「茶の菓」で有名なマールブランシュ京都本店の限定モンブランがスゴい

2018.02.13 更新

京都土産といえば、「お濃茶ラングドシャ 茶の菓」が有名。このお菓子を製造・販売している「マールブランシュ」の京都北山本店では、併設のサロンで限定モンブランデザートを提供しています。これが行列もできるほどの大人気!そこで今回は本店のモンブランデザートを中心に、チョコレート専門店「加加阿(かかお)365」など、京都市内に複数店舗を構えるマールブランシュの魅力をレポートします。

マールブランシュの始まりは、昭和26(1951)年に京都・三条に開店した純喫茶。昭和57(1982)年には洋菓子店としてマールブランシュ京都北山本店をオープンし、以来、和菓子の聖地でもある京都で「京都の洋菓子といえばマールブランシュ」と言われるほどに成長しました。

現在では、茶道のお点前・濃茶で使われる上質な抹茶を使用したラングドシャ「茶の菓」が、京都の新定番土産として広く親しまれています。
▲看板商品の「お濃茶ラングドシャ 茶の菓」(5枚入680円~)。京都土産に一度は購入したことがある人も多いのでは?

店舗は京都北山本店のほかに、カフェ併設店や系列店を京都市内に複数構えています。

れんがづくりの店構えが目印「マールブランシュ京都北山本店」

京都市内の北部・北山。このあたりは植物園や教会、モダンなデザイナー建築やセレクトショップが立ち並び、市内でも洗練された地域として知られています。このエリアの一角にマールブランシュ京都北山本店はあります。
▲京都駅から京都市営地下鉄に乗り北山駅下車。駅から徒歩約3分とアクセス良好

地元っ子はもとより、観光客もひっきりなしに訪れる人気店。店内には販売コーナーにティーサロンが併設されています。
▲販売スペースには、茶の菓や常時約20種のケーキが並ぶ。ケーキはティーサロンでもオーダー可能
▲温もりを感じるナチュラルカラーが印象的なティーサロン

その人気の秘密はティーサロンだけで提供されているモンブラン・メニュー。広報担当の西岡瞳さんによると、一年を通して味わえる「モンブラン・オートクチュール」と、季節限定のモンブランデザートの2種を常時味わえるのだそう。どんなデザートなのか早速オーダーしてみることにしました。

京都北山本店でしか食べられない極上のモンブランに大興奮!

初めに運ばれてきたのは、「モンブラン・オートクチュール」。しかし、皿には真っ白いアイスのような物体だけで、おなじみの栗色のクリームが見当たりません。その理由を西岡さんに尋ねると「この白いものは、“ムースグラッセ“というバニラをきかせたムースを凍らせたものです。最後の仕上げはお客様の目の前で行っています」とのこと!

そう、モンブラン・オートクチュールは、モンブランクリームでデコレートして完成させる様子を目の前で楽しむことができるんです。

さらに、ムースグラッセの周りをあしらう渋皮つきのマロンは、3種のラム酒から好みの銘柄で風味付けをしてくれるのだとか。これらは、一流レストランのアルコールリストに挙がるほどの高級なラム酒ばかり。自分好みの味付けで一つひとつ丁寧に仕上げてもらえるなんて、とっても贅沢ですよね!
▲左から「ディロン トレヴュー ラムVSOP」「ネグリタ ダブル アローム ラム」「パンペロ アニヴェルサリオ ラム」。注文時にいずれかをチョイス。ノンアルコールのソースも選べます

さて、モンブランのデコレーションが始まりました。スタッフがラム酒と渋皮付きのクラッシュマロンを手早くあえ、ムースグラッセの周りにあしらいます。
▲マロンは大ぶりのものを3粒分も使用
▲クラッシュマロンをたっぷりとあしらいます

そしてここからが見どころ。できたてのマロンクリームを、横に縦にとたっぷり搾り上げていきます。みるみるうちにモンブランの形になっていく様子は、見ているだけで感動もの!スタッフの見事なデコレーション技術にもうっとり。
▲マロンクリームをたっぷりと。ボリュームたっぷりのケーキに仕上がります

最後に粉糖をふって完成!これが自分だけの特別なモンブランだと思うと、「はあ~」とため息が漏れてしまうほどにステキですよね。ティーサロンオリジナルのフルーツティーとともにいただきます。
▲「モンブラン・オートクチュール」(1,404円)と「フルーツティー」(1名1,080円)。フルーツティーはリンゴ、白桃、ブルーベリーなど7種の果肉入り

フォークがすーっと入るちょうどよい柔らかさ。一口食べると、マロンクリームが口の中に広がります。まったりと濃厚で、口当たりはなめらか。栗の味わいもしっかり感じられて、口の中が幸せいっぱいに。
その後からムースグラッセの軽やかな甘み、クラッシュマロンの豊かなラム酒の香りがあいまって、「めっちゃおいしい……!」と思わずつぶやいてしまうほどの味わいです。
▲マロンクリームの濃厚さと、ムースグラッセの軽い口当たりが相性抜群

この一皿は、店頭で販売している「モンブラン」よりも約1.5~2倍ものマロンクリームを使用しているのだそう。またショーケースで冷やさないため、厨房で作られたクリームの美味しさそのままを味わえるのも「モンブラン・オートクチュール」ならではです。
▲キャンドルで温めた状態でサーブされるフルーツティーは、時間が経つほど果肉がとろけて濃厚な味わいに

え、これがモンブラン!?季節限定のモンブランも見逃せない

それぞれの季節にしか味わえないモンブランもあると聞いて、冬季限定の「モンブラン・ピクニック~焼きたてマロンのパータフィロ包み~」もオーダーしました。
▲「モンブラン・ピクニック~焼きたてマロンのパータフィロ包み~」(1,404円 ※~2月末頃)。カップに入ったモンブランクリーム、ナッツのクリーム、さらにポット入りのホットミルクがセットになっている

ピクニックに見立てたバスケットの中には、栗やりんご、チーズなどそれぞれの具材を小麦の薄皮(パータフィロ)で包んだホットスイーツが並んでいます。キャンディ型のビジュアルもカワイイ!
▲焼きたてが美味。冷めないうちに召し上がれ

パータフィロは注文を受けてから焼き上げるので、サクッとした軽快な歯ざわり。もちろん具材との相性も抜群です。
そのままでも美味しいけど、別添のクリーム類にディップして味わうのも楽しい!モンブランクリームは、ホットミルクと割ってモンブラン・オレとしていただくのもおすすめですよ。

冬のほかにも、例えば、春には桜が香るソースやメレンゲをあしらい、春色全開のキュートなモンブランを。夏には栃木県日光「松月氷室」の天然氷を使った名物「雪の菓 モンブランかき氷」を提供するなど、どの季節に訪れても新しい美味しさに出逢えます。
▲春限定の「さくら咲くチェリーのモンブラン」(1,404円)
▲夏の定番、天然氷「雪の菓 モンブランかき氷」(1,404円)は行列必至。オープンを待ちわびる人で店の前がにぎわいます!

マールブランシュがモンブランにこだわる理由

マールブランシュがモンブランにこだわるのにはワケがあります。
店がオープンした1980年代は、和菓子の栗の甘露煮を使った“和製”モンブランが主流だった時代。当時の店主は洋菓子の本場・パリで栗色の濃厚な味わいのモンブランに出逢い、日本のそれとは大きくかけ離れたビジュアルや味わいに衝撃を受けたそう。
▲店頭で販売されている4代目の最新「モンブラン」(518円)

「あの感動と味を京都でも」という思いで作られたモンブランは、ラム酒入りのフランス仕込みでありながら、京都の人々に愛される繊細な味、香り、季節を意識した“マールブランシュ流”へと独自に進化。そして現在、少しずつ改良を重ねたモンブランは4代目。これからも美味しいモンブランが味わえそうです。

また、モンブラン以外のケーキもおすすめ。こちらも人気の高い「京地卵の苺ショート」(561円)は、京丹波産の地卵を使ったふわっふわでコクのあるスポンジが特長。濃厚な生クリームと苺をたっぷりとサンドした、リッチなショートケーキです。
▲栄養たっぷりの濃い地卵を使っているので、スポンジが黄金色!

サクッと寄りたい時は京都駅付近のカフェがおすすめ

マールブランシュは、京都駅の近くにもカフェを出店しています。もし旅行帰りなどにサクッと立ち寄りたいなら「ジェイアール京都伊勢丹6Fサロン店」へ。JR京都駅直結のデパート・ジェイアール京都伊勢丹にあり、同店限定の「モンブラン・パンケーキ」(1,188円)など、ここでしか味わえないメニューもあります。
▲窓から京都のシンボル・京都タワーが見える景色のよいカフェ
また、近鉄・京都駅のすぐ下、近鉄名店街には「マールブランシュカフェ」が。同店オリジナルの南部鉄器で淹れるお茶や、サロン限定の「名物 お濃茶フォンダンショコラ 生茶の菓」(980円)、「茶の箱」(850円~)シリーズが人気のお店です。
▲「茶の箱(月)」(1,100円)。美味しそうなスイーツに、鉄瓶入りの紅茶がつくお得なセットです

2017年9月にリニューアル。チョコレート専門店「加加阿365祇園店」

▲京阪電鉄・祇園四条駅より徒歩約10分。京都人の住まいと間違えるほど、祇園の街並みに溶け込んでいるお店

2014年に京都の花街・祇園にオープンした「加加阿365祇園店」は、マールブランシュのチョコレート専門店。2017年9月にリニューアルオープンし、看板ショコラの「加加阿365」に加え、新たにボンボンショコラ「きょうの宙(そら)」シリーズが登場しました。
▲加加阿365祇園店を代表するショコラ「加加阿365」(2個入り・972円)
▲京都の名所をイメージした紋様もかわいい「きょうの宙」(1個・330円~)は全30種

「きょうの宙」は、金閣寺など京都の名所にちなんで作られたボンボンショコラ。ショコラティエが各名所のイメージに合わせて、ショコラの味わいを全て変えています。
▲店内には、京都の各名所の位置に合わせてショコラを配した展示板が

例えば「清水寺」(330円)は、ビターチョコにオレンジの風味とヘーゼルナッツを組み合わせた爽やかな味わい。また「二条城」(330円)は、きなこの香ばしい風味にコク深いミルクがベストマッチ。すっと溶けたあとの余韻までおいしいショコラです。
▲最高級のお濃茶の美味しさに驚く「あさひ2016」(700円・手前)、キャラメルの風味に心もとろける「祇園」(380円)もおすすめ

京都でしか買えない、特別なショコラ。バレンタインにもおすすめですよ。
京都で生まれ、京都に育てられてきたと言っていいほど、この地と縁深いマールブランシュ。この場所だからこそ生まれた、モンブランや抹茶菓子などの魅力的な味わいを、京都旅行で体感してみませんか?
▲加加阿365祇園店限定「ちょこっとエクレア」(388円)

※記事中の価格表記は全て税込です
中河桃子

中河桃子

編集・ライター、京都出身滋賀育ち。大学在学中に京都でライター業を開始。以後、関西・東京の出版社や制作会社で、グルメ・エンタメ・街情報を中心に18年以上携わる。新しいもの・おいしいもの・興味のあることは自分で体感しないと気が済まない現場主義。今は酒蔵巡り・和菓子作り・美術鑑賞・旅にハマり中。

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