宮島で平安スタイルの「壺装束」を体験♪芸能人気分でいいねをGET!

2018.01.12 更新

年間で400万人以上が訪れる宮島は広島県を代表する観光地です。その宮島で女子の人気急上昇中なのが、平安時代の衣装をまとって散策できる壺装束体験。今回は「お姫様に変身したい」という二人に密着しての女子旅レポートです。

瀬戸内海に浮かぶ世界遺産の島「宮島」へ!

▲JR宮島口駅までは広島駅から約30分

女子旅で広島を訪れた成瀬美咲(左)さんと加藤れな(右)さんの二人はJR山陽本線で宮島観光へ。宮島へは宮島口駅から徒歩約5分の宮島口桟橋からフェリーで渡ります。
▲宮島口桟橋のフェリー乗り場。運賃は片道税込180円

フェリーは「JR宮島フェリー」と「松大汽船」の2社の航路があり、5~10分おきにどちらかのフェリーが運航しています。
▲宮島まで約10分のプチ船旅〜♪

広島は言わずと知れたカキの名産地。フェリーからカキの養殖筏や、海の中に立つ宮島のシンボル朱色の大鳥居も見ることができます。
▲鹿と3ショットの記念写真

フェリーを降りて表参道を10分ほど歩くと大鳥居が見えてきます。ここは観光客のほぼ全員が記念写真を撮る、といっても過言ではないほどの撮影スポット。鹿もいたので、一緒にパシャッ!

好みの色柄を選んで平安時代のお姫様に変身!

▲モダンな日本邸宅で、格子戸の門が目印

さらに5分ほど歩くと、観光客の喧噪から離れ、ひっそりした柳小路に。この坂道の途中に平安衣装の壺装束が体験できる「みやじま紅葉の賀(もみじのが)」があります。
▲まずは受付表の記入。対応してくれたのは所長の木村麻悠子(まゆこ)さん

壺装束の体験は予約制です。受付を済ませたら豊富な色柄の中から好みの衣装を選び、着付けをしてもらいます。
▲伝統的な有職(ゆうそく)文様の衣装が多彩に揃う

壺装束は、平安~鎌倉時代に貴族や上流武家の女性が寺社参詣の旅に出るときの装いです。京都で過ごしたことがある木村さんは「舞妓さん体験の人が歩いていると町並みが一気に京都らしくなる。平安文化が残る宮島でも、地域らしさを感じられる体験ができたら」との思いで、2014年にみやじま紅葉の賀をオープンしたそうです。
▲あっという間に平安時代のお姫様スタイルに変身

壺装束は本場京都の老舗装束店で厳選した生地で仕立てたもの。着るのが大変そうな見た目ですが、着付けの時間は1人約10分。意外に早く変身できます。普通の着物と違って帯を締めずにゆったりと着るので、冬は防寒のため、中にニットやカーディガンなどを着ていても大丈夫。「足元も袴なので歩きやすく、和装初心者だけど気負いなく楽しめそう」とウキウキの二人です。
▲笠や掛け帯など小物も忠実に再現

顔を隠すように薄い布を垂らした「市女笠(いちめがさ)」や、胸のあたりに巻く厄除けに用いた赤い「掛け帯」、御守りや薬などを入れて首に掛ける「掛け守(かけもり)」など、小物類もすべて揃っています。
▲格調高い壺装束に身を包んで宮島観光へ

今回は1時間30分の散策が楽しめる「平安壺装束プラン(1人税込6,480円)」を予約しておきましたが、時間がないときや雨で外出できないときは、室内で体験する「平安衣裳ぽちプラン(1人税込4,860円/着付け+30分)」もあります。ちなみに壺装束は3Lサイズの人まで体験可能(夏の壺装束はLサイズまで)。男性の平安衣裳「狩衣(かりぎぬ)」の体験も可能なので、詳しくはお問い合せを。
▲初めての宮島でも推奨ルートがあるので安心

せっかく散策を楽しむなら、壺装束が映える場所に行きたいもの。そこで、木村さんは1時間30分でゆっくり回れる推奨ルートを手づくり。ちょっとした観光パンフレットのようになっているので、これがあれば散策も観光も迷わずに楽しめます。なお、壺装束では嚴島神社の境内地(大鳥居周辺の海沿い、五重塔などを含む)には入れないのでご注意を。

絵になりすぎ!1200年以上の歴史がある古刹の参拝

▲宮島でいちばん古い町とされる「滝小路(たきのこうじ)」

柳小路と交差する滝小路は神官の居宅や古い屋敷がある地域で、緩やかな坂道の奥には宮島で最古の歴史を持つ寺院「大聖院(だいしょういん)」があります。
▲さっそく外国人観光客から記念撮影のリクエスト

大聖院へ向かう途中、たくさんの人に「綺麗ですね」と声をかけられ、カメラを向けられました。一緒に写真を撮って欲しいと行列ができることもあり「まるで芸能人になったような気分」と、戸惑いながらも嬉しそうな二人。特に外国人観光客は興味津々です。
▲大聖院の山門前。春は桜の名所として賑わう
▲立ち居振る舞いも慣れてきて、はんなりと境内へ
▲まずは心を込めてお参り。壺装束ならではの絵になるシーン
▲回転させるとお経を唱えるのと同じ功徳があるとされる摩尼車(まにぐるま)
▲七福神が祀られる「八角万福堂」
▲境内のいちばん奥にある「一願(いちがん)大師」は、願い事を何でも1つだけ叶えてくれるのだとか
大聖院は山に面した広い境内に様々な堂が立ち並び、あらゆる願いを一度に叶えてもらえると評判のパワースポット。普通に観光しても見どころいっぱいの場所ですが「壺装束だと引き締まった気分で参詣できて、ご利益もひときわ期待できそう」と、二人とも大満足の様子です。
▲大聖院を後にして、もう一つのおすすめ「紅葉谷公園」へ
▲ロープウエー乗り場へ続く石畳

紅葉谷公園は弥山(みせん)ロープウエー乗り場の手前。ここも観光客が多く訪れる場所なので、注目の的です。
▲朱色の欄干が華やかな紅葉谷公園の入口

紅葉谷公園は、その名の通り県内屈指の紅葉名所。秋には一面が真っ赤に染まります。朱色の橋を渡ると木々に囲まれた「四宮(しのみや)神社」もあり、壺装束にぴったりの絵になるスポットです。
▲橋の上で記念撮影に応じてポーズ

もう、この辺りまでくるとポーズにも慣れてきました。笠の垂衣(たれぎぬ)をちょっと持ち上げると、お姫様らしい可愛らしさが演出できるのでご参考に。
▲掛け帯や笠のチェックもお忘れなく

手を挙げたり大きく動いたりすると、掛け帯や笠が斜めになることも。綺麗な着姿になっているかこまめにチェックして、お姫様らしい立ち居振る舞いで過ごしましょう。写真映えも違ってしまいますよ。
▲写真もバッチリ。これでみんなからの「いいね」獲得は間違いなし!

1時間30分の散策は「あっという間」だったという二人。何しろ、行く先々で記念撮影を申し込まれるので、時間を忘れてずっとこのままでいたいほどの夢心地だったとご満悦。雅な時代に思いを馳せることもでき、まさに一生モノの思い出になったはずです。

話題の宮島グルメもしっかり堪能♪

▲飲食店や土産物店が軒を連ねる「表参道商店街」

壺装束で平安時代のしっとりした時間を楽しんだら、多くの観光客で賑わう表参道商店街へ。お腹もすいてきたので、宮島グルメのお店を探していると……
▲かわいいタヌキの顔出し看板が目印の食事処

「まめたぬき」は創業100年以上の老舗温泉旅館に併設された食事処。宮島名物の穴子やカキを使ったオリジナルメニューが味わえます
▲穴子の陶箱飯(税込1,950円)

穴子の陶箱飯は秘伝のタレをまぶした味付けご飯の上に穴子をのせて、陶箱に入れたまま蒸し焼にされています。宮島には穴子飯を提供する店がたくさんありますが、蒸し穴子を使った穴子飯を提供しているのはここだけ!
▲穴子は柔らかくてふっくらふわふわ

箸でつまんだだけでほろっと崩れるほど柔らかく、それでいて香ばしい香りがたまりません。契約農家から取り寄せた甘く粘りのある広島県安芸高田市産のコシヒカリとも相性ピッタリです。
▲かきの陶箱飯(税込1,950円)

宮島近海で育った大粒のカキをのせた陶箱飯もあります。こちらも一般的な炊き込みご飯ではなく、陶器の箱ごと蒸し上げているのでカキが驚くほどふっくら。プリップリでギュ~っと詰まった旨みが堪能できます。
▲陶箱なので最後まで熱々のまま食べることができる

店内は町家をイメージした落ち着いた雰囲気。テーブルとカウンターがあり、老舗旅館の味を気軽に楽しめます。
▲もみじまんじゅう界の「アイドル」を発見!

続いて見つけたのは、ショーケースに並んだもみじクロワッサン。略して「もみクロ」。洋菓子に進化したもみじまんじゅうです。販売しているのは、もみじまんじゅうや杓文字などの宮島土産を扱う「観光センター 鳥居屋」。
▲できたての温かいもみクロが常時6種類

もみクロはバターたっぷりのパイ生地の中に粒あん、クリーム、アップル、チョコなど6種類の味。季節限定で栗やスイートポテトなどもあります。
▲もみクロ(各税込200円)

ひとつずつ専用の型に入れて手焼きされ、あんこやクリームもたっぷり。宮島ではここでしか販売していないオリジナルグルメです。
▲生地の端までサックサク

焼きたての香ばしさとサクサクの食感で、ひとつでは止まらないほどの美味しさ。形もかわいくて、食べ歩きにピッタリの宮島アイドルです。
平安時代の壺装束とグルメで宮島の魅力を満喫した1日でした。壺装束は夏用の涼やかな衣装もあり、他にも上質な正絹の着物レンタル(税込7,560円)もしています。女子旅やデートで宮島を訪れるなら、ぜひ一度体験されてはいかがですか。観光客から写真を求められる芸能人のような気分も快感ですよ。

※壺装束での飲食や喫煙は禁止されています。
モデル:成瀬美咲・加藤れな(ウェルストンプロモーション)
廣段武

廣段武

企画から取材、撮影、製作、編集までこなすフリーランス集団「エディトリアルワークス」主宰。グルメレポートの翌日に大学病院の最先端治療を取材する振り幅の大きさと「NO!」と言わ(え?)ないフレキシブルな対応力に定評。広島を拠点に山陽・山陰・四国をフィールドとして東奔西走。クラシックカメラを語ると熱い。

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