多彩な泉質が揃う鳴子温泉で名湯とこけしに癒やされる

2015.09.02

温泉好きはもちろん、こけし好きにもその名を知られる宮城県の「鳴子温泉」。鳴子温泉の魅力といえば、なんといっても多彩な泉質。お得な「湯めぐりチケット」を使って、さまざまな泉質の温泉を楽しめます。旅の記念に、こけしの絵付け体験もおすすめ!

▲風情豊かな共同浴場「滝の湯」
鳴子温泉は宮城県北部にあり、東北自動車道古川ICから車で40分ほど。電車では、古川駅からJR陸羽東線に乗って45分ほどで到着します。

鳴子温泉駅には無料の足湯があり、到着早々、温泉地らしい雰囲気に心がなごみます。駅周辺には温泉宿に共同浴場、食事処にお土産処など、立ち寄りスポットがいっぱい。いざ、温泉街へ出発!

日帰り入浴は「湯めぐりチケット」でお得に

鳴子温泉に着いたら、まずゲットしたいのが「湯めぐりチケット」1,300円(税込)。6枚のシール付きで、宿や共同浴場ごとに指定された枚数を渡せば、日帰り入浴を楽しむことができます。現金で入るよりお得になるので、温泉めぐりには欠かせないアイテムです。

鳴子温泉郷には5つの温泉があり、鳴子温泉はそのうちのひとつ。温泉郷にはそのほか、東鳴子温泉、川渡温泉、鬼首温泉、中山平温泉があります。この温泉郷には多数の源泉があり、国内にある11種類のうち9種類もの泉質が揃う、全国的にも珍しい温泉です。

湯めぐりチケットは、鳴子温泉郷のほか、山形の赤倉・瀬見温泉でも利用OK。有効期間は発売日から6カ月間なので、時間をかけてじっくり回ってみるのもいいかもしれませんね。
▲こけしの手形付き1,650円(税込)。購入は各宿や鳴子温泉駅構内の案内センターで
今回は、湯めぐりチケットを使って「鳴子観光ホテル」と共同浴場「滝の湯」の温泉を楽しみました。「鳴子観光ホテル」は寛永年間創業、現在は18代目が受け継ぐ鳴子温泉屈指の老舗旅館。日帰り入浴は通常1,080円(税込)ですが、チケットを使えば800円相当になります。

露天風呂付きの大浴場には、硫黄泉の湯がなみなみと注がれています。この温泉は、長年、美肌の湯として親しまれているそう。ずっと浸かっていたくなる気持ち良さです。
▲鳴子観光ホテルの「静香の湯」。宿自慢の自家源泉はやわらかな肌ざわり
▲男性用風呂「源蔵の湯」もあります
一方、「滝の湯」は素朴な造りの共同浴場。鳴子温泉の御神湯として1,100年以上の歴史をもち、温泉街のシンボル的な存在です。男女別の内湯が1カ所ずつあり、それぞれに熱めとぬるめの2種類の浴槽が設けられています。入浴料も150円(税込)とリーズナブル。歴史のある温泉を気軽に楽しめます。
▲青森ヒバ造りの浴槽に白濁の湯が注がれる「滝の湯」

こけしの街で、絵付け体験に挑戦!

温泉を満喫したら、こけしめぐり。鳴子温泉街では、こけしのオブジェや壁画をあちらこちらで見ることができます。郵便ポストも公衆電話もこけし型。さすが、こけしの街です。
▲鳴子郵便局で出会ったこけしポスト
▲鳴子総合支所前の公衆電話
宮城では、鳴子系・作並系・遠刈田系・弥治郎系・肘折系と5つの伝統こけしがつくられていますが、鳴子こけしは、大きな頭と中央部がややくびれた胴、そして菊の模様が特徴。首を回すとキュッキュッと鳴ります。鳴子温泉では江戸時代からこけしが作られていたといわれ、温泉街には今でもこけし工房が数多くあります。

鳴子温泉駅から車で8分ほどの「日本こけし館」には、約5,000本の貴重なこけしを展示。こけしの絵付け体験1,080円(税込)も予約不要で楽しむことができます。
▲大きなこけしが迎える「日本こけし館」
工人さんに教わりながら、絵付けにチャレンジ!目は大きめに、口は小さめに描くとかわいい表情になるとアドバイスを受けました。自分で絵付けしたこけしは、愛着もひとしお。マイ土産にもぴったりです。
▲体験の所要時間は約30分。筆で慎重に描きます
▲絵付けしたこけしを工人さんが仕上げてくれます
▲完成品はこんなかんじ!

こけしファン必見!全国こけし祭り

鳴子温泉街では、「全国こけし祭り」が行われます。2015年は9月4~6日に開催。こけしの供養祭や奉納式、実演展示販売、こけしフォーラム・コンクールなど、こけしファン垂涎のイベントが目白押しです。

なかでも、5日の18時30分から行われるフェスティバルパレードは必見。張りぼてこけしのほか、こけし柄の浴衣に身を包んだ人々が温泉街を練り歩きます。イベントに合わせて、鳴子温泉を訪れるのもおすすめです。
▲パレードにはユニークな表情の張りぼてこけしが繰り出します
豊富な泉質の温泉と、ほのぼのした表情のこけしたち。鳴子温泉を歩いたら、心も体もいつしか癒やされていました。
加藤亜佳峰

加藤亜佳峰

編集者・記者。編集プロダクションMOVE所属。仙台を拠点に、企画・編集・取材・執筆を担当。旅行誌を中心に、情報誌やムック、書籍、パンフレットなど幅広いジャンルの印刷・出版物を手がける。

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