伊勢神宮までの餅街道で名物餅6種を食べ歩き!

2018.05.05

三重県桑名市から伊勢市までの道中には、江戸時代からお伊勢参りの旅人たちをもてなしてきた茶店の名物餅がたくさんあり、「餅街道」とも呼ばれているんですよ!そしてそれは今も変わらず、旅人や地元の人たちを楽しませています。その中から今回は代表的な名物餅6種を、伊勢神宮までの道のりに沿って順にご紹介します。

▲お伊勢参りの旅人たちを癒やしてきた名物餅

伊勢といえば「赤福」に代表されるように「お餅」を連想されるかと思います。
古くからお伊勢参りの旅人にとって、道中の茶店でほっと一息憩い楽しむ名物餅は、お腹と心を満たす格別なものだったんでしょうね。
ではいったいこの名物餅にはどんなものがあるのか、餅街道の名物餅を食べ歩いてきました。

永餅屋老舗の「安永餅」

まずはじめに、JR・近鉄 桑名駅から徒歩約3分の「永餅屋老舗(ながもちやろうほ)」をご紹介します。
こちらの名物餅は、細なが~いお餅「安永餅(やすながもち)」。
なばなの里」の名物としてご紹介した、「なばな安永餅」を販売しているお店です。
▲細長く延ばした柔らかいお餅の中につぶ餡が入った「安永餅」10本入1,180円(税込)

細長いお餅の端まで餡が入っています。弾力のあるお餅と上品な甘さのつぶ餡のバランスがいい!
地元でも、めちゃめちゃ人気の高い名物餅なんですよ。

へんばや商店の「へんば餅」

続いて伊勢市小俣町(おばたちょう)に本店を構える「へんばや商店」を訪れました。
▲1775(安永4)年創業の「へんばや商店」本店

伊勢参宮街道の最終宿場町・小俣。旅人たちは宮川のほとりにあるこの茶店で駕籠(かご)や馬を降り、小舟で川を渡ったのだそう。ここは人々が馬を返す場所だったことから、この茶店でもてなされるお餅が「返馬(へんば)」→「へんば餅」と名づけられたのだとか。
▲創業当時の面影を残す店内

店内は、清潔感があって広々としています。

お伊勢さんまであと一息、江戸時代から旅人たちが長い旅路の疲れを癒やした場所なんですね…。
今にも馬のいななきや行き交う旅人たちの話し声が聞こえてきそうです。
▲経木(きょうぎ)に包まれた「へんば餅」10個入800円(税込)

240年以上も前から親しまれてきた味は、今も変わらず多くの人を魅了しています。
▲「へんば餅」一皿2個入160円(税込)。店内で食べる場合は、サービスでお茶を出していただけます

丸いお餅の両面には、こんがりとした焼き目。…この色にそそられちゃうんですよね~。
「それでは、いただきます!」
このしっとりもっちりとした弾力のある食感がくせになる~。そして、見た目どおりの焼き目の香ばしさがたまりません!
ほどよい甘さのこし餡は、舌触りもよく、とってもまろやか。
飽きのこない素朴な味わいの「へんば餅」は、地元でも大人気の名物餅です。

鈴木翠松軒の「くうや観助餅」

つぎは伊勢市二見町の夫婦岩から徒歩約5分、120年以上の歴史を持つ「鈴木翠松軒(すいしょうけん)」にやってきました。
▲ピンクと黒のパッケージがかわいい!「くうや観助餅(かんすけもち)」3個入330円、6個入660円(ともに税込)

二代目の観助氏は皇室御用達の和菓子製造にも携わっていたそうで、四代目に継承された今も、選りすぐりの素材を使った本物の味を追求し続けているのだそう。
▲ひとつひとつ丁寧に箱詰めされる「くうや観助餅」

伊勢志摩地方では、冠婚葬祭にも利用されることの多い「くうや観助餅」。地元の人からも愛され続けているんです。
▲「くうや観助餅」は、セイロで蒸したもち米のつぶを残したお餅が特徴

まん丸で見た目もかわいらしい!ふっくらツヤツヤのもち米の、つぶつぶ感がいい感じ~。もち米の艶が生きる白・優しい色合いのピンク・伊勢茶を使った緑の3色があります。
▲店内で食べる場合は、サービスでお茶を出していただけます

つぶを残したもち米は、歯ごたえもバツグン!あっさりとした上品なこし餡を絡めながら、口の中でお餅をつくように味わいます。
ほっほぉ~!お餅と餡のバランスが絶妙~。
▲季節により、「桜あん」(春限定)、「栗あん」(秋限定)、「鳴門金時芋あん」(冬限定)バージョンの「くうや観助餅」も登場します

素材の自然な味を生かした絶品名物餅との出合いに感動です。

御福餅本家の「御福餅」&「天然氷のかき氷」

次にご紹介するのは、夫婦岩から徒歩約15分の「御福餅(おふくもち)本家」。
“伊勢・鳥羽エリアのパワースポット&ひと休み茶屋まとめ”でご紹介した御福餅本家ですが、餅街道の名物餅としても、ぜったいに外せない存在です。
▲職人さんの手によって心を込めて作られる、さっぱりとしたこし餡の「御福餅」お盆盛2個210円(税込)

御福餅本家では、名物の「御福餅」だけでなく、ふわっふわのかき氷も大人気!山梨県の八ヶ岳にある「蔵元八義(くらもとやつよし)」さんから仕入れている天然氷を使った、一年中食べられるかき氷です。
▲ブランデーが香る、大人の「御福氷 ボンボン・ショコラ」1,000円(税込)

ブランデーの豊かな香りが楽しめる「御福氷 ボンボン・ショコラ」。マスカルポーネチーズ&生クリームをホイップした贅沢クリームと、ほろ苦いココアとが織りなすハーモニーが最高です!
▲「御福氷 特選・濃厚抹茶」950円(税込)

抹茶が濃~い!
贅沢な味わいの「御福氷 特選・濃厚抹茶」も定番の人気商品です。

赤福の「赤福餅」

続いて、近鉄・五十鈴川駅から車で10分、おはらい町にある「赤福本店」を訪ねました。
▲全国的な知名度を誇る「赤福餅」を楽しめる「赤福本店」

“夏の風物詩認定!「赤福氷」”でご紹介した「赤福本店」ですが、やはりお伊勢さんに赤福餅はつきもの。
▲やわらかなお餅にさっぱりとした餡をのせた「赤福餅」。飽きのこない味わいは不動の人気!「赤福餅」8個入760円(税込)
▲広い店内では五十鈴川の清流を眺めながら、ゆったりと赤福餅を楽しめます

店内で食べられる「お召し上がり盆」210円(税込)は、赤福餅2つに加えて三重県産の香ばしい伊勢茶が付きます。

岩戸屋の「岩戸餅」

▲お多福さんが目印の「岩戸屋(いわとや)」本店

さて、いよいよお伊勢さんに近づきました。レトロな雰囲気が楽しめる神宮前おはらい町の街道沿い、内宮の大鳥居まで歩いて1分足らずのところにある「岩戸屋」本店を訪れました。
▲「岩戸餅」をはじめ、伊勢志摩の銘菓が並ぶ本店の店内

岩戸屋は、「岩戸餅」だけでなく、伊勢名物をはじめとしたさまざまなお土産物が揃うお店。本店の向かい側にはもう一軒物産店があり、こちらにはお土産物だけでなく大きな食堂もあるので、いつも多くの人で賑わっています。
▲「岩戸餅」2個入200円、12個入1,000円、16個入1,300円(すべて税込)

物産店の売店では、「岩戸餅」の試食をすることもできるんですよ~!
▲包みにプリントされたお多福さんの顔がおちゃめ!

それではお目当ての岩戸餅をいただきま~す!
きなこをまとった、ぷっくりと丸い姿がかわいいですね~。
▲あっさりとした味わいの上品なお菓子「岩戸餅」

鼻を抜けるきなこの香ばしさがGood!まろやかな甘さのこし餡と控えめな甘さのきなこがいいバランスで、次から次へと手が出てしまいます。個別包装なうえ、一口でパクッと食べられるので、ポロポロときなこをこぼさずにすむのも嬉しい!(笑)
お伊勢参りの旅人をもてなす道中食として親しまれてきた名物餅は、今も変わらず多くのお店で楽しむことができます。伊勢神宮参拝時には、ちょっと寄り道して餅街道の名物餅もいっしょに楽しんでみてはいかがでしょう?
Yukitake

Yukitake

三重の雑誌「Edge」をはじめ、さまざまな雑誌・情報誌において、グルメ・観光などの記事を執筆。女性目線の取材とソフトな文体を大切にしています。

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