札幌中心部から徒歩圏の「二条市場」で丼やカニなど海鮮ざんまい!

2018.06.26 更新

新鮮な海鮮丼は札幌の名物グルメのひとつ。札幌旅行の際には、ちょっとぜいたくに朝ご飯で味わってみませんか?札幌中心部から徒歩圏の「二条市場 大磯」には、こだわりのネタを使った30種前後の丼がずらり!食後はおいしいものがたくさん揃う「二条市場」を散策して楽しみましょう。

「二条市場 大磯」でウニ、イクラ、タラバガニの3色丼!

地下鉄南北線・東西線・東豊(とうほう)線の大通駅34番出口から徒歩約5分。「二条市場 大磯」は、札幌中心部の「さっぽろテレビ塔」や「狸小路(たぬきこうじ)商店街」といった観光名所からもアクセスのよい「二条市場」内にある海鮮食堂。7時から営業しているので、朝ご飯の利用にもばっちりです。
▲札幌市の中心部を流れる創成川(そうせいがわ)を渡った一角にある「二条市場」
▲おいしそうな丼の見本がずらりと並ぶ「二条市場 大磯」入口

空いている時間を見計らい15時頃に伺ってみたものの、テーブル席は満席!掘りごたつ席に座りました。メニュー表を見ると、花咲ガニやマグロなど丼が30種以上も!どれもおいしそうで迷ってしまいますが、ここは人気が高いという「3色丼」を注文。ご飯は白米か酢飯かを選べるということで、白米をチョイスしました。
運ばれてきたのがこちら!ウニ、イクラ、タラバガニの3色丼です。
▲どーん!こちらが「3色丼」(みそ汁と漬物付き、3,760円)です

実は、同店はウニに定評があります。春は日高(ひだか)方面、冬は道東など一年を通して全道各地から仕入れており、特に利尻(りしり)や積丹(しゃこたん)などで採れる6~8月の日本海のウニが絶品!これを楽しみに、毎年夏になると訪れる常連さんが、札幌市内のみならず、道内外にもいるといいます。
提供しているのは、ほぼバフンウニ。防腐剤を用いず塩水に入れて流通する、通称「塩水ウニ」のみを仕入れており、本来の味が楽しめるのが魅力です。
オレンジ色の身は、舌触りなめらかで濃厚。ひと口食べれば、「ここに来てよかった」としみじみ感動しますよ!
一方、塩ゆでされたタラバガニは足と胴体の繋ぎ目の部分、抱き身と呼ばれる部位がのっています。よく動くので身が締まっていて、ぷりっとした食感です。そしてイクラはしょう油漬け。とろっとした味わいを堪能できますよ。

ウニとタラバガニにはほんのり塩味がついているため、まずは、素材そのものの味わいを楽しみ、それからわさびしょう油をたらす…というのがツウの食べ方です。
もし他にも何か食べたい場合は、貝付きの活ホタテや活ホッキなどの刺身、ほっけなどの焼き魚もメニューにあるので追加でどうぞ!

食後は「二条市場」でおいしいもの探し

お腹がいっぱいになったところで「二条市場」をぶらり歩いてみましょう。二条市場とは、南二条通りの「ゼンツー近藤昇商店」から、創成川沿いの「ブッチャーとまり」までのL字型に連なる22軒と、「魚屋の台所 二条市場店」「魚屋の台所 のれん横丁店」を合わせた24軒。魚屋、八百屋、珍味店などが軒を連ねています。
ちなみに「のれん横丁」とは「ブッチャーとまり」の並びにある、飲食店が集まった細い通り。「魚屋の台所 のれん横丁店」のほかは、夜のみ営業する店がほとんどです。
▲「のれん横丁」の入口

二条市場のはじまりは明治初期。漁師が石狩浜でとれた魚をここで売り始めたことを契機に次第に店ができ、13軒の商店による「十三組合」が、いまの二条市場の前身です。
近年は、札幌市民の台所として親しまれ、質のいいものを扱うことから、近場の飲食店の店主らも買い物に訪れています。

では、「ゼンツー近藤昇商店」から訪ねてみましょう。店頭にはカニやイクラが並び、店の奥には飲食店「鮭卵(けいらん)」があります。聞けば、買ったカニを「鮭卵」で食べることもできるそう。その場で味わいたい人はぜひ、ここで!
▲二条市場の端にある「ゼンツー近藤昇商店」

ホタテの貝柱ばかりが並ぶ、「長谷川昇商店」。
▲「長谷川昇商店」のホタテの貝柱。噛むほどに旨みがじんわり。天然ものが人気のようです

そのお隣の「池田商店」では、刺身用の本マグロのサクやホタテ、ツブ、ホッキなど貝類がたくさん!
▲「池田商店」はおいしそうな貝類が豊富

「カキもおいしいよ。今日出てるのは、北海道東部の厚岸(あっけし)産。生はもちろん、蒸したり焼いたりいろいろできるし、バーベキューにもいいよ!」とスタッフさん。
▲丁寧に食べ方も教えてくれました

「本間鮮魚店」は、カニが看板商品。
▲毛ガニやタラバガニを中心に扱う「本間鮮魚店」

「これ試食、食べてみて」と手渡されたのは、取材時に入荷していた北海道東部の紋別(もんべつ)産の毛ガニの足。なんと、みそまでついています。
▲これが試食!? 

口に入れると、う、うま~っ!
▲北海道のカニ、やっぱり最高!

「うちは可能な限り冷凍ものは入れないようにしてるの。こだわり持ってやってんのさ。だから、お客様にも自信を持って勧めているよ!」とスタッフの方。それにしても足1本だなんて、試食にしては贅沢ですよね?「おいしいってわかってから買ってもらいたいからね」。
▲こだわりの毛ガニは身がびっしり詰まっています

気になるお値段は、時価。取材時の毛ガニは3,000円くらいからありましたが、漁の具合や脱皮の前後によって仕入額が変わるため、いつも同じ価格で揃えているわけではないそうです。

もうひとつ隠れた人気商品だという大きなほっけの開きは、店の置くで一枚一枚丁寧にさばいて干すという自家製です。
▲あっさりした味わいの「真ほっけ」と身がふっくらとした「縞ほっけ」が並んでいました。長さ20~30cmという大きなものも!

店の奥で、ちょうどほっけをさばいていたので、お願いして撮影させてもらいました。
▲見事な手さばきで細かな骨を取り除いていきます。さすがプロ!

北海道産アスパラや夕張メロンも発見!

八百屋「寿屋丸越商店」では北海道産のアスパラを発見!鮮度がよくておいしそうです。
▲野菜や果物が並ぶ「寿屋丸越商店」

「春~初夏が旬だけど、10月までは道産品が揃うよ」とスタッフさん。発送用だというじゃがいもを手早く段ボール箱に詰めながら教えてくれました。
▲箱詰めしながら話をしてくれた「寿屋丸越商店」のスタッフさん

例年5~12月まで入荷があるという夕張メロンは、食べやすくカットしたものも売っていました。
▲カットした夕張メロン。価格は時価で、取材時は700円前後でした

「二条かに市場」にはこんな大きなタラバガニが!「身入りのいいものを買うなら、朝か遅くても昼前までには来た方がいいよ」とアドバイスしてくれました。
▲「いつもはもっと大きいのあるのに~!」とスタッフの方

そして2018年2月にオープンしたばかりの海鮮丼屋「小熊商店」では、夕張郡長沼町に本店があり、物産展でも大人気の「あいすの家」のソフトクリームを販売。ちょうど食後のスイーツが欲しかったところ!味わいながら、隣の「ブッチャーとまり」で散策は終了。
▲「舟盛りになった刺身を自分でのせて食べる海鮮丼が人気です」と「小熊商店」のスタッフさん
▲牛乳の風味豊かな「あいすの家」のソフトクリーム「チョコマーブル」(350円)。夏の間はこちらに代わり、期間限定で夕張メロン味が登場!
▲「ブッチャーとまり」では一本そのままのサケを売っていました

魚介や野菜がたくさん並び、北海道グルメの底力を感じるとともに、親しみやすいスタッフとのやりとりも楽しい時間でした。
▲二条市場内でたびたび見かけた魚屋とおぼしき少年像

今回、実際に歩いてみて知ったのは、お店で売っているカニや貝類を、食べやすいようにさばいて、保冷剤を入れてくれる店が何軒かあるということ。これまで旅行者は、市場で買ったものをお土産として持ち帰るか発送するものだと思っていましたが、ホテルの部屋で食べるのもありですよね。旅の楽しみが広がります。

おいしい札幌旅には、ぜひ「二条市場」もご活用くださいね!
※記事内の料金・価格はすべて税込です
ふみ

ふみ

フリーライター/札幌生まれ札幌育ち。タウン誌の営業・編集を経て独立。北海道全域を取材しながら雑誌、新聞、Web媒体で執筆している。企画や編集も行い、企業のコンセプトブックや顧客向け冊子などを手がけることも。インタビュー、観光、温泉、グルメ、雑貨、ファッション、コスメ、健康…と、わりといろいろな分野で書けるオールラウンダータイプ。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

こちらもおすすめ

もっと見る

関連エリア

PAGE TOP