札幌市時計台の撮影ポイントと見どころ、おすすめの楽しみ方は?

2018.07.12 更新

「札幌市時計台」は、札幌の代表的な観光名所の一つ。街中のビルの谷間に立つ美しい歴史的建造物で、見る角度や撮り方次第で魅力が倍増!さらに、建物の中もいい雰囲気で絵になるうえ、時計が動く仕掛けや歴史についてもバッチリ学べます。外見の写真をサッと撮るだけなんてもったいない!意外と知られていない映える撮影ポイントと建物内の魅力を紹介します。

▲札幌市時計台。札幌市営地下鉄の全路線が通る大通駅から歩いて約5分、JR札幌駅からは歩いて約10分で行くことができます

映える撮影スポットはここ! ~定番編~

札幌市時計台(以下、時計台)はオフィスビルなどに囲まれた街のど真ん中にあります。そのため、美しい姿の写真を撮ろうとしても、背後には何かしら建物が入ってしまいます。こればかりは致し方ないのですが、角度や撮り方次第では絵になるんです!

まずは定番の絵になるスポットを3カ所紹介します。1つ目はここ!
▲時計台の南西側、大きな道路の交差点沿いにあるド定番の撮影スポット。お立ち台もあります!

ここでの撮影のコツは、道路の歩道側から撮るのではなく、時計台敷地でしゃがんで下から見上げるように撮ること。
歩道から撮ったり敷地内で立ったまま撮ったりした場合は、時計台と背後のビルが重なってしまいます。敷地内でしゃがんで撮れば、多少ビルが写り込むものの時計台がスッキリ綺麗に見えますよ。
▲下から見上げて撮るのがポイント!

定番撮影スポット2つ目は、1つ目のスポットから少し正面付近へ近づいた場所。
▲かなり真下から見上げる構図になってしまいますが、しゃがんで撮れば背後にあまりビルがかぶりません!
▲5月下旬頃はライラックの花が咲きます。時計塔の手前に入れて撮るととっても素敵!
▲10月中旬頃の紅葉風景も絵になります!
▲背後のビルが目立たないからこそ、日暮れ後のトワイライトの風景も美しいです!

時計台正面の全景を撮る場合は、3つ目の定番撮影スポットへ。背景にビルが入りますが、綺麗に全景を見渡せるのはここだけ!
▲背後のビルが気になるとはいえ、時計台の全景がスッキリ見えて綺麗!

この撮影スポットは、時計台正面側の道路を挟んだ向かいにある「MNビル」の2階にある「時計台撮影プラザ」。屋外テラスになっていて、観光客が自由に立ち入り見学できます。
▲スペースが広いので、大人数で記念撮影するならここがベスト!

時計台の正面はほぼ真西を向いています。そのため、時計台を中心に撮影するなら午後のほうが陰になりにくく光があたりやすいので、綺麗に撮れます。
時計台をバックに自分たちの記念写真を撮るなら、建物の陰で顔が暗くなってしまいがちなので、フラッシュをつけると顔が綺麗に写りやすいですよ。

映える撮影スポットはここ! ~変化球編~

今まで紹介したスポットは、旅行雑誌やパンフレットなどにもよく登場する場面。この先は穴場の撮影スポットや、ちょっと変わった角度からの眺めを紹介します。

まずはこちら。時計台を正面に見て左側、北西側の角付近からの眺めです。
▲木々に葉がない11月頃~4月頃までは意外とスッキリ時計台が見えます

南西側に比べると木に遮られがちですが、木の枝をうまく避けて下から見上げるように撮ればこのように!
▲ビルが入らずスッキリ綺麗!SNS映えするかも!(写真のボードは現在はありません)

このあとは時計台の周囲を時計回りにぐるりと一周して、ちょっと変わった角度からの眺めを楽しんでみましょう。
▲時計台の北東側からの眺め。ここも下から見上げれば背後のビルがあまり気になりません!

時計台は東西に長い建物。西側の正面寄りに時計塔があるため、東側へ進むにつれ時計塔が見えにくくなります。
▲時計台の東側は残念ながら時計台の顔ともいえる時計塔が見えません…
▲時計台の南東側からは時計塔が見えます!角度を工夫すれば綺麗な絵が撮れそうです。陰にならず光があたりやすい午前中から昼までが狙い目!

ぐるりと一周してみましたが、究極の穴場があと1カ所あるんです。
それがこちらの眺め!
▲上から時計台を見下ろす構図が撮れる場所は珍しいです!

ここは、時計台の南側の道路を挟んだ向かいに立つ、19階建ての札幌市役所本庁舎の屋上にある展望回廊。
時計台の周囲はオフィスビルばかりなので、誰でも入ることができる市役所の展望回廊は貴重な撮影スポットです。
▲展望回廊では、時計台と反対側を見ると「さっぽろテレビ塔」が間近に!
さまざまな場所、角度からベストアングルを探してみてください!他の人とひと味もふた味も違う時計台の記念写真が撮れますよ。

※写真は一部を除き2018年3月時点のもので、周辺の建物などの変更により時計台の見え方が変わる可能性があります
※2018年6月1日~10月31日は改修工事や外壁塗り替えのため、建物が工事シートに覆われます。そのため、この期間は外観を撮影することができません。また、時計台自体も休館となります

時計台の歴史をチェック!

では次に、時計台の中へ入ってみましょう。
▲入ってすぐ右手で観覧料(大人200円、高校生以下無料)を支払えば、中を自由に見学できます
▲館内にボランティアスタッフがいる時は詳しく案内をしてくれることも!

時計台は2階建て(時計塔部分は5階建て)。館内1階には時計台の歴史を紹介する展示室などがあり、2階は明治時代の演武場を再現した展示空間であると同時に、コンサートなどイベントを開くことができる貸ホールとして利用されています。
▲まずは1階の展示室で時計台の歴史や成り立ちを勉強

時計台は1878(明治11)年10月に、クラーク博士の構想により札幌農学校の演武場として建設。3年後に米国・ハワード社製の時計が据え付けられ、概ね今の形になりました。
そのため、時計台の正式名称は「旧札幌農学校演武場」というそうですよ。
▲農学校全体の100分の1模型と当時の写真が展示されています

1903(明治36)年に札幌農学校が移転したため、時計台は札幌市の所有に。この頃から札幌市民に「時計台」と呼ばれるようになったそうです。その後公会堂や市立図書館などとして1966(昭和41)年まで使用されたのち、1968(昭和43)年より見学施設となり、1998(平成10)年からは文化財活用の一環で貸ホールとしても活用されています。

時計台の歩みを知ったうえで、2階へ行ってみましょう!

クラーク博士とツーショット!

2階のホールはとってもレトロな雰囲気。
▲まるでタイムスリップしたみたい!

2階のホールは、札幌農学校の学位授与祝賀会の時の講堂の情景を再現しているそうです。
▲座ってみると授与式に参加しているようでもあり、大学の講義を受けているような気分!?

ずらりと並ぶ椅子に腰かけると、正面にひな壇が見えます。
▲ひな壇上にはベンチがあり、誰か腰かけています

誰でしょう?近寄ってみると……!?
▲なんと、クラーク博士じゃありませんか!

ベンチの隣が空いています。
「隣、ご一緒してよろしいでしょうか…?」
▲ポーズをちょっとだけ真似てツーショット!

クラーク博士の銅像は時計台以外の地にもありますが、至近距離に並んで一緒に撮ることができるのはここだけ!絶好の記念撮影スポットです。

時計台の鐘の秘密がここに!

2階ホールには、クラーク博士の銅像がある場所と反対側に、時計塔の機械室の入口や時計の仕組みなどを紹介する展示物があります。
機械室は保守点検の人以外は入ることができませんが、室内には時計台の塔時計と同じ仕組みのものが展示されていて見学することができます。
▲1928(昭和3)年製作のハワード社製の振子式の塔時計。鐘を打つ装置はついていませんが、これを見ると塔時計が動く仕組みがわかります
▲時計塔に据え付けられている時計と同じ大きさのものを展示。文字盤の直径は167cm、針は秋田杉でできています

時計台の塔時計は、重りの力を利用した振り子式。針を動かす装置と鐘を鳴らす装置それぞれに重りを吊るしたワイヤーがついていて、4日に一度はこれらのワイヤーを人力で巻き上げているそうです。この作業を脈々と続けてきたことで、塔時計は昼も夜も休むことなく動き続けています。
▲重りは札幌市内を流れる豊平川の河原の石を利用。万が一ワイヤーが切れて重りが落下した時に建物や床を損傷しないよう、落ちてもバラバラになる小石を使用

鐘は毎正時、時刻の数だけ鳴り、一日156回鳴ります。毎時58~59分になったら、そろそろ鳴るぞと待ち構えましょう。おすすめの場所はここ!
▲鐘が鳴る時、時計塔の壁に手をつけると鐘の振動がブル~ンと伝わってくるんです!

「カ~ン」と響き渡る甲高い鐘の音。明治時代から続く伝統の音を耳だけでなく肌で感じられますよ。

最後にお土産チェック!

1階の一角には売店があり、時計台限定グッズなどがあります。
ここでチェックしたいものが、時計台オリジナルキャラクターの「とっけ」と「時計大臣」をあしらったグッズ類です。
▲「とっけ ぬいぐるみストラップ」1個463円(右)と、「とっけ巾着バター飴」1袋378円(左)
▲「時計大臣マグネット」1個270円

キャラクターもの以外で人気のオリジナル商品がこちらです。
▲「札幌市時計台紅茶」1缶1,500円。札幌の雪と市の花であるスズランをイメージしてブレンドしたというオリジナルのミルク風味の紅茶です

ちょっとしたギフトにも喜ばれそうですね!

時計台の魅力、いかがでしたか?さまざまな場所・角度から撮ってみたり、館内をくまなく見て回ったり、楽しみ方はさまざま。サッと一枚記念写真を撮るだけなんて勿体ないと思いませんか?明治時代から札幌の街に鐘の音を響かせ、時を伝え続けてきた時計台をじっくり見学しましょう!
※記事内の料金・価格はすべて税込です
川島信広

川島信広

トラベルライター・温泉ソムリエ・イベントオーガナイザー/横浜市出身、札幌市在住。北海道内の全市町村を趣味で訪ね歩くうちに北海道の魔力に惹かれ、都内での雑誌の企画営業と執筆業務を経て北海道へ移住し独立。紙媒体やweb媒体などで主に観光や旅行、地域活性をテーマにした取材執筆と企画・編集を手がける。スイーツ好きの乗り鉄、日光湿疹と闘う露天風呂好き。

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