸い込み、もわああんと吐き出します。口をすぼめずに、視界を煙で充満させるイメージです。立ちこめる真っ白な煙を見ていると、なんだか贅沢な気分に。
水タバコ以外にも、曜日によってはベリーダンスショーを見ることができたり、予約制でヘナペイントを体験できたり……。エジプトを様々な角度で楽しむことができるのが、「ネフェルティティ東京」。小旅行気分で訪れられる、本格派のエジプト料理レストランです。

平岡あみ

平岡あみ

編集プロダクション・エフェクト所属。ニューヨーク生まれ。6歳より雑誌「詩とメルヘン」「MOE」に詩を投稿し掲載される。産經新聞の「朝の歌」2001年度年間賞受賞。著書に『ami』『ともだちは実はひとりだけなんです』など。18歳より舞台芸術の制作者として、現在は編集者・ライターとして活動。 編集:山葉のぶゆき(エフェクト)

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