伊豆の大自然に囲まれた「Bakery&Table東府や」で、足湯と絶品のパンを一度に楽しむ

2015.11.12

伊豆には素晴らしい温泉はもちろん、じつはおいしくて個性的なベーカリーが数多くあるんです。その二つの魅力を合わせてしまったのが、吉奈温泉にある「Bakery&Table東府や」。この店は、足湯を楽しみながらホテルメイドのパンを味わうことができるというユニークなコンセプトで、地元のパン好きをはじめ観光客にも人気を集めています。

緑に囲まれた温泉郷で、ゆっくりと流れる時間を楽しめる憩いの場

お店は、伊豆最古の温泉と言われる吉奈温泉にあるホテル「東府やResort&Spa-Izu」敷地内のガーデンにあります。

工房を併設したベーカリーには、焼きあがったパン約30種類がずらり。天然酵母を使い小麦粉にもこだわったパンは、どれを食べようか迷ってしまうほど、一品一品の個性が際立っているんです。

シェフの経験もある職人が得意としているのは、厳選された食材を使った総菜パン。ホテルメイドならではの上質な味わいです。でも、価格はとってもリーズナブルに設定されているんですよ。
総菜パンが充実しているので、チェックアウト後に宿泊者がランチ用で購入したり、日帰りでブランチを楽しむために遠方から訪れたりする人もいるのだとか。
右手前から時計回りに「米粉のカレードーナツ」290円、黒ごま入りの生地に黒ごま入りの餡が詰まった「黒胡麻あんぱん」250円、もっちりしたライ麦パンに2種類のドライベリーがたっぷり入った「具だくさんベリーベリー」350円。「東府やブレンドコーヒー」は350円(すべて税込)。
なかでもダントツの人気を誇るのが写真手前の「米粉のカレードーナツ」。

米粉とカレー粉をブレンドした生地の中に、特製カレーソースと「クリーミーエッグ」が丸ごと1個入っています。

「クリーミーエッグ」は、ゆで卵の黄身だけを取り出し、ホワイトクリームと和えて白身の中に再び戻す……という、何とも手間のかかった一品。
黄身の滑らかな味わいがスパイスの効いたコク深いカレーソースに溶け合って、それはもう、ぴったり過ぎるほど良く合うんです。

この「ひと手間」がお客さんを虜にする味わいを生むのですね。
▲3種類のレーズンがたっぷり入った「ぶどう食パン」1斤850円(税込)。これも人気の高い商品

気軽に楽しめる足湯。大自然に包まれて心ゆくまでリラックスできる空間

セルフサービスになっているので、好きなパンとドリンクを購入したら、さっそく外のテラスへ。
正面には、吉奈の山々から流れる水を湛えた水面が揺れています。その手前にカウンターが設置されていて、足湯が楽しめるようになっているんですよ。

タオルの無料貸し出しもあるので、うっかり手ぶらで来てしまっても大丈夫なんです。

春は桜、初夏にはテラス席の頭上に美しい藤の花が咲き誇り、秋には正面に美しい紅葉を眺めることができます。
四季折々、さまざまに表情を変えるガーデンの風景。できれは季節ごとに訪れてみたいものですね。
▲足湯は熱過ぎずぬる過ぎず、とても快適な温度。
足湯やテラスだけでなく、ガーデン内のどこで食べてもOKです。

お店のおすすめは、ベーカリー横の芝生広場。ピクニック気分でパンをほおばるのもよし、パラソルの下やリラックスチェアなど思い思いの場所で楽しむのもよし。
ほかにも、せせらぎの音を聞きながらくつろげる「滝見テラス」、小高い丘の上の「霞の滝」など、ガーデン内には景色のいいスペースがたくさんあります。

あなたのお気に入りの場所を見つけてくださいね。
▲木々の向こうに川が流れる滝見テラス
▲滝見テラスから見える川と滝のある風景
▲ガーデンのパラソルの下でゆったりするのも、芝生の上に座ってピクニック気分を味わうのもいい
▲繁忙期以外の平日午前中は、とてもリラックスした空気がガーデンに漂う

ベーカリーだけじゃない!大正ロマンあふれる「大正館 芳泉」では洋食も楽しめる

ガーデン内にある「大正館 芳泉 カフェ・アールデコ」は、大正時代に電気機器会社・明電舎の会長が当時のセレブリティたちをもてなす社交場として開いた場所。

和洋折衷のノスタルジックな空間には、その時代、欧米で流行していたアールデコの様式がそこかしこに残っています。それがリノベーションされ、洋食がいただけるカフェ・レストランとして現代によみがえりました。
▲どのコーナーも個性があって素敵。すべての席に座りたくなってしまう。
ランチメニューは上から時計回りに、「ハヤシライス」(サラダ、水菓子付)1,500円、「カニクリームコロッケ」(サラダ、ご飯、お味噌汁、水菓子付)1,800円、「特製ハンバーグ」(サラダ、ご飯、お味噌汁、水菓子付)1,500円。ドリンクセットは+300円。(すべて税込)
飾られている調度品のなかには、実際に大正時代に使われていたものもあります。眺めているだけでうっとりしてしまうような品ばかりです。

残念ながら見学のみの利用はできませんが、こんな素敵な空間でゆっくりと食事やお茶をしてみたいものですよね。
▲ドラマに出てきそうな、大きなシャンデリアとステンドグラスが美しい部屋もある。
小林ノリコ

小林ノリコ

移動文筆家/伊豆在住フリーランス・ライター。東京・南青山の編集プロダクション勤務を経て2005年からフリーランスとなり、2015年より静岡県熱海市を拠点に執筆活動を開始。「ふらりと出かける、ゆる伊豆」をテーマに、地域の宝を再発見する取材活動と、伊豆地域を拠点に活動するフリーランス・クリエイターのネットワーク作りを行っている。

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