熱海のパワースポット「來宮神社」と、とっておきの裏路地カフェをめぐるパワーチャージの旅へ!

2015.11.24 更新

熱海市にある「來宮(きのみや)神社」は、今や“日本屈指のパワースポット”として知られ、全国的な人気。本殿に向かって左奥にある御神木「大楠(おおくす)」は健康長寿・心願成就の巨樹として、毎日多くの参拝者が訪れています。來宮神社には、大楠だけでなく他にも見どころがたくさんあるんですよ。参拝した際にぜひ訪れて欲しい、古民家をリノベーションした素敵なカフェもあわせてご紹介します。

太古からの伝説を今に伝える、霊験あらたかな大楠と來宮の杜

來宮神社は、JR東海道線熱海駅から徒歩で約20分、JR伊東線来宮駅からは徒歩で約3分の場所にあります。

まずは「來宮の杜」の入り口となる、立派な大鳥居の前で軽く一礼。参道の中央は「正中」といい、神様がお通りになる道なので、なるべく端を歩きましょう。

今回訪れたのは平日の朝だったので、地元の方が散歩がてら手を合わせている姿も多く見られました。熱海の土地神様として、地元の生活に密着している神社なんですね。
朝の境内はとても清々しく、木々の間を通り抜ける風がとても爽やか。
参道の途中にある手水舎で手と口中を清め、本殿へお参りに向かいます。正式な参拝の方法は、「二拝二拍手一拝」。感謝と祈りをささげて、心静かに深くお辞儀をします。
▲丸い鼻が愛らしい狛犬。思わずカメラに収めたくなる凛々しい姿

健康長寿・心願成就だけじゃない!?
大楠にこんな意外な祈願をする人も

來宮神社は「来福・縁起」の神としてこの地で古くから信仰されています。また、大楠には「健康長寿」「心願成就」の御神徳があるそうです。

最近では縁結び祈願で訪れる参拝客が多いようですが、ほかにはどんなご利益を求める方がいるのでしょう?

宮司の雨宮盛克(あめみやもりかつ)さんにおうかがいすると、意外にも、禁酒や禁煙などの祈願をされる方も多いのだとか。來宮神社は古くから「禁酒」の神としても信仰されているそうです。
また最近は、樹齢2,000年以上の御神木・大楠の生命力にあやかって、自分自身を含め、大切な方の健康を祈られる方が多く訪れていると言います。
そのせいか、境内が優しい空気に満ち溢れているように感じますね。

さて、ついに御神木の大楠のもとへ……!
▲ビル8~9階の高さに相当する巨樹。2,000年の時を超えても衰えることなく芽吹く、強い生命力
国指定の天然記念物でもある大楠の幹の周りは23.9m、高さは約26mもあります。写真に写っている人物と比較すると、その大きさがよくわかるのではないでしょうか。

「幹を一周すると寿命が1年延命する」「心に願いを秘めながら1周すると願いが叶う」という伝説があるそうですよ。
また、來宮神社境内と大楠周辺のライトアップ事業「the Kodama Forest Project」の一環で、夕暮れから23時頃まで大楠のライトアップを行っています。杜の草木に宿る木霊(こだま)を160個の灯りで表現。とても幻想的な風景が目の前に広がります。ずっと眺めていたいくらいロマンチックですね。

御神札・お守り授与所には、願い事に合わせた約30種類のお守りがずらり

大楠の参拝が終わり、お守りやお札の授与所を見てみました。御朱印もこちらで受け付けています。
やはり縁結びのお守りが人気なのでしょうか?パステルカラーのとてもかわいらしいお守りや、スマホのストラップにもできそうなプチサイズのお守りもありますね。
宮司さんがおっしゃるには、意外なことに「疳(かん)の虫」や「浮気虫」「賭博虫」など災い除けのお守り「大楠虫除け守」を頂いて(買って)いかれる方が多いそうです。
昔の人は災い事を虫に例えました。大楠は虫を寄せ付けない防虫効果があることから、このお守りが人気なのだそうですよ。

縁結び祈願が成就したその後に、再び訪れて浮気虫除けのお守りを買う……なんて人がいるかも!?

▲大楠にあやかった災い除けのお守りは数種類あります
▲來宮神社オリジナルの御朱印帳。大楠の絵が織られた立派な表紙です。2種類あり、各1,500円
授与所を出ると、すぐ右手にオープン・カフェ「茶寮 報鼓(ほうこ)」が見えます。

こちらでは、來宮神社の神様が古来召し上がったといわれる「麦こがし」や「橙(だいだい)」などを使った「来福スイーツ」が味わえるんですよ。

鳥居近くにある神社直営のお休み処でも、来福スイーツのほか、「麦こがしソフトクリーム」350円(税込)やうどん・そばなどが食べられます。
▲熱海市などのお菓子屋さんたちが工夫を凝らして作った来福スイーツの数々。1個100円(税込)~
「茶寮 報鼓」のイートインスイーツには、季節によって変わるメニューもあります。写真右から時計回りに、「麦こがしモンブラン」500円、「麦こがしアイスと栗しるこ」600円、「静岡産だいだいのヨーグルトスムージー」500円(すべて税込)。

雷が落ちたあとも驚異の生命力で300年生き続ける、「第二大楠」を見逃さないで!

意外にも参拝客が見落としがちなのが、参道脇にある「第二大楠」。
こちらも樹齢1,300年超の巨大なクスノキで、約300年前に落雷に遭うも強い生命力で今でも青々とした葉を茂らせています。よく見ると幹の部分にまだ落雷の痕跡があります。かなり大きな落雷だったことがわかりますね。
傷ついても力強く立ち続ける、第二大楠のド根性にあやかりたいものです……!

散策のあとに立ち寄りたい、熱海駅前にある裏路地の人気古民家カフェ

熱海駅前の仲見世通りから路地を一本入ったところに、ひっそりと佇む「CAFE KICHI」。
明治~大正期の民家の鴨居をつなぎ合わせて作ったテーブルや、気鋭のデザイナーが手がけたランプシェード。そして、古い木材が醸し出すどっしりとした雰囲気と、何とも言えない味わい深さを持った調度品。古いものと新しいものが見事に調和した空間です。
▲古民家の個性を活かしてリノベーションされた店舗
▲今はもう珍しくなった擦りガラスの窓。外光がノスタルジックに映る
古い鴨居を利用した大きなテーブルがある1階もいいけれど、1人でのんびりと過ごすなら2階がおすすめ。
「昼間よりも夜のほうが、ゆっくりとお過ごしいただけますよ」と店長さん。

なるほど。一日の終わり、疲れを癒す一杯を求めて、常連客が足繁く通うのも頷けます。外の喧騒が嘘みたい。まるで別世界にいるような気分です。
ハンドドリップで1杯ずつ煎れるコーヒーは、ブレンドやモカなど4種類。ほかにもチャイやジンジャーエール、季節限定のドリンクなどがあります。

焼き菓子は、店の近くにある系列店「KASHI.KICHI」から取り寄せています。平飼い有精卵や国産小麦、てんさい糖を使用したやさしい甘さの菓子は、どれもコーヒーにぴったり。

じつは來宮神社の「来福スイーツ」に、麦こがしを使った焼き菓子で参加しているんですよ。
▲「モカブレンド」560円、チョコチップ入りの「リング スイート」250円、ホワイトチョコとドライフルーツを使った「リング ホワイト」280円(すべて税抜)
本を読むのもよし、じっくりとこだわりのコーヒーに向き合うのもよし。熱海に行ったら絶対に外せない場所になりそうです。
小林ノリコ

小林ノリコ

移動文筆家/伊豆在住フリーランス・ライター。東京・南青山の編集プロダクション勤務を経て2005年からフリーランスとなり、2015年より静岡県熱海市を拠点に執筆活動を開始。「ふらりと出かける、ゆる伊豆」をテーマに、地域の宝を再発見する取材活動と、伊豆地域を拠点に活動するフリーランス・クリエイターのネットワーク作りを行っている。

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