【日帰りOK】標高1,800m!万座温泉で行くべき絶景露天風呂5選

2018.02.09 更新

万座温泉スキー場でスキー・スノーボードを楽しんだあとは、ゆったり温泉で疲れを癒したいですよね。群馬県にある万座温泉郷は標高1,800mもの高地にあり、江戸時代から湯治場として親しまれてきました。今回はその中から、日帰り利用OKのおすすめ露天風呂を5つご紹介します。冬には絶景の雪見風呂も楽しめますよ。

▲「万座ホテル聚楽」の大浴場「雲海の湯」の露天風呂より

1.日本一の超高濃度硫黄泉!万座名物・空吹を望む「万座ホテル聚楽」

軽井沢の奥座敷ともいわれる群馬県嬬恋村(つまごいむら)にある万座温泉。上信越高原国立公園の中にある珍しい温泉地で、夏は登山やツーリング客で賑わいます。冬の雪景色も見どころの1つ。取材に訪れた12月初旬には、積雪15cm・気温マイナス3度を記録していました。
▲標高1,800mほどの高台に立つ「万座ホテル聚楽」。山肌はうっすら雪におおわれていました

そんな万座温泉のおすすめ露天風呂1つ目は、水上や伊東などにも温泉ホテルを運営している聚楽(じゅらく)グループの「万座ホテル聚楽」。宿泊はもちろん、日帰り入浴も大人1,000円(税込)で楽しめます。
▲ホテルは万座温泉の中でもやや奥まったところにあり、この看板が目印
▲ロビーは天井が高く開放感たっぷり。大きな窓から国立公園の雪景色が望めます

「万座ホテル聚楽」の温泉の特徴は、日本一の硫黄含有量を誇る“高濃度の硫黄泉”(万座ホテル聚楽調べ)。ホテルより約800m先にある自家占有源泉からひいた源泉100%かけ流しです。
源泉付近は硫化水素ガスが発生しているため、限られた従業員が細心の注意を払って管理しているそう。支配人いわく、源泉はレジオネラ菌も死滅するほど酸性が強いため、菌検査も免除されているのだとか。

それでは早速、 高濃度の硫黄泉を体験しに「雲海の湯」へ。
▲左側が露天1つ+内湯1つ、右側が露天2つ+内湯1つです(男女入れ替え制)
▲こちらが右側の内湯。乳白色の自家源泉の硫黄泉がたっ~ぷり♪大きな窓から望む景色も最高です!
▲こちらは露天風呂。奥まった場所にあるホテルだからからこその開放感!眼下に迫りくる大自然に圧倒されます

湯温は43.7度とやや熱め。牛乳風呂に入っているかのような乳白色の硫黄泉は、肌にすっとなじむトロトロの肌触りでした。ちょっと浸かっただけでも、体が芯までポカポカです。
▲万座温泉は5~6月ごろに一斉に緑におおわれ、冬とは違った景観が楽しめるそう。初夏の涼しい高原の中で入るお風呂もいいですね

「万座温泉ホテル聚楽」でもう1つの温泉の楽しみ方が、「空吹(からぶき)」を眼下に見下ろしながら入浴できること。
「空吹」とは昔の火山の噴火口跡のことで、雨水や地下水が水蒸気となって、硫化水素ガスとともにモクモクと噴煙をあげている様子をそこから見ることができます。
▲露天風呂から眺める「空吹」の噴火口付近。かなり危険な場所で近くまではいけないので、湯船から眺めて楽しんでくださいね
▲たっぷり温泉を楽しんだあとは、湯上り処「ゆらり」へ。無料で使えるマッサージチェアやエアロバイクのほか、万座名物「熊笹茶」のサービスも
▲雪上を走れるファットバイクも無料で貸してくれるので、周辺散策に出かけてみるのも楽しい(宿泊客のみ利用可)

万座名物・空吹と日本一の硫黄泉が楽しめる「万座ホテル聚楽」。スキーやスノーボードだけでは物足りないアクティブな人は、ぜひ訪れてみて!

2.万座温泉最古の湯宿!天空に一番ちかい絶景露天風呂「日進館」

▲万座温泉郷を見晴らす一番の高台に立つ「日進館」

続いて紹介するのが、万座温泉の中で最古の湯宿「日進館」。標高1,800mの万座温泉の中でも1番高いところに立地し、 “天空に一番ちかい癒し湯”と銘打った天然温泉(酸性硫黄泉)を楽しめます。
▲敷地内には「日本一の高地温泉」と記されたモニュメントも

こちらには展望露天風呂「極楽湯」、2007年にオープンした新館の「万天の湯」、特徴的な6つの浴槽がある「長寿の湯」、貸切風呂「円満の湯」という4つの入浴施設があります。
そのうち日帰り入浴で利用できるのは、展望露天風呂「極楽湯」と大浴場「長寿の湯」の2つ。入浴料は、2つ合計で1,000円です(税込※フェイスタオル付)。

まずは大浴場「長寿の湯」で湯めぐりを楽しみましょう!
▲こちらが6つの湯めぐりができる大浴場「長寿の湯」入り口
▲内湯には、天然木の柱がどっしり構えられ風情たっぷり。一番大きな「苦湯(にがゆ)」は、その良質な泉質から“良薬(泉)は口に苦し”にかけて命名されたそう
▲内湯の外には、露天風呂「姥苦湯(うばにがゆ)」があります。屋根がついているので雨や雪が降っても安心です
▲「滝湯」は、滝のように上から温泉が落ちてくる打たせ湯です

内湯もいいですが、やっぱり絶景露天風呂でのんびり外の景色を楽しみたいですよね!そこで、本館から外に出て徒歩2~3分の場所にある展望露天風呂「極楽湯」へ向かいます。外気にさらされてちょっと引き締まった後、ふたたび温泉であったまる……なんて、湯めぐりの醍醐味!
「長寿の湯」とセットで入るのがおすすめですが、「極楽湯」だけでも十分満喫できますよ♪
▲このような石のトンネルを抜けて「極楽湯」に向かうと……
▲絶景!夜は満天の星も眺められる標高1,800mの見晴しは、まさに極楽そのもの♪

「日進館」では日帰り入浴のほか、ランチや休憩がついたプランも用意されています。午前中はたっぷりウインタースポーツを楽しみ、午後はゆっくりランチやお風呂に入りながらゆっくりしたいという方は、ランチ+広間での休憩がついた3,780円(税込)のプランがおすすめです。
▲ランチはメインダイニング「こまくさ」にて。席数も多いので大人数で来てもOKです

ランチでは、野菜ソムリエ考案の「まごわやさしい御膳」が提供されます。“まめ・ごま・わかめ・やさい・さかな・しいたけ・いも”の頭文字をとった「まごわやさしい御膳」は、“まごわやさしい”を食べていれば長生きするという昔のおばあちゃんの教えに由来しているそう。群馬県産の食材にこだわったヘルシーな御膳です!
▲とにかく品数が豊富!見ているだけでワクワクしちゃいます♪※季節により内容は異なります
▲地元嬬恋(つまごい)産の花豆をふっくら優しく煮つけた一品など、群馬の特産品が味わえます ※一部、県外産もふくまれます

万座温泉最古の湯宿で、絶景露天風呂を楽しんだり、美味しいランチに舌鼓を打ったり。のんびり女子旅行にもおすすめです。

3.ログハウス調のかわいい露天♪ランチ&客室でゆったりできる「万座亭」

▲「万座亭」は、ログハウスのような可愛い外観が印象的

「日進館」と道を挟んで向かいにあるのが「万座亭」。約50年前に初代女将が開業した客室64室の温泉宿です。木のぬくもりがたっぷり感じられる内湯をはじめ、開放感あふれる露天風呂、ゆっくり浸かれる貸切家族風呂といった3つのお風呂が日帰りで楽しめます(入浴料:大人1,000円、貸切家族風呂45分2,160円 ※税込、フェイスタオル付)。
▲2階まで吹き抜けたエントランス。外観とは打って変わって和の趣が感じられる

早速、宿名物の「白鐵の湯(はくてつのゆ)」へ。内湯はこぢんまりとしていますが、創業当時からこの内湯を守ってきた“ヒバの木(ヒノキ科の樹木)”のぬくもりに包まれ、贅沢な時間を過ごせます。
▲初代女将いわく「お湯の乳白色は時間によって濁り方が薄くなったり、濃くなったりする」そう(写真提供:万座亭)

お楽しみの露天風呂は、内湯の右側、扉の先にあります。内湯・露天風呂ともに酸性硫黄泉で、こちらも源泉100%かけ流し。
▲リニューアルしたばかりの露天風呂は、丸太のログハウスのようでとってもかわいい♪女子グループでワイワイと入りたいお風呂です(写真提供:万座亭)

「万座亭」でもランチ付きの日帰り入浴プランが用意されています(3,780円~税込)。希望者は宿泊客が泊まる客室を別途1名あたり2,160円(税込)で3時間たっぷり利用することもできます。帰りのバスを待っている時間やもう少し万座温泉を満喫したい場合は、この日帰り入浴&ランチプランを利用してみては。
▲日帰り入浴&ランチプランでは、旬の食材を盛り込んだ「つまこい御膳」がいただけます ※入荷状況により陶板焼きに変更となる場合あり(写真提供:万座亭)
▲ランチは、2017年4月にリニューアルした食事会場で提供されます ※ランチプランでの個室利用はできません(写真提供:万座亭)
▲1名2,160円(税込)で客室利用もOK!3時間ゆっくり利用できるのは嬉しいですね(写真提供:万座亭)

創業50年の歴史を感じる内湯と、今を感じるかわいいログハウスの露天風呂♪せっかくならランチ付で、ゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。

【番外編その1】80度の酸性硫黄泉が湧き出る「万座湯畑」も必見!

「万座亭」から徒歩7~8分のところにある「万座湯畑」。こちらもぜひ万座温泉に来たついでに立ち寄ってみましょう。1日540万リットルもの酸性硫黄泉が湧き出ている万座温泉の源泉で、その温度はなんと約80度!施設ごとに独自の温度調整を行い、良質な湯として提供しているそうです。
▲源泉から噴出する酸性硫黄ガスは、少量でも吸引すると大変危険なため近寄れません。しかし、遠くからでもなんとなく硫黄の香りを嗅ぐことができました
▲万座温泉の雪質はふわっふわのパウダスノー。温泉だけでなく雪遊びも楽しみたいですね

4.カップルで絶景混浴風呂を楽しめる「万座プリンスホテル」

カップルで良質な温泉を楽しみたいなら「万座プリンスホテル」がおすすめ!こちらは全国にあるプリンスホテルの中で唯一、混浴のお風呂が楽しめる施設となっています。
▲「万座プリンスホテル」の秋の全景。美しい紅葉に包まれて絵画のよう
▲男女混浴の「こまくさの湯」。硫黄成分を多く含む万座温泉の源泉「姥湯」を使用。日帰り入浴は1,200円(税込)
▲「こまくさの湯」からの眺望。冬は一面の銀世界が広がります

「万座プリンスホテル」の最大の魅力は、露天風呂から見える広大な景色。標高1,800mに位置する「こまくさの湯」の前には遮るものがなく、大自然の絶景が広がります。「万座ホテル聚楽」から見えた「空吹」も目の前にあります。こちらから見る空吹の景観もオツですよ
▲かわいらしい湯浴み着1,080円(税込)はホテルの売店で販売しています

「混浴は初めて」という方でも安心して入れるよう、専用のレンタルバスタオル300円(税込)や湯浴み着も用意されています。2017年秋には露天風呂に目隠しの壁を増設し、より多くの方が入りやすい仕様にもなったそう。この冬は絶景とともに、カップルでのんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。
▲混浴はちょっと……という方には女性専用の「しゃくなげの湯」もちゃんとあるので安心です

5.貴重!温泉ソムリエが育てた“黄色い湯”や“無色透明の湯”がある「万座高原ホテル」

続いて、「万座プリンスホテル」から車で2~3分ほど下った場所にある「万座高原ホテル」へ。「万座プリンスホテル」と同系列のこちらのホテルにある石庭露天風呂は、8つの湯船(混浴7、女性専用1)を湯めぐりができるのが特徴。先ほどの湯あみ着をまとって、たっぷり温泉三昧しちゃいましょう。日帰り入浴料は1,500円(税込)です。※万座高原ホテルでも湯あみ着を販売しています
▲三角屋根が目印の「万座高原ホテル」
▲広々とした石庭露天風呂は、もはや温泉テーマパークにきたよう!

「万座高原ホテル」の石庭露天風呂は、湯船ごとに温泉の色が違います。温泉を管理するのは「湯守」と呼ばれる方々。今回は、そのお一人で「温泉ソムリエ」の資格を持つ干川(ほしかわ)さんにお話を伺いました。
干川さんによると「万座高原ホテル」は4種の自社源泉を持っており、それを毎日、入念な配合で組み合わせることで4色の温泉を作りあげているんだとか!
▲温泉は“育てるもの”だと力説する干川さん

干川さんは2014年まで嬬恋キャベツを作る農業を営んでいた方。「湯守」という全く異なるお仕事をやることについて「農業と同じような感じです。毎日行けば毎日違うし、毎日見てるからこそ具合が悪いとかちょっとした異常がすぐ見つかる。だからすぐに対応できるんですよね」と目を輝かせます。まさに職人技ですね!

そんな干川さんイチ押しの湯船は……?
▲季節や気温によって萌黄色に変化することもある「水晶の湯」

一つ目は、黄色が鮮やかな「水晶の湯」。源泉自体が黄色であるこちらの湯は全国でも珍しく、万座温泉では「万座高原ホテル」だけでしか体験することができません。入浴されたお客さんの多くが、この鮮やかな温泉に感動されるそう。
▲万座温泉ではここだけ。珍しい無色透明の「白滝の湯」

次におすすめするのは「白滝の湯」。源泉は万座温泉の中で唯一硫黄成分が含まれていないため、無色透明の湯なんだそう。なお、こちらの源泉は万座名物「空吹」から出ているんだとか。石庭露天風呂では4つの源泉を使用しているため、温泉成分が柔らかい湯から入浴するのがおすすめだそうです。その中でも「白滝の湯」はしっとりとしたPH値の低い強酸性なので、最後に入浴するとお肌もツルツルに!
▲ふわっふわのパウダースノーが楽しめる「万座温泉スキー場」

プリンスグループに属する「万座プリンスホテル」「万座高原ホテル」では、「万座温泉スキー場」のリフト券を持っていくと、日帰り入浴料金が500円(税込)になるお得なサービスもあります。スキーやスノーボードを楽しんだ後は、こだわりの温泉にたっぷりと浸かり、最高のひと時を味わいたいですね!

【番外編その2】万座温泉を贅沢に湯めぐりできる、温泉手形もおすすめ

せっかく万座温泉に来たのだから、湯めぐりしていろいろな温泉に入りたい!というワガママ女子の願いを叶えてくれるのが、万座温泉観光協会が発行している温泉手形。今回ご紹介した全ての宿でも手に入ります。有効期限は発行年の年末(12月31日)なので、リピーター利用にもおすすめです。
▲手形があれば1施設500円(税込)で日帰り入浴できます※手形購入時に700円(税込)が別途必要

標高1,800mの高台に個性あふれる温泉宿が凝縮している万座温泉。「万座温泉スキー場」のついでに日帰り湯を楽しむもよし、のんびり湯治に訪れるのもよし。楽しみ方はあなた次第ですよ。
takeko

takeko

普段はIT系ディレクター、時々ライター。趣味は美味しいお店開拓(でも方向音痴で、いつも目的地に着くまで一苦労)。学生時代は一人海外旅行が大好きで、現地ですぐ友達を作っちゃうタイプでした。社会人になり、全国各地へ出張に行く度に、その土地の美味しいグルメと人に会う楽しみを覚え、現在も休みがあればどこかしらに旅に出ます。最近のブームは日本酒。いつかマイボトル酒が作りたい!と思う30代女子です。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

こちらもおすすめ

もっと見る
PAGE TOP