「仙臺牛たん 貴」で味わう仙台名物の牛たん焼き
仙台の代表的なグルメとして知られる牛たん焼き。その歴史は意外に新しく、昭和初期に生まれたものでした。現在は市内に30を越える専門店が軒を連ねており、各店こだわりの牛たん焼きを味わえます。

やわらかさの秘密は仕込みにあった
そのままでは硬くて食べにくい牛たんを、「塩をふって数日寝かせる」という仕込み技術によって、厚切りでもやわらかい仙台の牛たん焼きが誕生しました。

創業から9年と、仙台の店の中では若手ですが、「一度食べるとまた食べたくなる」と観光客や地元の人の心をつかむ人気店の一つです。

肉厚な牛たんはサクッとした歯ざわりで、そのやわらかさに驚かされます。ほどよい塩加減とジューシーな肉のうまみに箸が止まりません。
こちらの店ではオーストラリア産牛たんのみを使用。安定した味の良さを求めて、牧場まで指定しているというから驚きです。
素材選びに加え、「焼き」にもこだわりを感じます。強火の炭火で一気に焼き上げることで余分な脂が落ち、たんのうまみをギュッと閉じ込めます。わずか数分の間に何枚もの牛たんが次々と焼かれる様子はまさに職人技です。

牛たんにおみ漬けをのせて食べるのが、店主おすすめの食べ方。牛たんの塩を控えめに仕込んでいるので、絶妙な塩気で食べられるそうです。
おみ漬けの食感と香りがアクセントとなり、さっぱりとした印象の牛たんを楽しめます。

麦飯をレンゲにのせ、スープにダイブさせるという食べ方も教えていただき、さっそくチャレンジ。雑炊のように変身したテールスープは、また違ったおいしさを感じました。
たんとテールのもう一つの魅力

ピリリとした辛さが食欲をそそり、麦飯のお供としても、酒肴としても合う一品です。

たんやテールを知り尽くしているからこそ作れる、そんなメニューに感服です。

「自分が教えていただいたことを、きちんと続けているだけですよ」と話す店主の姿に、仙台牛たん焼きの歴史はこうして受け継がれてきたのだと感じました。
仙臺牛たん 貴
宮城県仙台市青葉区一番町4-5-34
[営業時間]11:30~14:00L.O.、17:00~23:00(L.O.22:30)
[定休日]水曜日
022-213-3533

菊地裕子
広告営業、編集プロダクション勤務を経て、仙台を拠点に活動するフリーのライター。グルメ、観光を中心に幅広い記事を執筆中。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。
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